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ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」などを務めたライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。

組み木デザイナー小黒三郎さんの作品がならぶ東山三条の「Sabu Oguro kumiki shop]

2019-12-11 | アート

「ここなんのお店だろ?」ある日ミモロは、地下鉄東西線「東山駅」から、三条通の北側を走る道を歩いていました。ここのあたりには、古い町家が軒を連ね、ゲストハウスなども多い場所。
 
町家の表には看板があって、組み木ショップとあります。

表の格子から中を覗いてから、ドアを開けて店内へ。「こんにちは~」

「わ~かわいい木のおもちゃがいろいろある~。知らなかった~」と、目をパチクリさせるミモロです。
 

「いらっしゃいませ~」と奥からこのお店を運営する「遊プラン」の代表取締役の今井さん。

「あの~どういうお店なんですか?」と興味津々のミモロ。
「はい、ここは、組み木デザイナーの小黒三郎さんの作品を展示販売する直営店なんです」と。
小黒三郎さんは、多摩美術大学を卒業後、盲学校などで教具づくりを始めます。子どもたちが安心して遊べる遊具は、さらに発展。ブナ材などを使い、木の無駄がない組み木遊具などを製作。そのデザイン性の高さは、国内外で高い評価を得、数々の個展や組み木の指導をはじめ、作品を展示するギャラリーなども開設されています。

「すごいかわいいし、すごく考えられてる~」と、作品を見て感激するミモロです。
 
バラバラに展示しても、組み合わせて展示しても、そのバランスの良さが、デザインのすばらしさから。

「あ、ネズミの組み木だ~新年の飾りに素敵~」


クリスマスの飾りもあり、なんとも心温まるデザインです。
 
「クリスマスプレゼントにいいかも~」と思うミモロです。

キュキュ~ミモロが壁の飾りで遊びます。
「わ~面白い~」と、なんども遊ぶミモロ。

また、金太郎は、すっぽりと木のケースに収まります。「出して飾ると楽しいよね~おかたづけの練習にもなるかも~」


箱にピタリと収まるのは、実は雛人形も同じ。
 
段飾りの雛人形は、丸い重箱のような中にすっぽり。「しまう場所取らないね~」とミモロ。

実は、このショップ、来年の2月上旬で一時閉店されるそう。
「本社は、兵庫県の西宮にありますが、インターネットでもお求めいただけます」とのこと。

「わ~もっと早く来ればよかった~」と、残念がるミモロ。

「これかわいい、集めちゃおうかな?」小さな動物の木の遊具は、ブナの木片で作られたもの。「110匹の動物」というシリーズで1こ500円でした。
「これください~」
ミモロのお小遣いも買える品。まずは、大好きな魚から集めるよう。

ぜひインターネットで作品を見てください。きっと気に入る作品に出会えるはず…プレゼントにもしたい、品々です。

*「遊プラン」の詳しい情報はホームページで
[sabu ogura kumiki shop]京都市東山区石泉院町405-2 075‐746‐3114 営業日は、土日のみ12時~17時
12月は営業しています。


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13日まで「渉成園」で開催される京友禅アーティスト「亀田和明 染めと箔・色と輝きの世界」

2019-10-12 | アート

台風19号が日本に接近している11日。ミモロは、お友達といっしょに東本願寺の「渉成園」へ、お友達の京友禅アーティスト亀田和明さんの個展「JAPAN MODERN ART in 京都渉成園 亀田和明 染めと箔・色と輝きの世界」へ出かけました。
 
京都駅からも歩ける場所にある「渉成園」は、東本願寺の飛地境内地で、三代将軍徳川家光から寄進された土地にあります。そこに、承応2年(1653)に建てられた、東本願寺の十三代宣如上人が退職後過ごす隠居所です。

「ここだ~」大きな建物の玄関から会場になっている座敷へと上がります。


入口から、亀田さんの作品が展示され、ミモロは、ひとつずつ見てゆきます。
 
亀田和明さんは、京友禅アロハシャツで有名な「Pagong(パゴン)」の「亀田富染工場」の会長で、社長を退いた今、京友禅アーティストとして、精力的に数々の作品を生み出しています。

