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ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」などを務めたライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。

さようなら~岡崎の「ぎゃらりーあーとぺーじ唯心」。明日が最終日。オーナー竹口惠子さんの写真展開催中

2019-06-01 | アート

京都東山「平安神宮」に続く神宮道にあるアートギャラリーの「ぎゃらりーあーとぺーじ唯心」。

ここは、ミモロにとって大切な場所です。京都に暮らし始めたとき、お散歩の途中によく立ち寄って、オーナーの竹口惠子さんとおしゃべりしたり、相談にのってもらったり・・・

そして、ここでミモロは、初めての写真展、「ミモロの京都案内写真展」を開催しました。
「ミモロちゃんの写真展、すごく盛況で、いままで一番たくさんのお客様がいらしてくださった。楽しかったへ~」と竹口さん。
「うん、初めてだったから、すごくドキドキしちゃった~」とミモロも当時を思い浮かべます。

竹口さんが、ギャラリーを初めて10年。その間、京都造形芸術大学の学生さんたちなど、若い作家さんたちが、作品を展示するグループ展などを支援してきたのです。
若き作家さんたちにとって、ママのような存在だった竹口さん。

「10年をひと区切りに、別のことにも挑戦したいと思って~」と、ギャラリーを閉じることになりました。
「そうなんだ~ギャラリーやめちゃうんだ~」と、寂しさを抑えきれないミモロです。
神宮道に面した大きな丸い窓から、よく外を一緒に眺めたもの。
「ここから眺めるの楽しかったのに~いろいろな人が通るの見てた~」

大きな窓を外から覗いて、中に竹口さんの姿が見えると、必ず中に入って「こんちには~あのね~ミモロね~」と、体験したことなどをお話したもの。
「わ~ん、いつでもここに竹口さんいるって思ったのに~。どうしよう~これから気軽に寄れる場所がなくなっちゃう~」とミモロ。

現在、ミモロが京都に楽しく暮らせるのも、竹口さんの存在が大きかったのに~。クスン・・・
窓辺に立ち、思わず涙ぐんでしまうミモロ。泣いてるところ見せないように、じっと我慢するミモロなのです。

ポツンと窓辺に立つミモロの後ろ姿・・・やはり寂しさは隠しきれません。

「大丈夫、ミモロちゃん、また会えるから~」と竹口さん。「うん・・・でも~いつも会えない~クスン」とわかっていても寂しいミモロなのです。

ギャラリーの最後の展示は、オーナー竹口さんの写真の作品展。
 
「これからは、写真もやりたいし、映画のエキストラもやろうかな~それから~」と、今までずっとギャラリーで多くの時間を過ごしていた竹口さん、これからはやりたいことを片っ端からチャレンジするそう。

明日はこのギャラリーの最終日になります。
「みなさんありがとうございました~」と竹口さん。


ミモロが京都で初めて暮らした神宮道も、8年間でお店なども変わっています。

「本当にお世話になりました。また遊ぼうね~約束だよ~」と指切りしてお別れします。

これかもますますのご活躍をお祈りします。ありがとうございました。ミモロ



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[京都1200年 伝統から革新へ~亀田和明展~」大阪リーガロイヤルギャラリーで6月2日まで開催

2019-05-30 | アート

ミモロは、大阪の地下鉄と京阪電車を乗り継いで「中之島駅」へ。[貸し切りみたい~」
「あれ~いい香りがする。クンクン」
京阪電車の「中之島駅」のホームに降り立つと、なんとも爽やかな香りがします。「杉の木の香りだ~。こういう駅初めて~」と。
ホームの壁面には、杉の板が貼られ、そこから心癒す香りが・・・・「通勤する人、リラックスできていいねぇ~」と。
香りのする駅って、なんとも新しいコンセプトです。

さて、ミモロはそこから駅に直結している「リーガロイヤルホテル」の1階のギャラリーへ。
 
ここでは、6月2日まで京都のお友達、亀田和明さんの個展が開催されています。
「いらっしゃい~ミモロちゃん、来てくれたんだ~」と亀田さん。「うん、楽しみにしてました~」
 
亀田さんは、京都で100年続く、「京都亀田富染工場」の現在、会長さん。大正3年創業の会社では京友禅の染めを行うだけでなく、その高度な染めの技術は、さらにアロハシャツなどファッション生地の製作も。さらに伝統の柄を現代のファッションに取り入れたモダンでカッコイイ製品の「パゴン」というブランドも立ち上げています。

亀田さんは、大阪芸術大学でテキスタイルの染めなどを学んだ後、家業の三代目となったのは、30歳のときだそう。

伝統の技や文様などを、現代アートにした作品づくり・・・その情熱は、2016年に息子さんに4代目を引き継いだ後、まさに全開。
「JAPAN MODERN ART]というブランドを作り、友禅の染めの技法と金箔などを自由な感性で組み合わせた作品づくりに没頭なさっています。
 
