goo blog サービス終了のお知らせ 

ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」などを務めたライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。

「伏見稲荷大社」の宵宮祭の万灯会。猛暑にめげず、今年も山の石灯籠に火を灯します。

2025-07-28 | 祭事・神事・風習

「う~今年は、特に暑いかも…でも、がんばろう!」とミモロは「伏見稲荷大社」へ。

この日は、毎年、土用の丑の日の前後の日曜日に行われる「本宮祭」の前夜祭である「宵宮祭」の日。

今年は、7月19日で、夜18時から神事が行われ、その後、稲荷山に点在するいろいろな社のそばに立つ石灯籠に火を灯して、無病息災を祈願する「万灯会」があるのです。

外国人観光客に大人気の「伏見稲荷大社」には、大勢の人…。

夕暮れが迫りながらも、人の多さから、30度を超す気温を感じます。

すでに10年以上も毎年のように参加しているミモロ。「こんなに暑いのに、今年も行くの?」とお友達に心配されますが、「うん、毎年行ってるし、会いたい人がいるんだ~」と、人混みを縫いながら、本殿の後ろに到着。

「どうぞ、今年も無事に、お山い登れますように~」と参拝して、しばし時間を過ごします。

「本殿」での神事が終わり、神職さんたちが出てきます。「そろそろかな?」

ミモロが立っていると、「あ、ミモロちゃん~!」と呼ぶ声。「わ~会えた!」と駆け寄るのは、東京から毎年、「万灯会」のために京都にいらっしゃる小柳さん親子。

「わ~今年も会えたね~元気だった?」とまずは、1年ぶりの再会を喜び合います。

ミモロが、お二人に初めて会ったのは、息子さんが小学生だった頃。やや体が弱かった息子さんを心配し、その健康を願いお母さまが始められた参拝です。

小柄でやせっぽっちだった息子さんは、なんと今やお母さまの背を抜くほど立派に成長。もう大学生になりました。「お兄ちゃん、大きいね~こんなに大きくなると思わなかった~」と、会うたびに逞しくなるお兄ちゃんを見上げます。「御利益あるんだ~」と、思わずにはいられません。

お母さまにとって、毎年の参拝は、息子さんとの大切な時間です。いつか、お母さまをおんぶして参拝する日が訪れるかも…。まぁ、何十年も先ですが…。

さて、そばには、山に持って入る提灯の準備も整いました。

お山に入るコースは数種類ほどありますが、ミモロたちは、毎年、一番長いコースである「御膳谷」を若い神職さんに導かれ巡ります。所要時間は、約2時間。「今年、体力的に自信ないから、途中で帰るかも…」というミモロ。結構、厳しい道のりなのです。

「あ、今年もよろしくお願いします。」と挨拶するのは、こちらも毎年一緒に参拝する方々。

ここだけでしか会えませんが、一緒の時間の息はピッタリ。「ホント、大きくなったなぁ~」と、小柳君の成長を喜ぶ方々です。

さぁ、いよいよ出発です。提灯を持って神職さんに続きます。 

「みんなで1個、提灯あればいいね~」と馴れているミモロ。そう、参加する人が、全員持つ必要はないのです。

10年前にミモロが参加した時は、数名しかいなかった参列者も今や20人を超えるほど。全国から「万灯会」に参加するために、京都へ。

「ミモロちゃんのブログで知って、参加してみたかったんです~」という方々。

そう、ミモロのブログでは、詳しくその様子をリポートしているため、それを見た方が多くいらっしゃいます。すでにベテランになっているミモロたち、「ここに参加する人は、全員、灯籠に火を灯して、祈願して欲しいの~」と、初参加の方を最優先に、灯籠点火をしてもらいたいと願っています。

「もう結構歩いた感じ…でも、まだまだ始まったばかりだよ」と。山の中腹でひと休み。

「う~もう汗ビッショリ…」ミモロは、参加者の扇風機で涼みます。

「みなさん、しっかり水分補給してください!気分が悪くなったら、遠慮なく、休んでください!」と神職さんの声が響きます。

実は、ここからが本番…提灯の中のロウソクに、神職さんが持つ本殿に灯されていた火を移します。

「さぁ、行きますよ~」ここから1時間を超える山歩きがスタートです。

例年よりも気温が高いこの夜。進む道は、鳥居の中に続く長い石段。参加する人は、歩きやすいスタイルと靴が必須。(尚、ミモロのように浴衣で参加するのは、お勧めできません)また、若い神職さんは、山歩きに馴れているので、それなりのスピードがあり、ご高齢の方や足に自信のない方は、このコースではなく、時間が短く、石段がきつくないコースをお勧めします。

