波乱万丈 乳がん転移ライフ!

39歳で乳がん ステージⅢ告知。術後1年経たずに肝臓、骨に転移。そこから始まる長い転移ライフ!

初めての1年間の中学校生活を終えて(付録:「カステラスモア」のレシピ)

2017-03-25 00:00:36 | 息子の成長
☆アッピア夫です。

息子は、2日前に終業式を迎え、初めての中学生活であった1年間を無事に終えました。
ずっと「クラス替えしたくない」「最高のクラス」と言い続けていたクラスもついに解散となりました。

学校のクラスって、余程小さな学校でもない限り1年限定なので確かに切ないですね。
因みに、私の育った小学校はその「余程小さな学校」で、4年生までは1クラスしかありませんでした。

5年生になる時に、少し人数が増えて2クラスに分かれることになりました。
その時は、まるで「卒業」かと思うくらい「別れたくない」と皆が大泣きした思い出があります。
2クラスに分かれても休憩時間は合体していたので、結局全然変わらなかったのですが・・・

小学校の時のように、1年間の作品をどっと持ち帰ると言うのはなくなりましたが、
「通知表」「ポートフォリオ」「YEAR BOOK」「社外研修の発表冊子」を持ち帰りました。

「通知表」は、科目ごとに100点法の評価点で表されていて、
テスト、提出物、意欲・・・諸々を含めて各科目ごとに評定基準があり、1点刻みでしっかり評定されます。

私の学生時代はいわゆる5段階評価で、各段階ごとに人数基準があり他人との比較による「相対評価」でした。
それに対して、100点法は個別評価である「絶対評価」となります。

「ポートフォリオ」と言うのは、色々な意味で使われますが、
息子の学校では「その人の個性・才能、自己の成長記録」のような意味合いで使われています。

2年間で1冊になっており、学習以外でどういう活動をしたか、何に取り組んだか、その結果どうだったか・・・
などを表したもので、随分と生徒の評価の仕方も時代と共に変化したものだなと考えさせられます。

「YEAR BOOK」は、生徒会を中心に生徒自身がまとめた1年間の記録冊子で、
学年毎の各クラスの紹介、行事の紹介、部活・委員会の紹介、各方面で活躍した生徒の紹介など青春の1冊です。
クラス毎に書き方の個性があってなかなか面白い・・・

さて、息子はこの1年どれくらい成長したか・・・
学校はさておき、家庭では息子が休みの日はお昼を用意しなくて良くなりました。基本的に自分で作ってくれます。
ただ、まだまだ発展途上で笑える話がたくさんあるのですが、全部書き切れないのでその一部を紹介・・・

★「最近、チャーハン作っても美味しくないんだけど・・・」
☆「因みに、どういう風に作ってるの?」
★「まず具材を炒めて、次にご飯を入れて、最後に卵を入れて・・・」
☆「ちょっと待った!それ完全に逆だよ。まず卵、次にご飯、最後に具材・・・」
★「あれ、いつの間に逆になったんだろ?」

完全に休みの日にしか作らないので、久し振りに作るとこんな感じです。
それ以外の成長としては、前回書いたように初めてスイーツを作ったこと・・・
約束通り、先週末に作って食べましたが、簡単なのにビックリするくらい美味しかったです。

・・・と言うことで、最後に息子が作ってくれた「カステラスモア」の作り方を紹介します。

【「カステラスモア」の作り方】

<材料>10等分に小分けしたカステラ、マシュマロ、板チョコ(これだけ・・・)

① 板チョコをレンジで溶かす
② 10等分に小分けしたカステラを縦半分に切る
③ 半分のカステラにマシュマロを乗っけてオーブントースターで約2分
(マシュマロにうっすらと色がつくくらいで充分)
④ もう片方のカステラを乗せてマシュマロをつぶす
⑤ それを溶かしたチョコにつけて食べる(チョコを固めたい場合は、しばらく冷蔵庫で冷やす)

すぐに食べると、片方のカステラが温かく、もう一方は冷たいというアンバランスな感触が不思議に楽しい!
簡単なので、宜しければお試しください。

2017年3月24日 アッピア夫


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これからの男子に必要なのは「女子力」?~「ホワイトデー」に手作りスイーツ

