西本願寺から堀川通を、渡ると、門がある門前町が始まります。


町家が連なる古い京都の佇まいを留める通りです。「通りなのに門がついてる…」実は、この辺り、もともと本願寺の境内だったところだそう。「なんか同じようなお店がいっぱいあるー」と、道の両脇をキョロキョロ見回すミモロです。



さて、通りの中ほどに、一際目立つレンガ造りの建物があります。「なんだろう?」

建築家・伊東忠太は、東京帝国大学の教授で、数多くの斬新な建造物を残しています。京都では、東山の祇園閣、平安神宮の設計にも携わったそう。また東京では、築地本願寺や大倉集古館なども設計しています。
「なんか不思議な感じがする建物…」

不思議なものは、建物の周りにも…

さて、京都駅方向に門前町の通りを歩いて行くと、突き当りに。そこは東本願寺の壁。なぜか、迂回しないと、東本願寺には、行けません。「ここに門があれば近いのに…」きっと、長い歴史の中、なんらかの理由があるのでしょう。
そこから、七条通りに出ると、白い石造りの建物が。七条通には、レトロな洋館建築が今もいろいろ残っています。

その向かい側にも、「富士ラビット」と書かれた洋館が。

これは、大正12年の建物で、かつてT型フォードの輸入代理店やタクシー業をしていた会社の社屋だったもの。

以前、ミモロが訪れた「龍谷大学」の本館も明治期の建物です。

門は、明治12年に造られたもので、鉄扉は、当時のものを最近修復しました。


ミモロは、京都の古い洋館が大好き。

京都には、レトロな建物が、数多く残っています。明治から昭和にかけて、急激に変貌を遂げた京都の町。その時代を訪ねる旅もおすすめです。

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