つくば実験植物園で見かけました。青森県から沖縄県まで広く分布するヤブツバキに形が似ています。ヤブツバキを交配親として、江戸時代ころ作出された園芸品種だろうと思います。花弁がやや暗い赤色をしているのが特徴です。
つくば実験植物園で撮影しました。ツバキは、日本、ヒマラヤ、中国、東南アジアに分布する常緑低木です。この品種は、江戸時代に作られた園芸品種で、八重咲きで濃い紅色の大輪の花を咲かせます。ツバキの大輪で赤と白の縞模様のツバキ「花車」がありますが、これの変化したものがこの「源氏車」だと言われます。
つくば実験植物園には各種の椿が植栽されていますが、2月頃から3月頃に多くが咲いてきます。興味ある品種について4種類ほど紹介します。最ほは「ツバキ”東京B”」と名付けられた椿です。写真のように比較的大きな花の花弁は赤を基調にして白い斑紋があります。これがなかなかおしゃれに見えます。
つくば実験植物園の庭で咲いていました。中国中・南部原産で、モクレン科の常緑高木です。ハクモクレンに似ていますが、白い花びらは大きく開花します。自生地は1500m程度の高標高地で咲き、かなりしっかりした香りがします。ハクモクレンが咲くこの時期比較して観察するのも興味があります。
茨城大学農学部の構内で毎年美しい薄紅色の花を咲かせます。天城吉野と寒緋桜の交配でできた品種のようですが、例年はソメイヨシノよりこのヨウコウが少し早く咲きますので、ソメイヨシノで桜まつりをする際・・もうそろそろだな・・と準備する頃に咲いています。今年は、天候の影響でしょうが、大寒桜や陽光の花がまだ満開を迎えないのにソメイヨシノが意外と早く咲き初めているように感じます。