2017-03-17 22:58:54 | 息子の成長
☆アッピア夫です。

今週は「ホワイトデー」でしたね。
息子は、「バレンタインデー」のお返しに、男子3人で集まってスイーツを手作りしました。

最近は、男子もお菓子を作るんですね・・・と言うよりも珍しくもないのでしょうか?
「バレンタインデー」に続いて、またまた時代の変化を強烈に感じさせられました。

息子は、前々から「ホワイトデー」には、「自分でお菓子を作るんだ」と言っていましたが、
3歳くらいの頃に幼なじみ家族と一緒にクッキー作りをした程度しかなかったため
いざ近づいて来たら「結局何か買って来るんだろう」と思っていました。

「ホワイトデー」当日まで、期末テスト期間だったので、学校が休みであった次の日に、
手作りスイーツが得意な(・・・らしい)男子の家に3人で集結し、
それぞれが思い思いのものを作ったようです

もちろん、全てを自分たちだけで出来る訳ではないので、
その家のお母さんに手伝ってもらいながらの作業だったようですが・・・

息子が作ったのは、マシュマロを両側からカステラで挟み、オーブンで焼いてマシュマロをトロトロにし、
それを溶かしたチョコレートにくぐらせて冷やしたもので、「カステラスモア」と言うらしいです。

「なかなかいいのが作れた」・・・と満足感いっぱいで帰って来ましたが、
人数分しかなかったため、私は眺めるだけで一口も食べることが出来ませんでした。

「お父さんは、見ただけで全然食べてないぞ!」
「もう一人でも完璧に作れるんだろ!」
「今度はお父さんに作ってあげようって言う気持ちがあったら、材料は用意しとくよ・・・」

散々言ったら、この週末に作ってくれることになりました。
ちょっと卑しい感じですが、なぜこんなに食べたいかと言うと理由は簡単・・・
見ただけで食べられないのは面白くないから。
「パン食い競争」で、パンを一口も食べられなかった気持ち・・・って言えば分かってもらえるでしょうか?

因みに「パン食い競争」って言っても今どきの子は何のことか分からないでしょうね。
息子に知っているか訊いてみると、「聞いたことはあるけど見たことない」だと・・・

私の子供の頃の身近なスイーツと言えば「メロンパン」・・・これをかじるのが至福の時でした。
ケーキなんて誕生日かクリスマス位しか食べられなかったですからね。

この週末は、息子の手作りスイーツを賞味します。
まあ、味はお楽しみと言うことで・・・

2017年3月17日 アッピア夫


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「LINE」の論争から感じる息子の成長

2017-03-10 23:46:52 | 息子の成長
☆アッピア夫です。

去年の3月にブログを復活して以来、何とか1年続けて来られました。
気がついたら1年経っていた・・・という感じですが、
自分のブログはさて置き、今でもアッピアのブログが良く見られていることに感謝しています。

さて、アッピアが亡くなって半年後に小学校5年生になった息子は、
突然反抗期に突入すると同時に様々な変化があり、学校でも何度かトラブルを起こしました。

今では、「俺あの時、何であんな風になったんだろう?」と本人も不思議がっているのですが、
一番多かったトラブルは、友達との「口論」・・・と言うよりも一方的な「口撃」でした。
先生から何度か連絡を受けましたが、いつも言われたのは以下のようなものでした。

「〇〇〇君の言っていることは正しいのですが、言葉に棘があります。」
「言い方がきついので、相手を傷つけます。」

言っていることは間違っていないものの、投げかける言葉がきつく、言葉で相手を泣かしてしまうのですね。

「正しいことを言うのは問題ないし、言いたいことは言えばいい。だけど言い方に気をつけようよ。」
「人の受け取り方は様々・・・そういうことを考えて言わないと、時には言葉も暴力になるよ。」
・・・何度かそう言う話をしましたね。

6年生になり、すっかり反抗期から脱した息子は、その後家でも学校でも普通に戻り、
今では、初めての中学校生活を存分に楽しみ、家でも良く話をしてくれます。
ただ、正義感の強さと負けん気の強さは元来の性格でもあるので、今でもちょくちょく顔を出します。

私は、息子のスマホは一切チェックしないのですが、最近、息子から「ちょっとこれ見て」と言われました。
それは、延々と続く同級生との「LINEの論争」でした。

「借りた物は返すのは当たり前のことだろ!」
「出来ないんだったら、なぜ出来ないのかちゃんと説明しろよ!」
「返して貰えない〇〇がどういう気持ちでいるか分かってないだろ!」

