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ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」などを務めたライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。

「くらしの器と切子ガラスの店 結(ゆい)」。作家ものの器が多数。切子ガラス体験教室も開催。

2013-02-20 | アート

京都は、町歩きが楽しいところ。「お散歩すると、いろんなものに出会えるんだよね」と言いながら、二条麩屋町を付近を歩いていたミモロ。「ここのお店、覗いてみよう…」と興味を抱いたのは、「くらしの器と切子ガラスの店結」。


古い町家を改装し、器のお店ができたのは、5年ほど前。「結」を取り仕切る金子こずえさんが、ミモロにいろいろな器を見せてくれました。

金子さんが、心惹かれた器作家さんの作品は、いずれも暮らしを、いっそう豊かなものにしてくれる美しさを持ち、なおかつ、使いやすいものばかり。

「こんな器や土鍋があったら、お料理が楽しくなるねー」と、店の器をいろいろ見て廻るミモロです。

近畿を中心に、全国で活躍する作家さんの個性豊かな作品が、いろいろ。

さて、陶器の作品と共に、店に並ぶのは、美しい切子ガラスの作品。


江戸時代、薩摩藩主島津斉彬によって発達した切子ガラス。さまざまな表情を見せるガラスの美しさは、今も多くのファンを魅了します。薩摩切子は、ガラスの表面の色のついた部分を削り、模様を刻む技法。色のグラデーション(ぼかし)や細かい技法が特徴です。薩摩藩の産業のひとつとして発展し、あの篤姫の嫁入り道具のひとつにも。
しかし、斉彬の死後、事業は縮小、さらに薩英戦争や西南戦争などの動乱で、その技術は途絶えてしまいます。その後、薩摩切子の技術を持つ職人たちは、大阪や江戸へ移り住み、江戸切子などの発展に携わることに。現在、薩摩切子は、現存する貴重な品々から復刻生産されています。


「結」には、現代の切子ガラス作家さんのモダンな感覚の作品が、多数。自分のお気に入りのグラスが欲しくなる、魅力的な作品です。

「切子ガラスすきなんですか?」「はい、とてもキレイだし、温かい感じがして…いいなぁって思います」とミモロ。


実は、この日、お店の一角では、切子体験教室が行われていました。

透明なガラスに、ダイヤモンドによる荒削り、そして砥石による石かけをする1時間30分ほどの『体験コース』(参加費用1800円、材料費300円~)です。

すでに3回ほど作品づくりを体験しているという、井上小夏ちゃんのご家族。

「すっかり切子ガラスにはまってしまって…。作品を作るのが、楽しくて…ガラスを削る時間は、無心になれる素晴らしいひとときです」と。
「わーこんな素敵なお皿ができるの?」とミモロ。
小夏ちゃんの切子ガラスの作品もステキです。

「よかったら、やってみますか…」と、この日指導してくださる切子ガラス作家の沖谷京子さん。「えーミモロでもできるかなぁー」と、ちょっと不安な様子。「大丈夫ですよ」と、すでに完成間近な作品の一部を削らせてもらうことに…。

「わードキドキしちゃう…」
ミモロは、沖谷さんに手伝っていただきながら、切子ガラスに挑戦します。

「しっかり持ってねー」もう返事もできないほど、真剣なミモロです。

しばらく、ひとり黙々と作業を…。

「今度は、自分の作品を作ってみたいなぁー」と、切子ガラスの魅力にはまってしまったミモロでした。


*「くらしの器と切子ガラスの店 結」京都市中京区尾張町212-1 電話075-334-5821 12:00~18:00 火・日曜・祝日休 切子ガラス体験教室(毎週土曜開催)など、詳しい情報は、ホームページで。

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京都のアンティーク通り、新門前。上質な骨董品が並ぶ「和箪笥 骨董 夢工房」。

2012-11-19 | アート

久しぶりにミモロは、祇園周辺へお散歩に。お家のある岡崎の疎水から続く白川が、町にいっそうの趣をもたらしています。

ミモロがいるのは、「新門前通」。ここは、京都の中でも、骨董屋さんが多い通り。
新門前という名のとおり、知恩院の門前通りで、知恩院の門のある東大路通から、鴨川に近い大和大路通まで、やく500メートルの通りです。