「すごい迫力ある~」とミモロはその作品に感激。

ヨーロッパのファッションブランドも、この作品と亀田さんの独自の手法に注目しているのだそう。

「わ~これ、風神と雷神だ~」


「僕だけの独自の手法があるんですよ~」と亀田さん。「これで作品見てください~」と。
「どれどれ~」
その望遠鏡のようなもので作品を見ると~「あれ~」とミモロはビックリ。
暗い中で、青く輝いて見えます。「すごい~」と目を丸くするミモロでした。

代々受け継がれた伝統の技。それに現代の技術をプラスし、斬新なアートに・・・。
 
伝統の技があればこそ、その確かな技術と感性が、素晴らしい作品を生み出すのです。

「感激しちゃいました~」とミモロ。「お茶飲んでいってね~」と、ホテルのティーサロンへ。
「わ、ここでもオリジナルのクッキーだ~」

個展のテーマそのままに「伝統と革新」と感じた魅力的な作品展です。

*作品展の情報は、「パゴン」のホームページからどうぞ


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大徳寺東側「古美術 鐘ヶ江」。まるで美術館のよう…動物をモチーフにした見事な美術品の数々

2019-05-23 | アート

毎月のように訪れる京都の北に位置する紫野エリア。「大徳寺」の東門の向かい側に、モダンな雰囲気のお店があります。
「ここギャラリーかなぁ~。なんか素敵なものが並んでる~」と、モダンな佇まいのお店の外から中を覗くミモロです。
 
ここは、「古美術 鐘ヶ江」。昨年9月にリニューアルしたお店は、それ自体がアート。

店内には、竹芸 田辺竹曇斎による竹と花のインスタレーション作品が.


「あの~拝見してもいいですか?」と遠慮がちに声を掛けるミモロ。「はい、どうぞ、ご覧ください~」とここの三代目となる鐘ヶ江英夫さん。おじいさまの代から、古美術商をなさっているそう。

まるで美術館のような店内。
ここに並ぶのは、江戸から現代の時代を超えて、人々に感動をもたらす名工たちの作品です。

彫刻、金工、漆芸、七宝などさまざな分野で活躍する名工たちの見事な作品。
 

「すごい~どれも感動しちゃう・・・」と目を凝らして作品を見つめるミモロです。

展示されている作品で、ミモロが心惹かれたのは、動物などをテーマに作られたもの。
織部向付 四代清水六兵衛 浅井忠図案には、フクロウやアヒルなど動物の姿が。

「チョウチョの図案だ~」乾漆蝶蒔絵手箱漆芸のまばゆさに感激。

「これアザラシだよね~」金工による作品は1930年代のもの。

「かわいい子犬もいる~」こちらも金工、1910年 高橋凌雲の銅子犬置物です。

「すごい大きい~オオサンショウウオだよね~」迫力ある金工による作品にもビックリ。

ミモロが拝見している間も、次々に外国人観光客の方々が店内へ。
その方々が必ず足を止める作品が、こちら・・・
「ミッキーマウス?」とミモロも思った形です。これは1800年代の七宝苔盆で、そばの表示にも「有名なネズミの形の七宝苔盆」とあります。「でも1800年には、まだミッキーいないはず~」とミモロ。時代を超えて、この形はネズミの形なのかも…。

さて、ここが美術館と違うのは、すべて購入が可能だということ。表示にはもちろん値段はありません。
「本当に気に入って、その価値がおわかりになる方がご所望されるものなので~」と鐘ヶ江さん。

ふらりと訪れて、気軽に購入できるものではないよう。もちろん美術品コレクターにとっては、ここを訪れると素晴らしい出会いに恵まれ、即決でお求めになる方も・・・・。
「お探しの作品や作家などがございましたら、お気軽にお問い合わせください」とのことです。

ミモロは、とても畏れ多くて、ただ拝見するのみ。

「でも優れた美術品が、目の前で拝見できるって、素晴らしかった~」と感激しきり。
日本人観光客にとっては、かなり敷居に高い古美術商。京都には、本当にたくさんあります。
そこで扱う品々もいろいろ。「美しいものを目にするって、なんか心が豊かになるね~。どうもありがとうございました」と、お礼を言って店を後に・・・。
「すてきな中庭~」と店の雰囲気に心和むミモロでした。

*「古美術 鐘ヶ江」の詳しい情報およびお問い合わせはホームページで

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お正月、東山の「ぎゃらりー唯心」で開催された「ゴム鉄砲」の池乃大個展

2019-01-07 | アート

「あけましておめでとうございます。」と、初詣をしているネコのミモロとお友達のクマのハンス君。
「はい、あけましておめでとうございます。今年もよろしくね~」と笑顔で迎えてくれたのは、東山、神宮道にある「ぎゃらりー唯心」のオーナーさん。
「どうぞへ」「は~い」「あ、ミモロちゃん…」
そこには、お正月にここで個展を開催している池乃大さんです。

池乃大さんは、イラストレーターおよびゴム鉄砲作家として注目の方。
「へぇ~となりの人間国宝でも取材されたんだ~」

ギャラリー内には、さまざまな作品が展示されています。
 

「これなぁに~?」と大きな箱のそばへ。「これ、もしかしてガチャガチャ?」
「ハンドル回して…」と池乃さん。
ミモロがハンドルを回すと、ゴムが勢いよく飛び出すと同時に、コロン・・・とメタルバッヂが。

