「よかった~間に合った~」とミモロがこの日訪れたのは、滋賀県大津市の「大本山 石山寺」です。

「石山寺」の名前の由来でもある天然記念物の「硅灰石」の巨石が聳える本堂の横。ゴツゴツとした石を優しく包むように赤い紅葉が見られます。
11月27日まで、「石山寺」では、夜17:30~21:00、境内でライトアップが行われています。

ミモロは、それを取材しに早めに到着し、お寺の許可を頂き、ライトアップが始まる前の時間帯に入れて頂きました。
重要文化財の「東大門」には、深紅の楓の葉が枝を伸ばしています。

ライトアップの前にお寺は一時閉門され、参拝者の姿がない境内をミモロは、急いで奥へと向かいます。

「この参道も、もうすぐライトアップされるんだよね~それも楽しみだね~」
参道沿いにも紅葉のポイントがいろいろ。

「ここもあとで、来よう~」と、自然光での紅葉の色を目にしながら…。
まずは、一目散に「本堂」のある山へ上がります。

静寂が包む境内…夜の闇が包む前に撮影を急ぎましょう。
「うわ~なんかいつもより迫力感じる~」と、巨石を前に、思わず声が…。

大きな石が、いっそう迫ってくるような景色…赤い紅葉と黒っぽい石のコントラストがそこに…。
「上の方からも眺めよう~」とミモロは、巨石に沿って、さらに上へと進みます。
途中「あれ?なんか光ってる…」と石の表面を見ると…

そこに光っているのは、一円玉などの硬貨が、石の凹凸に貼り付けられて、それが光っているのです。
参拝者が、願いを込めて、貼り付けたものだそう。お寺では、折を見ては、それらを集め、お賽銭として納めるそう。
さて、石段を上って、石の上に到着です。そこからの眺めも心に沁みる景色です。

もう少し経つと、夜の闇の中にライトアップされ、今目の前に広がる景色も、また異なった趣になることでしょう。
でも、まず今は、夕暮れ時の「石山寺」をじっと見つめるミモロです。

「ここ赤い紅葉が多いね~真っ赤な葉っぱがいっぱい~」と、落ち葉の上を歩きます。

そもそも「石山寺」は、昔から紅葉の名所として知られた場所。
京の都から、皇室関係者も多く参拝しています。「紫式部もこの紅葉見たのかな?」とミモロ。う~彼女が、どの季節に来たのか、よくわからないけど…もしかしたらね…(知らんけど…)
本堂には、紫式部の人形が、今もじっと机に向かっています。

11月30日まで境内の「石山寺豊浄殿」では、「石山寺と紫式部展」を開催中。こちらは、夕方16時まで。ライトアップの時間帯は入館できません。
「あ、提灯に光が灯り始めたよ~」

ライトアップのスタートまでもう少し…。
ミモロは、本堂のご本尊の如意輪観音さまの前に座って、しばし静かな時間を過ごします。
いろいろなお寺を参拝しても、お賽銭を納め、合掌して、すぐにその前を立ち去ってしまうもの。ご本尊の前に座って、心鎮める時間は、なかなか持てない貴重な時間になりました。
「お寺に行ったら、本堂の片隅でもいいから、しばらく座っていたいね~」と、最近、月1回「聖護院門跡」の止観体験(坐禅)で、静かに座ることを学んでいるミモロ。他の参拝者のお邪魔にならないように気遣いながら、しばし座ることを心がけるようになりました。
本堂の縁側は、眼下の紅葉を眺めるポイントのひとつ。

「もうすぐ始まるね、ライトアップ…」
はい、一気に夜が「石山寺」を包み込み、境内には、楓を浮き上がらせるライトの光が点灯しました。

*「石山寺」の詳しい情報はホームページで
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