波乱万丈 乳がん転移ライフ!

39歳で乳がん ステージⅢ告知。術後1年経たずに肝臓、骨に転移。そこから始まる長い転移ライフ!

「藤原さくら」2年目の全国ツアー~座ってゆったりが彼女のコンサートの魅力・・・

2018-10-26 22:20:34 | 感動の出来事(ライブ)
☆アッピア夫です。

カラッとした秋晴れの少ない今年の秋ですが、今回は再び「音楽の秋」の話・・・

先週末、去年に続き「藤原さくら」の2年目の全国ツアー東京公演に行って来ました。
初の全国ツアーだった去年と比べると、随分と成長したものだなあ・・・と思わされました。

去年は、まだメジャーデビュー2年目で、初めての全国ツアーと言うこともあり、
初々しさ満載でしたが、1年でこんなにも成長するものかと思う程、洗練されたステージでした。

曲の幅も広がり、一曲一曲のアレンジも豊かになり、去年はアコースティックギター一本だったのが、
今年は、それにエレキギター、ウクレレ、ピアノが加わり、楽器演奏も多彩になりました。

初めて聴くピアノの弾き語りの演奏直後には、「あ~間違えた~!」と笑わせてくれましたが、
間違えたところが全く分からず、後で息子に尋ねると「間奏で間違えてた」と教えてくれました。

ピアノが弾ける人には分かるものなんですね。ちょっと悔しい・・・

今年夏の野外コンサートに続き、今回もやった演出ですごく気に入っているのが、
一曲ごとに楽器が増えて行くアットホームな演出の「アコースティックコーナー」・・・

まず、アコースティックギターとドラム(と言ってもドラム1個のみ)で1曲・・・
そこにアコースティックベースが加わり1曲・・・
更にピアニカとコーラスが加わり1曲・・・

「音楽ってこんなにシンプルに楽しめるものなんだ」と思わされる演出です。

彼女のコンサートの良さは、最初から最後まで座ってゆったりと音楽そのものを楽しめるところ・・・
ペンライトを振ったりタオルを振り回したり、曲に合わせて皆と同じ動作で盛り上がらなくても良いところ・・・

アイドルのコンサートなどで、掛け声付きで一斉に同じ動作で盛り上がる場面を目にすることがありますが、
あれは私にとっては、純粋な音楽コンサートとは別もの・・・

決してアイドルではない「家入レオ」のコンサートでも、特定の曲のサビで一斉にペンライトや
一本指を突き出す場面がありますが、私はいつもマイペースに手拍子だけで歌と演奏に聴き入っています。

全国ツアーが始まる今年春に、「家入レオ」からブログを通じて「ペンライト中止のお願い」がありました。
「出来ればコンサートは1対1の関係で楽しんで欲しい」と言う思いから・・・ですが、
私はその勇気あるお願いを「よくぞ言ってくれた」と心の中で拍手を送っていました。

その後、彼女のコンサートでは、ペンライトに続いてタオルを振り回すことも自然消滅し、
今ではコンサートの応援グッズは、シンプルで小さな三角旗のみとなりました。

いずれ旗でさえもなくなってくれればいいと思っているのですが、
彼女の音楽もノリの良いロック中心から、じっくり聴かせる曲や自然と見入ってしまう演出が増えています。

アーティストの変化と共に観る側も変化するものだと思いますし、それが進化するライブの醍醐味かと・・・

映画や劇を観るように「ステージで展開するストーリーと自分との関係性で、その音楽と世界観を楽しみたい」
コンサートの楽しみ方も人それぞれだと思いますが、私はいつもそう思って楽しんでいます。

2018年10月26日


男二人を応援いただける方、応援クリックをお願いいたします。

にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「中田ジャパン」の健闘に感動~6位に終わった日本女子の「世界バレー」

2018-10-20 09:05:27 | 感動の出来事(スポーツ)
☆アッピア夫です。

今回は「スポーツの秋」の話ですが、旬の話題である4年振りの「世界バレー」・・・
女子日本代表の「中田ジャパン」は、昨夜のアメリカとの試合に敗れ、6位で闘いを終えました。

世界ランク通りの結果ではあったのですが、準決勝を賭けたイタリアとの試合が大接戦となり、
あと一歩のところで準決勝進出を逃しただけに悔しい思いが残ります。

しかし、この3週間は息子と一緒に「世界バレー」に夢中となり、改めてバレーの面白さに浸りました。
全ての日本戦を観たのは、中田久美監督が選手として全盛だった時以来・・・

中田久美さんは選手時代からひたむきでストイックな方で、アスリートとして尊敬していました。
その中田久美さんが監督に就任してから、同世代と言うこともあり改めて応援したい気持ちになりました。

女子バレーと言えば、何と言っても東京オリンピックで大活躍した「東洋の魔女」・・・
私自身は伝説としてしか知らないものの、その活躍をきっかけに日本ではバレーブームが起きていて、
私が子供の頃は「ママさんバレー」が盛んでした。

