波乱万丈 乳がん転移ライフ!

39歳で乳がん ステージⅢ告知。術後1年経たずに肝臓、骨に転移。そこから始まる長い転移ライフ!

息子の学校も「女子の制服にスラックス」導入決定~時代はすっかりジェンダーレス

2021-04-30 23:44:02 | 最近考えること(多様性)
最近は、色々なところでLGBTや価値観の多様性を反映してジェンダーレス化が進みつつありますが、
息子の学校でも女子の制服にスラックスが導入され、スカートかスラックスかを自由に選べるようになりました。

そのような学校も徐々に増えているようですが、もう特定の価値観を押し付ける時代ではないということですね。
社会人の女性のパンツスタイルはもうすっかり定着しているので、学生のパンツスタイルもカッコよくなるといい・・・

いっそのこと、制服をやめて私服にすれば色々な意味でもっと心が自由になるとも思うのですが・・・
因みに私が小学生の頃は、校則でも何でもないのに男子は冬でも半そで半ズボンが当たり前でした。

雪の降りしきる真冬のある日、あまりの寒さに耐えきれずに勇気を出して長ズボンを履いて小学校に行ったら、
まあ同級生のうるさいこと・・・鳥に突っつかれるように囃し立てられ「もう帰る」と、泣いて帰ったことがあります。

その時母親が「そんなこととやかく言う方がおかしい。気にせんでええ。」と言ってくれたことをよく覚えています。

子供の頃は、そういう固定観念が至るところにあって、その圧力との闘いにいつもへとへとになっていました。
特に思春期の頃は、親や先生や周りからの押し付け攻撃に反抗し続けた少年時代だったように思います。

そういう時代背景だったからこそ「尾崎豊」のような反社会的アーティストも生まれたんですよね。

「ジェンダーレス」や「ジェンダーフリー」というと、女性に対する固定観念がメインテーマのように思えますが。
男性も同じで、今考えると昔は随分と理不尽な「男なんだから」「男のくせに」・・・というのが沢山ありました。

「男は泣くもんじゃない」「男なんだからもっと強くなれ」「男なのにこれくらい出来ないのか」・・・
こういう言葉を何度耳にしたことか・・・同年代の男性にとってはこういう言葉は多分耳タコだと思います。

今ではもう死語かも知れませんが、昔はうじうじした男子を「女の腐ったようなやつ」という言い方をしました。
この言葉は男女両方に対して失礼な言い方で、こんな言葉が普通に使われていたのですから酷いものです。

今思い返してみると、昔は本当にとんでもない差別的な価値観や考え方、言い方がまかり通っていましたね。
子供同士でふざけて言い合う程度ならいいのですが、大人から当然のように言われると反発心しか生まない。

「スタンドバイミー」の映画に出てくる4人仲間の男の子たちが、様々な性格を象徴していて好きなのですが、
頼れるリーダータイプ、物語が得意な優しいタイプ、お調子者のいじられタイプ、兵士かぶれの変人タイプ・・・

どのタイプが良い悪いではなく、人はそれぞれ独自の個性を持つことを示してくれるキャストがとても良くて、
皆同じではつまらなく、人それぞれ個性的なのが楽しいし、そういう個性が集まっている仲間がまた魅力的・・・

そういう色々な人間がいることの面白さ、多様性の面白さを感じさせてくれるんですよね、
もう時代は変わり、色々な価値観を受け入れてお互いの違いを楽しむことが出来るようになって来たようです。

何歳になってもそういう変化を楽しめる自分でありたいと、時々現れては叩かれる化石のような古代人種を見て、
反面教師にしようと思っている今日この頃です。

2021年4月30日


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休校措置でも全く困らなかった学校は?~それは「N高等学校(通称:N高)」

2020-07-31 23:49:31 | 最近考えること(多様性)
前回、「オリンピックでのショッキングな出来事BEST3」とのタイトル記事を書きましたが、
「ショッキングな出来事はBestでなくWorstやろ」と自分に突っ込みを入れ、しれッと書き換えました。

今日で7月も終わり、長かった梅雨も8月に入ると共にやっと明けそうです。
息子は明日が高2の1学期の終業式で、例年は6週間ながら、今年はその半分の3週間の夏休みとなります。

2ヶ月のオンライン学習、3週間の1日おきの分散登校、2週間の短縮授業、そしてやっと1ヵ月の通常登校と、
落ち着かない1学期でしたが、留学していた息子にとっては遅れている半年分を取り戻さないといけないので、
そのための時間が取れて、本人的にはある意味ラッキーだったようです。

何はともあれ、全国のほとんどの学校で、生徒も先生も保護者も皆が振り回されながらの1学期となりましたが、
そうした中で、コロナの影響を全く受けなかったユニークな高校があります。

