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ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」などを務めたライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。

御所南にある骨董店&カフェ「箒星(ほうきぼし)」。家に眠る品々の買い取りも気軽に・・・

2014-06-11 | アート

京都御苑の南側、間之町通を歩いているとき、ミモロは、ふと1軒の趣ある町家に立ち止まりました。
  
「喫茶店かな?それとも骨董のお店?」思い切って、ドアを押して、中へ進むことに…。
 
「いらっしゃいませー」とお店の方…「ちょっと見てもいいですか?」と小さな声で尋ねます。「はい、どうぞzごゆっくり~」
お店の中には、和洋のアンティークの品々が、センスよく陳列されています。
 

こちらのお店のオーナーの佐藤洋子さん。
「ここは、昨年オープンしたばかりで、アンティークだけはなく、現代作家の作品もあるんですよ…」と。

このお店は、約40年の実績をもつ、二条、三条の骨董店「ライト商会」と同じ経営。
店の奥は、コーヒーやフレンチトースト、ケーキなどが味わえるカフェになっています。

「アンティークショップがカフェになってるのって、いいよね~」

京都市内には、土地柄、骨董店がたくさんあります。もちろん東寺の弘法市など、骨董市も盛んです。だから、アンティーク好きは、観光だけではなく、骨董店めぐりを楽しみに京都を訪れる人が多いのです。外国人の骨董マニアも多く、最近は、中国人観光客が、多数、骨董を買い求めているそう。

ミモロも骨董は、大好き…「現代のものにはない、デザインや細工などが、時を経た雰囲気が素敵…」と。
 
店内をあちこち見て回ります。陶器は、印判、古伊万里、九谷をはじめ、江戸末期の品が…。
また、ガラス製品など、洋食器系も素敵なものが…。
 

古い町家の骨董店は、それだけで、趣があります。これも京都ならでは…。
「古い趣の中で、品を見ると、なんかタイムトリップした感じ…」と…。

ミモロの興味は尽きません。
「これインテリアにするの?」
チェロやバイオリンもありました。

「あ、売れちゃったの~」店員さんが、小皿を包んでいます。


高価なものから、お手頃なものまで、いろいろあるのが骨董のお店の楽しさ。自分のお気に入りの品に出会う喜びは、たまりません。

現在、骨董店に並ぶ品は、江戸末期から昭和のものがほとんど…。時代を経ても、店に並ぶというのは、それだけデザインが美しかったり、細工がいいものなど、ある意味で、人を魅了する力のある、選ばれた品々といえるかも…。

さて、このお店では、さまざまな道具や着物などの買い取りを行っています。「お引越しや、建て替えなどで、家を整理するときに、お声をかけていただいたら、伺って、買い受けなどのご相談に乗らせていただきます」とお店の方。


「捨てるには惜しい…でも、家の中に置き場がなくて…」というものは、意外に多いもの。家宝とまでは言えなくて、でもなんか歴史あるものなど…。親からもらったけど、どうも自分の趣味に合わないでも、ゴミとしは捨てられない…フリーマーケットやインターネットに出品するのもめんどくさい…そんな思いをいている人はいませんか?

「押し入れの中、今度、覗いてみよう…」とミモロ。

持ち込みも可能で、その折りは、あらかじめ電話で連絡を…。

今やものを少なく、気に入ったものだけに囲まれて暮らしたい…という風潮が…。「家の中をお掃除すると運気がアップするんでしょ!」とミモロ。
さらに少子化が進む中、親から引き継いだ品々も、現金や不動産など以外は、実は子供世代の悩みに…。
「親が大切にしたものだから、残しておきたい…でも使わない…」さまざまな思いが交錯します。

「いつか使えるかも…」というのは、使わないってことだと、家の中の整理整頓を勧める本に書いてありました。

「自分が使わないものを、誰かに愛してもらうのも、物を大切にするひとつの方法かも・・・」と思うミモロです。


*「箒星」京都市中京区丸太町間之町下ル大津町668-4 電話075-748-1535 昼ごろから夜8時ごろまで営業、不定休 詳しくは、ホームページを…


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能面打ちのお教室見学(1)。初めて近くで見たいろいろな能面。その奥深さに感激・・・・