伝統の手描き友禅の技法をはじめ、独自の技法により生み出される独創的な作品が、注目されています。
金、銀、アルミニウム箔、そして夜光る反射箔などを用いた作品は、独特の輝きを放ちます。

ミモロが京都暮らしを始めた頃からのおつきあい。「あ、亀田さんだ~」ちょうど取材を受けている最中。

「お邪魔しちゃ悪いから、他の作品見てよう~」と・・・
 
「なんかいろんな作品がある~」そう、友禅の古典柄をモチーフにしたものから、抽象的なモダンな作品、またかわいいイラストの作品など、本当に幅広い作品です。

取材が終わったところで、「こんにちは~」とご挨拶。「わ~ミモロちゃん来てくれたんだ~」と、いつもちょっと照れながらミモロを抱っこしてくれます。

「なんで、この場所で個展を開くことになったの?」とミモロ。「それはね、以前ここでエルメスなどの展示会を見て、ぜひここで個展をやってみたいと、ずっと思ってたんです。ご縁があって、それが実現したんですよ」と亀田さん。

今後、海外での作品展も計画なさっている亀田さん。日本の伝統の技と美意識を、広く海外に伝える活動を進めてゆかれるそうです。

「なんかミモロのお友達って、みんなすごく活躍するようになるんだよね~」とミモロ。これは、最近、伝統工芸の職人さんたちにも言われていることで、やはりミモロは、福招きネコのようです。

「あ、ミモロちゃんじゃない?」と声をかけてくださったのは、さっき、亀田さんにインタビューをなさっていた「産経新聞」の記者さん。「前にもあったことあるね~」と久しぶりの再会に喜びミモロです。
「どうしてここにいるの?」と記者さん。

「亀田さんって、ミモロのお友達なの~。素敵な作品でしょ。すごいね~」とミモロ。
 

「この子、有名なんですよ~」と今度は、亀田さんが、ここ「渉成園」を担当なさっている東本願寺の方にミモロを紹介。
「え~そうなんですか?」とミモロを見て、ちょっと不思議そうな表情。「まぁね~」と鼻を膨らますミモロです。

「ところで、この作品、『渉成園』ですよね~」と亀田さんに尋ねます。
「そう、ここに初めに来たとき、この石垣がすごく印象的だったんで、描いてみました」と。
 
いろいろな形の石を巧みに積み上げた石垣。それを亀田さんの感性でパワフルに描いています。「丸いのは臼ですよ~」と、「渉成園」の方に教えてもらったミモロです。

「ここには、徳川家ゆかりのものも多いんです」と、教えて頂いたのは、ここの庭を作った石川丈山の書と、徳川慶喜の書。
 
それらが、座敷に飾られています。「気づかなかった~」とミモロ。
「どうぞ、園内を楽しんでくださいね~」と、笑顔が素敵な「渉成園」の方に言われたミモロです。

亀田さんの作品を鑑賞したミモロは、その後も作品の前で、見惚れています。


「じゃ、そろそろお庭に行こうかな~」と廊下を玄関に向かって歩きます。
 

外に出ると、そこには、亀田さんの描いた「風神・雷神」がペイントされたフェラーリが。

「すごく目立つ車~」

亀田和明さんの個展は、13日まで、12日も開催されるそうです。見応えがある作品展です。

さぁ、お庭を拝見しましょう。


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[高橋徳」のギャラリー「YDS]で9月22日まで開催される木工作家戸田直美さんの「木の器」の企画展

2019-09-18 | アート

京都および各地で活躍するアーティストのイベントを行う新町二条にある友禅の染工房「高橋徳」のギャラリー「YDS]に出かけたミモロ。
「なんか久しぶり~」
 
「こんにちは~お邪魔します~」と中へ。
「3階のスペースにみんないますよ~」と言われ、さっそく階段を上がって3階へ。

「あ、ミモロちゃん、久しぶり‘~ようこそ~」と迎えてくださったのは、「YDS]を主宰する高橋周也さん。
「こんなスペースできたんだ~。知らなかった~」とキョロキョロするミモロ。
「そうね~2年くらい前から、今まで集めて来たもので、キッチンを作ったんですよ~」と高橋さん。
業務用のシンクをはじめ、ヨーロッパで使われた機械の一部だという厚い木材は、カウンターに変身。高橋さんの鋭いセンスで選び、集められた品々でできたキッチンです。
「ここ、カフェになってるの?」とミモロ。「いいえ、イベントの時だけ、おもてなしのお茶出したり・・・カフェじゃありませんよ」と。「え~カフェだったらいいのに~」とミモロ。「そういうお声も多いんですけどね~」
時々、知り合いの料理人さんたちと、食事イベントなどもなさるそう。プロの料理人が使える、まさにプロ仕様のキッチンなのです。

