和銅2年に創建されたという「稗田野（ひえだの）神社」。境内には、パワーポイントがいろいろと。

京都の西にある亀岡市。「大石酒造」で美味しい地酒を買ったミモロは、そのすぐ近くに古い神社を見つけました。

神社やお寺に出会うと、ミモロは、そこがどんなところなのか、知りたくて、必ず立ち寄ります。

「この神社は、なかなか由緒がありそうなところ…」

ここ「稗田野（ひえたの）神社」は、約3000年前に、食物や野山の神さまをお祀りし、子孫繁栄、豊穣などを祈願したのが、始まりで、大和朝廷の時代、和銅2年（709）に丹波国守大神朝臣狛磨が朝廷の命により、社殿を造営したのが、神社としての起こりと伝えられます。ご祭神には、伊勢神宮の外宮と同じ、保食命（ウケモチノミコト）で、衣食住の守り神、また山の守護神などの大山祇命（オオヤマズミノミコト）、作物の守り神の野椎命（ノヅチノミコト）が祀られています。＊稗の文字は、旧字が正式ですが、文字化けするので、この字を使います。あしからず

「日本の最初の流通貨幣の和同開珎が発行されたのは、その前の年…わーすごく古い神社なんだねー」と感心しきりのミモロです。

神社の名前から連想するのが、「稗田阿礼」。古事記編纂に重要な役割を果たした人物と言われ、抜群の記憶力をもっていたと言われます。また、実は女性だったとか、藤原不比等の別名ではないかなど、なかなか謎めいた人物でもあるようです。
この神社の境内には、この地に住んでいたという言い伝えから稗田阿礼を祀った「稗田阿礼社」があります。

学問、芸能、縁結びなどのご利益があるそう…。

また創建当時の人々が禊を行ったと言われる「和銅禊の池」の傍らに、二宮尊徳の銅像が立っていました。

「なんか懐かしい感じの銅像だねー」、そう、ひと昔前まで、小学校には、この二宮尊徳の働きながら、勉学にいそしむ像が必ずと言っていいほどありました。ミモロ、お勉強のお邪魔してはダメよー。


境内の中をアチコチ歩き回るミモロ。
次ぎに出会ったのは、大きな丸い石。
「不思議な魂石」と言う石で、岡山県産の北木石で作られたとか。「わー大きいねぇ」と。ミモロの大きさから、そのサイズがわかります。

次は、「必勝願掛け石」。
石の上には、気という文字が彫られていて、この石に両手を当てて、お願いすると叶うそう。

ミモロもすがりついて、何か熱心にお願いしています。なにお願いしたの？
「秘密だよー」とミモロ。よほど大切なことをお願いしていたようです。

「わーこのお水を飲むと、長生きできるの？」
「健康の庭 長寿の滝」と呼ばれる場所で、もちろんミモロは、一口ゴクリと。

境内には、他に、癌封治瘤の木、願い事を言いながら潜ると達成できるという「石の環くぐり」

ミモロは、何度も行ったり来たりを繰り返します。


「なんかスゴークパワーを頂いたみたい…。亀岡にこういう神社はあったとは知らなかったー」とミモロ。また、ミモロの体には、たくさんパワーが詰まったよう。

＊「稗田野神社」京都府亀岡市稗田野町佐伯垣内１　電話０７７１－２２－４５４９　亀岡駅から車で5分。
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