波乱万丈 乳がん転移ライフ!

39歳で乳がん ステージⅢ告知。術後1年経たずに肝臓、骨に転移。そこから始まる長い転移ライフ!

「伊勢志摩の思い出」~アッピアの行動力で出会えた素晴らしい夕焼け

2016-05-28 00:38:15 | アッピアとの思い出
☆アッピア夫です。
2日間の「伊勢志摩サミット」が無事に終わりましたね。「オバマ大統領の広島訪問」と言う歴史的でビッグなおまけまでついて・・・テレビで「厳重な警備を突破した黒猫」が紹介されていました。強面のSPも思わず笑顔・・・というのがなかなか楽しかったです。

私は紀伊半島で三重県と繋がっている和歌山の出身と言うこともあり、伊勢志摩には4回行ったことがあります。懐かしい思い出がたくさんあるので、このタイミングで書いておこうと思います。

初めて「伊勢志摩」に行ったのは、仲の良かった友人10人で行った高校の卒業旅行・・・「伊勢志摩鳥羽」の3市を周りましたが、最近は「伊勢志摩」と言う言い方が一般的で、「鳥羽」の影が薄いのが残念です。多分「ミキモトの真珠=伊勢志摩」と言うイメージをお持ちの方も多いと思いますが、ミキモト真珠の養殖場があるのは実は鳥羽市にある「真珠島」。そして、私が初めてイルカと直に触れ合ったのも鳥羽市の「イルカ島」・・・更に「鳥羽水族館」と言う日本でも有数の水族館もあります。伊勢市と志摩市に挟まれた鳥羽市は、一日たっぷりと楽しめる良いところなのですが、先日の「ブラタモリ~伊勢志摩編」でも真珠がかなり取り上げられていたのに「鳥羽」と言う言葉すら出て来なかったのが残念でした。

2回目に行ったのは、社会人になって初給料を元手に買った車で3日かけたドライブ旅行に出かけた時・・・「紀伊半島一周」が目的でしたが、高野山の麓の自宅~紀ノ川沿いに和歌山港に出て海沿いを南下~紀伊半島突端の潮岬を過ぎて三重県に入り、志摩・鳥羽・伊勢を通って、最後は和歌山と三重の間に位置する奈良県を突っ切って帰るというコース・・・途中、車を方向転換しようとして下り坂と思いバックしたら階段になっていて、ガガガ・・・と車が階段をずり落ちてしまい、その場に居合わせた10数人の方々の協力を得て階段の上まで戻し、手伝っていただいた皆さんに土下座しまくり・・・

3回目に行ったのは、伊勢市に住む大学時代の友人の結婚式。友人の自宅が伊勢神宮と目と鼻の先にあり、結婚式よりも次の日に「伊勢神宮」や賑やかで風情のある「おかげ横丁」を堪能したことの方が印象に残っています。しかも地元民としての友人の詳しい解説付で・・・

そして、最後に行ったのが、息子がまだ3歳の頃のアッピアも一緒の家族旅行・・・伊勢神宮の前に着いたバスを降りたとたんに息子が片方の靴を履いていないことが判明し、そのバスが再び戻って来るまで時間つぶしをしたことを思い出します。そして、その旅行は前回友人の結婚式で行ってからたったの1週間後・・・

地元の友人のお陰で伊勢神宮に詳しくなった私が、結婚式から戻り仕入れた話をアッピアに披露していると、ちょうど次の週末が3連休で季節が良かったこともあり、アッピアはこの3連休に伊勢神宮参拝と英虞湾の風光明媚な景色が見たいと言い出し、思い立ったら行動を起こさずにはいられないアッピアは、すぐにホテルを予約し旅行を決めてしまいました。

「なぜ俺は2周続けてここにいる訳・・・?」と思いつつ、3人で眺めたその日の英虞湾の夕焼けは、これまで見た中でも断トツで最高に素晴らしいものでした。

「そうか。これに出会うための旅行だったんだね・・・」

2016年5月27日 アッピア夫


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ドラマ「ラヴソング」にハマる男二人~福山君にではありません