N高等学校(通称:N高)という、沖縄に本校があり元々オンライン授業をメインに行っている学校で、
コロナの影響を受けないどころか、当校のオンライン授業を一般に無料開放することまで行っていました。

息子の学校のチームが1部門で優勝した「第1回高校eスポーツ選手権」でその学校の存在を知ったのですが、
eスポーツ部活も盛んな当校は、去年12月の「第2回高校eスポーツ選手権」では1部門で優勝しています。

当校は、全国19か所にキャンパスを持ち、通学コースもありますが、やはりネットコースが特徴的な学校です。
ネット学習とキャンパスで行われる特別活動や年5日の対面面接などで規定の教育が行われています。

つまり学校に行きたくなければ年5日だけ面接に行けば、それ以外をネットで完結させて卒業が可能・・・
入学式はVRによるバーチャル形式で行われ、卒業式はオンラインで・・・

文化祭はリアルとネットの組み合わせで、運動会はオンラインのみのためほぼeスポーツ大会のようなもの・・・
部活もオンライン部活で文化的なものが主となりますが、起業部や投資部といったユニークな部活もあります。

様々なITツールを使って効率よく授業を行い、通常授業以外には予備校講師が大学受験講座を行ったり、
プログラミングやイラスト・物語創作などのクリエイティブ教育、海外研修・留学などの課外授業も行っています。

この学校の理念は「IT×グローバル社会で必要な創造力を身につけ、世界で活躍できる人材を育成する」・・・
ネットで可能な様々なことを活用しながら、自由な発想・創造力を持った人材を育てるということのようです。

規定の学習に拘束される時間を極力減らし、自分がやりたいことに多くの時間を使い、自由に学ぶ・・・
普通に通学し大学進学を目指す人もいれば、自分のやりたいことをやりながら高卒の資格を取る人もいる。

不登校の人、病気や障がいなどのハンデのために通学が難しい人、枠に囚われない生き方をしたい人など、
多様な人が自由に学ぶ大変ユニークな学校で、他にはない価値を持った学校だなあと感じています。

枠に囚われない学校で、独創的な人が自分の価値観で自由に学び、様々な才能を磨き開花させる・・・
学ぶ意思のある人は誰でも学ぶことの出来る、近未来の多様性重視の学校の一つの姿を表している気もします。

「電気科」「機械科」のような専門学校的ではなく、高校も大学のようにもっと多様な学科が出てきたら面白い。
皆が横並びの「普通科」ってつまらない。義務教育後の高校はもっと自由で独自性があっていいのでは・・・

2020年7月31日


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初めて知る性別のない「Xジェンダー」~「僕が性別ゼロになった理由」と言うドキュメンタリーを観て・・・

2019-12-06 23:36:53 | 最近考えること(多様性)
あるきっかけから、「僕が性別ゼロになった理由」と言うドキュメンタリーを観ました。
「性別ゼロ」と言うのは、男でも女でもどっちでもない・・・本人の心に性別の意識がないことを意味しています。

科学的には、心も体も同一で男性か女性かにすんなりと分けることの出来る人間が「シスジェンダー」・・・
心と体の性が不一致の場合は、最近はLGBTの一つとして一般的にも認知されてきた「トランスジェンダー」・・・
そして、このドキュメンタリーで初めて知ったのが、今回の主人公のように性別のない「Xジェンダー」・・・

このドキュメンタリーは、1人の「Xジェンダー」が幼少期から心と体の不一致に悩み葛藤しながら、
1人の人間として成長していく過程を9年の長きに亘って取材を続けたものでした。

女性の体を持って生まれた主人公は、5歳頃から自分の性別に違和感を持ち始めます。
中学生になると女子の制服を着ることの抵抗感も強くなり、同級生からはからかわれ、不登校にもなりました。

胸が膨らみ始める年頃となり母親からブラジャーを勧められるも、泣きながら激しく抵抗・・・
その時初めて「あなたは男の子なの?女の子なの?」と問う母親に、「自分は男」だとはっきりと答えます。

子供には見せない葛藤があったのかも知れませんが、その母親の冷静な対応力、受容力が素晴らしく、
「じゃあ一度病院で診てもらいましょう」と病院に連れて行き、「性同一性障害(トランスジェンダー)」との診断・・・

この親子の行動力には恐れ入りましたが、その後学校にお願いに行き、男子生徒としての変更が認められます。
当時、学校で生徒の性別変更が認められたのは、初めてのことだったようです。

そして、16歳から男性ホルモン注射の治療を始めて声変わりもし、普通に男子生徒として高校生活を送り、
18歳で乳房を切除し、20歳で子宮と卵巣を切除・・・やっと戸籍も変更でき念願の男性として生きていくことに・・・

ところが、これでめでたしめでたしとはならず・・・

いくら手術で自分にとっては必要ではないものを切除し、男性ホルモンを注射し続けようと、
成長と共に体は丸みを帯びて来て、根本的に女性である体はやはり女性のまま・・・