「ウ~ホントに今回、キツイ!」と、馴れているミモロも大変そう。「途中でやめてもいいんだからね~」と、仲間に言われるミモロですが、「うん、もう少し頑張る!」と、歩き始めました。

*「伏見稲荷大社」の詳しい情報はホームページから

 

 

<ブログを見たら 金魚鉢をクリックしてね 応援よろしく!ミモロより
人気ブログランキング


ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro1888@gmail.comまで

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京都の夏の神事。「下鴨神社」の無病息災を願う「みたらし祭」。7月27日まで。

2025-07-26 | 祭事・神事・風習

「涼しくて気持ちいいかも…」と、今年も訪れたのは、「下鴨神社」。

境内の「御手洗池」に湧き出る水に足をしたし、無病息災を祈願する夏の祭事です。

7月27日まで、朝9時から20時まで参拝できます。

「夜って、参拝者多いんだよね~」というミモロは、午前中に神社へと向かうことに。でも、夜は、雰囲気があって、混雑しても、一度は行ってみるのもおすすめです。

神社に到着して、本殿に参拝した後、「みたらし祭」の受付へ。

そこで500円のご志納を行い、ロウソクを1本頂きます。「今年も参拝に来たんですね~。はい、ロウソクどうぞ~」と。「どうもありがとうございます~」と、ミモロはロウソクを受け取ると、下駄を脱いで奥へ。

「みたらし池」に満ちる水は、「井上社」から湧きだす清水。

「キャ~冷たい!」水に足をちょっとつけると、抱き着いてきました。水の深さは、小学生低学年のひざ下ほど。入るときは、濡れないように、浴衣、パンツやスカートの裾をまくって…。でも、その深さでは、ミモロはとても立つことができないので、抱っこのまま池を進みます。

「ここら辺、深いかな?」と水面を見つめます。

う~浅くても、濡れちゃうから、ちょこっと足をつけるだけにしましょうね。

池の中を進み、一番奥の朱色の手すりのある社の前へ。ここが「井上社」です。

池の周りには、ロウソクを献灯する場所がズラリ…。そこにある大きなロウソクから火を持っているロウソクに遷します。

慎重に点火…そして、近くの台にロウソクを献上。

「どうぞ、みんなが元気に過ごせますように…」と祈りました。

無事に祈願を終えたミモロは、下駄を履き、テントの中へ。

そこで頂くのは、「神水」です。

「喉渇いちゃった…」と言いながら、「神水」で喉を潤すミモロです。

「お代わりしてもいい?」はい、どうぞ好きなだけ飲んでください…。猛暑の京都、水分補給は欠かせません。

それでも体感温度は下がらず、「フ~いい気持ち~」とミストの扇風機の前へ

あまり長くいると、ミモロ、湿っちゃうから気を付けて…。「あ、そうだった…」すでに顔や浴衣は、しっとり。テントには、お守りなど授与品がいろいろ。それを求める人が大勢…。

また、池の周りには、足腰の健康を願う御符などの奉納も…

「あれ?これ初めて見た~」とミモロが水占いの場所で見つけたのは、キラキラ光る色とりどりの玉。

 

無病息災を祈願する「みたらし祭」限定のお守りです。「いろいろ新しいお守りが登場してる~」と、訪れるたびに新なものに出会うミモロでした。

「どうぞ~これ~」と、出口付近でお茶のボトルを頂きました。

京都限定の「伊右衛門」の無料サービス。なんでも下鴨神社とのご縁から行われているそう。

「これで、今年の夏も無事に越せるね~」

すでにいろいろな場所で無病息災を祈願しているミモロです。でも、今年の暑さは、猛烈…「何度お願いしてもいいと思う…」と。そう、何度でもお願いしたくなる暑さです。

明日、27日までの「みたらし祭」…ぜひ「下鴨神社」へご参拝を…。

<ブログを見たら 金魚鉢をクリックしてね 応援よろしく!ミモロより
人気ブログランキング


ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro1888@gmail.comまで

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2025年ミモロの「祇園祭」。24日の「後祭」の山鉾巡行見物へ。猛暑の京都を進む山鉾