当時、まだ20代でエネルギーを持て余していた母親も、毎日夕食後にバレーの練習に通い、
おぼろげながら何度か試合に連れて行かれた記憶があります。

私自身が初めてバレーに興味を持ったのが、1972年の「ミュンヘンオリンピック」・・・

当時、小学生だった私は、男子日本代表が「ミュンヘンオリンピック」での優勝を目指す姿を描いた
「ミュンヘンへの道」と言うテレビドラマに夢中になりました。

「アニメドキュメンタリー」と言う、実際の映像とアニメを組み合わせた今では珍しい形式のドラマで、
登場人物は全員が実際の選手と監督、試合は実際の映像、それ以外はアニメでの構成と言うものでした。

当時期待されていた男子日本代表の厳しい練習や選手・監督間でのリアルなドラマを描いたもので、
番組終了後に開催された「ミュンヘンオリンピック」で、本当に金メダルを獲ったことから、
ドラマとオリンピックがセットでの感動と言う、決して忘れることの出来ないものとなりました。

それから月日が流れ、男子はオリンピックの出場権を得ることもままならない位に力を落とす一方、
女子日本代表は長年に亘りメダルの常連で、ずっと高い力をキープしていました。

1984年のロサンゼルスオリンピックで銅メダルを獲得したのを皮切りに、その後約10年に亘り、
日本女子代表をリーダー選手として引っ張ってきたのが中田久美さん・・・

その中田久美さんが選手を引退した頃から、日本女子代表も徐々に力を落とすと同時に、
バレーに何の関係もないタレントが実況中継したり、試合前にアイドルがコートで歌って踊ったり、
テレビ局の行き過ぎた演出にも嫌気が差して、しばらくはバレーから遠ざかっていました。

そして、今回改めてじっくりと観た「世界バレー」では、以前のようなテレビ局のバカ騒ぎは影を潜め、
また、世界の女子選手も2メートルを超える選手が増え、驚くほどスピードとパワーが増していました。

最近のスポーツ界はパワハラ事件や不祥事など残念なことが多いのですが、
アスリートのひたむきさは変わりなく、科学的トレーニングも進んでどの競技もレベルアップしていますね。

まずは「2020東京オリンピック」に向けて色々な競技に興味を持ち、足がもう少し動くようになったら、
実際の競技を観に行こうと思います。

本当は「スポーツはやるのが一番」だと思っているのですが、身体が自由でない分観て楽しむしかないですね。
もう歳も歳だし・・・

2018年10月20日


男二人を応援いただける方、応援クリックをお願いいたします。

にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「私の自炊の原点となった『築地市場』」~83年の歴史の幕引きに寄せて

2018-10-12 22:20:48 | 懐かしい思い出
☆アッピア夫です。

今回は「食欲の秋」の話・・・秋は脂ののった魚が美味しい季節ですね。
サンマ、ブリ、鯖、秋鮭、マグロ、鰹などなど・・・魚ではないですが、牡蠣も大好きです。

ただ残念なことに息子は牡蠣が苦手なため、あまり牡蠣料理を作れない・・・
それでも時々シラッと作ると「俺、やっぱり牡蠣って何回食べても苦手なんだよね・・・」と必ず言います。

そう言われると「牡蠣ってこんなに美味しかった?」と言わせるまで作り続けてやろうと気合いが入ります。

さて、色々とあった末に当初の予定から2年遅れとなりましたが、
83年の歴史を重ねてきた「築地市場」が先週末に幕を下ろしました。

私にとって「築地市場」は、自炊に目覚めてから随分お世話なった場所でもあり、一抹の寂しさを感じます。

20代も終わりの頃、それまでの不摂生が祟って体調に異変を感じた私は「食事の大切さ」を知り、
独学で栄養学を学びつつ自炊を始めることになりました。

何かを始めるととことん突き進んでしまう私は、いきなり本格的な調理道具を買いそろえ、
友人には「調理師に転身するのか」と言われる程、調理にのめり込んでいきました。

東京は上野の近くに専門的な調理道具店が連なる「合羽橋商店街」と言うところがあります。
そこで、鰹節削り器、出汁取り用鍋、漉し器、出刃包丁など一通りの調理道具を買い、
昆布と鰹節で出汁を取ることから始めました。

調理を始めてみて分かったのは、昆布はまだしも鰹節はスーパーには売っていないこと・・・
それからの数年間、2ヶ月に1回程度「築地市場」に行って鰹節などの食材を買い込む生活が始まりました。

土曜日の朝、早起きをして車で築地まで行き、まずは「場内市場」で鮭を一匹丸ごと買い、
次に「場外市場」で鰹節や昆布、ワカメ、ちりめんじゃこ、牡蠣、アサリ、ハマグリ、エビなどを買い込み、
混む前に有名なお寿司屋さんで早昼を食べて帰る・・・と言うのが、お決まりのコースでした。