更に、気持ち的にはすっかり男性になったはずの自分が、バイト先で「新しい男の子・・・」と紹介された時に、
「男の子」と呼ばれることをすんなりと受け入れられず違和感を覚える自分に戸惑います。
それをきっかけに、そもそも自分は「性別に触れられたくない」のだと気づきます。

そして「自分は何なのだろう?」と悩み始めた頃に、同じ「Xジェンダー」で講演活動をする人に出会います。
その人に出会ったことで、身体や戸籍とは別にどちらの性別でもない存在で良いのだと知ることとなります。

主人公は、高校卒業後に声優を目指して養成所に通っていましたが、声優として生きていくためには、
男性タレントか女性タレントかという区分けで事務所に所属する必要があるため、一旦夢を諦めてしまいます。

一般的な仕事やアルバイトをするのでさえも、履歴書の性別に〇を付けずに応募すると返事も来ない・・・
やっと一番自分らしい「性別ゼロ」となったものの、男と女で区分けされる世界で生きていくのは並大抵ではない。

現在は生活保護を受けながら生活を送り、一度諦めた声優の夢を捨てきれずに、
性別を意識しないで済むネットの世界で、声優の夢を実現することを模索し始めているところで終わります。

印象に残ったのは、中学時代は「自分が好きではない」、高校時代は「好きではないが許してやってもいい」・・・
と移り変わって行った自分への気持ちが、24歳になった今は「自分が世界で一番好き」になれたこと・・・

色々な場面で「多様性」が語られる昨今、人間は多数の「普通の人」と少数の「変わった人」ではなく、
それぞれが固有の性質を持つ「1人ひとりの人間」の集合体なのだと改めて気づかされました。

カナダやオーストラリア、ニュージーランドなどの数カ国では、既にパスポートの性別蘭は「M,X,F」から選べ、
facebookの性別には「自由記述欄」があります。

「Xジェンダー」のことを自分で「無性」や「中性」と表現する人もいて、その表現の仕方は様々ですが、
もう単純に人間を「男性、女性」だけで区分けするのが難しい時代となったことだけは間違いなさそうです。

2019年12月6日


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「テレワーク(在宅ワーク)」を初体験~いずれ当たり前の働き方となる予感・・・

2019-08-30 23:26:36 | 最近考えること(多様性)
来年の7月24日はいよいよ東京オリンピックの開会式・・・私は勝手に「なによ!」と言うゴロで覚えています。
これを思い浮かべる時は怖い女性の顔も一緒にイメージしてしまうので、あまり人にはお薦め出来ませんが・・・

今日から数えてあと329日・・・「あと〇〇日」と言うカウントダウンには単純にワクワク感を掻き立てられますね。

協賛企業の1つでもある私の会社では、数年前からオリパラを盛り上げるプロジェクトチームが立ち上がり、
全国各地でまあ楽しそうな様々なイベントを開催しています。

PCのスクリーンセイバーはオリンピック仕様だし、名刺にもオリンピックマークを入れるのが必須だし、
社員証を掛けるストラップもオリンピックバージョンだし・・・

しかも、毎週1回はオリンピック関連の雑学クイズのようなWEBテストまで配信される・・・
さすがにここまでやってくれると気持ちも盛り上がらない訳がない・・・

但し、社員向けのチケット販売などもあるのかと期待していましたが、今のところそのような情報や気配はなく、
1回目の抽選が全滅した私は、2回目のリベンジの抽選が当たることをアッピアにお願いしているところです。

ところで、以前にも一度書きましたが、オリンピック開催中の都内は大混雑が予想されるため、
開会日である7月24日を「テレワーク・デイ」と名づけ、2年前から各社でテレワークが推進されています。

私の会社でも2年前は特に何の動きもなかったのに、今年は7月24日から8月末までの間に、
必ず1回は全社員がテレワークを実施すること、そしてその後も試行錯誤で継続していくよう指令が下りました。

そのために、A4サイズのPCをB5サイズに交換して出来るだけ軽くし、指紋認証をし、PC持ち出し申請をし・・・
そして8月に入ってからは、私のオフィスにも日替わりで色々な部門やグループ企業からも人が訪れました。

毎日がワサワサして落ち着かない夏でしたが、メールや電話のやり取りだけだった人とも初顔合わせができたり、
色々な人と交流を持てて、なかなか貴重な毎日でした。

そう言う私はと言うと、なかなかテレワークのタイミングが作れず、最終日の今日にやっとテレワーク初体験・・・

テレワークは在宅か自宅に近いオフィスなのですが、私が勤務するのは自宅から最寄りのオフィスなので、
在宅しかあり得ず、今日は一日中家で仕事をすると言う生まれて初めての経験をしました。