どうやら、同級生間でのスマホゲームのアカウントの貸し借りの問題のようです。
私はゲームをやらないため詳しくは分からないのですが、ゲームをやる権利みたいなもので、
ある男子がある女子からそのアカウントを借りっぱなしで、ずっとそのゲームをやっている。

「12月には返す」と約束していたにも関わらず、なんだかんだ理由をつけて先延ばしにしている
・・・当然貸した女子は返して貰いたいもらいたいものの、どうしていいか分からず困っている。

そう言うことを平気でやることを許せない息子は、その男子に返させるべく論争している訳ですね。
相手は何だかんだ言い訳したり、はぐらかそうとしているのですが、
「それは分かるけど・・・」と言うようなコメントが返ってくると、
「分かってくれて有難う」と返すなど、決して感情的にはならず冷静に「論争」しています。

小学校の時と比べると、随分言い方が成長したものです。
自分でもそれを感じているので、「どう、上手く言いたいことを言っているでしょ!」
・・・と言いたいのでしょうね。

私も中学生の頃は、同級生と口論や時には取っ組み合いの喧嘩も含めてよくやりましたが、
そうやって人と真剣にぶつかり合いながら、人との接し方を学んだように思います。

暴力はいけませんが、若い時の喧嘩は人を成長させてくれる
・・・喧嘩から学ぶことは多いと私は思っています。

2017年3月17日 アッピア夫


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「中1クラス」で見事『学年優勝』~初めての「合唱コンクール」

2017-03-03 23:58:09 | 感動の出来事(学校イベント)
☆アッピア夫です。

「ラ・ラ・ランド」を観た日のメインのイベントは、息子の学校の「合唱コンクール」でした。
「ラ・ラ・ランド」は素敵な映画でしたが、息子のクラスの合唱も素晴らしい合唱でした。
「ラ・ラ・ランド」は作品賞ならず・・・でしたが、息子のクラスは見事『学年優勝』となりました。

6組ある「中1クラス」の中で最後であった息子のクラスの合唱は、聴き終わった瞬間に優勝を確信・・・
それ位、素晴らしいハーモニーでした。

混声合唱は、女性パートと男性パートがいかにバランス良く調和するかだと思いますが、
お互いが出たり引いたりしながら、絶妙なバランスでお互いを引き立てることが大事なんでしょうね。

混声合唱でよく耳にするのは、「男子が声を出してくれない」と言うことですね。
小学生の時には普通に声を出せていたのに、中学生になると男子は急に「照れ」が出てくるんですよね。
私にもそう言う思い出があります。

他のクラスでは、やはりその点が一番の困りごとだったようです。
息子に訊いてみると、息子のクラスは「男子も最初から普通に大声で歌っていた」ようです。
ただ、明らかに音の外れた子も大声で歌うので、その修正に苦労したようですが・・・

息子は「男子パートの音取り」担当だったようですが、これって結構難しいですよね。

当然のことながら、自分の音程が安定していることが絶対条件になりますが、
音程がズレている子にそのズレを認識させるのは、関西弁を標準語に修正させるようなもの・・・
本人にその認識がない分、なかなか大変なことだと思います。

息子は、それで相当ストレスが溜まったようで、練習中は家で良くぼやいていました。

「何回言っても解らないんだよ!」
「自分の音程がズレているくせに、他の人の方がズレてると言い張るんだよ!」
「隣で大声でズレて歌われるとこっちも釣られておかしくなる!」

でも、本番では立派な出来だったので、息子も含め皆がそれだけ成長した証なのでしょうね。
因みに、2曲の内の1曲は「証(あかし)」と言う曲です。

「合唱」と言えば、私がちょうど息子と同じ中1の時に、仲が良かった女の子が転校する最後の日に
皆で送る歌を歌ったことを思い出します。

先生が弾くピアノの周りに丸く円になって歌ったのですが、その子がじっと私を見て歌いました。
私は、最初はチラチラとその子を見ながらもずっと見ることが出来なかったのですが、
途中からは私も意を決してその子だけを真っ直ぐに見て歌いました。

遠くに引っ越した彼女とは、それ以来会うこともなく、ずっとほろ苦いままの思い出です。

「合唱」・・・これも一つの青春、眩しくてきらきらしています。

2017年3月3日 アッピア夫


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