昨日、久しぶりにペーパームーンに行った。
「この店も12月で25年になるんだよ。別に25周年とか大層な事はやりたくないけど、1月頃にライブやってくれない?」
と店主いっきさんに言われ、もちろん『喜んで~~』とお引き受けする。そうか、もう25年の月日が経つのか・・・。
まだ右も左もわからない頃、利樹に誘われてこの店で初めてDUOを演奏した。それまでカルテットでピットインの朝の部に出演していた私たちに、いっきさんは「ジャズは形じゃなくて、音と音、人と人との出会い、ぶつかり合いだ」と熱く語ってくれた。自分をさらけ出して、ぎりぎりのところから新たなものが生まれた。そんな一瞬をいっきさんも見逃さず、とても誉めてくれ、それが私達の自信にも繋がって行ったのだ。
ヨーロッパから来たミュージシャン達と即競演しちゃったのもこのお店があったお陰。そこから私達の世界もぐんと広がり、ヨーロッパツアー、NYツアーと海外遠征も増えていった。大切な大切な出会いの場だった。
一緒に試行錯誤しながらお店で実験的なライブを次々にやっていき、いっきさんやペーパームーンの常連たちが涙したり、いっきさんとお客が喧嘩したりしながら歩んできた25年。パーカッションの八尋トモヒロに出会ったのもこの店。一緒にトリオでオーネット・コールマン特集をやったなあ。つの犬drとも何度も演奏した。とにかく、けんとヤヒロ君が大好きないっきさん。原点に返ったつもりで1月、ライブをやりたいと思っている。
すぐ思い出話になってしまうのが、歳をとった証拠なのだが・・・w。
いっき「だいぶ前だけど、この店の前あたりで泥酔して寝転んでいたのは、永田だろう?」
利樹「えええ?そんな事してないよ。」
いっき「絶対、永田の顔だったよ。『永田君、大丈夫?』って声かけたら「あっち行って。」って言われて、俺もそのまま帰っちゃったんだけど。」
利樹「ぜんぜん、憶えがない。」
いっき「そうだよな、そうとう酔っぱらっていたから。」
紗知「本当?『あっちいって』なんて利樹だったら言わないんじゃない?」
いっき「いやあ、目に愛情がこもっていたから、あれは絶対永田君だったと思う。」
利樹「そんなはずはないと思うけど・・・」
紗知「ここ何年か、そんなに泥酔して帰った事はないよ(きっぱり)。しかも、そんな状態の利樹をほったらかしにして帰ってしまうなんていっきさんも冷たいじゃない。」
いっき「そうだよなあ。でも俺も相当酔っぱらってたからさあ・・・」
な~~んだ、酔っぱらいの単なる勘違いだったのね・・・落語の『親子酒』みたいだなw。いっきさん、飲み過ぎにはくれぐれも注意しましょう。とにもかくにも、25年おめでとう!
「この店も12月で25年になるんだよ。別に25周年とか大層な事はやりたくないけど、1月頃にライブやってくれない?」
と店主いっきさんに言われ、もちろん『喜んで~~』とお引き受けする。そうか、もう25年の月日が経つのか・・・。
まだ右も左もわからない頃、利樹に誘われてこの店で初めてDUOを演奏した。それまでカルテットでピットインの朝の部に出演していた私たちに、いっきさんは「ジャズは形じゃなくて、音と音、人と人との出会い、ぶつかり合いだ」と熱く語ってくれた。自分をさらけ出して、ぎりぎりのところから新たなものが生まれた。そんな一瞬をいっきさんも見逃さず、とても誉めてくれ、それが私達の自信にも繋がって行ったのだ。
ヨーロッパから来たミュージシャン達と即競演しちゃったのもこのお店があったお陰。そこから私達の世界もぐんと広がり、ヨーロッパツアー、NYツアーと海外遠征も増えていった。大切な大切な出会いの場だった。
一緒に試行錯誤しながらお店で実験的なライブを次々にやっていき、いっきさんやペーパームーンの常連たちが涙したり、いっきさんとお客が喧嘩したりしながら歩んできた25年。パーカッションの八尋トモヒロに出会ったのもこの店。一緒にトリオでオーネット・コールマン特集をやったなあ。つの犬drとも何度も演奏した。とにかく、けんとヤヒロ君が大好きないっきさん。原点に返ったつもりで1月、ライブをやりたいと思っている。
すぐ思い出話になってしまうのが、歳をとった証拠なのだが・・・w。
いっき「だいぶ前だけど、この店の前あたりで泥酔して寝転んでいたのは、永田だろう?」
利樹「えええ?そんな事してないよ。」
いっき「絶対、永田の顔だったよ。『永田君、大丈夫?』って声かけたら「あっち行って。」って言われて、俺もそのまま帰っちゃったんだけど。」
利樹「ぜんぜん、憶えがない。」
いっき「そうだよな、そうとう酔っぱらっていたから。」
紗知「本当?『あっちいって』なんて利樹だったら言わないんじゃない?」
いっき「いやあ、目に愛情がこもっていたから、あれは絶対永田君だったと思う。」
利樹「そんなはずはないと思うけど・・・」
紗知「ここ何年か、そんなに泥酔して帰った事はないよ(きっぱり)。しかも、そんな状態の利樹をほったらかしにして帰ってしまうなんていっきさんも冷たいじゃない。」
いっき「そうだよなあ。でも俺も相当酔っぱらってたからさあ・・・」
な~~んだ、酔っぱらいの単なる勘違いだったのね・・・落語の『親子酒』みたいだなw。いっきさん、飲み過ぎにはくれぐれも注意しましょう。とにもかくにも、25年おめでとう!