今朝はかなり雨が降っていたので、窓の外の降りしきる雨を見ながらこの中を通勤しなくていい優越感や、
ラフな格好で好きな音楽を流しながら仕事が出来て、何にも邪魔されることなく集中出来る快適さ・・・

そう言う心地よさを感じながらも、一方では家で仕事をすることの落ち着かなさやつまらなさも感じ、
家と言うオフタイムの場所でオンタイムの仕事をすると言うことに、まだ頭がついて行けていない感じでした。

また、何かと動いているオフィスに比べて、座りっぱなしで集中して仕事に没頭している分、結構疲れたのと、
オフィスにいるよりも仕事の切れ目や切り上げるタイミングがなくて長時間働いてしまう傾向も感じました。

ギャグを飛ばす相手もおらず、電話だけの会話とひたすらPCに向かう変化のなさに途中で飽きても来ました。
まあ、まだこう言う仕事のやり方に頭と身体が慣れていないと言うことのなのでしょう。

それでも、オフィスの仕事と在宅ワークを上手く切り分けていけば、効率の良い働き方が出来るように思います。
とにかく、新しい働き方の流れに置いて行かれないようにしないと・・・

この感覚は、昔オフィスにPCが入り込んで来た時と同じような・・・
オリンピックをきっかけに色々なことが変わる節目に来ているような予感がします。

2019年8月30日


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「一人ひとりにある『ストーリー』」~新入社員研修に関わって・・・

2019-06-07 21:45:52 | 最近考えること(多様性)
大阪に住む姪っ子は、今年大学を卒業し病院の事務職として社会人のスタートを切りました。
いきなり併設の介護福祉の方の事務に配属になり、本人は戸惑っているようですが・・・

「社会人1年生は『戸惑う』のが仕事」だと、今は自信を持ってアドバイス出来るのですが、
私も「自分の本当にやりたいことはこれじゃない」と思い悩みながら、変遷を重ねて今の仕事に辿り着きました。

1~2ヶ月程度の研修を経て、この時期に本格的な仕事がスタートしている新社会人も多いかと思いますが、
それと同時に、ある意味楽しい集合研修の後の理想と現実のギャップに戸惑い、もがき、思い悩む時期・・・

全ての新社会人が、たくさん思い悩み、壁にぶつかり、失敗を重ねながら、逞しく成長することを願っています。

私の会社では5月の最終週に新入社員の他部門体験があり、その関係で何人かの新入社員に関わりました。
新入社員は一見同じように見えるのですが、関わると性格も思考も感じ方も人それぞれ・・・

次から次へと興味が沸いてきて質問攻めにする人もいれば、遠慮がちでほとんど質問しない人もいる。
優秀そうだけど周りが見えていない人もいれば、一見チャラい感じだけどしっかり気遣いが出来る人など・・・

新入社員は、話していて一生懸命さやひたむきさが気持ちいいのですが、
今は、新入社員も入社と同時にスマホを支給され、ほとんどの人がスマホでメモを取るのが印象的でした。

話している最中に「ちょっとメモしていいですか?」とスマホをバシバシ操作し始めるので、戸惑うのはこちら・・・
これからの時代は、こう言う光景にこちらが慣れないといけないのでしょうね。

そうした色々な個性を持った新入社員の中でも人一倍印象に残った一人の女性がいました。
「私、メモは手書きでないとダメなんです」と言いながら、一人だけ手帳に文字を書き込んでいく・・・

昔は当たり前の光景だったはずなのに、周りと違ったことをしていることが逆に新鮮で個性が際立って見えました。
また、待ち時間の間もほとんどの新人がスマホで検索などをしているのに、彼女は仕事のノウハウ本を読んでいる。

今どき珍しいアナログ的な個性を持った彼女とは、たまたま関わる時間が長く色々と話をしたのですが、
とても感性が鋭く、人がどうのではなく自分がどう思うか・・・躊躇なく自分の感じたことを信じてやる人でした。

その彼女の生い立ちを知って、なるほど・・・なのですが、
声楽家の母と俳優の父の家庭に生まれ、幼い頃から音楽に親しみ、中学時代はクラリネットで全国1位に・・・

その音楽的才能にプロの音楽家としての将来を嘱望されていたものの、1位になった直後に若くして病気を患い、
そのためにプロの音楽家への道を絶たれた上に、両親の離婚もあり複雑で辛い青春期を過ごしたようです。

それでも音楽関係の大学には進んだものの、今は趣味として音楽活動を続けながら会社員となる道を選択・・・
彼女のこれまでの波瀾万丈な生い立ちが、その独特な個性のベースになっているようです。

私自身も、アッピアのことや突然の稀な病気とその後遺症、息子と二人の生活のことなどを話すと、
思春期の頃から親ひとり子ひとりの生活をしてきた自分の思いと重なったのか、ボロボロと大粒の涙を流しました。