急いで家に帰り、クーラーボックスから買った食材を冷蔵庫や冷凍庫に移すと、
まな板を3枚並べて鮭をさばいて切り身にし、冷凍庫に放り込んでいきます。

一つの鮭から60個くらいの切り身が出来るので、毎日食べても2ヶ月は持ちます。

それから鰹節を削り、昆布と鰹節で出汁を取り、味噌汁用と煮物用に小分けにして冷凍します。
小さなキューブを毎日解凍して味噌汁を作るのですが、自然な出汁の旨味を知ってしまった私の身体は、
もうジャンクフードなどは受け付けなくなっていました。

当時は、鶏ガラから出汁を取ったり、干し椎茸から出汁を取ったりと、色々な出汁を取ってみて、
料理によって使い分けるのが楽しかったですね。

食事を作ることが毎日の仕事になってしまった今では、とても昔のようなことは出来ませんが、
当時に身につけた栄養や料理の基本が今でも随分役に立っているなと感じます。

ボヤボヤしていると、全速力で走り回るターレと言う一人乗りの運搬車に轢かれそうになるような、
荒っぽい雰囲気と喧噪に満ちた「場内市場」と、調理の仕方も教えてくれる人懐っこい「場外市場」・・・

もう味わうことが出来ない築地市場の雰囲気を懐かしみながら、
今は市販の出汁の素で味噌汁を作る毎日です。

2018年10月12日


男二人を応援いただける方、応援クリックをお願いいたします。

にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

8年振りに完賞の朝ドラ「半分、青い。」~好奇心に満ちた人生に終わりなし

2018-10-05 23:04:37 | 感動の出来事(テレビ番組)
☆アッピア夫です。

もう10月となり、毎週末のように台風が押し寄せてくるものの、本格的な秋到来・・・
朝ドラ「半分、青い。」が、先週末で最終回を迎えました。

朝ドラは夜に録画を観るとは言え毎日観るので、どうしても思い入れが強くなりますね。
今回は、岐阜弁の温かさに癒やされていたので、それが聞けなくなることがちょっと寂しい思いです。

実は朝ドラを最後まで観たのは、「カーネーション」以来8年振り・・・

退院したのがちょうど朝ドラが始まった直後の4月の頭でしたが、
自宅療養のためゆったりした朝を迎えることになり、自然な流れで見始めることになりました。

実は、結婚するまで朝ドラとは縁がなく、驚異的な視聴率で有名な「おしん」位しか知らなかったのですが、
アッピアが好きだったこともあり、結婚を機に私も見始めました。

最初は「ちゅらさん」・・・そして「ほんまもん」「さくら」「まんてん」「こころ」「てるてる家族」と、
3年続きましたが、その後は仕事も子育ても忙しくなりご無沙汰に・・・

それから8年後に、何がきっかけかは覚えていませんが「ゲゲゲの女房」で復活・・・
その後「てっぱん」「おひさま」「カーネーション」と2年続きましたが、またまたご無沙汰に・・・

そして今回、また8年を経て「半分、青い。」で復活することに・・・
なぜか、私の朝ドラとの関わりは8年間隔と言う法則になっています。

まあそれはともかく、毎回飽きることなく好奇心に満ちて終わりのない人生を楽しく観ていました。

夢と挫折を繰り返しながら成長し、大人になってもなお新たな夢を追い続ける鈴愛(すずめ)の人生は、
好奇心に満ちあふれた波瀾万丈なもので、どこまでも終わりのない魅力的な人生だなと・・・

同じ日に生まれ、病院で隣同士に寝っ転がっていた鈴愛と律の関係がどう展開していくのかも興味深く、
周りの人間関係がどんどん変化しながらも、結局最後は何もかもを超越した関係でしたね。

最初はあまり興味を持っていなかった息子も、夏休み頃から一緒に見始め、
最後の1ヶ月は、毎日感想を言い合うなど親子ですっかりハマっていました。

やりたいと思ったこと、思いついたことをすぐやる好奇心の塊の鈴愛と、優秀で堅実、決して冒険をしない律。
性格の違う二人でいるからこそ引き立つお互いの個性・・・そして堅実な律がついに冒険を始める。

最終回を観ながら思い返していたのが、最初に登場し二人の幼い頃を象徴する「糸電話」・・・
二人の糸電話は成長するにつれて糸が絡み合い、いつの間にか上手くほどけない状態に・・・

それが、時を経て自然と絡み合った糸がほどけ始め、最後にまたピンと張って終わった・・・
そんなすっきりした感じでドラマは終わりました。

物事や人間関係はいつも糸のようにすぐに絡み合う・・・
その絡み合った糸がほぐれるかほぐれないかは当人しだい・・・そして最後は運命・・・

そんなことを思いながら、オフィスや家の窓から見える秋の澄み切った青空を眺めています。

2018年10月5日


男二人を応援いただける方、応援クリックをお願いいたします。

にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへにほんブログ村
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする