コロナに負けるな！神事が続く[祇園祭」。神輿が並ぶ「八坂神社」。この時期だけの品々が揃う「ギャラリーちいさいおうち」

７月１日から始まった「祇園祭」。今年は、コロナの影響で山鉾巡行と神輿渡御は中止になりました。でも、京都で昔から人々が守り続けた「祇園祭」は、大切な神事。神職や氏子の人たちは、規模を縮小しながらも、今年も祭りを行っているのです。

停滞する梅雨前線が、ちょっと途切れた１４日の午後、「御神輿見に行きたい～」と言い出し、「八坂神社」に向かいました。

社務所の前には、「祇園守」と言われる白いムクゲの苗が並んでいます。

この花は、古来から「八坂神社」とゆかりの深い花で、邪鬼を祓う卯杖に用いられたというムクゲは、神前への献花になっているそう。

境内の中央にある舞殿には、毎年、７月１０日の神輿洗いの時から、１７日の御旅所への神輿渡御まで、ここに３基の神輿が並びます。
でも・・・今年は・・・「あれ？写真しかない…」

そう、今年は、神輿を動かすこと自体が、担ぎ手の密状態を作ることから、いつも神輿がいらっしゃる神輿庫からお出ましにならないことに…

「え～と神輿庫どこだろ？」と境内をキョロキョロ。「あ、あそこだ～」社務所の南側に並ぶ神輿の姿を見つけました。


「今年は、担がれなくて寂しいね～」とミモロ。でも、やはり１年に１度はお姿を拝みたい…その願いは叶いました。


まばゆいそのお姿は、見るものを圧倒する美しさ。「京都の御神輿って、本当に素晴らしい…」
　　　
錺金具をシャンシャンと揺らしながら、町を巡る神輿の迫力は、見るものの胸を躍らせるものが…
「今年、見れないのが悲しい」というミモロ。でも、毎年、担ぐ人の落胆は、ミモロの及ぶものではありません。

神輿の姿を拝見したミモロは、「山鉾町に行ってみよう～会所があるところも行かなくちゃ～」と、戦後初めて山鉾が建たない町へ…

激しい雨が降った午前中・・・そのためか、四条通には、あまり人も車も多くありません。

さて、ミモロは、山鉾が建ち並ぶはずだった四条烏丸通へと進みました。
「いつもこの時期、四条通には、長刀鉾や月鉾が建ってるんだけど…」もちろんその姿はありません。

ミモロが立ち寄ったのは、祇園祭の時期だけの限定品のお菓子や雑貨が揃う「ギャラリーちいさいおうち」です。

ここは、以前、ミモロがクリスマスに写真展をしたギャラリーで、オーナーさんとはお友達。

店内には、毎年、「祇園祭京みやげ」という、祇園祭らしい品々が種類豊富に揃っています。
　
「わ～いろいろある～」と次々に見てゆくミモロ。

「あれ？鶏鉾の粽がある～。売ってるのかな？」と近づくと…「それは、販売してません。でも、LINE公式アカウントに「ちいさいおうち」を新規登録してもらうと、抽選で当たるくじをやってます。ハズレでも絵葉書プレゼントしますよ～」とオーナーさん。


「え？当たるの？」とクジが大好きなミモロは、目を輝かせ、さっそくスマホを取り出して、QRコードを読んで、アクセスしました。


新規登録が済むと、さっそく粽が当たるくじの画面に…「あ、そこをタッチして…」と言われ、「ここ？」


ミモロがくじの画面をタッチすると、「当たり画面」が提示されました。「あ！当たった！」とビックリするミモロ。


「さすがミモロちゃん、すごいね～しっかり当てて…」と、「うん、まぁね～」と鼻を膨らまします。

「はい、どうぞ～」と渡された鶏鉾の粽。実は、この場所は、鶏鉾のご町内…今年は、粽授与は行わない鶏鉾ですが、ご町内の方々にだけ特別に授与された粽なのです。「わ～貴重なものだね～。うれしい！」と喜ぶミモロ。

「この絵葉書なぁに～」と「それは、ハズレのプレゼント・・・ミモロちゃんは、粽当たったからダメだよ～」と。「あ、そう…」


ぜひ、ホームページにも、LINKのQRコードが載っています。お友達になって、粽くじにトライしては？ただし、当選した場合、ギャラリーに来ないと、粽はもらえません。「郵送はしてないんだって～」とミモロ。

「あ、アマビエの八つ橋売ってる・・・これ今、人気なんだよね～」と、ミモロも１つ買うことに…


今の時期しか買えない品々がいっぱい。ぜひ、訪れてみては？「祇園祭」の気分に浸れます。



「ギャラリーちいさいおうち」京都市下京区四条室町角鶏鉾町４７８　　☎０９０－９９７７－１５５９　「祇園祭京みやげ」は、７月２４日まで開催。１１時から１８時　会期中無休


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