「ここにあるのは、全部ゴム鉄砲なんですよ~」
「よ~し、これもやってみよう!」とミモロ。
ピューン小さなゴム輪が飛びだします。

ハンス君も、展示しているゴム鉄砲を体験したいようす。「こうやって、ゴムをかけます」と、教えてもらいます。

「人に当てちゃだめですよ~」と池乃さん。「は~い」とハンス君。
 
的は、小さなお人形・・・兵馬俑の形などもありました。「みんなすごく小さい~」

「すごく小さなゴム鉄砲もありますよ」と見せてくれたのは、親指より小さなもの。
これも輪ゴムをセットして飛ばすことができます。

ハンス君は、それが気にいった様子。袴にさして・・・「坂本龍馬みたい~」とポーズ。
「ハンス君カッコイイ~」とミモロ。

女の子のミモロが興味を抱いたのは、胡弓の形。これはゴム鉄砲ではありません。中国文化に詳しい池乃さん、レーザーカッターで、さまざまな中国風の作品も製作しています。


この扇も実はゴム鉄砲。「すごく細かい細工~」


「きゃ~これ可愛い…ブタさん?」とミモロ。「違うよ。イノシシでしょ!」とハンス君。「あ、牙がある~」

今年の干支にちなんだ作品。これもゴム鉄砲なんだ~。

さまざまな形とサイズのゴム鉄砲。「作るの、むずかしいそう・・・細かい部分、削ったりするの…」とミモロ。
「う~。一番むずかしいのは、設計するところですね~」と池乃さん。こういう形にしようとテーマを決めて、ゴムが飛びだす機能を備えるように設計するのだそう。

「へぇ~そうなんだ~。ありがとうございました~」と、ミモロとハンス君。一緒に遊んだ楽しいひと時でした。


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28日まで「ギャラリーH2O]で開催。グラフィックデザイナーささきまなびさんの個展

2018-10-27 | アート

「あ、ここだよ~」三条通から富小路通を少し上がったところにある「ギャラリーH2O]。いつも個性的な作品展が行われるギャラリーでミモロも何度か伺ったことがあります。
ここで、28日(日曜)まで12;00~19:00(最終日17:00)まで、グラフィックデザイナーとして幅広く活躍するささきまなびさんの「筆と裏具とグラフィック。」という個展が行われています。
 
路地を奥に進んだところにあるギャラリー。

「ミモロちゃん、いらっしゃいませ~。よくおいでくださいました」と、ささきまなびさん。
ミモロのお友達です。

さっそくギャラリーの中へ。壁に並ぶ作品を鑑賞します。

グラフィックデザイナーであるささきさんの作品は、古典絵画などのモチーフをモダンに洗練したデザインにしています。「空間の取り方が絶妙だよね~カッコイイ!」とミモロ。
  
長方形の作品は、まるで掛け軸のようですが、その構図はなんとも斬新。

モノトーンの世界には、静寂と共に一切無駄のない研ぎ澄まされた空気が漂っています。
「カエルだ~こんにちは~」とミモロ。「なあに?」ナイショ話をするミモロとカエル。
「フムフム~」
作品の中に入りたいミモロでした。失礼しました・・・

ささきさんは、「裏具」というオリジナルの便せんや一筆箋、ちょぼ袋などを扱うお店のデザイナー兼アートディレクターをなさっています。
ギャラリーにも、さまざまな品が置かれていました。
 
いずれも、素敵なデザイン。「欲しくなっちゃう~」とミモロ。

メールやSNS,LINEなどのコミュニケーションのツールが普及する現代。「でも、ちょっとでも手書きの言葉で気持ちを伝えたら、きっともっと心が伝わると思うんです」というささきさん。

「そう、このごろあんまり文字書いてないかも~」と反省するミモロ。文字が下手でも、直筆の言葉は、グッと印象的なものに・・・。

さて、ギャラリーには、和室もあって、そこにも作品が並びます。
「拝見しよう~」
ミモロ、そんなに踏ん張って拝見しないの…女の子でしょ!
「あ、失礼・・・つい夢中になっちゃった~」
思わず夢中になったよう・・・。

ファブリックにデザインした作品も素敵です、「いいなぁ~」と見つめるミモロ。
 

実は、ささきなまびさんにとって、今回が初の個展だそう。

すでにさまざまなデザインが、多くの人に評価され、その活躍の場を広げていらっしゃいます。
「なんか素敵な世界だね~」とミモロ。

さてミモロが訪れた日は、レセプションも行われました。「ミモロちゃん、どうぞ遠慮なく食べてね~ワインもありますよ」
「え~そんな~じゃ、少しね~」とミモロ。
でもお皿には、いろいろなお料理が…。「美味しいね~」と、しっかりご馳走になったミモロでした。


*「ささきまなび展」は、10月28日日曜まで、「ギャラリーH2O]で。京都市中京区富小路三条上る福長町109 075‐213‐3783


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