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ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

大徳寺東側「古美術 鐘ヶ江」。まるで美術館のよう…動物をモチーフにした見事な美術品の数々

2019-05-23 | アート

毎月のように訪れる京都の北に位置する紫野エリア。「大徳寺」の東門の向かい側に、モダンな雰囲気のお店があります。
「ここギャラリーかなぁ~。なんか素敵なものが並んでる~」と、モダンな佇まいのお店の外から中を覗くミモロです。
 
ここは、「古美術 鐘ヶ江」。昨年9月にリニューアルしたお店は、それ自体がアート。

店内には、竹芸 田辺竹曇斎による竹と花のインスタレーション作品が.


「あの~拝見してもいいですか?」と遠慮がちに声を掛けるミモロ。「はい、どうぞ、ご覧ください~」とここの三代目となる鐘ヶ江英夫さん。おじいさまの代から、古美術商をなさっているそう。

まるで美術館のような店内。
ここに並ぶのは、江戸から現代の時代を超えて、人々に感動をもたらす名工たちの作品です。

彫刻、金工、漆芸、七宝などさまざな分野で活躍する名工たちの見事な作品。
 

「すごい~どれも感動しちゃう・・・」と目を凝らして作品を見つめるミモロです。

展示されている作品で、ミモロが心惹かれたのは、動物などをテーマに作られたもの。
織部向付 四代清水六兵衛 浅井忠図案には、フクロウやアヒルなど動物の姿が。

「チョウチョの図案だ~」乾漆蝶蒔絵手箱漆芸のまばゆさに感激。

「これアザラシだよね~」金工による作品は1930年代のもの。

「かわいい子犬もいる~」こちらも金工、1910年 高橋凌雲の銅子犬置物です。

「すごい大きい~オオサンショウウオだよね~」迫力ある金工による作品にもビックリ。

ミモロが拝見している間も、次々に外国人観光客の方々が店内へ。
その方々が必ず足を止める作品が、こちら・・・
「ミッキーマウス?」とミモロも思った形です。これは1800年代の七宝苔盆で、そばの表示にも「有名なネズミの形の七宝苔盆」とあります。「でも1800年には、まだミッキーいないはず~」とミモロ。時代を超えて、この形はネズミの形なのかも…。

さて、ここが美術館と違うのは、すべて購入が可能だということ。表示にはもちろん値段はありません。
「本当に気に入って、その価値がおわかりになる方がご所望されるものなので~」と鐘ヶ江さん。

ふらりと訪れて、気軽に購入できるものではないよう。もちろん美術品コレクターにとっては、ここを訪れると素晴らしい出会いに恵まれ、即決でお求めになる方も・・・・。
「お探しの作品や作家などがございましたら、お気軽にお問い合わせください」とのことです。

ミモロは、とても畏れ多くて、ただ拝見するのみ。

「でも優れた美術品が、目の前で拝見できるって、素晴らしかった~」と感激しきり。
日本人観光客にとっては、かなり敷居に高い古美術商。京都には、本当にたくさんあります。
そこで扱う品々もいろいろ。「美しいものを目にするって、なんか心が豊かになるね~。どうもありがとうございました」と、お礼を言って店を後に・・・。
「すてきな中庭~」と店の雰囲気に心和むミモロでした。

*「古美術 鐘ヶ江」の詳しい情報およびお問い合わせはホームページで

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