「心を落ち着けて~」とミモロが真剣に扇を見つめます。

京都の風情ある町家が連なる醒ヶ井仏光寺にある明治時代にできた建物で、さまざまなイベントや展示をしている町家ギャラリー「京空間mauyuko」。
この日、10周年を記念して、「投扇興」が行われました。
ここは、西陣織や白生地などを明治から扱う「黒田庄商店」。店主である友禅作家の黒田庄七郎さんと染色作家の気谷麻由子さんは、年間を通じ、大黒様、えびす様、雛人形、武者人形など、所蔵・収集した歴史を纏った品々の展示や、草木染、闘茶、貝合わせなどの京都らしい体験イベントをなさっています。

ミモロは、その展示や体験が大好きで、よく伺っています。
4月16日は、町家ギャラリー「京空間mauyuko」の10周年の記念日。そこで、武者人形が見守るお座敷で、「投扇興」が行われることに。

緋毛氈の上には、桐箱の台、その上に「蝶」と呼ばれる的が立ち、それに向かって扇を投げ、その落ちた姿で点数を競います。
江戸時代、京都で始まったと言われるお座敷対戦ゲームです。

気谷さんと向かい合って座るミモロ。さぁ、試合のスタートです。
投げた扇と蝶の落ち具合で点数が決まり、それは「源氏物語」などになぞられた点数表から判断されます。

「どうやって扇持つんだっけ??」と、何度かやったことがあるミモロですが、すっかり忘れています。

「扇の要の部分を持って、そこを押し出すように、ふんわりと扇を舞わせ、的を倒すのよ~」と気谷さん。
「こう・・・」とミモロが投げた扇は、的には当たったものの、扇も的の「蝶」も緋毛氈の上にバラバラに落ちました。

「はい、1点…」と気谷さん。
毎回、いろいろな姿になる扇と的…

「あ、扇が台に寄りかかって止まった~」
また、桐箱の角に止まったり…

それぞれ点数が異なり、ポイントを重ねる気谷さんです。
「わ~的が台の上に残ってる~これ、凄いかも…」

ミモロは、何度か挑戦しますが、台に扇がぶつかったり、大きく飛んでしまったり…「はい、零点」となかなかポイントを重ねられません。
「心を落ち着けて~」と深呼吸。

そして投じた扇は、ふんわりを宙を舞って、なんと台の上に…

「ミモロちゃん、すごい!」と、見ていた黒田さんと気谷さんから歓声が。
そう、ミモロの形は、なんと55点という高得点。

「キャ~嬉しい!」と大喜びのミモロです。
「投扇興」は、個人戦や団体戦など、いろいろな遊び方ができ、単純な遊びながら、やっているうちに、夢中になっていきます。
日本各地に投扇興愛好会があり、この雅な遊びは、今も人々を楽しませているのです。
京都では、外国人観光客の体験希望も多いそう。
「ありがとうございました~」と、最高の一投に満足したミモロ。お礼を言って試合を勝手に終了。もう、負けず嫌いなんだから‥
さて、「京空間mauyuko」では、染色作家の気谷麻由子の作品をはじめ、ここが昔から扱う織物や染物なども購入可能。
「もう浴衣の準備しなくちゃね~」とミモロ。

草木染の浴衣は、洒落た雰囲気…「ママも、毎年、着てるんだよ~着心地いいんだって~」とミモロ。
草木染の手ぬぐいや半襟なども評判です。

「わ~これなあに?」

絞り染めの帯地で、名古屋帯に仕立てることもできますが、そのまま、浴衣や織りの着物に合わせることもできます。
「う?3500円だって~嘘~」と驚くミモロ。

大正くらいの品で、今では、これほどの仕事を施したものは、貴重。
「シックな色彩の着物に、遊び心で合わせると洒落てますね~」と気谷さん。また、スカーフやインテリアグッズにしても素敵。
「職人さんの技がすごいね~」と感心しきりのミモロ。
「いろいろお世話になりました~すごく楽しかったで~す」とミモロは、お二人にお礼を言って、手を振ってお別れします。

「きっとあっという間に、夏になって、祇園ばやしが町に響く日も、そう遠くないんだよね~ホント、1年って早いね~」と、

初夏を思わせる気温になっている4月の京都…。
5月の端午の節句に向けて、町はその風情を変えてゆきます。
*「京空間mauyuko」の詳しい情報はインスタグラムからどうぞ~
「武者人形&歴史画掛軸展」は、5月5日まで、11:00~16:00 事前予約制、入場無料 火曜・水曜休み
<ブログを見たら 金魚鉢をクリックしてね 応援よろしく!ミモロより
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ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro1888@gmail.comまで

