波乱万丈 乳がん転移ライフ!

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「なぜ400mリレーは4人の合計タイムよりも速いのか?」~リオオリンピックを終えて

2016-08-27 00:25:38 | 感動の出来事(スポーツ)
☆アッピア夫です。

ついに究極の「非日常」である「リオオリンピック」も終わりましたね。オリンピックは可能な限りLIVEで観るようにしているのですが、全ての競技を観ることが出来ないのが残念です。以前は夜中や明け方でも平気で起きて観ていましたが、年齢と共にそれも段々きつくなって来ました。アッピアも「オリンピック大好き!」だったので、二人であればそれも簡単に出来たのですが、一人だと睡魔と闘うのも楽ではないです・・・

今回のオリンピックで、最も感動した日本人の活躍が2つあります。1つは「卓球女子団体の銅メダル」・・・福原愛ちゃんが団体でメダルを獲得し泣いている姿を見ると、「天才卓球少女」と言われていた頃に試合に負けて泣いていた幼い姿とダブり、泣かずにいられませんでした。メダルが決まった瞬間の愛ちゃんの姿がテレビに出てくる度にもらい泣きする様子に息子に呆れられました。残念ながら、愛ちゃんの幼い頃を知らない息子には理解出来ないよな・・・

もう1つは「男子陸上400mリレーの銀メダル」・・・中学生の時に短距離走の選手だった私は、オリンピックの中でも陸上が一番好きな競技です。特にリレーは特別です。和歌山県の地方大会の準決勝まで進んだ私の学校のリレーチームは残念ながら決勝に進むことが出来ず敗退しましたが、準決勝の時に一人追い抜いた瞬間のことだけは今でもはっきりと覚えています。目の前にどんどん近づく前を走る選手の背中や、追い抜く瞬間の「うわー」と言うような歓声が大人になってからもずっと忘れられず、頭に残っています。

トラック競技でここまで日本人が実績を挙げたのは本当に歴史的なことです。凄い瞬間をLIVEで観ることが出来て、しばらく興奮が収まりませんでした。あまりのハイな状態にやはり息子に呆れられましたが・・・

さて、ここで問題です。「なぜ400mリレーは4人の100mの合計タイムよりも速くなるのでしょうか?」・・・現役の日本人選手で一番速い記録は桐生選手の10秒01です。4人全員が自己ベストで走ったとしても合計で40秒を超えるはずですよね。なぜ37秒60と言う速さで走れるのでしょうか・・・?

実は、会社の同僚から同じ質問を受けました。その人はあくまで「素朴な疑問」を感じて訊いてきたのですが、尋ねられた瞬間は私も「確かになぜ・・・」と思いました。そして「あっ!」と気づきました。確かに第一走者はそのままですが、第二走者以降はバトンゾーンで加速した上でバトンをもらうので、スタート地点から加速の必要がありません。つまり最初からトップスピードで走っているのでほぼ9秒位で走っていることになります。第一走者が10秒60だとすると、第二走者以降は9秒×3で合計37秒60となる訳ですね。

これは、陸上関係者では当たり前なことなのでしょうが、中学で陸上・・・しかもリレーの選手でもあった私も特に気にしたことがありませんでした。家に帰り息子に同じ質問をするとすぐに正解を言われ、「もしかしてこれは単に歳のせい・・・?」とも思ってしまいました。

「シカクいアタマをマルくする」・・・皆さんはすぐに分かりましたでしょうか?