2025-07-25 | 祭事・神事・風習

「もうすぐ、ミモロがご奉仕していた『大船鉾』が来るんだよ~」と、お友達に話すミモロ。

7月24日の9時頃、ミモロは、後祭りの山鉾巡行を見物するために新町通の御池通にほど近い場所に行きました。前日まで「大船鉾」で粽授与や鉾見学の案内などのご奉仕をして、帰宅したのは、23時近く。翌日は、いつもなら、寝坊したところ、山鉾巡行のために、少し早起きして出かけたのです。すでに山鉾は、次々に会所を出発し、まずはスタート地点となる御池通へと向かいます。

「あ、動いてる~」『鷹山』の姿が、三条通に…。

「暑い!」と、歩くだけで汗がダラダラ…。「う~キツイ!」と、水分補給をしながら町を歩くミモロです。

でも、山鉾巡行の準備などのために、関わる方々は、睡眠時間も少なく、ほとんど寝ないで巡行に参加することに。まさに「気合だよね!」とミモロがいうのもわかります。しかも今年は、38度といわれる猛烈な暑さが、祭り関係者および見学者を襲い、体力の消耗を…。

ミモロが到着した新町通では、「南観音山」が、狭い通りを進みます。

 

昨夜は、「あばれ観音」という神事があり、夜中まで多くの人で賑わった山。翌朝は、その疲れも見せず、キリリとした姿で巡行へ。

「あ、鷹山が方向転換に手間取ってる…」

三条通から新町通に入るために、角を曲がらなくてはならない「鷹山」。辻回しなど大きな通りでの方向転換よりも、いっそうむずかしいと思われるのが、狭い場所での方向転換です。何度も切り返しを行っています。

「なんかまだ時間かかりそう…」と通りの傍らに立っていたミモロに「こっちにどうぞ~」とビルの2階から手を振る方。

昨年もお邪魔したネクタイなどを扱う会社の方。「あの~今年もいいですか?」と、挨拶して2階へ上がらせていただきました。ミモロ、味をしめてるでしょ…2階からの見物に…「う~そんな~」と言いながら、クーラーが効いた2階へ。

今年、そこでミモロを迎えてくれたのは、ファッショナブルなクマちゃん。ここでは、ネクタイ以外にも、スポーツチームのキャラクターなども作っているそう。

「ようこそ~一緒に見ようね~」と、すぐにお友達になったクマちゃんといっしょに、2階の窓辺に陣取りことに。

下には、方向転換を済ませた「鷹山」がやって来ました。初めて見る巡行を、身を乗り出して眺めるクマちゃんです。

「鷹山」の囃子方が目の前に…。手を振り、身を乗り出すクマちゃんを、「ここから見るの…それ以上、前に行っちゃアブナイ…」と、体をつかむミモロ。おねえちゃんぶりを発揮。

そんな二人と目が合った囃子方の方々…ミモロ達の応援が通じたようです。

 

そのすぐ近くまで迫っていたのは、「大船鉾」です。大きな船が、ビルが並ぶ谷間を進みます。

大勢の引手が、一列に白い綱のように見え、それに導かれる船の姿は、何度見ても感激!「あ、ミモロちゃん…」と顔なじみの囃子方の方が、ミモロを見つけ、目で挨拶。

 

ミモロも、そばのクマちゃんを忘れて、手を振ります。

『大船鉾』が過ぎて、ミモロは、ここに招いてくださった方々とクマちゃんにお礼を言って、御池通へと向かいました。

「これ、見たいの!」とミモロが毎年楽しみにする景色が、新町通から姿を見せる「大船鉾」。

ビルの合間から、姿を現す船…その不思議ともいえる瞬間がたまらないのでした。御池通という大きな川に出た船は、風を受けながら、そこを堂々と進みます。

「御池通り」は、巡行のスタート地点。通りには、山鉾が「市役所」前でのくじ改めのために、列を作り待機。巡行の〆となる「大船鉾」は、最後尾を進みます。

待機中に、記念撮影。役員の方々が裃姿で…。

一緒にご奉仕をした都草のメンバーさんもその中に…。ミモロを見つけると…

「昨日ね、いろいろな方がブログを見てミモロちゃんに会いに来てくれたけど…どこにいたの?」と。「え~夕方、テントで拝観券の係してたんだ~。残念」とミモロ。会いに来てくださったのに、お目にかかれずごめんなさい…。

