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ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」などを務めたライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。

2025年ミモロの「祇園祭」。17日の夜「八坂神社」の神幸祭。3基の神輿渡御を拝みます。

2025-07-19 | 祭事・神事・風習

「あ、お神輿が来た~!」と、思わず声を出すミモロ。

三条京阪駅を上がり、祇園方向に向かおうと、大和大路通に入った時、「八坂神社」の石段下に集まった3基の神輿が、町へ進むところに出会ったのです。

「前祭」の山鉾巡行が行われた午前中は、豪雨に見舞われた京都ですが、「神幸祭」の16時過ぎには、雨が止み、神輿渡御の18時頃には、陽ざしすら感じられるようになりました。

山鉾巡行は、テレビで見物したミモロですが、「あ、雨止んだ~。やっぱりお神輿拝みに行く!」と、18時半ごろ出町柳駅から電車で町へやって来たのでした。

「お神輿のために、町を雨で浄めてくれたのかなぁ~」と思うほど、雨で洗われた町。3基の神輿は、それぞれの神輿会の方々によって町を進みます。神輿渡御に携わる人の数は、なんと約2000人に及ぶと言われます。

いよいよ「ホイット~ホイット~」の掛け声が近づいてきました。

「わ~いっぱいの担ぎ手さん…」。「三若神輿会」のみなさんに守られるようにやって来たのは、素戔嗚尊を祀る「中御座」の神輿です。

ミモロ、道から外れて…「キャ~」大和大路通いっぱいにあふれるように担ぎ手が…。

潰されないようにミモロは慌てて、道路の脇のビルの入口の階段へ上がります。

「ここなら邪魔にならいし、安全…」と、一段高くなった場所から、神輿を拝みます。

目の前を過ぎる逞しい男たち…。「あれ?もしかしてミモロちゃん…」と、担ぎ手の方がミモロを見て声を…。ミモロの事知ってるんだ~嬉しくなって…

「はい、ミモロです。がんばってくださいね~」と手を振りながら見送ります。

 

「中御座」の神輿が、三条大橋に向けて進むと、他の神輿がやって来ました。 「どこのだろ?」

 

現れたのは、「四若」の神輿会の半被を着た子供たち。

幼稚園に通うような年齢の子供たちが、縄を手に歩いてきました。もう、しっかり神輿の担い手の顔つき。その後ろには、その姿を誇らしげに見守る母親たちが続きます。

それに続くのは、小さな「東御座」の子供神輿です。

小さいと言っても、他の地方の神社の神輿に劣らぬ大きさで、年長の男の子たちが担ぎます。

「あの子たちが、将来、祭りの担い手になるんだね~」と、子供ながらすでに凛々しい姿。大人たちによって、しっかり神輿への奉仕の仕方を教わるのです。

本当にタイミングよく、次々にお神輿に出会えたミモロでした。

 

そして、神輿が過ぎた大和大路通を祇園方向に南に下り、古い町家が連なる情緒ある新橋通へトコトコと。

灯りがともりはじめた石畳の通りの向こうに、なんと神輿の姿…。

「わ~すごい!」情緒ある町並みの中で見る神輿は、時代を越えた景色かもしれません。

何度も神輿渡御を拝見しているミモロですが、この景色は、初めて…感激もひとしおです。

見てるうちに、「「四若」の神輿会が担ぐ「東御座」の神輿が横へ。

過ぎてゆく神輿に思わず手を合わせるミモロ。

手を合わせて、頭を上げると…「あれ?何するの?」

新橋通を西に向かっていた神輿は、ミモロのそばで、担ぎ手が一斉に担いだまま反対方向に姿勢を変更。

そして、再び今来た通りを東向きに戻っていきます。「あれ~どこ行くんだろ?」その後ろ姿を見送るミモロです。

訳がわからず、呆然でその場で、神輿が見えなくなる前立っていたミモロでした。

「あのお神輿どこに行ったの?」ミモロは、再び大和大路通に戻り、白川沿いの白川通へ行くことに…。

 

 