2016年8月26日 アッピア夫


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「日常」と「非日常」~キャンプとSMAPとオリンピックと・・・

2016-08-20 00:58:07 | 最近考えること
☆アッピア夫です。

今年は(今年も・・・?)猛暑が続きますね。
夏休みは、息子共々八ヶ岳で行われた4泊5日のボーイスカウトのキャンプに参加しました。毎年恒例のイベントで今回が6回目の参加となりますが、去年は塾の夏期講習で実質的な夏休みが2日しかなく参加を断念したため、2年振りの参加となりました。

息子は、キャンプから戻ってすぐに部活の大会があり、来週からは部活の合宿となります。今週はずっと大会に参加していましたが、さすがの10代もキャンプから続いての試合はきついようで、毎日9時頃にはソファで寝込んでいます。私は・・・と言えば、毎年のごとくキャンプの疲れを背負いながらの仕事がきつく、やっと疲れを癒やせる週末を迎えました。「日常」から「非日常」に入るのは何の障害もないのに、「非日常」から「日常」に戻るのはなかなか大変です。

今回のキャンプの参加者は総勢122名・・・中にはスカウトの妹弟も数名いるため、3歳位~60歳代まで相当幅広い年齢の人々が1カ所のキャンプ地に集まり、ひとときの共同生活を過ごします。日中は、朝の食事の準備から始まり、朝礼、買い出し、食事の用意と片付け、諸々のイベントの用意と参加・・・一日中動き回った後は、入浴後に疲れと共に襲ってくる眠気をこらえながらの飲み会・・・ほぼ連日睡眠3~4時間の生活が続きます。毎年グダグダになって帰って来るのに、なぜかまたすぐにキャンプ地に戻りたくなるんですね。

息子がまだ小さい頃は、ボーイスカウトのキャンプ以外に幼稚園時代の友だち3家族でのキャンプも毎年行っていました。アッピアが亡くなってからも、小学5年生まではプライベートなキャンプも続けていました。さすがに中学生になって、それももう卒業となりましたが・・・

私の夏休みの原体験は、親の友人家族が集まって行っていた毎年恒例のキャンプにあります。紀ノ川上流の河原にテントを張っていましたが、今のようにきっちりしたキャンプ場などない時代ですので、毎年好きなところに自由にテントを張って好きなように楽しんでいました。全部で40~50人はいたように思いますが、自分も含め子供もわんさといて、川で泳いだり、魚釣りをしたり、野外遊びをしたり・・・飽きもせずに自然の中で遊び尽くしていましたね。

高校生位になると部活が忙しく親と遊びに行くことにも抵抗感が強くなりますので、中学生位まで行っていたでしょうか・・・その中に少し年齢が下のすごく気になる女の子がいて、その子が川の中ではしゃいでいる笑顔がずっと頭に焼き付いていて今でも動画として鮮明に思い出せます。思春期の時の淡い思い出ですが、この頭の中の数秒間の映像は死ぬまで消えないのでしょうね・・・

話は変わり、キャンプの最中に「SMAP解散」のニュースが飛び込んで来ました。今、色々なところでこの話の花が咲いていると思いますが、彼らのようなアイドルは、それこそ「非日常」的な世界こそが「日常」なんですね。我々はひとときの「非日常」から必ず「日常」に戻って行きますが、「非日常」的な世界でずっと生きていくのは、想像以上に大変なのだろうと思います。

今回の件で思い出したのが「ABBA」・・・私が中学生の時に一世を風靡した世界的なポップグループ。元々二組の夫婦が4人組となって売れに売れまくったのは、同世代の方々は十分過ぎる程ご存じだと思います。世界的なアイドルとなった後、結局彼らは突然解散すると共に二組とも離婚し、音楽活動からも遠ざかってしまいました。今程情報が発達していない時代ですので何があったのかは全く分かりませんが、十分過ぎる程のお金はあるはずなので、今はそれぞれが優雅な生活を送っているのだろうとは思いますが、「今はそれぞれが本当に幸せな生活を送っているのかな・・・?」と想像してしまいます。

「SMAP」もそろそろ「SMAP」と言う偶像の世界から脱して、それぞれがそれぞれの得意分野で自由に、ある意味「日常」的に活躍していく時期なのでは・・・おじさん世代に入って来た彼らがアイドルを卒業して個性をどう発揮していくのかを見守りたいなと思います。

最後に、「非日常」と言えば今はまさに「リオオリンピック」・・・メダルラッシュでこれだけ毎日毎日感動出来るのは究極の「非日常」・・・22日の閉会式までこの素晴らしい「非日常」を楽しみ尽くしましょう。

