波乱万丈 乳がん転移ライフ!

39歳で乳がん ステージⅢ告知。術後1年経たずに肝臓、骨に転移。そこから始まる長い転移ライフ!

2回目の「ワクチン接種」で予想通りの副反応~そして「オリンピック表彰式」の音楽の話

2021-07-31 01:41:53 | 音楽とピアノ
コロナは感染力の強いデルタ株を中心に猛威を振るい始め、ついに全国で連日10000人を超える状況に・・・
週明けから8月31日まで、私の住む神奈川も含め1都6県に緊急事態宣言が拡大・延長されることとなりました。

私自身は1週間前に無事に2回目のワクチン接種を終えましたが、特に変わらず自粛生活を続けていきます。
尚、2回目の接種後に、ワクチン接種をするかどうか悩んでいた時の予想通りの副反応がしっかり表れました。

翌朝、後遺症である背骨と肋骨のより強い痛みで目が覚め、起きると立ち眩みがして体温を測ると37.7℃・・・
一日中熱が下がらず、テレビの前にソファーを動かして横になり、半分眠りながらオリンピックを観ていました。

2日後の日曜日には37.2℃まで熱が下がり、月曜日には平熱に戻り眩みもなく通常の状態に戻りましたが、
倦怠感だけが残り、接種後1週間が経つ今日になってやっとそれも治まりました。

やはり来たかという感じでしたが、その状態がずっと続く訳ではなく一時的なものだったと分かって安心しました。
2回目に副反応が強く出るのは、1回目に出来た免疫が2回目の接種で反応するためだと言われています。

若い人ほど副反応が出る確率が高いのは、それだけ免疫力が強いことの証明なんでしょうね。
そう考えると副反応があった方が、免疫がしっかり働いている証拠でもあるので良いことなのかも知れませんね。

話は変わり、日本の金メダル数は17個となり、1964年の東京と2004年のアテネを上回り史上最多となりました。
連日のメダルラッシュに、開会式で噴火した私の涙腺は収まる機会を失い、毎日感動の涙を流し続けています。

日本人の活躍の話を始めたらきりがなくなるので、今回はちょっとずらして「表彰式の音楽」について書きます。
もうすっかり見慣れてしまった表彰式ですが、初めて観た時はそこで流れている音楽に心を持っていかれました。

調べてみると、今回の表彰式の楽曲を創ったのは数多くの有名なドラマや映画音楽を制作する佐藤直紀さん・・・
代表作としては、現在の大河「晴天を衝け」や「龍馬伝」、ドラマ「コードブルー」、映画「三丁目の夕日」など・・・

表彰式の楽曲制作は初めてのようですが、今回の楽曲のコンセプトは「アスリートのための賛歌」・・・
有数の交響楽団と144名もの一流ミュージシャンによる演奏、東京都混成合唱団による壮大な美しい合唱曲です。

彼が今回の楽曲制作で意識したのは「世界中のどの国のアスリートが上がっても違和感のない曲」だったようで、
決して日本を意識することなく、トラディショナルな曲にすることを心掛けたようです。

表彰式曲として苦心したのは、ドラマや映画のようなフィクションではなく、嘘偽りのないドキュメントであること・・・
アスリートの様々な思いの邪魔になってはいけないし、逆にBGM的に印象に残らない音楽でも意味がない・・・

オリンピックという華やかな舞台に負けず、だけどもアスリートの邪魔にならない、そのバランスをどうとるか・・・
確かにこの曲を始めて耳にした時、すんなりと耳に入って来て、自然と躍動感や歓喜を感じられました。

とにかく聴けば自然に元気や勇気をもらえる曲で、私がアスリートだったらこの曲を聴いてから競技に臨みたい。
不思議と自分がヒーローになったような気分にさせられる曲です。

オリンピックが開催された嬉しさと共に史上最高の日本人の活躍で盛り上がったオリンピックも残り約1週間・・・
仕事が忙しかろうが、録画したテレビ番組がわんさか溜まろうが、とにかく今は閉会式までとことん楽しみます。

その後はパラリンピックもあるし、お願いだからコロナは大人しくしておいて・・・

2021年7月30日


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息子が1回目、私が2回目の「ワクチン接種」~そして号泣の「オリンピック開会式」・・・

