波乱万丈 乳がん転移ライフ!

39歳で乳がん ステージⅢ告知。術後1年経たずに肝臓、骨に転移。そこから始まる長い転移ライフ!

「ミニマリスト」は無理でも目指せ「シンプルライフ」~21年ぶりの断捨離と家大改造

2022-03-26 00:00:18 | はじまりの出来事
ついに桜が開花し、それと同時に極端な花冷えが訪れ、せっかく片付けたセーターをまた出してくる始末・・・
独裁者の自分勝手な戦争は拒絶しますが、自然の摂理の中で生きている以上気候だけはどうしようもない。

受験の反動ではじけ過ぎた息子は、毎日のように遊びやカラオケに行ったりバスケをやったりしていましたが、
ついに天からお灸を据えられたようで、バスケで足首をねじり全治3か月の靱帯損傷・・・まあ大人しくなりました。

遊びはお預けとなったものの、安静にしながらメルカリショッピングを楽しんでいて毎日のように荷物が届きます。
ここぞとばかりに溜まったお小遣いを使っていますが、新生活に向けて色々と揃えたい気持ちはよく分かります。

私はと言うと、先週の3連休から今の住まいで初となる21年分の「断捨離と家の大改造」に取り組み始めました。
私もこの1年で溜まったエネルギーの大解放ですが、息子とは真逆の「断捨離」に向かうのは良いことかと・・・

まずは、見て見ぬふりをしてストレスを抱えないようにしていた、ミニゴミ屋敷状態の息子の部屋からスタート・・・
息子の部屋は、学習机、本棚、ベッド、タンス、幼少期の遊び道具収納ボックスなどで空きスペースはほぼなし

それに加えてヒーター、加湿器、机に収まりきれずに床に散乱する参考書類、仕舞われない衣服の丘・・・
クローゼットはあるもののそこは私の衣服のスペースで、息子の制服などは私の寝室にというねじれ状態

元々アッピアと息子が寝ていた今の私の寝室から、息子が小学生になる時に私が寝ていた部屋に移ることになる。
そして服の収納はそのままだったためのねじれ現象をやっと解消し、クローゼットに息子の衣類を集約・・・

タンス、収納ボックス、本棚を撤去し、ベッドと机のみにして配置換えをすると見違えるほどスッキリした空間に・・・
余計なモノがなくなったことで、息子はまるで一人暮らしを始めたかのような気分でその快適さに大満足

次に、私の寝室のクローゼットの大部分をずっと占領し続けてきたアッピアの大量の衣類の処分にやっと着手・・・
服以外に大量の鞄や靴などのアクセサリー・小物類、ケース・収納ボックス類、ガーデニンググッズなども処分

3連休でここまでやりましたが、まだまだ「断捨離」すべき場所が一杯あり、次のターゲットは大量の書類関係・・・
それに、大量の本・アルバム・CD・カセットテープ、各種コード類、筆記・文具類、ボードゲーム、カラーボックス等

手を付けだしたら正直キリがないものも、この際なので聖域なく「断捨離」して限界までモノを減らす覚悟です。
この家の入居前の内覧会で感じた広々とした空間のイメージに限りなく近づけて、目指すは原点回帰・・・

息子の子育てが終わる子離れの機会に、ついでにモノ離れもして「ミニマリスト」までは無理だとしても、
可能な限りモノを抱えない「シンプルライフ」を送れるよう、気持ちと空間を切り替えようと思っています。

それにしてもモノを捨てることの何とも言えない快感と、それによって得られる清々しい爽快感と心の余裕・・・
「断捨離」はモノを捨てることではなくて自分のしがらみを捨てることだと聞いたことがありますが、正にその通り・・・

子供とアッピアの思い出だけは残しつつ大胆な「断捨離」を・・・因みに絶対に捨てられないモノが一つあります。
息子がまだ声変わりする前に一人遊びで吹き込んでいたカセットテープ・・・

これだけは他人には何の価値もない、私だけの一生の宝物・・・

2022年3月25日


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受験明けのパーティ「スウィート・エイティーン」~息子の高校最後で卒業後初のイベント

2022-03-19 00:00:06 | 最近の出来事
今日は年に1度の健康診断日・・・私の会社では半日有休がセットのマイケアデーという特別休暇になります。
年度内の好きな日に自由に取得できるものの、結局3月になって慌てて予約するのは毎年恒例のこと・・・

以前の健診は2時間位かかりましたが、コロナ下の今は細かく時間を区切って少人数単位で回しているので、
1時間もかからずに済み助かります。人が大勢いる中で時間かけて行うのはもう時代遅れとなった感があります。

健診が終わって更衣室の空き待ちの間、かなり立派な熱帯魚の水槽を懐かしい思いと共に見入っていました。
息子がまだ小さい頃に我が家もアクアリウムに凝った時期があります。と言っても凝ったのは私だけですが・・・