キッチンの前には、大きなテーブルがあり、そこにお付き合いのある陶芸家さんたちの作品なども置かれています。
  
「なんかアンティークのお店みたいな感じもするね~。あ、メダカもいる~」と、いろんなところを覗きまくるミモロです。

「ミモロちゃん、あっちのスペースに木の器の展示がありますよ~。そっちへどうぞ~」と高橋さん。
「あ、そうだった~」とミモロは、展示スペースに移動します。

 
「わ~いい感じ~すてき~」とそこに並ぶ木の器に思わず声を上げます。

「いらっしゃいませ~」と、この木の器を作られた木の工房「potitek」を主宰される戸田直美さん。

「あの~この器どこかでみたことある感じ・・・」とミモロ。実は、戸田さんは、東山三条のサロン&バー「うえと」のマスターの奥さまで、以前、そこで展示会があったとき、ミモロは訪れているのです。現在、そこでは、木工のお教室もなさっているそう。

温もり漂う木の器。ミモロも大好きで、家でも木の器やスプーンを使っています。
 

クヌギ、栗、桜など、さまざまな木の自然な色合いを活かした器が並びます。ひとつひとつ鉋やノミで削りだされたフォルムには、木と手の温もりがあふれています。
今回の展示のテーマは、「picnic~おそとに連れだしたくなる器~」です。大きなバスケットに木の器を入れて、外で食事を楽しむひとときをイメージしたもの。

「わ~ミモロサイズのお皿・・・これなぁに~」と、小皿をみたり、スプーンを首から下げて…
 
「ミモロちゃん、それはコーヒーの粉を測るスプーンですよ」と戸田さん。「あ、そうなんだ~」

木の器以外にも家具や雑貨もありました。
「これ積み木だって~」作業していて出た廃材を活かして作った小さな積み木。戸田さんのお子さんが、穴の開いたものに興味を示す様子から、生まれた積み木。「なんか面白い~」とミモロも夢中に。

「これいいなぁ~」と座るのは小さなスツール。子供の椅子だけじゃなく、お花などを置いたり、インテリアとして使いたくなります。


「ミモロちゃん、よかったらお茶どうぞ~」と高橋さんから声が…。
「は~い」とミモロは、キッチンスペースの前の大きなテーブル。

「こういう雰囲気が素敵~」と…

素敵な作品や品々に出会ったミモロ。「いいなぁ~こういう感じ好きなんだ~」と。


木工作家、戸田直美さんの企画展は、9月22日までです。


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チーク無垢材の手づくり家具をはじめ、アンティーク家具や雑貨など、。二条駅そばの路地奥にある「Artifact 3D]

2019-09-13 | アート

二条駅そばの路地奥に見つけた「Artifact 3D]。
「ちょっと覗いてみよう~」とミモロは、ショップのドアを開けました。
 
「こんにちは~」


店内は、吹き抜けの天井の上まで、いろいろな家具や雑貨が積まれています。
  
「わ~いろんな素敵な家具がいっぱい~」とミモロは、店のあちこちを見て回ります。

「いらっしゃいませ~」とお店のオーナーの中川さんと瀬戸さん。
「あの~前にも会ったことありますよね~」と。「もしかして、前に三条通にお店ありました?」とミモロ。そう、2年前に、この二条駅のそばに移転なさったのだそう。
「やっぱり~そんな気がしたんだ~」とミモロ。

ここにあるのは、チークの無垢材による手づくり家具やアンティーク家具や雑貨をなども・・・。英国調のアンティーク家具とは、ひと味違うアジアの雰囲気が漂うのはチーク材の家具です。自社でデザインし、インドネシアの提携工場で手づくりされたものは、木の味わい漂い、どこかレトロな感じで、比較的リーズナブルな価格も魅力です。