2021-07-24 02:27:55 | 感動の出来事(スポーツ)
火曜日に息子が1回目のワクチンを接種し、私は今日2回目のワクチン接種を無事に終えました。
息子も私と同じく腕の筋肉痛の副反応があり、私も前回同様にまた腕の筋肉に痛みが出始めています。

そして、今日は何と言っても「東京オリンピック」が様々な困難を乗り越えて、待ちに待った開幕を迎えました。
特別な思いで開会式を観ていた私はやっと落ち着きつつも、今は放心状態でこのブログを書いています。

開会式が始まると同時に涙が出て止まらず、大坂なおみが聖火台に点火した瞬間に私の感情はマックスとなり、
こんなに泣いたのはアッピアが他界した時以来ではないかと思うほど号泣してしまいました。

理由は自分でもよく理解できませんが、開催延期後から開催されるかどうか分からない状況が長く続いたことと、
コロナ禍で鬱積していた色々な思いがこの開会式に触発されて、一気に噴き出したのではないかと・・・

開会式そのものは、多様性の認め合いと困難に立ち向かうという、メッセージ性のあるシンプルな演出・・・
コロナ禍の中無観客で何とか開催できたこともあり、開催できる喜びを表現する原点に戻ったのが良かった。

オリンピックの肥大化した過剰で派手な演出は、今回を機に修正されきっと基本に戻っていくことでしょう。
ただ、来年開催予定のP冬季オリンピックが、また過剰で派手な演出になることは十分予想されますが・・・

そして、既に始まっているソフトボールの予選は、昨日はメキシコに延長サヨナラ勝ちで日本が2連勝・・・
女子サッカーは強豪カナダに追いついての引き分け、男子サッカーは南アフリカに勝ち幸先の良いスタート。

ソフトは、昨日が39歳の誕生日だった絶対的なエースの上野も、この暑さの中でもう年齢的なきつさが否めず、
招いてしまった絶体絶命のピンチを、リリーフした新星20歳の後藤希友(みう)がしっかりと抑えて救いました。

女子サッカーでゴールを決めたのが、10年前のワールドカップ初優勝時にはまだ新メンバーだった岩淵真奈・・・
今では当時の絶対的なエース澤穂希選手の後を継ぐエースとして、しっかりと成長していました。

男子サッカーは、ゴールを決めたエースストライカーの久保建英(たけふさ)だけではなく、個々のレベルが高い。
メダルを獲るところまでの活躍を期待出来そうな予感もします。

しかし、無事に開幕を迎えたオリンピックも、今後デルタ株という感染力の強い変異株との闘いになりそうです。
来日する1万1千人の海外選手やその関係者もきっちりとルールを守って来日する選手ばかりではないし・・・

いかに徹底して早く感染者を見つけ出して感染を広げないか、クラスターを発生させないかが鍵となりそうです。
東京だったからオリンピックを無事に開催し最後までやり遂げた。今回は本当に東京での開催で良かった・・・

オリンピックを終えた時に世界からそう賞賛してもらえるような大会になることを応援しつつ、
可能な限りの競技に触れて、人生最初で最後となるであろう「東京オリンピック」を目いっぱい楽しもうと思います。

そして、その先にはチケットも有観客の期待も持っているパラリンピックを競技場で楽しめることを願って・・・

2021年7月23日


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息子のワクチン接種予約のための「10分間の闘い」~ここまでしてとも思うけれど

2021-07-17 00:19:01 | 最近の出来事
今日「関東地方は梅雨明けしたとみられる」との発表がありました。以前にも書いたことがある「みられる宣言」・・・
梅雨明け宣言した途端に雨でも降ろうものなら、雨どころかクレームの嵐となるやっかいな時代の曖昧な宣言。

そんな今日は、大規模接種センターのわずかな空き枠から息子のワクチン接種予約を勝ち取るための闘いが・・・
そして何とか予約を獲得出来ましたが、たった10分間の静かで熾烈な闘いでした。

息子にも接種券が届いたものの、地域の接種は年齢層順に進めているため、このまま待っていては9月になる。
しかも供給分が追いついていない現状を考えると、ただ座していては更に先延ばしになる可能性も・・・

そこで思いついたのが、息子が赤ん坊の頃からお世話なり予防接種を打ってもらってきた小児科医院・・・
その院でワクチン接種もしていることを知り早速予約したものの、突然60歳以上に年齢制限をすることになり、
その日の予約はキャンセルされることに・・・