あまり広い道ではありませんが、両脇には、

茶器、仏像などをはじめ、書、絵画、ガラスなど、さまざまな美術骨董品を扱うお店が、軒を連ねています。

店頭に飾られた品々を見て歩くだけでも、なかなか面白く、ミモロも、ひとつひとつのウィンドーを覗きます。

新門前通が、骨董の通りとして、知られるようになったのは、京都の歴史から見れば、それほど昔のことではない、明治時代。日本文化に強い関心を抱く外国人が、祇園近辺へ訪れるようになったころのこと。また、日露戦争の頃、ロシア人捕虜が、妙法院、智積院に収容され、自由行動が許された彼らは、骨董を買いに出掛けたそう。

外国人の美術愛好家などを相手に、多くの美術商が店を出したのが、この新門前通です。そのため、通りには、英語などの表示も多く見受けられます。

外国人向けの京都のガイドブックには、必ず登場している通りです。

でも、お土産物とは質が異なり、ここにあるのは、美術品レベルのものが多いのが特徴。なので、ちょっと知らないと入りにくい感じです。


ミモロも、トコトコとウィンドーめぐり。そんな中、ひとつの看板を見つけました。

「和箪笥・骨董 夢工房」と書かれた看板が、古い風情の町家に掛っています。

通りには、どんな品があるか、わかりません。お店は、門をくぐり、細い道の奥のよう。

「どんなお店かなぁー」とちょっとドキドキしながらも、好奇心旺盛なミモロは、思いきって奥に進むことに。
道の奥には、趣ある戸が。
「あのーごめんください…」ミモロは、勇気を振り絞って、戸をあけて中へ。
目の前には、広い玄関。まるでどなたかのお宅に伺ったような感じです。

「あのーちょっと拝見してもいいですかー」と。「はい、どうぞお上がり下さいませ」とお店の方。「よかった、やさしそうな方が出てきてー」と、ホッとしたミモロです。
広いお玄関で、靴を脱ぎ、上に。

「わー素敵な雰囲気…」

さまざまな美術品が、さりげなく、まるでお家に飾るように置かれています。


昔、旅館だったと言われる建物は、それ自体が素晴らしいもの。
ミモロは、建物の中を見て歩くことに。
廊下の奥には、お座敷が。そこにも美術品がいろいろ。


「前にいったことのある骨董店とは、違った雰囲気。その品物が、本当にしっくりその場におさまっている感じー」と。いくつかあるお部屋には、それぞれ、そのお部屋にぴったりの調度品が置かれています。

「あのーもし、お時間があれば、どうぞ,ご一緒にお茶を召し上がってください…」と。
「え?お茶…、ハイ、遠慮なく…」とミモロ。

同じ時間にいらした常連のお客様といっしょに、ミモロはお茶を頂きました。「この器もいいなぁー。お菓子も美味しい…」

「ここでは、本当にゆっくり気に入られたものを見て頂けたらと…」とお店の方。


骨董や美術品は、めぐりあい。心惹かれたものに、ふと出会う…そこに楽しさがあります。

このお店に、以前もいらしたという東京から来られたご婦人。
「こちらに久しぶりに伺って、またステキなものに出会いました」と、嬉しそう。

「あのー今度、海外の美術好きのお友達と、いっしょに来てもいいですか?」と。
「はい、お待ちしています…」

外国の骨董好きの方の日本美術や骨董の知識は、なかなか深いものが。日本人が知らないことも、本当によく知っています。日本の骨董愛好家の数も多く、それって、日本の美術品のレベルがとても高いという証。

「本物を見ると、心が豊かになるねー」と、充実した面持ちで、お店を後にしました。

骨董、美術好きには、ぜひお勧めのお店です。
時間が経つのを忘れてしまう楽しさが…。

このお店で扱う品々は、ホームページで見てくださいね。

*「和箪笥・骨董 夢工房」京都市東山区新門前通花見小路西入ル 電話075-541-7025 11:00~17:00 詳しくは、ホームページで。






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「有鄰館(ゆうりんかん)」中国美術品を多数所蔵する近代的民間美術館の先駆け。驚くべき美術品の数々。