自分では、感受性や負けん気が強すぎて面倒くさい性格だと言っていましたが、
家庭環境なのか音楽で磨かれたのか、そのどちらも関係していそうですが、とても魅力的な個性の持ち主でした。

また、いつも物事を感性で考えてしまい、論理的に考えるのが苦手だとも言っていましたが、
論理的な思考は仕事をしながらでも身につくものの、感性は後から身につけるのはなかなか難しい・・・

彼女が、その独特の感性を元にこれからどう成長していくのかを、ずっと気にかけて見守っていきたいと思います。
会社の同僚として・・・社会人として・・・ひとりの人間として・・・

2019年6月7日


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「テレワーク」という働き方~オリンピックを契機に広まる可能性のある近未来の働き方

2019-05-17 22:10:48 | 最近考えること(多様性)
令和時代の最初の大きな国際イベントとなる東京オリンピックの観戦チケットの申し込みが始まりましたね。

チケット申し込みの段階では競技種目と日程のみのアバウトな情報でしか申し込めない上に、
抽選で当たったチケットは全て一括購入しなければならないため、どのような選択をするかが本当に難しい・・・

ところで、7月24日(金)の開会式当日を始め、オリンピックの会期中に東京では大混雑が予想されています。

その混雑を和らげるための一つの取り組みとして、2017年から7月24日を「テレワーク・デイ」と名づけ、
行政・自治体・経済界が協力して「テレワーク」と言う働き方を導入する機運を盛り上げる運動が行われています。

「テレワーク」とは「離れて働く」と言う意味で、「リモートワーク」とも言います。
より具体的な言い方をすると、「ICTを活用し、時間や場所にとらわれない柔軟な働き方」・・・となります。

実際に、2012年のロンドンオリンピック・パラリンピックの時は、この取り組みによって「テレワーク」の導入が進み、
会期中の混雑がかなり緩和されたようです。

東京オリンピックをきっかけに「テレワーク」が広まると、働き方改革の目玉となる可能性もありますが、
先日、その働き方そのものを変える可能性のある「テレワーク」についての最新の動向を知る機会がありました。

「テレワーク」の形態としては、「サテライトオフィス」「モバイルワーク」」「在宅勤務」などがありますが、
地域特性によって「都市型」「郊外型」「地方型」に分かれ、地方創生にも関わって来ます。

最新の「テレワーク」では、ネット上の「バーチャルオフィス」内で自身のアバターを操作することによって、
サテライトオフィスや在宅勤務、店舗や営業先など離れて仕事をする人同士がコミュニケーションを取りながら、
連動して仕事を進めることが出来ます。

ネット上でお互いの顔を見ながらの打ち合わせや会議ができ、必要なデータや資料も共有できます。
全国の様々な場所にいる大勢の人がバーチャルオフィス内で一同に会して大会議を開くことさえ可能です。

実際に、自分のアバターをバーチャルオフィス内で様々な場所を移動させる体験をしましたが、
ゲーム感覚で自分の分身を自由に動かせることが面白く、ある意味楽しんで仕事が出来そうだなと感じました。

食事中であればラウンジに・・・休憩中であればリラクゼーションルームに・・・アバターを移動することによって、
現在の自分の状態を他の方に知らせることが出来ます。

例えば、あまりにもリラクゼーションルームにいる時間が長いと、「おいおい休憩が長いだろ・・・」ではなく、
「もしかしたら体調が優れないのでは・・・」と周囲が察知できる訳です。

「テレワーク」と言う働き方では、子育てや介護を抱えた人、障がいのある人、病気治療中や療養中の人など、
様々な状態の人が時空を超えて一緒に仕事が出来ます。

上手く仕事の切り分けや分担をすることによって、これまでは様々な事情で会社を辞めざるを得なかった人も、
「テレワーク」を活用すればそのまま仕事を継続することが出来ます。

今現在、「テレワーク」がどの程度導入されているかと言うと、部分的な導入も含めてまだ企業全体の18%ですが、
大手企業で今後導入したいと考えている企業は80%もあり、オリンピックを契機に一気に進む可能性も・・・

今は、何らかの事情でオフィスに来られない人も働ける環境を実現することが主な目的ですが、
もしかしたらその人の状態に関わらず、社会人の近未来の一般的な働き方となる可能性もあります。

「オフィスに行って仕事をする」・・・そう言う感覚はいずれ過去のものとなるかも知れません。

2019年5月17日


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古くて新しい幼児教育「モンテッソーリ教育」~これからの日本に必要では・・・

2019-01-25 23:02:09 | 最近考えること(多様性)
私の知人が4月から「モンテッソーリ教育」の教師養成講座に通うことになりました。

教師の資格を得るのに2年かかるようですが、この教育法を知らなかった私は彼女から教えてもらい、
自分でもどのような教育なのかを調べました。

「モンテッソーリ教育」は、20世紀初頭にイタリアで最初の女医の一人であったマリア・モンテッソーリが、
障害児のために開発して効果を上げた教育法が一般的にも有効であるとして始めた幼児教育です。

その教育の基本的な考え方は、
「子供は、生まれながらにして自己を成長させ発達させる力を持っている」
「大人は、子供の自由を保証し自発的な活動を助ける役割を果たす」と言うこと・・・

そしてその教育の特徴は、
「社会性や協調性を育むために年齢縦断型の縦割りクラス」
「感覚を磨くための教具が色々と用意されていて、子供が自由に教具を選べる」
「安心出来る環境の中で教師はしっかり見守り、子供一人ひとりの発達段階に応じて自己形成を助ける」

とにかくその根幹は「教育の主体は子供である」「大人は子供の自発的な成長を助ける」・・・と言うこと

この考え方が、子供が成長するに伴い「自分で考えて自分の意思で行動する」と言うことに繋がります。
こう言った「自立性」や「主体性」は、自発的な自己成長を促し社会で活躍する原動力になります。

実は、「モンテッソーリ教育」を幼少期に受けた著名人には次のような方々がいます。

将棋七段の藤井聡太、ビル・ゲイツ(マイクロソフト創立者)、ラリー・ペイジ(グーグル創立者)、
ジェフ・ベゾス(アマゾン創立者)、マーク・ザッカーバーグ(フェイスブック創立者)、
ピーター・ドラッカー(社会学者)、オバマ大統領・クリントン大統領、ウィリアム王子・ヘンリー王子など

私が、長年社会人のキャリア形成・キャリア支援に携わって来て強く感じることが、
「自立性」や「主体性」を持たない社会人が決して少なくはない・・・と言うことです。

「自分で自分のことを決められない」「細かいことを何でも確認してくる」「自分に自信がない」
「そもそも自分は何をしたいのかが分からない」・・・

「日本人は謙虚」だと言われます・・・確かに、謙虚に人から学ぶ姿勢は大事です。
ただ謙虚が過ぎると「従順」「人に合わせる」「自分で考えない」・・・と言う方向に行ってしまいます。

年齢に関係なくこのような社会人がかなりの比率で存在するその根本的な理由は、
人に合わせることを良しとする組織優先の昔ながらの学校教育や企業風土にあるように思います。

組織優先の世界では、出る杭は打たれます。人と同じことをしない人は組織からはじかれます。

私は、小学1年生の時のある寒い冬の日に長ズボンを履いて行ったことがあります。
当時は、男の子は冬でも半袖半ズボンが当たり前の時代でした。

その日はあまりにも寒かったため、私は自分の意思で長ズボンを履いて行ったのですが、
皆から囃し立てられて泣いて家に帰り、「何で長ズボンを履いたらあかんの?」と母親に尋ねました。

「あかんことない。自分が寒くて履きたかったら履いたらええ。人のことは気にするな。」
母親のその言葉に自信を持った私は、次の日も平然と長ズボンを履いて行きました。

まだ囃し立てる子もいましたが、何日かするともう囃し立てる子はいなくなりました。

あの時母親が別の対応をしていたら、私は自信を持って一人だけ別な格好が出来ただろうか・・・
「9歳までの親や教師の対応の仕方で、子供の考え方が決まってしまう」と聞いたことがあります。

少子高齢化で労働力人口が激減し組織力で世界と対峙していくことが限界となり、終身雇用も崩れた日本に、
今一番必要なのは「自分で考えて自分の意思で行動する」ことの出来る人を増やしていくこと・・・

なのではないかと、「モンテッソーリ教育」を知って改めて思わされています。

2019年1月25日


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いつの間にかこんなにも増えていた「男性看護師」

2018-05-18 09:19:30 | 最近考えること(多様性)
アッピア夫です。

今年は季節の移り変わりが異常に早く、リハビリで歩くにもきつい毎日が続いていますね。
爽やかなはずの5月なのに、もう蒸し蒸ししてこのまま早くも梅雨に突入していくのでしょうか・・・

今回、3週間ほど入院しましたが、不思議なことに一度も「早く帰りたい」とは思いませんでした。
初めて知ることがあまりにも多くキョロキョロしていたこともありますが、入院生活そのものがとにかく快適でした。

医師や看護師はもちろんのこと、ソーシャルワーカーの方や、リハビリでお世話になった方々・・・
皆さんの対応が素晴らしく、入院中の食事もすごく美味しく、自分の身体の不自由さ以外は言うことなし。

また、アッピアの入院に付き添った頃と比べて「病院も随分変わったなあ」と思わされました。
アッピアが入院中の食事は正直美味しくなかったのですが、病院にもよるのかそれとも進化したのか・・・
桜を眺めながらの「桜の特別メニュー」などは、涙が出そうな程美味しかったです。

まず、看護師の人数そのものが以前よりも随分と増えました。
「看護師1人が7人の入院患者を担当」と言う基準を採用する病院が増えたためなのでしょうか。

入院時期がちょうど年度の変わり目で、退院間際には新人看護師もたくさん配属されて来ました。
病院全体で毎年100人前後採用されるようなので、もう大企業並みですね。

中でも一番驚いたのが、「男性看護師」がたくさんいたこと・・・
私のお世話になった整形外科病棟では、看護師全体の1/4程もいたように思います。

幾度とあるアッピアの入院でも、「男性看護師」にお目にかかったことは一度もなかったですね。
乳がん病棟なので当然と言えば当然ですが・・・

「男女雇用機会均等法」が施行されてもう30年・・・その時に「看護婦」から「看護師」に名称が変わり、
男性も積極的に受け入れるようになりましたが、時を経てまさかこんなに増えているとは思いませんでした。

調べてみると、「男性看護師」はこの10年で2倍以上に増えたものの、全体的にはまだ6.8%のよう・・・
病院や診療科によってもかなり違うのでしょうね。

今はもう女医も珍しくない時代になりましたが、「男性看護師」もそれ程珍しくはないんですね。
「白衣の天使」は文句なく有難いですが、同性同士でざっくばらんに話が出来ることも嬉しかったです。

因みに、アッピアは「均等法第一世代」で、女性総合職の第一号として仕事をしていたこともあり、
性別で区別されることが大嫌いでした。

仕事を始めた当時、男社会の中でどれだけ苦労したのかを散々聞かされましたが、それも今はもう昔・・・
ただ、最近のセクハラ事件を見ていると、一部の男性はすっかり時代に取り残されているとも感じますが・・・

また、「男性看護師」が増えて来たのは素晴らしいことですが、患者もそれに慣れる必要がありそうですね。
私は、泌尿器科でいきなり男性医師に導尿の予行演習をやらされた後に、初めて一人で挑戦することになりました。

「初めてなので、問題ないかどうか確認していいですか?」と若い女性看護師に見守られて導尿をした時は、
まるで自分が中学生にでもなったような言いようのない気持ちになりました。

さすがに、男性看護師が女性患者の導尿の指導をするとは思いませんが、
あちらはプロで何とも思っていないのに、こちらが勝手に意識して恥ずかしがっているんですよね。

いずれにしても入院患者にとって「看護師は看護師」・・・
女性も男性もそれぞれの良さを活かして親身にサポートして貰えたら、それでOK。

そして、アッピアにとっての「助さん・格さん」ではないですが、真っ先に思うことは・・・
「看護師は本当に頼もしい」

2018年5月18日


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「価値観は人それぞれ」~「みどりの窓口」の行列を見て感じたこと

2017-12-09 00:56:54 | 最近考えること(多様性)
☆アッピア夫です。

12月に入り、いよいよ年末のカウントダウンが始まった気がします。

私が、毎年1年の終わりを意識し始めるのは、一斉に来年の手帳やカレンダーが並ぶ10月の初め・・・
そして、11月1日発売の年賀状の申し込み案内が入るようになると、もう落ち着かなくなる・・・
とどめは、正月に帰省するための新幹線のチケットを購入する時・・・

新幹線のチケット購入は乗車日の1ヶ月前からとなりますので、
11月末~12月頭にかけての時期に、帰省のための新幹線のチケットを購入することになります。

もう10年程前からはネットで購入し、乗車の直前に駅構内の端末でチケットを受け取ることが
出来るようになったので、本当に楽になりました。

それまでは、早朝から「みどりの窓口」に並んで予約し、その日の夜にチケットを受け取りに行く必要がありました。
年末年始の混雑時期だけは、「みどりの窓口」が開く7時から一斉に予約を受付けるのですが、
席が取れないことを避けるために、毎年早朝の5時半から並んでいました。
しかも、往復分を別々の日に取る必要がありますので、間を空けずに2度も・・・

5時半だと10番目位には並べて確実に席は取れるのですが、「みどりの窓口」が開く7時前には、
「ここはディズニーランドか・・・」と思う程のもの凄い行列になっていました。
寒い時期の早朝ですので、厚着で震えながら1時間半も待っていたことを懐かしく思い出します。

今は楽になったとは言え、購入する日は平日だったり休日だったり、仕事が忙しかったり用があったり、
いつもPCの前で満を持してと言う訳には行きません。

今年は、10時すぐのチケット購入が難しく、行きの新幹線は昼食時にスマホで予約することになりました。
たった2時間程度のことながら、予想通り希望の時間帯は既に二席並んだ席が壊滅状態・・・
必死で探した結果、少し遅い列車ながらやっと喫煙ルームに近い席で二席を見つけ、急いで購入しました。

帰りのチケットは休日だったにも関わらず用事があり、10時半からの用事直前にスマホで予約しました。

スマホで新幹線のチケットを購入したのは、今年が初めてだったのですが、
携帯端末の本領発揮で、こう言う時のスマホの便利さを改めて感じさせられました。

先週は朝の通勤時や休日の朝にたまたま「みどりの窓口」の行列を、何度か目にすることになりました。
懐かしさと同時に、以前程ではないとは言え、まだ結構並んで購入している人がいることに驚きました。

もちろん全員が新幹線のチケット購入目的ではないでしょうし、割引チケットの利用や
何らかのメリットがあるなど色々なケースがあるのでしょう。

ネットで購入する際に、以前は「早割」のようなものもあって少し安くなったりしたのですが、
今は特に割り引きなどのメリットはなく、基本的には定価での購入となります。

今は映画館もそうですね。
事前にネットで予約する場合は、席も自由に選べる代わりに定価での購入が前提となります。

前売り券や映画館独自の割引サービスを利用する場合は、
安い反面席も限られ、場合によっては、満席で希望する時間に正チケットを取れないこともあります。

今は、割引がなくても便利さを取るか、手間や時間がかかっても割引を取るか・・・
個人によってどちらを選ぶのかが問われる時代になっていると感じます。

私がシングルファーザーになって価値観が大きく変わったことの一つがこの選択の基準・・・
どうしても時間を効率的に使わなければならないため、基本的にコストよりも便利さを重視します。

何に価値を置くかは人それぞれで、自分の意思で個人が自由に選べる・・・
ネット社会の今は、自由選択で自己責任の時代なのだと感じさせられます。

2017年12月9日


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「中学受験で問われる家族の『価値観』」~受験シーズンを迎えて

2017-02-04 00:08:19 | 最近考えること(多様性)
☆アッピア夫です。

前回の誕生日の記事に「リリー」さん「ぱんだ」さん、お祝いコメントを頂き有難うございました。
「ぱんだ」さんの4日連続で部活仲間の誕生日が続くのは楽しいですね。毎年「誕生日ウイーク」が来るんですもんね。
また、「リリー」さん・・・何と「ビンゴ!」です。3月27日は私の妹と同じ誕生日です!
こういう誕生日の不思議な縁もあるんですね・・・

さて、2月1日から東京・神奈川の「中学受験」が始まり、受験生は今もその真っ只中にいます。
朝の電車の中で、息子と同じ塾のカバンを背負って母親と受験に向かう姿を見る度に、
「頑張っておいで・・・」と心の中で呟いてしまいます。

去年は、息子にとっても私にとっても生まれて初めての「中学受験」を経験しました。
去年は2月1日が月曜日でしたので、2月第一週は金曜日まで丸1週間休みを取り、
頭がおかしくなるくらい受験対応に追われていました。こういう時こそ一人親は辛い・・・
それでも、毎日緊張感漂う試験が続く息子の方が余程頭がおかしくなる状態だったかも知れませんが・・・

既に過去のこととなりましたが、初めての中学受験を経験して感じたことを書いてみます。

「中学受験」で問われるのは「学力」は当たり前ですが、何よりもまずは「価値観」ですね。
しかも、本人、親、家族それぞれの「価値観」が問われるように思います。

「本人の価値観」・・・簡単に言うと「どんな学校で過ごしたいのか?」
中学受験は、小学生にして早くも「価値観」を問われるんですよね。
とにかく選択軸があり過ぎて、小学生が判断出来るレベルを超えているので、
親がそれぞれの特徴をよく知った上で整理して解りやすく説明してあげる必要があります。

思いつくままにざっと書いてみると・・・「男子校・共学・別学(共学ながら男女別クラス)」
「大学附属・半附属・独立系」「仏教系・ミッション系・無宗教」「伝統校・新進校」
「自由主義・規律主義」「大規模・小規模」「都会系・郊外系」などなど・・・

「親の価値観」・・・これは、「どんな学校で学ばせたいのか?」と言うことですが、
首都圏の受験事情すら良く分からないまま受験することを決めたので、
とにかく通学出来る範囲の色々なタイプの学校に足を運びました。
全部で20校位行ったと思いますが、特に秋は学園祭や学校説明会も多いので、
毎週末必ずどこかの学校に行っているという状態でした。
色々な学校を見ている内に、自分の価値観も明確になって行きましたね。

「家族の価値観」・・・最後は、両方の価値観を踏まえて「家族の価値観」になるのですが、
そのためにもとにかく息子が合いそうな学校のイベントにどんどん連れて行き、感想を聞くのが一番でした。
我が家の場合は、最終的に「自由で都会的な共学校」に落ち着きましたが、
今でも我が家にとってはそれが正解だったと思っています。

今でも良く覚えているのが、学校選びに迷っている時に息子が言った一言です。
「俺、お母さんが早く死んだから、共学に行って早く結婚するから・・・お父さんもその方がいいでしょ・・・」

2017年2月3日 アッピア夫


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