それでも、せっかく接種券も届いたのだから何としても夏休み中には2回目を終わらせたいとの思いから、
今回の少ない枠に挑戦することに・・・

仕事から急いで帰ると開放されたばかりのわずかな人数分の接種枠を勝ち取るために10分前から待機。
枠が少ない上に解放されるタイミングを知る人も増えているため、私が予約を取った頃よりも明らかに熾烈に・・・

予約時間となり、予約サイトが繋がるのを待つこと5分・・・繋がった途端に希望の日時枠を探して予約するも、
2回先にやられツーアウト・・・これはもうスリーアウト三振かと思いきや3回目のチャレンジでようやくヒット・・・

ホッと安堵して念のためその画面を印刷し、予約画面に戻るともう「予約一旦満了」の表示が・・・
この間たったの10分・・・最初に5分待たされているので、実際の攻防は何とたったの5分・・・

やれやれワクチン接種の予約にここまでしないといけないかと思う気持ちもありますが、
これで何とか息子も夏休みに2回打ち終える見込みが立ち、プチ目標達成感・・・

そして、手帳にその予約日を記入しようとすると、そこにはキャンセルされた小児科と同じ予約日が・・・
つくづくこの日と縁があるんだなと思いつつ、ひとまず我が家のワクチン接種も「予約一旦終了」・・・

オリンピック開幕を1週間後に控え感染拡大する首都圏ですが、それでも国民の2割が2回接種を終え、
かなりのペースで接種も進んでいます。私の周りでも1回目の接種を終えた人が増えてきました。

世間ではワクチン供給が追いつかないのは政府の対応がどうのこうのと言われていますが、
私は接種のペースが予想以上に一気に上がったためだと良い方に捉えています。

政府には上がった接種ペースに追いつくように供給を可能な限り急いでもらうことはもちろんですが、
一日でも早く希望する人全員が接種を完了して、少しでも早く日常を取り戻せることを願うばかりです。

2021年7月16日


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1学期終盤に息子の学年で「ミニクラスター」~そして緊急事態宣言と無観客オリンピック

2021-07-10 00:00:09 | 悲しい出来事
東京都の感染拡大を受けて、7月12日から8月22日まで4度目の緊急事態宣言が発出されることになりました。
そして、緊急事態宣言下での開催となる東京オリンピックも首都圏では無観客となることが決まりました。

また、息子の学年でも先週金曜日に生徒1名の感染が判明し、授業日だった翌土曜日が急遽自宅学習日に・・・
土曜日に予定されていた高3の保護者会・クラス懇談会などは時期未定の延期に・・・

その後、月曜日にはそのクラスの生徒1名、先生1名の感染が、火曜日にはもう1名の生徒の感染が判明・・・
結局、そのクラス内で合計4名のミニクラスターが発生する事態となりました。

本来は今週行われる予定だった1学期の期末テストは、何と9月の2学期開始の週に延期されることに・・・
そして、1学期の終業式までの2週間が自宅学習日となり、実質2週間早く夏休みに突入することになりました。

去年春の全国一斉休校などを考えるともう大して驚きはしませんが、まだまだコロナ禍は続いていることを実感・・・
特に感染力のより強いデルタ株が主流となり、それを抑え込むのは容易ではないこともはっきりしてきました。

そして、この逆境の中で行われるオリパラ・・・ここまで逆風が吹けば様々なことに翻弄されてきたアスリートも、
もうこれ以上怖いものはないと開き直って競技や演技に集中出来るのではないかと勝手に思っています。

外国人選手にとっては、事前に日本で充分な事前準備期間が取れるのかどうかも心配ですが、
感染対策など本来の競技以外での注意力や対応力によっても明暗が分かれることになるかも知れません。

ただ、それぞれが幾多の逆境や試練を乗り越えて代表を勝ち取って来ている選手なので、
いつもとは違う環境の中でも平常心で実力を発揮出来たアスリートに神がほほ笑むことになるのでしょう・・・

そして、無観客となれば、以前にも書いたことがあるオンライン観戦を楽しめるようにして欲しいと思うのですが、
果たして開幕までのたった2週間でそれを実現させることが出来るでしょうか?

