河津といえば、やっぱり温泉!ミモロも、源泉掛け流しの温泉を楽しみに、
駅から徒歩10分ほどの山間の宿「離れ家 石田屋」に向かいます。
「伊豆というと海のイメージだけど、ここは山の中ね」。宿の周囲には、緑の山が迫ります。「とても静かで、落ち着いた雰囲気。まるで隠れ宿みたい・・・」。山を渡るさわやかな風が、やさしくミモロの頬を撫でてゆきます。
旅のポイント:「離れ家 石田屋」は、明治6年創業の老舗宿。花菖蒲の宿としても知られ、5月中旬ごろから、敷地内の600坪の菖蒲園には、約500種の花々が美しさを競います。*静岡県賀茂郡河津町谷津226 電話0558-32-1001 全11室 全室源泉掛け流しの露天風呂、内風呂付き。予約、各種宿泊プランなど、詳しくはHPで。
仲居さんたちに迎えられ、宿の玄関に到着したミモロ。
ここで過ごす時間への期待が膨らみます。
「ミモロさまですね。ようこそ・・・お待ちしておりました」と笑顔で女将が迎えます。「こんにちは・・・よろしくお願いします」
「お部屋に、さっそくご案内しますね。どうぞ、こちらに・・・・」。
仲居さんに案内されて、宿泊するお部屋に向かいます。
石田屋は、離れ家タイプの宿。それぞれのお部屋が、長い渡り廊下沿いに、一戸建ての家のように建っています。
歩きながら、周囲をキョロキョロ。物珍しいそうなミモロです。
「あ!藁葺きの家がある」
古民家のような建物は、天城山房という客室。中には、囲炉裏もあり、田舎家の風情も満点です。庭には、四季折々の草花が、そっとゲストを迎えます。
「どの客室も、それぞれ造りや趣が異なっているんですよ。そして全部のお部屋に、露天風呂が付いていますから、ゆっくり温泉を楽しんでくださいね。大浴場や大きな露天風呂、サウナもありますから、そちらも行ってみてください」と、仲居さん。
「露天風呂付き?わー楽しみ・・・・早く温泉に入りたい!」。ミモロは、仲居さんを追い越しそうな勢いで、渡り廊下を歩きます。
ミモロの宿泊する部屋は、一体どんなお部屋でしょう。
渡り廊下の奥に、そのお部屋はありました。