アフターサービスもあり、修理などをお願いしたいという人にも対応しています。
「一生付き合える家具なんだ~」とミモロ。

「わ~なんか懐かしいレトロな品がいろいろあるね~」レコードを掛ける蓄音機や古いタイプのオルガンなども。
 

ここには、若い方も大勢訪れるそう。昭和生まれの人には、なんか懐かしいという思いのものも多くありますが、平成生まれの人たちにとって、ここはワンダーランドなのだそう。見たことがないものがいっぱい…。

「これ、前からいいなぁ~って思ってたんだ~」とミモロが指さすのは、家具につける取っ手の部分です。真鍮製のいろいろな形の取っ手は、家具などに取り付けると、グッと雰囲気が代わりおしゃれに・・・
 
「古い家具があったら、こういうのつけた~い」と思うミモロです。

広い店内・・・「もっと奥があるんだ~」とさらに進むミモロ。ミニチュアの品もありました。「これミモロサイズ?」
 
「これもミモロにピッタリだよ~」小さなビリヤード台もありました。


アジアの雑貨も扱っていて、それにも興味津々のミモロです。
  

さらにミモロが「これピッタリ~?」というのは、大きな鈴。
ネコに鈴は似合いすぎる・・・。

時間が過ぎるのを忘れてしまうほど、興味をひくものがいっぱいのお店です。

「また来ま~す」と、手を振ってお店を出たミモロ。
町歩きをしていると、素敵なお店に偶然出会う・・・それが楽しい京都です。



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書道家 遠藤夕幻さんが描いた屋根の龍体文字。さまざまパワーがあるという神秘の文字

2019-09-01 | アート

夏のある日、ミモロは、お友達の出張料理家の三田清美さんと位牌作家の三田一之さんのお宅がある比叡平にお邪魔しました。
「ミモロちゃん、よかったら屋根に上がってみて~」と三田清美さん。
「え?なに?」と、ミモロは、不思議に思いながら、梯子から屋根に上がりました。

「わ~なに?これ~なんかすごい!」とビックリ。屋根には、大きなサークルが描かれ、そこに不思議な模様が書かれています。

実は、この文字は、龍体文字というものだそう。なんでも中国から漢字が伝わる前にあった文字で、「神代文字」ともいわれるものだとか。このサークルは、フトマニ図というもので、宇宙を示しているそう。そして30種類ほどある文字のひとつひとつに意味があり、パワーがあるそう。

さて、この文字に魅了され、それを彫り込んだペンダントなどを製作なさっているのが、現代の位牌を提案する「位牌の森」を主宰する位牌作家であり、彫刻家でもある三田一之さん。そして、今回、屋根にその文字を描いたのは、書道家の遠藤夕幻さんです。


ひとつひとつ心を込めて製作されたペンダントは、毎月、鹿ケ谷にある「安楽寺」での「くさの地蔵縁日」で求めることができます。
現在、とても人気で、売り切れになることもしばしば。

なんでも、いろいろなパワーがあるといわれる龍体文字を、家を改築したのを機に、屋根に描くことにしたのだそう。そこで以前からご縁があった遠藤さんにお願いしたのでした。

東京出身で、現在、淡路島にお住まいの遠藤さんは、前日から三田さんの家に泊まり込み、早朝の日の出と共に、龍体文字を描き始めました。

「こんな風に、作業が進んだんですよ~」と、三田清美さんが撮影した写真を送ってくださいました。

まずは、日の出に手を合わせ、心を鎮める遠藤さん。


それから、一文字ずつ魂を込めて描きます。
 

陽が高くなったころ、作業は終了。屋根に上らないと見えない文字が完成です。

「きっと比叡山からは見えるかも~。グーグルマップなんかでも見えるかも…」と思うミモロです。

「この文字が家を守ってくれると思います」と三田さん。

とても不思議な形の文字なのです。

ところで書道家の遠藤夕幻さんは、「無添加書道」という気持ちを飾らず、本質に真っすぐ向き合う自由な創造的な書で注目されています。

9月7日から14日。東京、巣鴨の「マスミ東京2Fギャラリースペース」で作品展「いきる いのち」を開催なさいます。
 
詳しくは、「無添加書道 遠藤夕幻」のFBで


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