電車や自動車、飛行機など乗り物好きのミモロ。京都の町には、昔からのプラモデル屋さんをよく目にします。
ミモロの住む東山の三条通を少し南に進んだ東大路沿いにも「ユニバーサル模型社」という模型の専門店があるのです。
そこの前を通るたびに、ウィンドー越しに中を覗いていたミモロ。お店のガラス戸には、今注目の模型の写真が貼られています。
一度入ってみたかったミモロ…お買いものの途中で、初めて中に入ってみることに…。
「うわ~いろいろな模型がある~」店内には、箱がそれぞれジャンル別に積み重ねられています。
「ユニバーサル模型」は、70年ほど前にできたお店。つまり戦前からここにあります。交通機関が発達しはじめ、多くの人が乗り物に憧れを抱く時代に、そのニーズを先取りして始めたそう。
特に、戦後、電車や自動車の模型は、少年たちの憧れの的。京都には、昔は、各町内にこういう模型店やおもちゃ店があったそう。時代の流れで、模型ファンも減少し、また大型玩具店などの進出で、個人店は、姿を消しています。でも今も、京都には、こういう模型屋さんが残っています。
ミモロは、店に入るなり、もう夢中。
つぎつぎ箱を見てゆきます。このお店の特徴は、さまざまな模型があること。つまり電車のみだけでなく、自動車、飛行機、家屋など、模型になるものなら、なんでも揃っている感じです。
精密なゲージで縮小された鉄道模型をはじめ、「これ今年人気なんだよね~」と開業50周年を迎えた東海道新幹線の「ひかり号」のプラモデルなども。
また、世界の戦闘機の模型もいろいろ。紫電改からステルス型まで、国と時代を越えた品ぞろえ。
もちろん自動車も、各メーカーのモデルが…。懐かしい自動車に出会えます。
「レイシングカーもあるよ~」ミモロの好きな特殊車両もさまざまに…。
「ご希望の車があれば、模型があるかメーカーに問い合わせますよ。だからどうぞなんでも言ってみてください」とお店の方。
さて、今、ここのお客様は、プラモデルファンや鉄道ファンだけではありません。
ジオラマなどを、小さな町や村を作る人たちが、部品を買いに訪れます。
小さな車、踏切、駅、建物、街路樹、そして人物など、あらゆる小さなものが、そろっています。
「みんな、すごく小さくてカワイイ…よくできてるね~」とミモロ。
よく建築家が、プレゼのための建物模型などを作るためにやってくるとか。
さらに、今、外国人観光客が増えているそう。
彼らが関心を抱くのは、乗り物ではなく、日本の建造物の模型です。
旅籠、商店、町家など、いろんなタイプの建造物が、人気なのだそう。
「今、品切れになってますが、茅葺屋根の民家は、人気ですね~」とお店の方。特に欧米系の観光客は好きなのだとか。
個人旅行が大好きなヨーロッパの観光客は、自転車や徒歩で、京都の町を巡ります。そして、土産物屋ではなく、地元の商店が大好きで、よくここを見つけたと思われるお店まで、覗いています。そのパワーは驚くほど…。
日本の歴史的建造物などの模型は、箱入りなので、持ってゆくのに便利。さらに帰国して、日本を思い出しながら組み立てる楽しみもあります。そう考えると、その人気も頷けます。
日本人がお土産に…と思っているものとは、違う視線が、必要です。
特に、古めかしい店舗ほど、なぜか外国人観光客は心惹かれるよう。日本人には、関心が薄れたものも、外国人観光客には、ともかく新鮮に映るのです。今後、ますます増えると予想される外国人観光客。中国、韓国、台湾などの観光客は、やはり土産物屋さんなど新しいお店が好きなようですが、ヨーロッパの観光客は、それを嫌います。
昭和が香るお店こそ、今、注目されているといえるかもしれません。
「1日いても飽きないかも…」とミモロ。
「あ、これお友達のクリスマスプレゼントにしよう…包んでくださ~い」と、棚から見つけた品をお店の方に…。
山手線好きのお友達に贈る山手線貯金箱です。
「お金入れると、駅で聞こえる発車メロディーが流れるんだって…」と。
クリスマスにプレゼントしたい品も見つかるかもしれません。
以前は、男性客がほとんどだったそうですが、今は、女性客が急増中だそう。ぜひ、覗いてみてください。
*「ユニバーサル模型社」京都市東山区東大路通三条下ル 075-561-1524 営業時間11:00~21:00 日曜祝日~20:00 木曜休み 地下鉄東西線「東山駅」徒歩3分。三条通と東大路通の交差点からもすぐです。
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ブログを見たら、金魚をクリックしてね~ミモロより
電車、車、飛行機、船・・・それから自転車…
また、鉄道のお話ししますね~
もっと早く見つければよかった。
ミモロちゃんって鉄子ちゃんなんですか?
私、鉄道大好きです。
最近、女子でも多いんですよ・・・
また、ぜひ鉄道のテーマでブログ書いてください。
模型のお店も京都に行ったらぜひ寄ってみたいです。