2014-06-06 | アート

ある日、ミモロは、ご近所の方に住む園祇明(そのよしあき)さんに、「ミモロちゃん、能面つくるところ、見たことありますか?」と聞かれました。「能面?ううん・・・。お能は、前に平安神宮の薪能や観世会館で鑑賞してことありますけど…。そうだ、能面は、博物館で見たことあります」と。園さんとミモロは、ご近所の氏神様、粟田神社の大祭で顔なじみ。クリーニング店のご主人の園さんは、剣鋒の差し手です。以前から、面打ちをやっていらっしゃるという話を聞いていたミモロは、身を乗り出してお話しを…。

ミモロならずとも、完成した能面は、博物館などで見たことがあっても、その面を打つところを拝見できる機会は、ほとんどないはず…。
「えーぜひ、拝見したいで~す」と、ミモロは、目をキラキラ輝かせて答えます。

それからしばらくして、ミモロは、園さんのご自宅で、開かれる能面教室を見学させていただくことに・・・。
「いらっしゃい・・・ミモロちゃん…」
ご自宅のお座敷が、お教室。そこにミモロに見せてくださるために、いままで作られたさまざまな種類の面の一部を並べてくださいました。

 
「うわ~いろんな種類のお面があるんだ~」と、ビックリ。

能面は、その演目、役柄によって、掛ける面がきっちりと決まっています。その数は、約250種類ほどといわれます。能が発達した室町時代から安土桃山時代に、能面の形は確立され、その後は、それを基本に模倣、再現されてゆきます。つまり、今、私たちが目にする能面は、信長などが目にした時代のものと、基本的には、同じといえるかもしれません。

ちなみに、能面のルーツは、奈良時代の伎楽や舞楽面といわれ、室町時代以降、観阿弥、世阿弥が、それまで庶民に伝わる猿楽を、幽玄の能として発展させたことで、能面の形式も、それを表現するものとして形式が確立されてゆくことに…。



さて、園さんが、能面打ちを始めたのは、昭和30年代から。当時、能に関する書籍を販売する会社に勤めていた園さんは、次第に能面の魅力に惹かれていったそう。
中京区の大江能楽堂の奥で始めたアマチュアの能面づくりの会を立ち上げ、そのメンバーとして、いっそう能面と深くかかわってゆくことに…。その会には、サラリーマン、教師、新聞記者、OLさんなど、年齢職業など、さまざまな人が参加したそう。それは、当時話題になって、新聞にも取り上げられました。

そもそも能面は、プロの能面師が、江戸時代ごろまで、世襲により伝えられたもの。観世、金春、金剛、室生、喜多などの流派の能楽師などに依頼されて製作されていました。能楽師の家には、代々、さまざまな面が伝えられ、それを舞台で掛けることが多いとか…。ですから、今でこそ、カルチャー教室などでも、能面打ち講座などがありますが、昭和30年代では、そんなプロの世界のものに挑戦する、素人のサークルというのは、珍しかったそう。サークルの先生は、昭和の能面師、北沢如意氏を迎えて、指導を仰いだそう。

「能面は、完成された様式美であり、それに少しでも近づきたい…そんな思いから、ずっと能面打ちを続けているかも…」と園さん。能面打ちを始めたばかりのころの作品と、今の作品では、同じ種類の面でも、明らかに違いがあるそう。

自由な発想で作られる木彫彫刻や、またある決まり事はあっても、その人らしさを表現する仏像彫刻とは、まったく違う、強烈な様式に縛られた能面。だからこそ、先人の技への憧憬が、創作意欲を掻き立てるのかもしれません。

さて、能面は、翁、老人系、鬼神系、女面系、男面系、怨霊系などに大きく分類されます。
園さんいわく、「能面は、小面(こおもて)にはじまり、小面に終わる…」とか…。小面は、可憐な若い女性を代表する面です。鬼などの面より、凹凸が少なく、シンプルな故に、打ち手の力量が出る面だそう。

男性が演じることが多いからか、女性の面の種類は豊富。若い女性から、年齢を重ねると、面も次々に変わってゆきます。
  
「わーエイジングしてゆくのが、よくわかるね~」とミモロ。昔の人は、いかに女性の顔を観察していたかが、わかる面です。歳を重ねるって、こういうこと…。眉や髪が薄くなり、目も幾分小さく、頬のハリが下がり、フェイスラインも下膨れ気味…。シワこそありませんが、明らかに年齢を重ねているのが明白、コワすぎる…


こちらは、乱心の女性の面。髪が乱れ、眉間や頬にくぼみがあります。妄想や執念に取りつかれた女性の顔を表すそう。
「心が乱れると髪も乱れるってことね~。眉間にシワもあるよ~」と、ミモロは、恐る恐る見つめます。

「こっちは、もっと悲しそう…」中将と呼ばれる中年貴公子の霊の面。


能には、多くの霊が登場します。その霊が、浮かばれない思いを語るストーリーも多数。「それって、昔の人って、現実の世界では、自分の思いをなかなか表現できなかったことのあらわれかもね~」とミモロは思います。

霊と同じく、この世のものではない鬼などをはじめ、狂言で使われる面も…。
   
「この世のものでない面には、金具が目や歯に使われるんですよ」と園さん。目や歯の金色の部分は、塗りではなく、金属を加工して嵌められます。


「これは、可愛い…」狂言に登場する子ザルの面。
鬼の面を怖がるミモロも、このお面には、親しみを覚えたよう。

ミモロ、お面をかけても前見えるの?

「もう一度、やってみるね~」とミモロは、孫次郎(若い女性の面)をかけてみます。「どこから見るの?」
「ミモロちゃん、外は、面の鼻の穴からのぞいて…」「えー目じゃなくて、鼻の穴?」能面を顔に掛けると、ほとんど周囲は見えません。かろうじて見えるのが、斜め下方向です。特に、女面の動きは、微妙…上下にかすかに動かし、その表情を表します。喜びは、面を上に傾け照らし、悲しみは、下に向け曇らします。
「この面をつけると、前方がよく見えないから、舞台の大きさって、わかってないと、落ちちゃうかも…」。
動作が大きなものほど、よく見えるように、鼻の穴は、大きくなっているのだとか…。


「面で、鼻の穴の形は、微妙で、上品にも下品にもなるんですよ…。僕は、女性を見ると、つい鼻の穴の形が気になって…」と園さん。その言葉に、あわてて鼻を押さえるミモロでした。


「では、次に能面を打つところ見ててくださいね」と、「はーい」ミモロは、いっそう目を輝かせて園さんのそばへ。
いよいよ面打ちの見学です。

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14人の作家の共演、心和む「おやこどうぶつ展」18日まで、二条新町のギャラリーYDSにて開催中

2014-05-12 | アート


日曜日、ミモロは、トコトコと二条新町にあるショップ&ギャラリーYDSにやってきました。
 ここは、以前から何度もおとずれているギャラリー。「ここの企画展すごく面白いんだよー」と、お気に入り…。
「あ、ミモロちゃんいらっしゃい…」さまざまな企画展をなさっている高橋周也さんです。「今日は、ミモロちゃんに、すごく楽しんでもらえると思うよ~」と。今回は、『おやこどうぶつ展』全国各地の14名の陶芸、木工、織物など、多彩なアーティストが、動物をテーマに作品を出品しています。
中庭のテラスの脇の廊下と、奥のお座敷が展示場です。ミモロは、奥へと向かいます。
「あ、ヒツジさん…こんにちは~」陶芸家、山本順子さんの優しい目をした羊の親子。
「わークマちゃん・・・」クマが大好きという陶芸家 増田光さんの愛らしく、ちょっとユーモラスなクマちゃんたち。「何考えてるの?ミモロでよければ相談にして~」と、語りかけています。

奥のお座敷に進むと、そこにもいろいろな動物たちが、くつろいでいました。木工作家の公庄直樹さんの作品。ミモロ、なにしてるの?お友達?「うん、お話してるの…」木工のネコちゃんと、なにやら話があるようです…。

「これフワフワ…」とミモロが、頬ずりしているのは、テキスタイル作家の寺田知司さんの毛糸を使ったラグ。「初めまして…寺田です」羊毛を染め上げてつくるラグは、座るのがもったいない感じ。「今回は、大きな作品もあるんで、ぜひ見てくださいねー」と。毛糸で表現された動物たちは、どれも温かい雰囲気…。ミモロがおもわず頬すりしたくなるのもわかります。

「これもフワフワ…」1点もののぬいぐるみは、栃木県の布作家Doddyさんのもの。

「デカイ…お顔…」陶芸家 梅原育子さんのカバ。表情豊かな作品です。

作品がならぶ座敷には、絵本コーナーもありました。なに熱心によんでるの?
ミモロが大好きな絵本作家のブルーナーさんのこねこの本でした。

会場内には、ほかにも興味深い作品がいろいろ・・・・
 どれも温かさを感じさせるものです。

中庭には、なにやら大きなものが。「これ、なあに?」「押忍!手芸部」という年齢国籍を超えた手芸集団なのだとか。空気をいれた大きなオブジェ…「キャーキャー」ミモロは、風が吹くたびに揺れるオブジェに乗って、遊びます…。爪立てちゃだめよ・・・・。
「なんだろ、この子…」首を動かしながら、ミモロに近づいてくる不思議なものが…。昨日おこなわれたワークショップでの「ロボぐるみ」。電池で動く犬のおもちゃに、思い思いの布や靴下をかぶせて、オリジナルペットをつくったのだとか…。ミモロは、そのロボぐるみに追いかけられていました。

「なんかお腹空いた~」と、ミモロ。「それなら、ランチボックスがありますよ」と高橋さん。

ギャラリーの一角にあるカウンタースペースでは、この週末に限り、スペイン料理の「プラト・デ・ピコス」さんのランチボックスが販売されていました。京野菜で有名な樋口農園の野菜をたっぷり使ったお弁当です。さっそくミモロは、魚のお弁当をお願いして、家に持ち帰らず、その場でいただくことに…。「わー美味しそう…ランチ食べずに来てよかった~」キッシュをはじめ、オリーブオイルで調理された品々は、どれも美味しくミモロは、あっさりペロリ…。
ランチボックスは、2日間だけでしたが、17日。18日には、カキノジンさんによる「ガリガリ絵はんこ教室」が開催されます。
「それも楽しそうだね~」と、たくさんの動物に会えたミモロ。楽しい週末を過ごしました。

*「おやこどうぶつ展」に関する情報は、「ショップ&ギャラリー YDS」のホームページからどうぞ…。

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アート薫る器たち、陶芸家、木村年克さん。百万遍手づくり市での出会いから、ミモロのイベントに

2014-04-15 | アート

4月29日から5月6日まで開催される「ネコのミモロの京都案内写真展ー大好きなクラフト作家さんといっしょvol2」。そこに今回、参加いただく陶芸家さんが、木村年克さん。
ミモロとの出会いは、毎月15日に行われる百万遍、知恩寺の手づくり市のことでした。
いろいろな陶芸家さんたちが、作品を披露している手づくり市。その中で、ミモロが足を止めたのが、木村さんの器。
 
「なんか不思議な感じがする…」と。ミモロがいつも心惹かれるのは、そんな感覚から…。
「これパイを焼く鉄のお皿みたい…」そう一見、パイ焼きプレートのよう…でもそれは、銀化鉄釉で焼かれた陶器です。
硬い鉄を思わせながら、どこか鉄にはない温かさが漂います。「これ、お料理のせると、すごく映えると思う・・」とミモロ。
また、その傍らにに並ぶのは、 渦巻のような縞模様の器たち。「どれも手描きだから、ひとつひとつ縞の感じが違う…いいねぇー」とこちらも興味津々。

「この作家さんに、ミモロのイベントに参加してもらいたいなぁ~」と、すっかり気に入ってしまったミモロです。
そこで、行動力のあるミモロは、ある日、木村さんの滋賀県の工房まで出かけて、お願いすることに…。

「こんにちはーミモロと申します。あの、手づくり市でお目に掛りました…」「あ、あの時の…」木村さんもミモロを覚えていてくださいました。ミモロのイベント参加をお願いし、「はい、それなら喜んで…」と、参加を御承知くださり、ミモロも嬉しそう・・・。

さて、伺った滋賀県の工房の中を拝見します。
 
「ヘェ~たくさん作品がある~」とミモロ。「うーそうでもないんですよ…ここにあるのは、失敗作や試作品ですねー」
「えー失敗作?」例えば、鉄釉の作品は、火の具合によって、均一に美しい鉄色にならないそう。作品となったもの以外に、多くの失敗作がうまれてしまうのだとか…。

「これはキレイ…」シャープでクールな鉄色は、なかなかむずかしいのです。

木村年克さんは、京都生まれ。京都精華大学の美術学部を卒業。その後、自分のアトリエでの制作を始めます。独自の技法を生み出しながら、独特の個性的な作品づくりは、多くの陶芸展でさまざまな賞を授与されています。

「これ、なんですか…」工房の片隅の棚に並ぶ平らな陶板?
「あ、それは、まだつくり掛けですけど、濃淡の土を薄く積み重ねたもの…」「あ、ミルフィーユみたいなの?」「まぁ、そうですね…」「へぇーこれもいいよね~」とミモロ。

工房には、手づくり市にもあった作品が。
曲線が温かいコーヒーカップです。「あのーこれなんですか?」「へんな形…」「あ、それはヤシの実をイメージしたもので、『やしの実シリーズ』のひとつです」と。
「あ、やしの実ねぇー」

鉄釉シリーズや層シリーズと、硬質感と直線が印象的な作品と合わせて、曲線や温かさが印象的な縞ややしのみシリーズ。 
ひとりの作家さんの作品とは思えない多面性をもつ陶芸家さんです。

滋賀の工房は、琵琶湖を望む山の上に。「わー気持ちいい場所…こんな素晴らしい景色を眺めながら、作陶できるってステキ…」

ヤシの実シリーズの器には、陽光が似合います。「これにココナッツジュース入れて、お外で飲みたい…」と。家の中でも、南国のパラダイスを思い浮かべるティータイムが過ごせそう…。

木村さんの工房をお暇する前、「あ、クマちゃん…」もちろんこれも作品のひとつ。オブジェなどの作品づくりも得意とする木村さん。

「ミモロのイベントよろしくお願いしまーす…」と、笑顔で…。

ぜひ、「ネコのミモロの京都案内写真展ー大好きなクラフト作家さんといっしょvol2」へ、木村さんの作品に出合いに来てください…。

4月29日~5月6日 10:00~17:00 神宮道「きねや岡崎店」です。よろしく


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東寺の「弘法市」で出逢った、京都産の杉やヒノキでできたステキな椅子。「ワシタカ工藝」

2014-03-23 | アート


 京都駅近くの子東寺で毎月21日に行われる「弘法市」。市内で開催される市の中でも、歴史ある市のひとつです。上賀茂、梅小路公園などの手づくり市と違い、出店者は、業者さんやプロのひとだけ。京都だけでなく、近郊の他府県からの参加店も多い市です。
「なんかいいものないかなぁー」と、キョロキョロと見回しながらミモロは、市を歩きます。
ミモロにとって、いいものとは、美味しそうな食べ物だけでなく、ミモロの感性にフィットする品を意味します。
「あ、ここいい感じー」と、ミモロが足を止めたのは、木の椅子が並ぶお店。

「へぇー京都産の木でできてるんだー」。白木の清々しい木肌をそのままに、角がすべて丸く削られた温かみのある椅子です。
ここは、京都の北側の鷹峯という北山杉の産地で、杉とひのきの家具工房「ワシタカ工藝」を主宰する森年弘さんと奥様のお店。家具作りをはじめて10年以上になるそう。椅子に使う材料は、京都産の杉とひのき。それを植物性のオイルで仕上げています。森さん自身、森づくりにも参加。椅子となる木を育む森を地域の人たちと共に、大切にお世話し守っているのです。森を愛する家具職人さんだらか、木が喜んでいるような作品に…。

「どうぞ、座ってみてください…」と森さん。「では、さっそく…」と
ヨイショ 
「木の温もりがあふれてる感じ~」
滑らかな椅子に頬摺りして、うっとり。

「こっちは、もっと座りやすくできてるんですよ…。お尻の形にそってますから…」
表面を柿渋で仕上げた椅子は、中央が少し盛り上がっていて、座るとお尻にピッタリと。
「ホント、安定感がある…ずっと座っていたくなっちゃう…」と。ミモロの小さなお尻にもフィット。

ほかにも、子供向けの椅子ベランダに置いても素敵な椅子座面に紐を組み合わせたオシャレな椅子なども。

ここでは、オーダーも受けてくれて、インテリアや自分の体形に合った椅子を作ってもらえます。
「ミモロの体にあった小さな椅子もできるの?」。そう、椅子だけでなく、テーブルなども作ってもらえます。
「あ、木のハンガー」子供部屋に置きたい洋服掛けなども。

「やっぱり木の温もりって心安らぐねー」とミモロは、すっかり気に入ったよう。「あ、鷹峯に工房があるんですねー。いつかお邪魔してもいいですか?」と。「はい、どうぞ…」

森さんは、今月25日の北野天満宮の「天神市」にも出店します。ぜひ、行ってみてください…。


*「ワシタカ工藝」の詳しい情報は、ホームページからどうぞ…。




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