2016-05-21 00:58:04 | 感動の出来事(テレビ番組)
☆アッピア夫です。
今、久々にドラマにハマっています。フジテレビ月9の「ラヴソング」・・・福山ファンは多分観ているであろう「福山雅治」主演のドラマですが、何にハマっているかと言うとヒロインの「藤原さくら」・・・最初は石原さとみが若返ったかと思ったくらい似ている、去年歌手デビューしたばかりでドラマ初出演の20歳の新人シンガーソングライター・・・

私は、ほとんどドラマを観る習慣がないのですが、アッピアは大好きで新しいドラマの始まる時期はいつもウキウキしていましたし、その影響からか息子も大好きです。以前は、アッピアが観ているドラマをチラ見している内に、たまにその面白さに惹かれて私ものめり込んで行くのがパターンでした。今回は、息子が観始めたこのドラマをチラ見している内に、最初は、少しハスキーな声で歌う軽快な主題歌に惹かれ、徐々にドラマの内容に引き込まれて行きました。

吃音という障害を持ちながらも歌が得意な彼女の成長物語と、元プロミュージシャンで今は音楽から離れている(いまだに「君づけ」で呼べる貴重な存在の)福山君が、彼女と出会って再び音楽の世界に引き戻されていくと言う物語。音楽がテーマのドラマでもあり、主題歌の他にもとにかく音楽がいい・・・

主題歌は、作詞・作曲が福山雅治で「藤原さくら」が歌う「soup」と言う曲・・・最初は福山君の作った曲とは知らなかったので、それを知った時は純粋に驚きました・・・「こういう曲も書くんだ!」

彼女がライブハウスで始めて歌った曲が「500マイル」と言う曲・・・これは原曲が60年代の(同年代の人は知っているはずの)「ピーター・ポール&マリー」・・・過去にも色々な人がカバーしている名曲。これをドラマの中で聴いた時は鳥肌が立ちました。「久し振りに聴いた!」と言う感激と「今までのカバーの中で一番いい!」と言う感動・・・

そして、ドラマの中での彼女のデビュー曲となるであろう「好きよ好きよ好きよ」・・・これも福山君の書いた曲で、これもなかなか味のあるいい曲です。また、彼女の少しハスキーな低めの声は、ささやくような独特の心地よさがあります。

早速、ユーチューブで「藤原さくら」本人の曲も聴いてみたところ、昔夢中になった60年代の匂いがするブルージーな曲がいっぱい・・・ビートルズ的なメロディアスなロック、心地よいフォーク、そして黒人音楽をベースとしたブルースとジャズ・・・様々なジャンルが融合し、音楽そのものが全盛であった60年代に引き戻されて、懐かしい感覚に浸れます。

60年代なんてまだ良く知らない息子もそれぞれいい曲だと思っているようで、音楽は時代を超えるんだな・・・と思いつつ、最近はスマホで海外の音楽を聴き始めている息子に、様々なジャンルの音楽に夢中になった自分の中学~高校時代がダブって来ます。

☆「お父さんが、これから昔のいい曲をいっぱい教えてあげるよ」
★「昭和の曲は古いからいらない!」
☆「歌謡曲じゃないよ!海外の色んなジャンルの曲だよ・・・」
★「大丈夫!自分で聴きたい曲を聴くから・・・」

どうも余計なお世話だったようで・・・

2016年5月20日 アッピア夫


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「ヘアーウォーズ 最終章」~ついに運命の出会いが・・・

2016-05-13 23:58:38 | 面白い出来事
☆アッピア夫です。
前回「ヘアーウォーズ エピソード2」と言うタイトルでブログを書いたのが約1年前・・・その直後に、公私のあまりの忙しさに約1年間の「ブログ休暇」をいただきましたが、その1年の間にも美容院を巡る新たな旅は続いていました。

結局、息子が不満だった美容院はその後すぐに卒業し、キッズカットがある美容院を色々と探して見つけたのが、自転車で10分位のところにある「男性美容師のみで、来客も9割がた男性のほぼ男性専門」と言っていい美容院・・・

キッズカット料金は2500円・・・以前は1000円だったことを考えると随分上がりましたが、初めてカットした時の髪型を見て「おぉ・・・!」と思わず声が出てしまった位、今までとは全く違う「今どきな髪型」が新鮮でした。

