ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

下鴨神社糺の森で開催中の「下鴨納涼古本まつり」。40軒を超す古本屋さんが一堂に…

2015-08-12 | イベント

下鴨神社への朝のお散歩では、まだ開催していなかった「下鴨納涼古本まつり」。午後になり、ミモロは、再び訪れました。

「わ~人がいっぱい…」
糺の森の会場には、読書好きの人たちが大勢詰めかけて、熱心に本を見て歩いています。

ミモロもさっそく書店めぐりをスタート。
この「下鴨納涼古本まつり」は、「京都古書研究会」に所属する40店以上の古書店が参加する、古本まつりとしては、最大規模を誇ります。

小説、歴史書、写真集、マンガ本、児童書など、あらゆるジャンルの書籍が、それぞれのブースに積み上げられています。

一般の書店のように、あまり内容別に分類されているところは少なく、一定の分類はされているものの、訪れる人は、興味を抱く本をまるで宝探しのように見て回ります。それも楽しみのひとつです。

京都の古書店だけに、京都関連の書籍も多く、また、古典芸能、芸術、仏教関連、歴史書などが多いのも特徴的。

「ホント、いろんな本がある~」見たことのない分野の書籍なども並び、本好きの人たちにとっては、たまらない時間がここに。


「あ、鉄道の本がいろいろある~」
 
鉄道ファンが、熱心に見入っているコーナーもありました。
 

「なんか興味ある本ありましたか?」とここに出店する1軒「井上書店」のご店主。
「はい、いろいろあって、まだ、どれにするか悩んでます…」とミモロ。

京都大学の前で65年古書店を営む井上さん。

「うちは、大学の前ということもあり、学術関係の書籍が多いですね~。まぁ。鉄道の本も結構あるんですけど…」と。

古本まつりの魅力の一つは、すでに絶版になった書籍に出会えること。
今、町にある書店は、売れ筋の本が並ぶので、絶版になった名著などを見つけることはできません。


さらに、本の価格が非常に安いこと…
「この古本まつりは、まさにお祭りですから、価格もお祭り価格です」と、他の書店の方。
単行本や全集ものでも、3冊500円など、破格の値段。「なんか作家さんがかわいそうになる価格だよね~」とミモロ。
文庫本なら1冊100円ほど。
「ちょっと読んでみたいって本を買うのにぴったり…」と、ミモロも興味が湧く本を次々に…。

会場には、宅配便で全国一律700円でダンボール箱1個が送れます。だから訪れる人は、重い本を持ち帰らなくても大丈夫。観光客の人たちも、自宅へ本が送れます。

ミモロは、ご近所なので、何度も訪れて、ちょっとづつ本を運ぶことに…。

「あ、絵本もたくさんある~」 

会場には、児童書コーナーも設置、紙芝居なども行われます。
「この絵本知ってる…」
マンガ本もシリーズで揃っています。

会場内を見回すと、来場者の年齢層の高さを感じます。40代から60代の人たちが多く、10から20代の人たちはまばらです。
書籍離れが言われる今、若者の読書離れは、顕著のよう…。

また、安価で売られるものの中に、辞書が…。今や、辞書は、パソコンの検索機能にとってかわられているのでしょう。新たに編纂される辞書は姿を消しているのです。

電車などで、一時期は、マンガ雑誌を見るサラリーマンや学生が多かったのですが、今や、みんなスマホに夢中。網棚に、マンガ雑誌を置いてゆくことなどありえない状況。

スマホでゲームをするよりは、マンガでも読んだ方が、ためになる…と、思うのは昭和世代だからでしょうか?

「たくさんいろんな本が買えてうれしい~」とミモロ。16日までの開催中、何度も通うつもりです。

会場に並ぶ本は、次々に運ばれるので、何度も訪れた方が、いろんな本に出会えます。

「ここにベンチがあるといいのに~」糺の森の木陰で、読書…きっと気持ちいいことでしょう。


*「下鴨納涼古本まつり」8月16日まで 10時~17時30分 最終日は16時まで



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