michi のひとりごと

日々のつぶやき、あれこれ。

老々介護8年。 100歳になった母を見送りました。
こちらは重度の難聴。

義足をつけたゾウ

2012-08-30 07:21:17 | TV

『星の子“モーシャ”~世界初 義足をつけたゾウ』

何度も観た番組なんですが、

きのう再放送していて、また観てしまいました。 ↓

http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=300&date=2012-08-29&ch=10&eid=23853

この番組は、たしか、優れた番組に贈られる賞を受けているんですよね。

 

タイで地雷を踏んでしまうのは人間だけでない。

大切にされ、一緒に森で仕事している象たちも。

 

足先を吹き飛ばされた時点での、モーシャ(象さんの名前)の写真は、

思わず目をそむけたくなるようなものでした。

あまりにも むごい……。

まるで使い古した雑巾のようにボロボロに垂れ下がって。。

番組の始まりの時点では、

それを、きれいに縫ってもらってあった。

人間でいえば、膝から下が無い。

 

その時点では2才の、幼児のような頃なので 

まっ平らな部屋の中では、残った3本の足で歩いたりイタズラしたり遊びまわるけれど、

森は歩けない。

そして、これからドンドン成長していくのに体重を支えきれなくなる。

それで義足を作ってもらうことに。

 

それがまぁ、スタッフの方々、本当に献身的で、

何度も試作、改良を重ねていく。

 

番組は、若い獣医師さん(娘さん)のレポートの形で、

『診療日誌』というか、「絵日記」で紹介されている。

これがまた素朴な親しみのもてる絵。(これは、本になったそうですね)

そしてメッセージにも、とても共感。

 

この娘さん(たぶん)が、その「絵日記」をタイ語で読み上げてくれる。

タイ語って、とっても素朴で明るい。少女のような雰囲気ですね。

 

                

本当に何度観ても素晴らしい番組だったんですが、

たった一つ、見ておれないシーンが。

それは、「森を散歩させるためには、調教して暴走などさせないようにしないと」ということで、

手カギで傷をつけて、痛いことを覚えさせるんですよ。

モーシャは悲鳴を上げる。泣きじゃくっているのに、調教師は まだ引っかく。

 

 

これについては、番組が終わったあと、

解説の小菅正夫さんが、朗報を教えて下さった。

  (以下、私の記憶では、ということですが)

「『人間に従わせる。痛さを覚えさせて、人間が上だ、と覚えこませる』というのは

象の調教として伝統的な方法なんですが、

これは、例えば、人間が落ちてオロオロしたりした時など、

象は『なんだ、人間って、こんな頼りない動物だったのか』となって、

立場が逆転してしまい、事故が起きる、

ということが度々あるんです。

 

最近ミャンマーでは、そうではなく、

『人間と象とは対等 として、信頼関係を築いて、』という方法がなされていて、

まだ歴史が浅いんですが――。」

 

   ああ、こうでなくちゃ。 

   ちょっと希望が見えてきました。

 

 

 

 

コメント
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