お店のセンスも美容師の洗練された接客態度も素晴らしく、「顔そりの必要がなければ私が通いたい」と思う程の素敵なお店で、息子も気に入りしばらく通いました。
ただ、ちょっとジャニーズ風の今どきの髪型というのは決してそのままの状態が長続きせず、小学生がワックスやジェルを使って整えるはずもなく、1カ月もすると前後やモミあげなど部分部分が長くなって来て、それなりにちょこちょこっと整えないとみっともなくなるんですよね。

その上、そのお店は中学生になるといきなり値段も4500円にグレードアップする・・・「別にジャニーズのような髪型にしたい訳ではないし・・・」とまたまた他を探すことに・・・

今度は、アッピアがよく行っていたチェーン店に行ってみるも、チェーン店は来客数に多く予約が取りづらい。しかも女の人だらけ・・・そこにオヤジと小学生の男子がポツンといるのはどうも落ち着かない・・・そして、たくさんの女の人がカットしている風景って、皆長い髪をダラ~と垂らしてうつむき加減なためちょっとホラーな感じ・・・まるでスーパーの女性下着売り場に紛れ込んだように、どうも居心地が悪いこと悪いこと・・・

そして今度は「居心地の良さ」を優先に探した結果、自転車で5分位のところに、去年10月にオープンしたばかりの小さな美容院を見つけました。そこは女性店長と若い女性スタッフ2名だけのこじんまりとしたお店で、お店を作るところからの親しみやすいブログ記事に共感し、自分たちで手作りするナチュラルでセンスの良い小物装飾などの写真にも興味を覚え、まるで昔から知っている友人がやっているような親しみを感じて行ってみました。

そうしたところ、お店のオーナーである店長は、私たちが住むマンションの元住人であったことや、店長とスタッフ2名は息子が通う予定であった中学校の隣にある美容専門学校の師弟関係・・・共通点の多さに話が盛り上がる中、息子もお姉さん的にざっくばらんに話してくれる美容師に自然と馴染み、地味すぎず懲りすぎずの自然な髪型も気に入った様子・・・

2000円の小学生カットは中学生から3000円となりましたが、息子は「絶対にこの美容師がいい!」と大絶賛し、私もいつもコーヒーをいただきながら、友人の家に行ったような感覚で気軽に話せるその雰囲気が心地よく、二人とも「よし、ここだな!」となりました。・・・こう言うまるで用意されていたような出会いってあるんですよね。

これで我が家の髪の毛を巡る戦いもついに終焉を迎え、平和が訪れましたとさ。めでたしめでたし・・・

2016年5月13日 アッピア夫


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誕生日に「ボイストレーニング」~一応プレゼントなのですが・・・

2016-05-08 00:34:29 | 最近の出来事
☆アッピア夫です。
5月2日が息子の13歳の誕生日でした。いつもゴールデンウィークに誕生日を迎えるので、アッピアが健在の時は旅先でお祝いをしたり、旅先から戻ってから少し遅れてお祝いをすることが多かったのですが、アッピアがいなくなってからは旅行にも行けないまま・・・
・・・取りあえず美味しい料理を食べながらプレゼントの相談。

いつもは年が明けたら早くも「プレゼントは何にしようか?」と本人が考え始め、決まったら「なぜそれがいいのか?」と言う根回しが始まるのですが、
今年はスマホを手に入れて満足し切っていることもあり、特に決まらないまま誕生日を迎えることに・・・

☆「自転車買ってあげようか?」
★「自転車はお母さんのでいい・・・」(最近の子はカゴ付自転車がカッコいいようで、結局今はアッピアのに乗っています。私にはそのカッコよさが理解できませんが)
☆「CDで何か欲しいのある?」
★「欲しいのはもう持っているので今はいい。スマホでも聴けるし・・・」
☆「じゃあ部活で使うサッカー用の靴とか・・・」(部活はサッカーに入部の予定)
★「それって絶対必要なものじゃん!まさかそれでお茶を濁すつもり・・・」(最近は言うことが完璧に大人・・・)

・・・と色々と相談していく内に、息子が今一番気になっていることに気づく。

☆「そう言えば、声変わりして高い声がでないんだよね!ボイストレーニングでもやってみる?」
(もう完全に声変わりして高い声が出なくなったので、最近はカラオケに行くのもテンションが低い・・・)
★「それって誕生日プレゼントなの?」
☆「プレゼントって物だけじゃないんだよ。君が今一番嬉しいなと思うものだったら何でもありだよ。」
★「OK、いいよ!交渉成立!」

・・・と言うことで、自転車で5分のところに「ボーカルスクール」を見つけ、まずは無料体験に。そうしたところ本人が気に入り、月1回通うことに・・・
「ボイスレッスン」はなかなか面白いプレゼントだとは思ったものの、月1回の月謝が4500円・・・10か月通ったら45000円・・・
「本当にこれで良かったのだろうか?」ちょっと疑問を感じつつゴールデンウィークが終わります。

2016年5月8日 アッピア夫


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「息子の青春を思いつつ・・・」~吹奏楽部演奏会にて ID:ccf1qi

2016-05-04 00:03:25 | 感動の出来事(学校イベント)
☆アッピア夫です。前回のブログへのお二方のコメントは本当に嬉しかったです。「兄弟のよう」とタイトルコメントをくれた(may)さん・・・同世代で子供も同学年の(ょ)さん・・・我が家の男二人の関係が「兄弟のよう」という表現に実にナットク・・・です。本当にそのような日常です。また同世代で同学年の子育て中の方が読んでいただいているのも感激です。色々と難しい年頃になって来ましたので、一緒に楽しみながら闘って(笑)いきましょう。

今日は、息子と一緒に学校の吹奏楽部の演奏会に行って来ました。特に学校から案内された訳でもなく、学校のHPの案内を見て、まあ通常のよくある部活の発表会だろうと思いながらも、面倒がる息子を引っ張って出かけました。

実は、息子は小学校3年生の時にブラスバンド部の東日本大会に出たことがあります・・・と言ってもブラスバンドそのものをやっていた訳ではありません。ちょうどその年が学校創立140周年に当たり、その記念事業の一環として一人の在校生が作曲し、全校生徒が歌詞と振付に参加した記念曲が出来ました。なかなかいい曲で、CDも配られ今では大切な小学校の思い出になっているのですが、その大会でもその曲が演奏されることになり、大会当日に歌って踊る参加者が募集されました。私とアッピアは、「こんな機会は滅多にない!」と意気込み、息子を煽てて無理やり応募させ大会に参加させただけなのですが・・・

また、アッピアがクラシックを好きだったことや近くに音楽大学もあったため、以前はそのようなコンサートに良く出かけました。ただ、そのアッピアがいなくなってからはクラシック系のコンサートは本当に久し振りだったので、良い機会でもありました。

とにかく、今日のコンサートでまず驚いたのは、あまりにも素晴らしい演奏です。中高合同の部で総勢100人近い部員が演奏するため、音の厚みと広がりが半端ではなく、高校生が中心になるので、当然レベルも高くなります。一般のクラシックコンサートと何ら変わりません。

その上、演奏の進行にストーリーを絡ませ、ちょっとした劇やMCも入るので観ていて飽きないんですね。アッピアに連れて行かれるコンサートはひたすら演奏が続く本格的なクラシックが多かったため、よく途中で寝てしまいましたが。今回のコンサートは演出も素晴らしく、曲もクラシックから映画音楽、ポップスまで変化に富んでいて最後までしっかりと楽しめました。

さらに、その中の15人の高校3年生は今回のコンサートを最後に引退するため、最後にその子達を送り出すための演出があるのですが、これがまた素晴らしく・・・部員も泣きながら演奏・・・私を含め観客も泣きながら・・・最高学年のこれまで部活に打ち込んで来た様々な思いと、家族やOBなど関係者も多い観客の思いが見事に一体化し、震えるような感動と共に素晴らしい締めくくりでした。

自分は吹奏楽部の関係者でもないのに思いっきり感動を貰いつつ、これから部活の始まる息子にも、この学校でたっぷり青春を味わって欲しいと心底思いました・・・出来れば自分ももう一度こんな青春時代に戻りたいと思ったのも事実です。

2016年5月3日 アッピア夫


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