2012-11-05 | アート

京都、岡崎は、美術館やイベントホール、動物園などがある文京エリア。また春は、桜、そして、今は、紅葉が町を彩っています。


疎水沿いの仁王門通に、大きな石造が並ぶ東洋風の堂々とした建物があります。

「ここなんだろ?」といつもミモロは、その前を通るたびに思っています。

実は、ご近所の方や、よく岡崎のほかの美術館に来る人も、ここがどんなところなのか知らない人が多いのです。それは、平日、開館していないため。


そんなある日曜日、「あれ?開館中だって…」「有鄰館(ゆりんかん)」というその建物は、どうも美術館のよう…。
ミモロは、さっそく中に入ってみることに…。

入口は、建物の脇の道を少し入ったところにある日本風のりっぱな門。

入口付近には、大きな石塔が聳えています。
敷地内には、ふたつの展示館が、ひとつは、京都市役所も手が掛けた建築家、武田五一氏の設計で、大正14年にできた鉄筋コンクリートの東洋趣味の第1館。
そして、もうひとつは。明治20年代にフランス人建築家が設計したルネッサンス風の木造の第2館です。京都市登録有形文化財になっています。


見学する人は、まず第1館に進みます。

「いらっしゃいませ。両方を見学なさるなら1400円です。どうぞごゆっくりご鑑賞ください」と受付のアルバイトの学生さん。


では、さっそく第1館から見学しましょう。

*館内は、全館撮影禁止ですが、今回は、藤井さまにご許可を頂き、特別に撮影させていただけることになりました。

さて、一歩館内に入ると、そこは別世界。
「えー立派な仏像が、こんなにたくさんあるなんて…ビックリ!」と、ミモロは、ただ茫然。


さて、この「有鄰館」は、大正15年(1926)に滋賀県出身の実業家であり、衆議院議員であった藤井善助氏によって設立された殷代から清代の貴重な中国美術品を収蔵、展示する民間美術館。近代的な民間美術館としては、東京の大倉集古館に次ぐ歴史を誇ります。

そのコレクションは、唐代の「春秋経伝集解」の国宝1点をはじめ、隋代の「金剛力士像」、「天平二年弥勒三尊仏立像」など重要文化財9点ほか、多数の重要美術品が含まれる驚くべきもの。エジプトやガンダーラの美術品もあります。

「えーこんなにすごい美術品が、すごく近くで見られるなんて、信じられない。どこから、どう見たらいいのか、わかんなくなっちゃうー」と、ただただ驚くミモロです。

1階は、主に仏像を展示。そして2階は、青銅などの美術品が多数。3階は、乾隆帝の所蔵品などが多数展示されています。

ミモロは、階段を上がって、次々に上の展示室を訪れます。

「これが乾隆帝のお召し物…」一面に見事な刺繍が施されたまばゆいばかりの衣服です。小さな真珠とサンゴのビーズ刺繍は、気が遠くなるほどの緻密なもの。5本指の龍の刺繍が、皇帝を表しています。

「すごい、これは皇帝のベッド?」螺鈿が全面に施された豪華な寝所。

また、ガラスケースの中には、大きな翡翠の香炉や装飾品が。
ミモロは、もう放心状態。「なんか台湾の故宮博物院に来たみたいースゴすぎるー」
故宮博物院にある有名な翡翠の白菜より、かなり大きな翡翠の品々です。

「さすが皇帝の所蔵品、どれも大きくてりっぱ!」
唐三彩の像も、見たことがないほどのスケールです。

「この子、なんかカワイイ…」銅製の虎は可愛くても、なんと戦国時代のもの。

「乾隆帝のハンコだってー大きくて、すごく重そう…」緻密な細工が施された大きなハンコに、目をパチクリ。

仏像を熱心に見学なさっていた方。イギリスの美術商の方で、東洋美術や仏像の研究家でもいっらしゃるそう。ここには、3回ほど訪れているとか。「ここの所蔵品は、どれも本当に素晴らしいですねー。京都に来るとここに…。ゆっくり見られて、時間がたつのも忘れます」と流暢な日本語で。

