波乱万丈 乳がん転移ライフ!

39歳で乳がん ステージⅢ告知。術後1年経たずに肝臓、骨に転移。そこから始まる長い転移ライフ!

CT検査の被爆量って多い!

2011-03-16 17:23:28 | 巨大地震
日本の震災への同情と支援の輪が世界中に広がっている。
「大変な災害によく耐えている」
「冷静で団結し、助け合っている」
「略奪行為の類が皆無」などなど。
確かに、これが海外なら、被災地から「オーマイガット!」と天を仰ぐアメリカ人の
姿や、商店の略奪行為も想像できそうである。
日本人は喜怒哀楽の表現に乏しい面もあるが、今回の海外からの評価は、日本人の誇る
べき資質なのだろう。本当に被災された方々の途方もない忍耐と努力には頭が下がる
思いだ。

しかし、こと国のリーダーたる首相は、アメリカの大統領のように、
国民の前で、感情あらわに演説してもいいのではないか。
原発の状況を、東電の丸投げ文読むばかりでなく、国民に向かって、自分の言葉で、
「今こそ団結して困難に立ち向かおう」
「被災された方々には、国が全力をあげて最優先で救済する。」
「日本全国だけでなく、世界中がみなさんと共にある。」
などなど。さすがにここはキリスト教国ではないので、
「神のご加護」は出さなくてもいいですが。
身振り手振り多少大げさにでも、国民を勇気づるようなメッセージが欲しかった。

それにしても福島原発の、次々起こる災難はいったい何なんだろうか。
一旦事故が起こると、人間は近寄ることもできず、手をこまねいて悪化するのを
みているしかないのだろうか。
1号機の冷却に問題があった時点で、IAEAや世界中の専門家にアドバイスを求めていれば・・・。
廃炉を覚悟で直ちに海水を注入していれば・・・。
そもそも事故当初の政府の危機感が足りなかったのでは?
東電任せにせず、初日から首相が強力なリーダーシップを発揮していれば・・・。
テレビ・新聞を見聞きしての率直な感想である。

ひとつ、一番腹立たしかったのは、東電が計画停電で、千葉県と茨城県の被災地を
対象エリアに入れて、実施してしまったことである。
避難場所がま真っ暗になる映像を見て、言葉もない。
千葉県の森田健作知事が烈火のごとく怒ったのは当然だ。
東電はそんな配慮もできない人間ばかりなのだろうか。
あわてて次からは被災地を対象からはずした。当然すぎる。

放射線の散布も、見えないだけに怖い。風評になるのも怖い。
周辺地域の方たちの不安や憤りはいかばかりか。

今回、ひとつ知ってしまった。自分の受けているCT 検査がいかに被爆量が多いかということ。
1回のCT検査に、6.9ミリシーベルト。胸部X線の100倍以上、胃のX線の10倍の量。
1人あたりの自然放射線の年間(世界平均)が2.4ミリシーベルトである。
私は年に約2回CT検査を受けている×7年間。もちろん健康被害なしの量なのだが、正直怖くなった。

もうひとつ。被災地での物資の足りなさをあちこちで言われている。
赤ちゃんに必要なものや薬や燃料など、早くしないと死者がでてしまうのではないか。
みんな九死に一生を得たのに、救援が不十分なために苦しむなんて、もうどうしてよいのやら。
「そろっていなくていいから、どんどん物資を送ってくれ。」
「必要そうなものを早く空から投げてくれ。」
「メディアの人も来るなら何かもってきてくれ。」
悲痛な叫びである。

パナソニックの乾電池数十万個が、被災地にほとんど届いていない?
理由は、政府の言い分は「自治体から要望がなかったから。」
どこまでお役所なのか。もうやるせなくて。

毎日毎時そんなニュースを見て涙を流すしかなくて、憤りも激しくて、そしてあまりにも
無力な自分。そんな自分の精神のコントロールと体調管理が必要である。

先ほど、天皇陛下のメッセージビデオを見た。被災している人たちに届いてほしい!





1日1回、クリックお願いします。励みになります。
にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへ
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする