minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

ギネスに挑戦?

2007年01月28日 | ライブとミュージシャンたち
 いやあ、参った。3日前から湯冷めして高熱が出て、数少ないライブの前日に寝込む。普段なら背中にホカロンをぺたぺたやっただけで汗がでてくれるのに、今回の熱は一向に汗がでない。

 うんうん、うなって寝ていたら母親が突然訪ねてきた。「明日、ライブで会えるのに何しにきた?」「ああ、明日だったわね。ライブ。そっか~。」といいつつ、利樹が遼介の為に作ったカレーを2杯も平らげて帰って行った。帰りがけに「何かして欲しいことはない?」「じゃあ、背中にホカロンを貼ってくれる?」「いいよ。」袋から取り出したホカロンを私の背中にぎゅうぎゅう押し当てて帰って行った。よくみたら、テープになったところをはがさず、くっつきもしないホカロンを背中に置いていっただけだった・・・。

 マキさんとの大事なライブなのに...。本番のリハーサルぎりぎりまで寝ていたけど、熱は39.5度。こうなったら高熱のまま気持ち良く?演奏させて頂く。こんな事って初めて。大抵は仕事の当日になると熱も下がって元気になるパターンだったのに。果たしてサックスの音は出るのだろうか?

 人間って火事場の馬鹿力があるんだな。リハーサルをやっているうちに痺れていた手足、唇が治っていく。少し汗も出て来た。ただ、サックスを吹くときにピアノがつらい。お腹のコントロールがうまくいかないのだ。大きな音を出すのは簡単なんだけど、小さな音を出そうとすると、スカッっと音にならなかったり、途切れてしまったり・・・。

 マキさんに言われて、即効性のある薬を買って飲む。すると母親も心配してくれていたのか、早く到着し「これ、絶対に即効性があるから使いなさい。」と自分が医者からもらっている座薬を私に渡そうとする。ライブ前に座薬はやだよぉ!とお断り申し上げる。一体何考えているんだか。

 リハーサルが終了したので、近くの喫茶店に行こうとすると続々とお客さんたちがやってきた。母の知り合いがいる。「さっちゃん、熱大丈夫?」え~、何で知っているんだ?ネットより早いぞ、恐るべし母のネットワーク。

 ライブは無事に終了。マキさんは「熱が少しあったほうがいい感じなんじゃない?」とっても楽しかったわ~、って言ってもらえて本当に良かったです。途中で倒れるかと思いつつも最後まで頑張りました。それもみなさんのお陰です。しゃきっとしなくっちゃ。(こうしてブログ書く元気が少し出て来た...。)

写真提供:津田けいざぶろう