気象庁では、37度越えと言われる今日の京都ですが、道路から照り返しから、体感気温は、体温を越える感じ。「注意して、頑張ってくださいね~」と再び動き出した鉾を見送るミモロ。

「もう暑くてフラフラ…」と、暑さに弱いミモロの山鉾巡行見物はここで終了。「涼しいとこに行こう~」と、御池通の地下街へ向かったミモロでした。

 

<ブログを見たら 金魚鉢をクリックしてね 応援よろしく!ミモロより
人気ブログランキング


ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro1888@gmail.comまで

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2025年ミモロの「祇園祭」。「大船鉾」でのご奉仕。その後に、囃子方のそばで過ごすひとときを

2025-07-24 | 祭事・神事・風習

「大船鉾」で奏でられるお囃子。鉾には、大勢の囃子方が…

ミモロは、毎年、「大船鉾」でご奉仕をしています。21日も、夕方から夜21:30まで担当時間です。途中、お弁当を頂き、そして、再び持ち場の会所の1階へ。そこに、次々に顔見知りの方やお友達が訪れました。

 

小さなミモロですが、「あ、ミモロちゃん!」と見つけてくれる皆さん。「わ~い、会えて嬉しいなぁ~」と、大喜びのミモロです。どうぞ、ミモロを見つけたら、写真をどうぞ~

夕方からのご奉仕活動もいよいよ終わりを迎える時刻に…。「お疲れさまでした~」と四条町の方々にも言われ、ホッとするミモロです。ちょうどその時、「大船鉾」の囃子方のお囃子が始まりました。「帰る前に2階に行こう…」と、急な階段を上がり2階へ。

「はい、お疲れ様~」と黄金の龍頭の声…「ふ~うん、さすがに疲れちゃった~」と、ミモロは、そのそばでひと休み。

(*撮影はすべて許可を頂いています)

龍頭のそばで、そのパワーに癒されていた時、「う?!何?」とミモロは、鉾の方を見つめました。

2階からは、鉾に渡り橋が架かっていて、その奥から手を振る人が…

演奏中の囃子方の方がミモロを見つけて、鉾の中から手招きしてくださいました。

「え?いいの?」と近づくと、「どうぞ~」と目で伝えられ、ミモロは、囃子方の真ん中のわずかなスペースに入れて頂いたのです。

さすがに演奏中に鉾に乗ったのは初めて…。すぐ近くで聞くお囃子は、想像以上に大きな音。「遠くまで聞こえるようになってるんだ~」と思うミモロです。

約40人が乗る船。山鉾の巡行では、2時間以上にわたり、さまざまなお囃子の演奏が行われます。密集度の高い鉾の上で、さすがに暑さは厳しいものが、ただ高さがあるので、地上からの反射熱は少なく、時折吹く風が、わずかながら救いになるとか。

巡行では、1度上がったら、会所に戻るまで降りることはできません。35度以上が予想される巡行、水分補給をして、熱中症対策は、最大の課題に。鐘を担当する小学生から、笛などを演奏なさるかなりのベテランまでいらっしゃる囃子方。子供の頃からのお付き合いが、大人になっても強い絆となってゆくのです。

しばらく鉾の中で過ごさせていただいたミモロは、お礼を言って、外へ。

「何度、見てもいいねぇ~京都にいるっていう幸せ感じちゃう…」と、しみじみ思うミモロでした。

「また、23日に来ます~」と、四条町のみなさんと龍頭に告げて、会所をあとに家路へ。

新町通を御池通方向へ進む途中、「南観音山」のところで足を止めました。ここでもお囃子の真っ最中。

24日の巡行まで、山鉾の景色が、夏の京都を告げています。まだまだ猛暑が続く京都…「お水飲まないと…」と、ぜひ熱中症に注意し、祇園祭を過ごしてくださいませ~

<ブログを見たら 金魚鉢をクリックしてね 応援よろしく!ミモロより
人気ブログランキング


ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro1888@gmail.comまで

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2025年ミモロの「祇園祭」。三基の神輿を拝んだ「八坂神社」の「神幸祭」。