2016年8月19日 アッピア夫


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「ついに『ブラック部活』まで」~「ブラック企業」「ブラックバイト」と来て・・・

2016-08-06 00:03:15 | 最近考えること
☆アッピア夫です。

先日、NHKの「クローズアップ現代+」で「ブラック部活」の特集をやっていましたね。前々回のブログで、「息子の夏休みの部活が我々の頃と比べて厳しくないとことが羨ましい」と書きましたが、学校や顧問によってはとんでもない部活もあると言うことを知り驚きました。

取り上げられていたのは、ある高校の野球部と吹奏楽部でしたが、隠し撮りされた練習中の顧問の発言は耳を疑うものでした。暴言や人格を否定するような発言は当たり前で、中には暴言を吐きながら机を足で蹴るような音など、これじゃあまるでヤクザ・・・これでは不登校や鬱病になる生徒がいてもおかしくありませんね。

「ブラック企業」「ブラックバイト」が社会問題化し、ついに「ブラック部活」まで・・・

私は、中高校時代はバスケットをやっていました。練習はそれなりに厳しかったですが、顧問の存在はあまり記憶になく先輩が指導役になり、かなり自主性に任された練習をやっていました。顧問や先輩から暴言を吐かれたりしたことも、部内でのいじめなどもありませんでしたし、和気あいあいと楽しくやっていましたね。強い部では全くありませんでしたが・・・但し、真剣にやってのミスは何も言われなかったものの、不真面目にやったり手を抜いた上でのミスはきつく窘められました。部活も「教育の一環」ですので当然のことだと思います。

しかしながら、今回取り上げられていた部活は「教育」とはほど遠く、ほとんど顧問の独裁・・・一方的な個人攻撃と絶対服従の世界・・・こんな部活なら辞めればいいじゃないかと思いましたが、辞めるのもそう簡単ではない複雑な事情があるようです。

生徒にとっては、「大学推薦」のための内申書の評価が低くなってしまうことの恐れや、自分だけ辞めると「裏切り者」扱いされかねない友達関係、学校での居場所がなくなることへの恐怖感などから辞めるに辞められない・・・

学校としては、厳しい指導の結果高い実績を上げることで学校の知名度が上がり、学校の人気にも影響するでしょうし、保護者も自分の子供の所属する部が好成績を上げると鼻高々で内申書的にも満足。顧問は顧問で、学校や保護者からのプレッシャーを受けつつ、良い成績を上げると自分の評価が上がる・・・

どうも一部の部活の現場では、学校、顧問、保護者が三つ巴になって、生徒を「部活」に縛り付けている・・・そんな構図が見えてきます。こう言う「部活教育」を受けた生徒は、人の顔色を伺う、ミスをすることを恐れ冒険しない、意見があっても言えない、反論できない・・・そのような大人に育ってしまうのかな、と想像してしまいます。

こんないびつな世界は長続きしないし、最終的には誰も幸せにはなれない。部内いじめが当たり前になっていたPL学園野球部の休部(実質的な廃部)がその典型的な例なのかも知れません。

実質、今日のサッカーの試合からリオオリンピックが幕を開けましたね。スポーツはやって楽しみ、観て楽しみ、そしていい意味で国同士の真剣勝負を楽しむ。そう言うものであってこその楽しいイベントなのだと思いますが、ここにも「ドーピング」と言う暗い闇が・・・勝つためには手段を選ばない、見つからなければ良いと平気でズルをする・・・人間って誰でも簡単にダークサイドに落ちる危険性を持った生き物だとスターウォーズが教えてくれています。

これまで何人の選手がドーピングのお陰で活躍し脚光を浴び、それが発覚する度に白けさせられてきたか・・・出来るだけそのことは考えないようにして、オリンピックを楽しみたいと思います。

何も考えずにピュアにスポーツの祭典を楽しめた子供の頃が懐かしい・・・

2016年8月5日 アッピア夫


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