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2025年ミモロの「祇園祭」見物。「芦刈山」へ。比較的人出が少ない「仏光寺通」エリアは、ぜひ訪れたい山がいろいろ

2025-07-16 | 祭事・神事・風習

「暑いけど~人が結構出てるね~」と、「祇園祭」の山鉾見物にやって来たミモロ。

「長刀鉾」「函谷鉾」「月鉾」「菊水鉾」などが建つエリアは、特に多くの人出で、歩くのも大変。ミモロがやって来たのは、15日の午後で、「宵々山」と言われる日で、夕方には、四条通や室町通などが歩行者天国になりますが、まだ人出も本格的ではない時間です。

「あ、この子可愛いね~」とミモロが見つめるのは、「放下鉾」のフクロウのおみくじ。

 

「粽どうですか~」と声を掛けるのは、その町内のお嬢さんたち。浴衣姿でお客様に対応しています。

「祇園祭」には、子供たちもさまざまな場面でご奉仕をします。大人の間に入ってのお仕事は、いつもとは異なった貴重な経験に…。

「大きな鉾って人気だから、たくさん人がいて、近づけない…」と、人の波に流されそうになるミモロは、別の場所に行くことに…。

四条通を南に渡って、新町通へ入ります。ちょうど車が途絶えた瞬間…

「函谷鉾」と「長刀鉾」の姿がそこに…夕方には、ここにも人がいっぱいになります。

ミモロは、「大船鉾」の町会所に…。

 

「後祭」なので、まだ鉾の姿はありませんが、会所はすでにオープン。そこでは、厄除け粽やお守りなどが授与されています。そして中には、大きな金幣が…。今年、「大船鉾」の舳先を飾る「大金幣」です。

そして2階には、昨年、舳先に登場した黄金の龍頭が、外を眺めていました。

「もういるんだ~ミモロ、21日と23日にご奉仕するから、その時、ゆっくり会おうね~」と龍頭に約束。「待ってるよ~」との龍頭の声がミモロの耳には届いたようです。

そこからミモロは、綾小路通を西へ。このエリアには、「油天神山」「木賊山」「太子山」「芦刈山」が…。でも、大きな山鉾に比べ、訪れる人が少な目…「ここ穴場だよね~」というミモロです。

というのは、いずれも謡曲に登場したり、物語がある山。そして山を飾る前掛などの織物は、芸術的な美しさです。「芦刈山」にやって来たミモロ

 

前掛は、日本画家 山口華楊原画の「凝視」は、ライオンの姿。胴掛は、鳥獣の文様で、豊臣秀吉の陣羽織の図柄を復元したもの。

ご神体は、山鉾最古の衣装をまとった翁の姿。そのそばにも、江戸時代の前掛などが、展示され、すぐ近くで拝見できます。

 

「まだ人出が少ないからかな?ゆっくり拝見できる~」とミモロはひとつひとつ見つめます。会所の外のテントでは、厄除け粽をはじめ、さまざまな授与品が…

「ここは、夫婦和合と縁結びの御利益があるんだって~」お守りも愛らしい感じです。

「わ~ミモロちゃん~」との声は、山のすぐ近くのテーブルで、楽しそうにしている方々…。

「あ~お友達だ~」と、駆け寄ります。「ここで何してるの?」とミモロ。「ウ~話せば長くなるから…。まぁ、よかったら冷たい飲み物いかが?」と。「はい、嬉しい!」と喉が渇いていたミモロは、冷たいドリンクを頂戴しました。「ワ~生き返った!」と、熱中症警戒アラートも発令される京都。少し外にいるだけで、汗びっしょりに。

「夕方になって、もっとたくさん人出がある前に、他の山鉾もまわろう~」と、美味しいドリンクで蘇ったミモロは、再び、果敢に大通りへと向かいました。

間もなく、交通規制が始まる烏丸通にも、いろいろな露店が軒を連ね、すでに、そのそばには、道路に座って飲食をする若者や外国人観光客がいっぱい。

「ミモロちゃんは、なにか食べないの?」といっしょに山鉾をまわることにしたお友達。「ううん~道路では食べないの…」と。「お行儀いいのね~」とお友達。「まぁね~」とミモロ。実は、上手に食べられず、こぼしてしまう危険が…。

