波乱万丈 乳がん転移ライフ!

39歳で乳がん ステージⅢ告知。術後1年経たずに肝臓、骨に転移。そこから始まる長い転移ライフ!

息子からの「Student Report」~私にとっての嬉しいクリスマスプレゼント

2019-12-27 21:19:09 | 嬉しい出来事
今年のクリスマスは平日のど真ん中で、例年以上にあっという間に過ぎて年末に突入しましたが、
今回は20数年振りに一人で静かに迎えるクリスマスとなりました。

前回は42年に亘り夢中になったスター・ウォーズのことを書きましたが、
負けず劣らず30年以上も毎年この時期に聴き続けているCDが「JACKSON 5」の「クリスマス・アルバム」・・・

「JACKSON 5」は、幼少期のマイケル・ジャクソンを中心としたジャクソン家5人兄弟のシンガーグループで、
マイケルの突き抜けるような愛らしい高音と卓越した歌唱力で、デビューと同時に人気に火がつきました。

「JACKSON 5」が、その勢いに乗ってデビュー間もない頃に出したのが、このクリスマスソングアルバムで、
12歳のマイケルの愛らしい歌声とまだ全員ティーンエイジャーの兄弟たちとのハーモニーが美しく、
パーティを楽しんでいる風に、また少し大人びて歌っている様子も微笑ましい、唯一無二のクリスマスCDです。

以前にも書いた気がしますが、この音楽が醸し出すクリスマスの雰囲気が好き過ぎてまた書いてしまいました。

そして、今年はクリスマス前に思わぬプレゼントが届きました。留学中の息子からの「Student Report」・・・
現在の心境が率直に書かれていて、親にとっては向こうの生活の様子が目に浮かぶ嬉しい贈り物となりました。

【普段の生活の様子】
ホストファミリーはとても優しく、親戚などとも頻繁に交流していて、居心地はすこぶる良いようです。
プロテスタントのため宗教色も強くなく、休日に教会に行くこともなく、自由な生活を謳歌している様子・・・

【学校の様子】
学校には移民や他国からの留学生も多く、特に日本人だから・・・と意識することもなく過ごせているよう。
今は、狭き門を突破して入ることが出来たバスケ部の活動が一番楽しいらしく、
チーム全体の雰囲気も良くて、バスケのおかげで新しい友達もたくさん出来たとのこと・・・

【特に楽しかったイベント】
「Thanksgiving day(感謝祭)」で、親戚が大勢集まって色々な会話をしながら食事したのが楽しかったようです。
大勢で集まって楽しむことの多い現地の雰囲気がよく分かります。
また、ホストファミリー宅には切ったもみの木が置いてあって、日に日にクリスマス気分が盛り上がっている様子。
(レポートを買いたのは11月下旬頃・・・)

【日本とカナダとの違いで感じること】
ほとんどの人が家庭も仕事も勉強も大切にしていて、学校での宿題の提出率は毎回ほぼ100%のよう・・・
一方、煙草、電子煙草、マリファナ、コカインなどの有害物・薬物が未成年にもかなり蔓延していて、
通学時や昼休みには学校の近くに集まって、堂々とやっているグループもいるようです。

先週末から、保護者も学生も2週間のクリスマス休暇に入っていて、今はその真っ只中・・・
綺麗に飾り付けられたもみの木の側で、初めての本場のクリスマスを楽しんでいることでしょう。

現地での気温は現在0℃を少し上回る程度で、これから氷点下の日もありそうですが、
せっかくの機会なので、厳冬の世界も存分に楽しんで欲しいし、オーロラも是非見に行って欲しい・・・

私はと言えば、一人で異国のクリスマスに思いを馳せながら過ごすクリスマスも、それはそれで貴重・・・
そして、今年も1年間ブログを書き続けることができ、気づいたらもう4年近くも書き続けていました。

アッピアからバトンを受け書き始めた頃は、まさかこんなに書き続けることになるとは思ってもいませんでしたが、
今年もこちらを訪れていただいた皆さま、1年間どうも有難うございました。

息子にとっても、自分にとっても、皆さまにとっても楽しい年末年始となることを願っています。
良いお年をお迎えください。

2019年12月27日


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公開初日の「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」鑑賞~42年間の壮大な物語がついに完結

2019-12-20 23:43:35 | 感動の出来事(映画)
今日は、記念すべき「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」公開日・・・
そして、42年間も続いた壮大なスペースオペラ9作目の完結編で、この壮大な物語終結の始まりの日・・・

満を持して観に行き、思いっきり感動して泣いてスッキリして、そして今は満足感と喪失感がない交ぜの状態。
自分の思いにどうやってけりをつければ良いのかが分からず、頭が混乱しているような感じです。

因みに、最近は観たい映画は公開初日に観るのですが、その理由は頭がまっさらな状態で観たいため・・・
今は、公開と同時に色々な情報や感想、評価が入って来るので、そう言ったものに邪魔されない内に観たい。

何を観るかはあらすじや試写会のコメントなどで決めますが、そこで感じた直感を大事にしたい訳ですね。
スターウォーズで語られるところの「自分の心を信じる」「自分の感覚を信じる」・・・でしょうか。

最初から最後までずっと引き込まれて「あっこれは・・・」「何と・・・」「うわっ・・・」と言う驚きと感動の連続。
気がついたらあっという間に終盤になり、「そうだったのか・・・」と「ああスッキリした」と言う思いが・・・

そして、エンドロールになると、一気に涙が溢れてきて、放心状態のまま身動きが出来ませんでした。
始まるまで豪快に喋っていた隣のご夫婦も二人してハンカチで涙をぬぐいながらしおらしくなっていました。

今回、エンドロールになってもほとんどの人が帰らず、話もせずそれぞれが余韻に浸っていたのが印象的でした。
それくらい皆が感動し、この物語が終わってしまったことに対する思いを噛みしめていたように思います。

今回の作品は、スターウォーズの初期、特に物語の始まりである「エピソード4」を意識していて、
スターウォーズのルーツに触れるシーンも多く、「あっ、これはあの時の・・・」がたくさん登場して嬉しくなります。

最初から最後まで「あっ・・・」と思えるシーンがたくさん出て来ますが、これも現在の映像技術のなせる技・・・
「いったいどうやって撮影を・・・」と思えるシーンも満載な上、映像も世界観も初期の頃に近く文句なし。
やっとここに戻って来てくれた・・・と言う安心感、満足感を感じました。

それにしても、この壮大な物語に自分が最も多感な時期に出会い、衝撃を受けてからかれこれ42年・・・
自分の成長と共にこの物語があったのは確かですし、アッピアとの生活でのスターウォーズ談義も楽しかった・・・
このような、自分の人生と「共にある」と言える映画に出会うことはもうないでしょうね。

スターウォーズと言えば、「May the Force be with you」(フォースと共にあらんことを)と言う言葉が有名ですが、
今回の完結編では、より短い「Be with you」(共にあれ)と言う言葉が強く印象に残りました。

作品のテーマとしても、色々な意味で「共にある」ことが大事なんだと受け取りました。
それは、家族であれ、友人であれ、仲間であれ・・・もっと言うと地球と言う同じ星に住む人間として・・・

スターウォーズは宇宙を舞台にした壮大な物語ですが、そこには様々な人間の哲学が描かれています。
「人間は簡単に善にも悪にもなる」「憎しみにより悪に堕ちる」「自分の心、感覚を信じる」などなど・・・

そして、一貫して感じるのが「友情、恋愛、家族愛」、特に「家族愛」は9作品に共通したテーマとなっています。
スターウォーズそのものが何代にも亘る一つの家族の物語でもありました。

42年間もこの物語と一緒に生きてこられたことに感謝・・・
そして、「Be with you」(共にあれ)・・・

2019年12月20日


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我が家の「今年のヒット商品Best3」~2010年代最後の年末に考えてみた

2019-12-13 23:20:34 | 最近考えること
12月に入ってから、流行語大賞やら色々なところで今年のヒット商品番付などが発表されています。
毎年この発表を見て「これって何?」と初めて知る商品も多いのですが・・・

ふと、我が家の今年のヒット商品って何だろう・・・と考えてみると、それなりにあるものなんですね。
と言うことで、どこにもない自己完結型の我が家の「2019年ヒット商品Best3」を挙げてみました。

【第3位】 オートロック式ベルト

もう10年以上も使用していたスーツ用のベルトが、家に帰ると同時に根元から千切れてしまったために、
ネットで物色しながら見つけた目新しい「オートロック式ベルト」を購入しました。

それにしても、ベルトの切れるのがこんなにも見事にタイミングが合うはずがないと思うほど、
玄関に入ると同時だったので、ベルトが切れた残念さよりも「何と幸運な・・・」と一人悦に入っていました。

「オートロック式ベルト」と言うのは、金具を穴に通す従来のものではない、無段階で調節可能なベルト・・・
10年以上もベルトを買っていなかったので、こう言う便利なものがあるとは知りませんでした。

早速購入して着けてみると、穴がない分スッキリして高級感があり、簡単に細かくサイズ調節できるのが楽です。

ただ、金具を穴に通すベルトだと、自分のお腹のサイズの増減が分かりやすいものですが、
これだとお腹のサイズが多少変わっても気づきにくいのが唯一の難点かも知れません・・・

【第2位】 珪藻土バスマット

これは、消費税増税前にプチリフォーム的に色々購入している時に、面白そうだと試しに購入したものですが、
今ではすっかりお気に入りの商品となりました。

基本的に硬く薄い板で柔らかくはないので、従来の肌触りの良いフカフカのバスマットとは別物でした。
最初は硬いことやひんやりした感触に違和感を覚えましたが、もうすっかり慣れて極めて快適です。

4~5回ほど足踏みすれば、すぐに足の裏が乾いてサラサラになるのが魔法のようで気持ちいい・・・
すぐに乾くのでダニやカビが繁殖しにくい、汚れが付きにくいなど、とにかくその清潔感が気に入っています。

洗う必要も天日に干す必要もなく、洗濯物が一つ減ったのも嬉しいですね。

「珪藻土」は、調湿・抗菌・消臭作用があり、保温性や耐火性にも優れているので、壁土として良く使われますが、
白亜紀の海や湖に生息したプランクトンが1000万年もの年月をかけて堆積して化石化した自然の鉱物で、
自然素材そのままのエコな商品と言うことも気に入っている理由の一つです。

【第1位】 千社札ストラップ

「千社札」は、昔からの風習でたくさんの神社を詣でる「千社参り」の証として納める木札のことで、
江戸時代には簡易版として紙札を貼ることが流行ったようですが、粋な江戸文化の一つだったようです。

その木札をミニサイズの「豆札」にして、和風な根付紐でストラップにしたのが「千社札ストラップ」です。
自分好みの文字種や柄で作ることができ、外国人観光客の日本のお土産としても人気があるようです。

息子がお世話になっているカナダのホストファミリーへのクリスマスプレゼントとして、
何がいいかと色々と考えている時にこの商品に出会いました。

おもて面は漢字に変換した名前と桜の花びらの浮き彫りで、うら面は英字で本来の名前を彫りました。
ホストマザーとシスターの漢字名を、国語辞典を片手にああでもないこうでもないと創作・・・

息子の分も併せて3個セットで贈りましたが、今年一番出来上がりを楽しめて思い出に残る商品となりました。
また、贈り物を考えている時間と言うのは、改めて幸せな気持ちになれる時間だと思えたこの1ヶ月でした。

2019年12月13日


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初めて知る性別のない「Xジェンダー」~「僕が性別ゼロになった理由」と言うドキュメンタリーを観て・・・

2019-12-06 23:36:53 | 最近考えること(多様性)
あるきっかけから、「僕が性別ゼロになった理由」と言うドキュメンタリーを観ました。
「性別ゼロ」と言うのは、男でも女でもどっちでもない・・・本人の心に性別の意識がないことを意味しています。

科学的には、心も体も同一で男性か女性かにすんなりと分けることの出来る人間が「シスジェンダー」・・・
心と体の性が不一致の場合は、最近はLGBTの一つとして一般的にも認知されてきた「トランスジェンダー」・・・
そして、このドキュメンタリーで初めて知ったのが、今回の主人公のように性別のない「Xジェンダー」・・・

このドキュメンタリーは、1人の「Xジェンダー」が幼少期から心と体の不一致に悩み葛藤しながら、
1人の人間として成長していく過程を9年の長きに亘って取材を続けたものでした。

女性の体を持って生まれた主人公は、5歳頃から自分の性別に違和感を持ち始めます。
中学生になると女子の制服を着ることの抵抗感も強くなり、同級生からはからかわれ、不登校にもなりました。

胸が膨らみ始める年頃となり母親からブラジャーを勧められるも、泣きながら激しく抵抗・・・
その時初めて「あなたは男の子なの?女の子なの?」と問う母親に、「自分は男」だとはっきりと答えます。

子供には見せない葛藤があったのかも知れませんが、その母親の冷静な対応力、受容力が素晴らしく、
「じゃあ一度病院で診てもらいましょう」と病院に連れて行き、「性同一性障害(トランスジェンダー)」との診断・・・

この親子の行動力には恐れ入りましたが、その後学校にお願いに行き、男子生徒としての変更が認められます。
当時、学校で生徒の性別変更が認められたのは、初めてのことだったようです。

そして、16歳から男性ホルモン注射の治療を始めて声変わりもし、普通に男子生徒として高校生活を送り、
18歳で乳房を切除し、20歳で子宮と卵巣を切除・・・やっと戸籍も変更でき念願の男性として生きていくことに・・・

ところが、これでめでたしめでたしとはならず・・・

いくら手術で自分にとっては必要ではないものを切除し、男性ホルモンを注射し続けようと、
成長と共に体は丸みを帯びて来て、根本的に女性である体はやはり女性のまま・・・

更に、気持ち的にはすっかり男性になったはずの自分が、バイト先で「新しい男の子・・・」と紹介された時に、
「男の子」と呼ばれることをすんなりと受け入れられず違和感を覚える自分に戸惑います。
それをきっかけに、そもそも自分は「性別に触れられたくない」のだと気づきます。

そして「自分は何なのだろう?」と悩み始めた頃に、同じ「Xジェンダー」で講演活動をする人に出会います。
その人に出会ったことで、身体や戸籍とは別にどちらの性別でもない存在で良いのだと知ることとなります。

主人公は、高校卒業後に声優を目指して養成所に通っていましたが、声優として生きていくためには、
男性タレントか女性タレントかという区分けで事務所に所属する必要があるため、一旦夢を諦めてしまいます。

一般的な仕事やアルバイトをするのでさえも、履歴書の性別に〇を付けずに応募すると返事も来ない・・・
やっと一番自分らしい「性別ゼロ」となったものの、男と女で区分けされる世界で生きていくのは並大抵ではない。

現在は生活保護を受けながら生活を送り、一度諦めた声優の夢を捨てきれずに、
性別を意識しないで済むネットの世界で、声優の夢を実現することを模索し始めているところで終わります。

印象に残ったのは、中学時代は「自分が好きではない」、高校時代は「好きではないが許してやってもいい」・・・
と移り変わって行った自分への気持ちが、24歳になった今は「自分が世界で一番好き」になれたこと・・・

色々な場面で「多様性」が語られる昨今、人間は多数の「普通の人」と少数の「変わった人」ではなく、
それぞれが固有の性質を持つ「1人ひとりの人間」の集合体なのだと改めて気づかされました。

カナダやオーストラリア、ニュージーランドなどの数カ国では、既にパスポートの性別蘭は「M,X,F」から選べ、
facebookの性別には「自由記述欄」があります。

「Xジェンダー」のことを自分で「無性」や「中性」と表現する人もいて、その表現の仕方は様々ですが、
もう単純に人間を「男性、女性」だけで区分けするのが難しい時代となったことだけは間違いなさそうです。

2019年12月6日


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