そもそも「有鄰館」という名は、中国との友好を願い論語からつけられたもの。創設者の藤井善助氏は、当時、犬養毅氏を出会い、欧米列強による中国美術品の散逸を食い止めるために、私財を投じ、保護し、その美術の学術研究を進めると共に、中国文化への人々の理解を深めるために、創設以来、一般公開を行っているそうです。


さて、疎水に面した建物の上にある、外からすごく目立つ八角堂。

実は、この瓦は、乾隆帝の時代のものを移築して使用しているそう。

「中の美術品だけじゃなくて、建物自体もすごいものだったんだー」と、いつもお散歩の時、何気なく見ていた建物にも、改めて感激するミモロでした。

*「有鄰館」京都市左京区岡崎円勝寺町44 電話075-761-0638 毎月第1、3日曜日のみ開館。ただし第1、3土曜日、祝日にも開館する場合もあります。11:00~16:00 入館料・第1館、2館共通1400円 地下鉄東西線東山駅徒歩5分 国立近代美術館の疎水を挟んで向かい側。館長、藤井善嗣さんによる美術や書などの講演会も開催されることも。



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「大エルミタージュ美術館展」の京都市美術館などアート香る秋の京都岡崎。時代祭りの準備も着々。

2012-10-17 | アート

ミモロの住む東山の岡崎エリアは、京都でも美術館やイベントスペースなどが集合する文化香る地域。
「ミモロのおうちからも、トコトコ歩いて10分以内で、いろんな美術館に行けるんだよー」というのが、ミモロの自慢のひとつです。

特に秋は、アートイベントが続々。「行くとこがいっぱいで、忙しいねぇー」と。

この地域が、文化エリアとなったのは、明治28年(1895)平安遷都1100年記念祭が行われ、平安神宮が創建されてからのこと。
江戸時代は、広大な大名藩邸が立ち並び、明治維新になると、大名屋敷は取り壊され、畑が広がる岡崎村となりました。その後、琵琶湖疏水の完成により、近代日本へと京都と導くエリアとなります。

そして、次々に近代日本を代表する美術館や図書館、動物園などが建設され、京都を代表する文化エリアに発展してゆきます。
岡崎の歴史については、また折々触れて行くつもり・・・・。


11月4日日曜まで、平安神宮に通じる神宮道の商店街では、岡崎の歴史を示す古い写真が、全24か所で飾られいます。散策途中に、岡崎の歴史を知るのも楽しいこと。


さて「京都国立近代美術館では、「近代洋画の開拓者 高橋由一展」が、10月21日まで開催。


その向かい側の「京都市美術館」では、マティスの「赤い部屋」をはじめ、16~20世紀の西欧絵画89点が展示される「大エルミタージュ美術館展」が、12月6日まで開催されています。

「開館前から、人が並んでるー人気の展覧会なんだよねー」と、朝のお散歩の途中、美術館の前を通りかかったミモロ。過去の経験から、比較的ゆったりと見られるのは、平日の16時ごろからが狙い目。

また、10月26日~28日は、美術館の外壁に映像をうつす「プロジェクション・マッピング」が行われ、この期間は、なんと美術館は、特別夜20:00まで開館。勤め人には、嬉しい夜の開館です。19:30が最終入館時間となります。

「プロジェクション・マッピングって、最近、東京駅で話題になった建物をスクリーンにして、映像を楽しむものでしょ?」とミモロ。
そう、イギリスのバッキンガム宮殿でも行われたもの。「絶対見なくちゃ!」と今から楽しみに…。

疎水沿いにある「細見美術館」では、「秋季特別展 細見美術館アートキャンパス2012 -日本美術の見方 いきもの編ー」が12月24日まで。 伊藤若冲の「糸瓜群虫図」など動植物を描いた絵画から、日本美術の豊かな表現を紐解きます。

秋が深まる京都には、芸術の香りが満ち溢れています。『府立図書館』の周辺にも秋が、日に日に色濃くなって…。


10月22日は、平安神宮の時代祭が。
「あ、お祭りの準備が始まったー」と、空を見上げたミモロ。平安神宮の応天門の前は、注連縄が渡されています。時代祭りは、平安神宮から、朝、ご神体が御所に向けて出発するところから始まります。その後、御所から時代装束の行列が、町をめぐり、15時過ぎに、平安神宮へと戻ります。

当日、周辺の道には、交通規制が。
「交通規制の看板見ると、大きなイベントが行われるって実感するんだよねー」と、この地域に住む人たちは、当日の混雑を覚悟することに。


「やっぱり秋って、いいなぁー」と、そろそろ色づき始めた木々の間を、お散歩するミモロの表情も、心なしか大人びて見えます。


*岡崎エリアには、地下鉄東西線がおすすめ。「東山駅」から美術館エリアまでは、白川沿いを歩いて、のんびり10分ほどで。市バス5番などもありますが、かなり混雑していますので、京都駅からは、地下鉄が確実です。




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古代の朝鮮文化を紹介する「高麗美術館」。9月2日まで「高麗青磁の精華」展を開催中

2012-08-17 | アート

「一度、行って見たかったのー」と、ミモロが訪れたのは、京都の北区にある「高麗美術館」です。


入口には、大きな石造が、訪れる人を向かえます。


「高麗美術館」は、故チョン ジュムン氏から、寄贈された高麗・朝鮮時代などの美術工芸品および展示施設により、1988年に開館しました。

館内には、青磁、白磁、金銅・青銅製品や螺鈿など約1700点の見事な美術工芸品が所蔵され、企画展などで展示されます。


京都にもゆかりの深い古代の朝鮮文化を紹介するためにできた美術館。こじんまりとした規模ながら、館内は、とても落ち着いた雰囲気で、のんびりと美しい品々を見ることができます。


京都には、広隆寺、八坂神社、上賀茂神社、下鴨神社、松尾大社など、秦氏、賀茂氏など朝鮮からの渡来系氏族とその信仰に関係する寺社仏閣、史跡が数多くあり、それを見て歩くのも、京都の旅のテーマになります。

「わーすてきな長持ち…」
「キャ!ちょっと怖いお顔だけど、よく見るとカワイイ…」
館内に展示されている品々を、ひっつひとつ丁寧に見て行くミモロです。

2階には、韓国のお家の一室が…
「あ、テレビドラマで、見たことある…」
またテラスには、大きな壺がゴロゴロと。
「これ、前に韓国に行ったときに、見たよ…キムチつくったり、お醤油作る壺でしょ?」

ミモロが、トコトコと館内を見て回っていると、「今、高麗青磁の特別展をやってるんですが、見ましたか?」と、研究員の李須恵さん。

「はい、ミモロ、青磁大好きなんです。なんとも言えない上品で奥行がある色ですよねー」
と、ミモロは、ちょっと鼻をピクピクさせて答えます。


「また、9月8日からは、ミモロちゃんの好きそうなきれいな装身具の特別展もありますから、ぜひ来てくださいね」と。「えー装身具…なんか華やかそう…絶対また来まーす」とミモロ。

「今晩は、キムチが食べたくなっちゃったー」ミモロのお腹が、突然グーと鳴りました。

*「高麗美術館」京都市北区紫竹上岸町15 電話075-491-1192 開館時間:10:00~17:00(入館は~16:30) 休館日:月曜 展示替期間、年末年始 入館料:500円(特別展は800円)
9月2日まで、「高麗青磁の精華 -心にしみ入る「翡色」の輝きー」というコレクション名品展を開催。気品ある高麗青磁、楚々とした趣お白磁などの名品が展示されています。また9月8日~11月11日は「朝鮮王朝の意匠と装身具」という特別展が、予定されています。
詳しい情報は、ホームページで





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