オンライン観戦の技術やノウハウはかなり蓄積されていると思いますが、配信権などの権利関係が分からず、
その実現性については素人ではとても判断ができません。

そして、オンライン観戦が可能となれば、出来るだけアスリートに近いアングルや迫力あるカメラワークなど、
かつてのオリンピックやスポーツ大会で経験したことのないような臨場感や迫力を感じるものにして欲しい・・・

また、収益を伴う手段が難しいのであれば、全国民に5試合までのオンライン観戦チケットを無料配布したり、
未成年者を対象に一人1枚でもいいので、好きな競技のオンライン観戦が出来るチケットを配布するなど・・・

せっかくなら無観客を逆手に取って、新しい楽しみ方の出来る大会にして欲しいものです。

あの時の逆境の中での東京オリンピックをきっかけにこんな新しい楽しみ方が出来るようになった・・・
いずれそう語られるような伝説となる大会にしたい。

2021年7月9日


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ドキュメンタリー作家「立花隆さん」が逝去~好奇心の塊の著書を数多く残して・・・

2021-07-03 00:29:18 | 悲しい出来事
先週水曜日のコロナワクチン接種後、接種した腕にあった疼くような痛みも3日目にはすっかり引きました。
腕の痛みは8割~9割の人に起こる副反応で、それ以外には特に目立った副反応もなくまずは一安心・・・

そして、その同じ日にドキュメンタリー作家の立花隆さんが4月末に逝去されていたことが公表されました。
立花さんは膀胱がんを患っていて、残念ながら読んだことはないものの癌に関する本も執筆されています。

私がドキュメンタリーにどっぷりとハマっていた20代の頃に読み漁ったのが、柳田邦男さんと立花隆さんでした。

柳田さんは事故や事件、災害などでの事実の検証を重ねて、原因の真相に迫っていくサスペンス的な面白さ・・・
立花さんは興味のあることに関連する膨大な書物や資料を読み込み、その真理を追究する謎解き的な楽しさ・・・

お二人の作家によって、ドキュメンタリーって実はサスペンスであり、ミステリーなのだと知ることが出来ました。
真相や真理を知ることが、推理小説を読むのと同様にワクワクすることを教えてくれたことに感謝しています。

立花さんはとにかく好奇心と探求心の旺盛な方で、その興味の対象はありとあらゆる分野に及びました。
化学・医学・宇宙・脳などの自然科学から、精神・哲学・心などの人文科学、そして政治・経済の社会科学まで・・・

立花さんの数多くある著書の中でも、手法的には各界の第一人者と対談しながら真理を追究するのが真骨頂・・・
彼の好奇心の源は「人はどこから来て、どこに行くのか」・・・という、人間の根源的な問いだったようです。

その根源的な問いを追求するために、3万冊以上の専門的な書物を読み、100冊以上の著書を残しました。
彼が残してくれた数多い著書の中で、私が読んで心に残っている著書3冊を挙げたいと思います。

第3位:「精神と物質」

免疫システムの遺伝子研究で1987年にノーベル生理学・医学賞を受賞した利根川進さんとの対談書。
物質から出来ている生命体である人間と、脳・精神・心との関係を探っていくやり取りが知的でワクワクします。

第2位:「文明の逆説」

人間の文明で今も進化し続けるのは現代文明のみですが、過去に進化した文明は最後には必ず滅亡に向かう。
それは現代文明も例外ではなく、今起きている様々な問題を考えると、35年も前に書かれた現代への警告書。

第1位:「宇宙からの帰還」

こちらも30年近く前に書かれたもので、宇宙から帰還した宇宙飛行士の方々にインタビューした内容をまとめたもの。
地球を外から見るという特殊な体験をしてきた彼らが異口同音に語るのが「地球の存在は奇跡」だということ・・・

そして、宇宙に行った体験から、宇宙飛行士を卒業した後は聖職者になる人が多いことを知りました。
地球を外から見ることによって、人の精神性や心のありようまでをも変えてしまうことに強い衝撃を受けました。

コロナ禍になってからほとんどその動静が伝えられていなかった彼は、ひっそりとこの世を去っていきました。
彼がまだお元気で好奇心旺盛な時だったら、このコロナ下でどういうものを書いただろうかと想像させられます。

あなたが残してくれたたくさんの書物はずっと生き続けます。
立花隆さん、どうか安らかに・・・

2021年7月2日


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