京都の風情ある町家が連なる醒ヶ井仏光寺にある明治時代にできた建物で、さまざまなイベントや展示をしている町家ギャラリー「京空間mauyuko」。

この日、10周年を記念して、「投扇興」が行われました。
ここは、西陣織や白生地などを明治から扱う「黒田庄商店」。店主である友禅作家の黒田庄七郎さんと染色作家の気谷麻由子さんは、年間を通じ、大黒様、えびす様、雛人形、武者人形など、所蔵・収集した歴史を纏った品々の展示や、草木染、闘茶、貝合わせなどの京都らしい体験イベントをなさっています。

ミモロは、その展示や体験が大好きで、よく伺っています。
4月16日は、町家ギャラリー「京空間mauyuko」の10周年の記念日。そこで、武者人形が見守るお座敷で、「投扇興」が行われることに。

緋毛氈の上には、桐箱の台、その上に「蝶」と呼ばれる的が立ち、それに向かって扇を投げ、その落ちた姿で点数を競います。
江戸時代、京都で始まったと言われるお座敷対戦ゲームです。

気谷さんと向かい合って座るミモロ。さぁ、試合のスタートです。
投げた扇と蝶の落ち具合で点数が決まり、それは「源氏物語」などになぞられた点数表から判断されます。

「どうやって扇持つんだっけ??」と、何度かやったことがあるミモロですが、すっかり忘れています。

「扇の要の部分を持って、そこを押し出すように、ふんわりと扇を舞わせ、的を倒すのよ~」と気谷さん。
「こう・・・」とミモロが投げた扇は、的には当たったものの、扇も的の「蝶」も緋毛氈の上にバラバラに落ちました。

「はい、1点…」と気谷さん。
毎回、いろいろな姿になる扇と的…

「あ、扇が台に寄りかかって止まった~」
また、桐箱の角に止まったり…

それぞれ点数が異なり、ポイントを重ねる気谷さんです。
「わ~的が台の上に残ってる~これ、凄いかも…」

ミモロは、何度か挑戦しますが、台に扇がぶつかったり、大きく飛んでしまったり…「はい、零点」となかなかポイントを重ねられません。
「心を落ち着けて~」と深呼吸。

そして投じた扇は、ふんわりを宙を舞って、なんと台の上に…

「ミモロちゃん、すごい!」と、見ていた黒田さんと気谷さんから歓声が。
そう、ミモロの形は、なんと55点という高得点。

「キャ~嬉しい!」と大喜びのミモロです。
「投扇興」は、個人戦や団体戦など、いろいろな遊び方ができ、単純な遊びながら、やっているうちに、夢中になっていきます。
日本各地に投扇興愛好会があり、この雅な遊びは、今も人々を楽しませているのです。
京都では、外国人観光客の体験希望も多いそう。
「ありがとうございました~」と、最高の一投に満足したミモロ。お礼を言って試合を勝手に終了。もう、負けず嫌いなんだから‥
さて、「京空間mauyuko」では、染色作家の気谷麻由子の作品をはじめ、ここが昔から扱う織物や染物なども購入可能。
「もう浴衣の準備しなくちゃね~」とミモロ。

草木染の浴衣は、洒落た雰囲気…「ママも、毎年、着てるんだよ~着心地いいんだって~」とミモロ。
草木染の手ぬぐいや半襟なども評判です。

「わ~これなあに?」

絞り染めの帯地で、名古屋帯に仕立てることもできますが、そのまま、浴衣や織りの着物に合わせることもできます。
「う?3500円だって~嘘~」と驚くミモロ。

大正くらいの品で、今では、これほどの仕事を施したものは、貴重。
「シックな色彩の着物に、遊び心で合わせると洒落てますね~」と気谷さん。また、スカーフやインテリアグッズにしても素敵。
「職人さんの技がすごいね~」と感心しきりのミモロ。
「いろいろお世話になりました~すごく楽しかったで~す」とミモロは、お二人にお礼を言って、手を振ってお別れします。

「きっとあっという間に、夏になって、祇園ばやしが町に響く日も、そう遠くないんだよね~ホント、1年って早いね~」と、

初夏を思わせる気温になっている4月の京都…。
5月の端午の節句に向けて、町はその風情を変えてゆきます。
*「京空間mauyuko」の詳しい情報はインスタグラムからどうぞ~
「武者人形&歴史画掛軸展」は、5月5日まで、11:00~16:00 事前予約制、入場無料 火曜・水曜休み
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