35㎤位の小ぶりな水槽ながら、砂利に大中の石を配置して、数種の水草を植えて水の世界をレイアウト・・・
その中でネオンテトラ、グッピー、プラティなど小型で一般的な熱帯魚を飼育していましたが、本当に楽しかった。

水槽の世界は自分好みにデザインできて、色鮮やかで小さな熱帯魚たちが優雅に泳ぐ姿は全く飽きない・・・
一方で大変なのは、飼育された方はご存じだと思いますが、苔や食べ残し、糞などでとにかくすぐ汚れること・・・

2週間に1回水を入れ替えて、2時間位かけて内側や部品をせっせと掃除していたことを思い出しますが、
思い出したくないのは、沖縄旅行に行って自然の海中の世界を堪能して帰ってきたら魚が全滅していたこと・・・

旅行前にセットしていた自動給餌器の調整不具合で、餌が大量に放出されてしまったための悲劇でした。
可愛がっていた魚が全滅し、息子からは犯罪者呼ばわりされ、ショックが大きくそれ以来水槽はただの置物に・・・

そんな懐かしくも苦い思い出と共に観ていたら、何とウクライナ国旗と同じ上が青、下が黄色の魚を見つけました。
「ロイヤルダムセル(ロイヤルデムワーゼル)」という名で、ロイヤルブルーに黄色のコントラストが鮮やか・・・

この鮮やかで優雅に泳ぐ姿を見ながら、水槽の中のような自由な日常を早く取り戻してほしいと祈っていました。
魚にも気性が荒く混泳が難しい種類や、いじめや喧嘩もあるようですが、さすがに戦争や大量殺戮はしないよ・・・

そして、息子は今日「スウィート・エイティーン」という卒業2週間で早くも同窓会的なパーティに行きました。
同窓会というよりも、それぞれの結果はどうあれ皆が受験を終えての打ち上げパーティという位置づけのよう・・・

2週間前に高校の制服で卒業式を迎えた仲間が、今できる精一杯のお洒落をして新たな雰囲気で集まる。
息子は私と同じ体型のため、ブレザー・スラックス・シャツ・ネクタイ・靴と全て私のものでコーディネイト・・・

コロナ下のため派手な演出はなしで、ゲームやおしゃべりを中心に盛り上がったようですが、
合格した人も浪人が決まった人もそれぞれの結果は気にせずに同期の半分以上も集まったことが素晴らしい。

結果はどうであれ来月には皆成人となり、これからは形が変化しつつもずっと続いていく関係が同期・・・
縁あってこの学校で出会い6年間も一緒に過ごし、コロナ下で出来ることを一緒に考えてやってきた仲間・・・

こういうささやかながらも貴重な関係が長く続いていくことを願っていますし、
誰にでもあるこのようなささやかな日常を武力で破壊されることだけは絶対に許さない!

2022年3月18日


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晴れて志望校合格の息子は「受験生も卒業」~まるで「ショーシャンクの空に」・・・

2022-03-12 00:07:34 | 息子の成長
「pisa」さん、お久しぶりです。嬉しいコメントをいただき有難うございました。
本当に親子それぞれに楽しめた中高生活でした。コロナ下で制約も多い中、そう思えるのは貴重なことですね。

そして、昨日晴れて念願の志望校に合格した息子は、無事に「受験生」も卒業することとなりました。
ちょうど私も在宅勤務中で、合格確認した息子が部屋を飛び出して来て二人で雄叫びとハイタッチの大騒ぎ・・・

薄暗い世界からサーっと明るい世界が広がる感じを覚え、これはまるで「ショーシャンクの空に」だなと・・・
「ショーシャンクの空に」はもう30年近く前の米国映画で、当時アカデミー賞7部門にノミネートされた感動作

刑務所が舞台でずっと薄暗い中で物語が展開するのですが、最後に一気に明るい世界が広がるのが印象的・・・
独特の物語性と世界観に引き込まれ、意外性や意表を突く展開はなかなか他には代えがたい希少な作品です。

それはさておき、この1年間「受験」と言う名の地下室に閉じ込められて、幽閉されているような感覚だったので、
合格が分かった時の解放感はもう半端なく・・・息子は当然私以上ですぐに遊びに飛び出していきました。

今回息子の大学受験に付き合って感じたのは、共通テスト受験後の2ヶ月間はあまりにも長い、長すぎる・・・
推薦や私立で受験を終えている人はとっくに解放されていますが、国公立が決まるまでにこれ程長いのは酷・・・

共通テスト受験後、私立の併願校受験に1ヵ月、その2週間後に国公立受験、さらに2週間後の結果待ち・・・
その間に入学可能性の低い学校に入学金という名の寄付金を振込み、合格待ちの半端な状態で高校卒業・・・

卒業1週間後の合格が確実とは言えないため、不合格の場合の後期試験に備えてまだ勉強は終えられない。
と言って冬休みから続いている追い込みももう3か月になり、人間は半永久的に集中力が続く訳でもない・・・

それでも、まだ合格であれば「終わった~」で済みますが、落ちたら浪人か併願校入学かに悩まされる。
大学受験は勉強だけでも大変なのに、なぜこれほど長い期間精神的にキツい状態を強いられるのだろう・・・

家族の私がそう感じるのだから受験生本人はもっと感じているはずで、息子ももう耐えられず限界だったと・・・
今入試改革の真っ只中ですが、真っ先に改革すべきはもっと短期間で健全に試験に臨めることなのでは・・・

最後にもう1度受験の可能性がある息子は、卒業式後は同じ状態の仲間と学校の自習室で勉強していました。
一人で抱え込んでいたストレスが卒業式で一気に溶けて、以降は友達と勉強する方向に向いたようでした。

在宅勤務と同様に、人間は社会的な動物なので一人で黙々と勉強するのは健全とは言えず、楽しくない・・・
息子は特定の塾には通わず、複数の塾の志望校向けの短期講習などを上手く利用しながらの受験でした。

確かにその方が安上がりで独特の塾の利用の仕方に感心していましたが、その分一匹狼的で良し悪しが・・・
やはり勉強は学校の授業のように、皆で集まって時々息抜きしながら楽しくやるのが一番なのかも知れません。

高校生も受験生も卒業した息子は、今は溢れ出る解放感と共に、遊びと入学後の計画作りに忙しそう・・・
結局それが一番楽しいんですよね。何はともあれお疲れ様・・・

2022年3月11日


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昨日はついに息子の「高校卒業式」~泣いて、泣いて、笑って、また泣いて・・・

2022-03-05 00:46:24 | 感動の出来事
桃の節句、雛祭りの昨日は、晴れ渡った青空のとても気持ちの良い日で、まさに卒業式日和の一日でした。
そして、息子と私は6年間親子それぞれに楽しんだ中高一貫校の卒業式を迎えることとなりました。

コロナ下で卒業式は短縮版となり、コロナ前は近くのホテルで行っていた謝恩会も会場の体育館で簡素に・・・
簡素だからこそのアットホームで温かい卒業式と謝恩会となって、私は感極まり過ぎて放心状態になりました。

例年は吹奏楽部の演奏で始まるところ、今年は密を避けて管楽器講座の指導者4人による演奏で開幕・・・
演奏終了と同時に207名の卒業生が入場し、君が代を「斉唱」ではない「黙唱」で各自が心の中で静かに歌う。

いつもは吹奏楽部のバーンとした演奏で始まるのでしょうが、こういう厳かな幕開けというのも思い出に残ります。
それからメインの卒業証書授与・・・今年は一人ひとりの名前を読み上げて起立後に各クラス代表が受け取る。

そして、校長式辞、表彰、受賞者紹介と進みますが、驚いたのが何と6年間の皆勤賞が12人もいたこと・・・
コロナ下で熱があったり体調が悪いと休まざるを得ない中で、これだけの人数が受賞ということに感心感激。

その後保護者から学校に贈る記念品の紹介、在校生送辞、卒業生答辞、校歌黙唱と進み、いよいよ卒業生退場

一人ひとりの卒業生が壇上で先生方全員に一言挨拶を交わしてから保護者席中央を退場して行くのですが、
泣きながら今日を最後に学校を去る卒業生たち一人ひとりを見ていると、自然と涙が溢れてしまう・・・

それが、中1の頃から良く知っている子ならなおさら・・・そして息子は先生に挨拶している時からもう大泣きし、
退場する時も拭う手の間からも涙がボロボロと・・・それにつられて私の感情もついに決壊してしまいました。

退場曲は各クラスで自由に決めたようですが、息子の後の1クラスでは自作自演の替え歌で泣き笑い・・・
福山雅治の「家族になろうよ」を替え歌にした「卒業しようよ」がとにかく面白く、これが出来る自由さが素晴らしい。

先生や保護者も爆笑する中を泣きながら退場していく卒業式という風景もなかなかない貴重な体験でした。
最後は青春をイメージした軽快な合唱曲、YOASOBIの「群青」でぐちゃぐちゃの感情と共に卒業式終了・・・

その後は、私も一員である卒対委員とボランティアの保護者の運営で、保護者から先生に感謝を贈る謝恩会・・・
保護者代表の先生への挨拶、校長・副校長・担任の先生への花束・記念品贈呈と進んで行く。

代表挨拶は、最初の中1クラスで出会って親しくなった縁で、ずっと一緒に委員をやって来た一番の父友・・・
泣き笑いを誘う飾り気のない温かいスピーチが得意で、今回も存分に泣き笑いさせられました。

最後は保護者だけ残り、記念品の説明や卒対委員から保護者に向けた挨拶で和やかにジ・エンド・・・

一連の式典を終えて感じたのは、やはり自分は客席側ではなく運営する側が根っから好きだということと、
本当に感動するのは豪華な出来合いの式典ではなく、簡素ながらも心温まる手作り感なんだということ・・・

男二人をそれぞれに成長させてくれた大好きな学校に感謝しつつ、私も保護者として卒業します。
6年間のたくさんの出会いや思い出と共に・・・

2022年3月4日


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