「う~今年は、特に暑いかも…でも、がんばろう!」とミモロは「伏見稲荷大社」へ。
この日は、毎年、土用の丑の日の前後の日曜日に行われる「本宮祭」の前夜祭である「宵宮祭」の日。
今年は、7月19日で、夜18時から神事が行われ、その後、稲荷山に点在するいろいろな社のそばに立つ石灯籠に火を灯して、無病息災を祈願する「万灯会」があるのです。
外国人観光客に大人気の「伏見稲荷大社」には、大勢の人…。
夕暮れが迫りながらも、人の多さから、30度を超す気温を感じます。
すでに10年以上も毎年のように参加しているミモロ。「こんなに暑いのに、今年も行くの?」とお友達に心配されますが、「うん、毎年行ってるし、会いたい人がいるんだ~」と、人混みを縫いながら、本殿の後ろに到着。
「どうぞ、今年も無事に、お山い登れますように~」と参拝して、しばし時間を過ごします。
「本殿」での神事が終わり、神職さんたちが出てきます。「そろそろかな?」
ミモロが立っていると、「あ、ミモロちゃん~!」と呼ぶ声。「わ~会えた!」と駆け寄るのは、東京から毎年、「万灯会」のために京都にいらっしゃる小柳さん親子。
「わ~今年も会えたね~元気だった?」とまずは、1年ぶりの再会を喜び合います。
ミモロが、お二人に初めて会ったのは、息子さんが小学生だった頃。やや体が弱かった息子さんを心配し、その健康を願いお母さまが始められた参拝です。
小柄でやせっぽっちだった息子さんは、なんと今やお母さまの背を抜くほど立派に成長。もう大学生になりました。「お兄ちゃん、大きいね~こんなに大きくなると思わなかった~」と、会うたびに逞しくなるお兄ちゃんを見上げます。「御利益あるんだ~」と、思わずにはいられません。
お母さまにとって、毎年の参拝は、息子さんとの大切な時間です。いつか、お母さまをおんぶして参拝する日が訪れるかも…。まぁ、何十年も先ですが…。
さて、そばには、山に持って入る提灯の準備も整いました。
お山に入るコースは数種類ほどありますが、ミモロたちは、毎年、一番長いコースである「御膳谷」を若い神職さんに導かれ巡ります。所要時間は、約2時間。「今年、体力的に自信ないから、途中で帰るかも…」というミモロ。結構、厳しい道のりなのです。
「あ、今年もよろしくお願いします。」と挨拶するのは、こちらも毎年一緒に参拝する方々。
ここだけでしか会えませんが、一緒の時間の息はピッタリ。「ホント、大きくなったなぁ~」と、小柳君の成長を喜ぶ方々です。
さぁ、いよいよ出発です。提灯を持って神職さんに続きます。
「みんなで1個、提灯あればいいね~」と馴れているミモロ。そう、参加する人が、全員持つ必要はないのです。
10年前にミモロが参加した時は、数名しかいなかった参列者も今や20人を超えるほど。全国から「万灯会」に参加するために、京都へ。
「ミモロちゃんのブログで知って、参加してみたかったんです~」という方々。
そう、ミモロのブログでは、詳しくその様子をリポートしているため、それを見た方が多くいらっしゃいます。すでにベテランになっているミモロたち、「ここに参加する人は、全員、灯籠に火を灯して、祈願して欲しいの~」と、初参加の方を最優先に、灯籠点火をしてもらいたいと願っています。
「もう結構歩いた感じ…でも、まだまだ始まったばかりだよ」と。山の中腹でひと休み。
「う~もう汗ビッショリ…」ミモロは、参加者の扇風機で涼みます。
「みなさん、しっかり水分補給してください!気分が悪くなったら、遠慮なく、休んでください!」と神職さんの声が響きます。
実は、ここからが本番…提灯の中のロウソクに、神職さんが持つ本殿に灯されていた火を移します。
「さぁ、行きますよ~」ここから1時間を超える山歩きがスタートです。
例年よりも気温が高いこの夜。進む道は、鳥居の中に続く長い石段。参加する人は、歩きやすいスタイルと靴が必須。(尚、ミモロのように浴衣で参加するのは、お勧めできません)また、若い神職さんは、山歩きに馴れているので、それなりのスピードがあり、ご高齢の方や足に自信のない方は、このコースではなく、時間が短く、石段がきつくないコースをお勧めします。
「ウ~ホントに今回、キツイ!」と、馴れているミモロも大変そう。「途中でやめてもいいんだからね~」と、仲間に言われるミモロですが、「うん、もう少し頑張る!」と、歩き始めました。
*「伏見稲荷大社」の詳しい情報はホームページから
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