ミモロ達は、四条通を避け、仏光寺通を東へ。「保昌山」へ向かいました。「暑い~!」

 

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夏の猛暑に負けないように…6月30日は「夏越祓い」の神事へ。「粟田神社」で茅の輪くぐりを

2025-07-03 | 祭事・神事・風習

6月30日は、京都各所の神社では、夏の神事「夏越祓い」が行われます。

「東京にいた頃は、やったことなかった~」というミモロですが、京都に暮らしてからは、毎年欠かさず参加する神事です。

京都東山の「粟田神社」には、氏子の方々と共に近隣の人や観光客も参拝に集います。

1年も半分すぎ、知らず知らずのうちに心身に溜まった穢れを祓い、無病息災を祈る昔からの夏の神事。

境内には、白い蓮が涼やかに咲いていますが、今年は、猛暑日となり、参列者にも汗が滲みます。

 

「ここ山の中腹だから、割を風があるかも…ちょっと涼しい…」。16時になると、佐々貴宮司様により祝詞の奏上から、神事が進みます。

 

参列者に配れた「茅の輪くぐりの方法」と「大祓の切麻」の小袋(中には、小さく刻まれた紙が入っています)…

宮司様が麻と布を勢いよく裂き、穢れを祓った後、参列者も身を紙で清めます。袋から小さな紙片を摘まみ、左、右、そして中央部に散らし身を浄め、そして袋に息を吹きかけ、穢れを移します。

 

「これでいい?」はい、十分…。息を掛けた袋を神様に浄めて頂きます。

そして、いよいよ茅の輪くぐりが始まります。参列者は、席を立ち、宮司様の後に連なります。

 

ミモロも列に並びました。茅の輪を8の字を描くように廻り、くぐるときに和歌を詠みます。

 

3首の和歌は、「思うこと 皆つきねとて麻の葉を 切りに切りても祓へつるかな」「あ、皆つきね…ってとこに水無月が掛けられているんだ~」とミモロ。ほかの2首を詠んで、茅の輪をくぐります。 

最後に、「我は蘇民将来の子孫なり!」と少し大きな声で…。「ミモロも子孫なのかな?」と、まぁ、ネコですが、きっと大目に見てくださることでしょう。「きっと昔より子孫も増えてるね~でも神様は、絶対みんな助けてくれるね」と確信するミモロでした。

茅の輪をくぐった後、再び本殿前で、参拝を行います。

いよいよ神事も納められる時が…「これからお下がりをお配りします」と。そして宮司様から神様に供えられた和菓子の「水無月」を頂きました。

 

「毎年、嬉しい~ありがたいね~」と思うミモロです。この時期に「水無月」を食べると無病息災になると言われています。

「やっぱり食べなくちゃ~夏が越せないね~」と。

「あれ?ミモロちゃん、ミャクミャクスタイルしてるんですね~」と、氏子のカドヤさん。京都暮らし以来、いろいろお世話になっている地元の方。

「はい、今年しか着れないんで…」と、そう万博期間中じゃないとね~。

「粟田神社」での「夏越祓い」の神事が終わる頃、京都の町に雷の音が響きます。

「あれ~北の方、雨が降ってるかも…」町が一望できる境内から見ると、雨柱が近づいてくるのがわかります。「急いで戻らなくちゃ~」と、ミモロはお友達といっしょに石段を駆け下りて、東山三条へ急ぎました。

お友達のお店で雨宿りをさせていただくことに…そこは、発酵食品を使った料理で人気の「腸活OKAMILABO]。「半分こしようね~」とお店でお留守番していたお友達と「水無月」を一緒に頂くことに…

「う~そろそろ雨が降ってきそう…」でも大丈夫…「美味しいね~。あ、そうだ~夜ね「満足稲荷神社」で「水無月まつり」やるんだって~そっちも行ってみようよ」と。

*まだ「はてなブログ」への、ブログのお引っ越しがうまくいっていません。しばしお待ちくださ~い。

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京都の祭り。「御霊神社」の還幸祭。「京都御所」への参内。大勢の人が関わる神輿渡御