2025-07-20 | 祭事・神事・風習

7月17日の夕暮れ時、雨もすっかり上がった町には、神輿渡御が行われます。

三条通から、大和大路通を祇園に向けて南に下がるミモロ。途中、新橋通で、四若神輿会の「東御座」の神輿に出会いました。それを拝み、またトコトコと祇園白川通へと進みました。「この白川、ミモロ達が先日、美化活動した白川の流れだよね~」。柳が揺れ、町家が連なる情緒あふれる通りは、多くの観光客が好む撮影スポットでもあります。

そこに、白い狩衣姿の一行が…「あ、八坂神社の宮本組のみなさんだ~」。「祇園祭」を取り仕切る方々で、氏子の人たちが一目を置く存在で。老舗のご当主などが務められています。

「細辻さんがいらっしゃる~」と、その中に、顔なじみの方の姿を見つけ、手を振るミモロ。

「おや、ミモロちゃん…」と、小さなミモロに気づいてくださいました。「あれ?さっき戻った四若の「東御座」の神輿が、再びミモロの前にやってきました。

 

「ホイット~ホイット~」の掛け声とともに、氏子町を巡ります。

京都の神輿の素晴らしさを拝むたびに思います。神輿の後を、裃姿の方々が続きます。

そこにも顔見知りの方の姿を見つけ、思わず手を振るミモロです。神輿を見送ったミモロは、「ちょっと四条通の方に行ってみよう…」

夜が町に訪れ、通りには、灯りが「八坂神社」まで灯されています。先ほどまで、神輿とそれを見物する人たちで賑わっていた通りには、しばしの静寂が訪れています。「錦の神輿どこにいるんだろ?」と周囲を見回しますが、まだその姿が見えません。

そこで、大和大路通にある食品店の「藤村屋」へ挨拶に伺うことに…。「あれ?忙しそう…」

お店の前には、お茶とお水を入れたカップの準備が進んでいます。「ここに西御座の神輿が来るので、それのおもてなしをするんですよ」とお店の方。神輿が通る道沿いでは、神輿と所縁が深いお店が、担ぎ手の疲れを癒すため、飲み物などを用意して待つのです。

「あ、西御座の神輿が来た~」20時過ぎ、この日、ミモロにとって、まだ拝んでいない神輿がやって来ました。

その一行の方々は、お店の前を通ると、挨拶をなさいます。「よく知る人がもうすぐ来るんですよ」と、このお店の女将が待つのは、昔からの長いお付き合いをなさっているという「西御座錦」の副会長さんが、いつも会いにいらっしゃるのだそう。「もうすぐボーイフレンドが来るんですよ」と。

共に京都の町で、歳月をすごされた素敵な笑顔のお二人です。

ここ「藤村屋」のご店主は、宮本組のメンバー、この日は、裃姿で忙しそうになさっていました。「うちの息子は、宮本組なんですよ」と誇らしげにミモロにお話ししてくださいました。三基の神輿の中で、一番重い「西御座錦」の神輿が、お店の前を過ぎるとき、その掛け声がいっそう大きくなりました。

「これで全部のお神輿拝めた~」と嬉しそうなミモロ。

近くで神輿を見物していた方は、サンフランシスコに在住し、久しぶりに「祇園祭」をご覧になったそう。ミモロは、その方に、「祇園祭」のことをいろいろ説明。すっかりお友達になりました。「お祭りって、いろんなご縁を結んでくださるんだね~」と改めて思うミモロでした。

先ほどまで、たくさんの神輿の担ぎ手の人が飲み物を求めて立ち寄った「藤村屋」の店先も、神輿が去り、静かさが戻りました。「もうおかたづけしてる~」

さぁ、お家に帰りましょう。「うん…」神輿が過ぎた道をトコトコと家路に向かうミモロでした。

明日には、「後祭」の山鉾が姿を現します。「さぁ、いよいよ後祭だね~頑張らないと…」と、「大船鉾」でご奉仕をするミモロ。21日、23日の16:30~21:00には、「大船鉾」にいます。ぜひ、声をかけてくださいね

 

<ブログを見たら 金魚鉢をクリックしてね 応援よろしく!ミモロより
人気ブログランキング


ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro1888@gmail.comまで

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする