毎年、見事な桜が楽しめる日本庭園、鞍馬二ノ瀬の「白龍園」。今年は、昨年にも増して、すばらしい景色を見せてくれました。

外出自粛の要請のため、積極的に観覧者への呼びかけを控えているというオーナーの青野さんです。
そんな状況にも関係なく、桜は変わらず美しい姿を見せてくれています。


春、夏、秋と1日観覧者の人数を限定して特別公開している「白龍園」。
今は、コロナの感染を危惧し、濃厚接触を避けるように、入場制限をしているところがありますが、ここは、開園当時より、厳しく入園人数の制限が行われてきました。「それは、いらっしゃる方々に、ゆっくりと静かに景色を楽しんでいただくためと、実は、園内の苔を守るためなんです」と話された青野さん。

ここは、苔の種類も多く、苔好きには、たまらない場所なのだそう。
ミモロも苔を踏まないように、山に整備された道を歩き、園内を楽しみます。

「やっぱりここからの眺めが、一番好きなんだ~」と、山の中腹に立つミモロ。そこは、お気に入りの場所です。

ミモロが、景色に見とれていると、「あれ?誰か見てる…」

「ミモロちゃん、記念にお写真いいですか?」と声をかけてくださったのは、京都の情報をブログでお伝えしている「アマデウス」さん。

とても京都に詳しい方で、ミモロにもいろいろアドバイスをしてくださいました。「ここに来ると、不思議にミモロを知ってるっていう人に会うんだよね~」と、偶然の素敵な出会いがうれしいミモロです。
そこからトコトコとお庭を歩いていると、「あ、ミモロちゃん~」と、また声がかかります。

「わ~久しぶり~」とミモロも駆け寄るのは、いつもお庭をお世話しているスタッフの方。
ここで、お庭をお世話していらっしゃるみなさんに会うのが、楽しみなミモロです。

「ミモロちゃん、鹿威し見た?」と。「あ、道のわきにあった大きなの?」とミモロ。

「そう、それ~。あれはね、私が作ったの~。大きな音が出るから、鹿よけになってるみたい~」と。そう、山には、鹿が生息していて、木の芽を食べたり、植物に被害を与えることも。でも、この鹿威しでその被害がなくなったのだそう。
「今年の桜が見事なのは、スタッフのみんなが、一生懸命に手入れをしてくれたからなんですよ」と、オーナーの青野さん。
この日も苔に生えるほかの草を丁寧に抜く作業をなさっていました。「ミモロたちが、お庭を楽しめるのは、公開されない時期に、たくさんの作業をなさっているからなんだ~」と、桜を見上げて思うミモロでした。
「ミモロちゃん、ちょうどいいお花が落ちてる~はい、どうぞ~」と鳥がついばんだのでしょう、桜の花が茎から落ちています。

「ありがとう…」と桜の花を受け取ると、ミモロは、マスクのゴムに挟みました。

「わ~ぴったり、可愛い~」「え?そう?」とポーズをとるミモロ。素敵なマスク飾りに…。
「バイバイ~またね~」と手を振りお別れ…「また、いらっしゃいね~」。いつまでもミモロを見送ってくださいました。

マスクの花飾りを付けたミモロは、小雨降る「白龍園」を後にしました。

今年も、鞍馬の山を彩る桜です。来春は、きっと多くの方に見てもらえることでしょう。

*「白龍園」の詳しい情報はホームページで
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