2025-05-21 | 祭事・神事・風習

「わ~すごい人が関わってるんだ~」と改めて驚くは、神輿渡御に関わる人の数。

今出川通の片側は、神輿渡御の人たちの列が続きます。1基の神輿には、100名以上の人たちが関わります。担ぎ手の人は、地元の神社の神輿会に所属すると共に、他の神社の祭りにも担ぎ手として参加。互いに協力し合って、神輿渡御を行っているのです。ですから、「あれ~ミモロちゃん、ここの祭りも来てるんだ~好きだね~」と何度も顔を合わせる担ぎ手の人に言われることも。

さて、この日は「御霊神社」の還幸祭。三基の神輿が次々にミモロの前に姿を現し、〆となる「末廣」の神輿がすぐそばを通ります。

 

「あ、お友達だ~こっち~」と大勢の人の中に知り合いの顔を見つけ、声を掛けます。「お、来てたんだ~」と、さっそく記念撮影。夏のように気温が上昇したこの日、日焼けしてます。なんでも、天気予報では、雨が降るかも…といわれましたが…長年祭りに携わる方に聞くと、24年間に還幸祭で雨になったのは、わずか2回だとか…この日も暑くなりました。

おもてなしを受ける「冷泉家」の前に向かう一行。大勢のため、一般車の交通規制が行われ、「京都御苑」の向かい側の「同志社大学」の塀沿いにズラリ…

「バスが通過しま~す、はみ出さないで~」との警察官の声に、一車線をクリアに…。「バスは、通れるんだ~」とその様子を見つめるミモロでした。

無事に「冷泉家」の前に到着。すでに御苑へと2基の神輿は、進み、いよいよ通りを渡り、「今出川御門」へ。

門をくぐり、目指すは「京都御所」の「朔平門」です。

すでに2基の神輿は、門の前に待機。

いよいよ参内の祭事が執り行われます。門の前を埋め尽くすような人‥皆、御所に向かって頭を下げ、礼を尽くすのです。1年に一度、御所に戻るご祭神…「里帰りだね~懐かしいのかなぁ~」と、いろいろなことはあっても、やはり強い思いがある場所ではと、想像するミモロです。

やがて参内も終わります。

その前に、ミモロは、先ほど頭を噛んでもらった獅子さんにご挨拶。

「ママも、頭噛んでもらったら~ボケ防止のために~」と余計なことをいうミモロですが、「そう??」と、その言葉に従い、頭をパクリとしてもらいました。

京都の大学に通う学生さんは「こういうお祭りに参加できるって、京都ならでは…」と初の体験に感激しきり。

さぁ、お家に戻りましょう。緑豊かな「京都御苑」。新緑の道を深呼吸しながら歩く気持ちよさ。

 

「あ、赤い実が落ちてる…」と自然観察も楽しみます。さすが環境庁の管轄の「京都御苑」。その整備も完璧…さまざまな植物が生息する環境調査のフィールドにもなっています。

自転車で、よく訪れる「京都御苑」。「迎賓館」「京都御所」「仙洞御所」など拝観できる場所も多く、国内外の観光客に人気の場所です。

 

*「ネコのミモロのJAPAN TRAVEl」は、夏頃、お引っ越しをします。「ミモロは、これからもずっとみんなと一緒だから安心してね~」また、近々、お引っ越しに関しては、お知らせします。

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京都の祭り。「御霊神社」の還幸祭。三基の神輿が向かうのは、「京都御所」

2025-05-20 | 祭事・神事・風習

「京都のお神輿って、豪華で、迫力あるんだよね~」とミモロ。

5月18日は、京都の上京区にある「御霊神社」の還幸祭の日。「京都御所」の北側の氏子町を三基の神輿(今出川口・小山郷・末廣)渡御が行われました。

午後3時過ぎ、ミモロは、トコトコと今出川通を「京都御苑」の塀に沿って西へと進み、「今出川御門」を目指します。

 

「あれ?まだほとんど人がいない~」キョロキョロ。「あの~お神輿、今どこら辺にいるんでしょうか?」と、門のところにいらした方に伺いました。

「あれ?前にも祭りに来てましたよね~覚えてますよ~」と言われ、思わずニッコリするミモロ。「そうですね~今は、護王神社で休憩中だと思います。それから室町通から今出川通に出て、16時半には、ここに到着する予定です。御苑の祭事は、時間に厳しいんで、遅れることはありません」と。

「京都御所」への参内は、「御霊神社」ならではこと。時代の中で、無念の死を迎えた早良親王など6名をご祭神としてお祀りし、その御魂のお怒りを鎮め、都の平穏を願うために延暦13年(794)に創建された「御霊神社」。

この祭りでは、ご祭神の早良親王などが、ゆかりの深い御所に挨拶に御所の北の「朔平門」に神輿に乗って行くのです。江戸時代には、天皇や宮中の方々が、神輿をご覧になったとか。明治に天皇家が東京に遷られてから、その門は開くことはありません。この神輿の参内も、長らく途絶えていたのですが、平成21年に約140年ぶりに復活。現在、還幸祭の神輿渡御のコースに組み入れられています。

「まだ、神輿来そうもないなぁ~」とミモロは、少しでも早く神輿を見たいので、今出川通を烏丸通の交差点方向に進むことに。

その途中にある「冷泉家」では、神輿のためにおもてなしの水やお酒の準備が進められていました。神輿会からは、神酒を奉納。

 

「あ、神輿の行列がやって来た~」と、交差点の向こうから、行列の姿が…

 

「う?行列、室町通を通って来たんだ~でもあの通り、通常は、南向きの一方通行なのに…」と首をかしげるミモロ。神輿渡御のコースは、年によって変更されるそう。以前は烏丸通を北上したことも。「神様だから、一方通行逆走しても、違反にならないんだ~きっと」と。

交差点では、警察官が、交通規制と共に、バスなどの運行を仕切っています。「信号、全部赤だ!」京都では祭りの時期、神輿渡御などの行列が最優先。車は、行列が終わるまで、じっと待機しなくてはなりません。それを知らずに巻き込まれると、身動きができないので、交通規制の時間と場所を予め知っておくことがおすすめ。「ねぇ、ナビにもその情報でるのかな?」とミモロの素朴な疑問。どうでしょうねぇ~知らんけど…

神輿を先導するお稚児さんや獅子…「はい、厄除け…賢くなりますように~」と子供の頭を獅子頭がパクリ。

ミモロもやってもらいました。いよいよ神輿の登場です。

まずは、「今出川口」の神輿が交差点を通ります。

 

黄色の飾り金具が豪華な神輿。京都は神社の数が多いため、神輿の数もそれなりに。長い歴史の中、戦いで焼失したものも多数ありますが、今は、それらの復興の動きも…。

また飾り金具など祭祀の工芸技術が優れていることから、全国の神輿の修復なども手掛けています。「京都の祭りって、葵祭や時代祭みたいに静かに行列するだけじゃないんだよ!すごく勇ましいんだから…」と京都に暮らして知ったミモロです。

「あ、小山郷の神輿が来た!」

続いて姿を現した「小山郷」の神輿は、台に乗らず、「ホイット~ホイット~」の掛け声で担がれています。

交差点の中央部で、神輿の見どころのさし上げが始まりました。神輿を担ぎ手が高く差し上げ、前後に大きく揺さぶり、神輿にパワーを与えます。周囲の飾り金具や鈴がシャンシャンを鳴り、周囲の気を浄めます。そして、〆に現れるのは、「末廣」の神輿。「えらやっちゃ!えらやっちゃ!」と陽気な掛け声。ミモロは耳をピクピクさせながら、思わずステップを踏み、楽しそうに見守ります。

 

*「ネコのミモロのJAPAN TRAVEL」は、夏頃、お引っ越しをします。「ミモロは、これからもずっとみんなと一緒だから安心してね~」また、近々、お引っ越しに関しては、お知らせします。

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