波乱万丈 乳がん転移ライフ!

39歳で乳がん ステージⅢ告知。術後1年経たずに肝臓、骨に転移。そこから始まる長い転移ライフ!

強制帰国で始まった息子の「高2生活」も閉幕~コロナ禍の1年を振り返って・・・

2021-03-27 00:17:29 | 息子の成長
今週月曜日、コロナに翻弄された1年を経て息子は高2の終業式を終え、2週間半の春休みに入りました。
また、昨日は1年遅れで聖火リレーが福島県を出発し、121日かけて開会式までの全国を巡る旅が始まりました。

私のリハビリを兼ねた散歩コースも桜色一色になり、もうすっかり慣れてしまったコースも特別な場所に・・・
まだまだ浮かれた気持ちにはなれないものの、やっぱり桜は人の気持ちを柔らかく前向きにしてくれます。

週に一度「1年前を振り返ってみましょう」というメールと共に、1年前に書いた記事が送られてくるのですが、
先日届いた記事は、息子を含め留学仲間が次々と留学中止となった時の保護者間のやり取りを書いたもの・・・

記事を読むと、改めて完走できずに途中で足を止めてしまったマラソンのような悔しさが蘇ってくるのですが、
何事も全て思い通りにいく訳ではないと息子が身をもって受け止めたとすれば、それも意味のあること・・・

部活や行事のほとんどが高2で最後となるため、中止となった修学旅行を筆頭に残念なことも多いのですが、
学年別のスポーツフェスティバルや、オンライン開催の文化祭など、生徒が色々考えて実現してきました。

大きな困難に直面し、従来と同じことが出来ない中で工夫して乗り越えたことは必ず人生の糧となるはす・・・
大人になるとどうにもならないことが次から次へと起きてくる訳で、それを乗り越える逞しさが必要・・・

K-POPのオーディションに合格し、学校を通信制にしてハードなレッスンをこなしていた同僚の同学年女子は、
ドクターストップで一時的に離脱しましたが、結局足の指4か所に骨折が判明し、全治4か月で現在療養中です。

彼女にとっては大きな試練ですが、まだまだこれから先にどんなチャンスが巡って来るかも分からない。
自分の夢をあきらめて欲しくないし、回復したらまた新たなチャレンジを続けて欲しい・・・

お互いに子供が中1の時に出会った彼女とは、今では子供のことや悩みも何でも話せる関係となりました。
親どうしが本音で話せる関係は貴重ですが、これもたまたま同じ学年の子供だったからこそ・・・

そして、これから大人になっていく彼らを待ち構えるのは、コロナだけではありません。
理不尽な社会的慣習や制約、世間体、急激な気候変動、巨大化する自然災害、病気、怪我、事故などなど・・・

そうした中で、何が起ころうとも平常心で対応していくことの出来る精神的な強さ、問題解決力、行動力・・・
・・・とえらそうなことを並べていますが、要は厄介ごとを上手くやり過ごしていく力でしょうか。

聖火リレーが始まりましたが、121日かけて10000もの人が開会式に向けて聖火を繋いでいく訳ですね。
つまり、大きな困難があっても開催すること、成功させることを目指していくことへの挑戦が始まった。

正月の箱根駅伝に感動するのは、とにかく繋ぐことを目指して前へ前へと進んでいくひたむきな姿なんですよね。
聖火リレーもとにかく前へ前へと進めていき、感染を防ぎながら開会式まで繋ぎオリパラを実現させる・・・

コロナ下でどうやったら開催できるかを考えて挑戦しやり遂げることが、子供たちの夢を育むことになる。
子供たちは大人が困難な中でオリパラの開催を諦めるのか、やり遂げるのかをしっかり見てますからね・・・

震災からの復興とコロナに打ち勝つ証以上に、子供たちに挑戦する夢を持ってもらうこと・・・
それが、コロナ下のオリパラ開催の一番大きなテーマではないかとこの1年を振り返って思っています。

2021年3月26日


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驚きを通り越して笑える「ブラック校則」~まだまだ不自由な進学の季節に・・・

2021-03-19 23:51:24 | 驚いた出来事
日常的に続く鬱陶しい日々ももう1年を過ぎ、季節はまたすっかり春らしくなり桜もどんどん開花し始めました。
「サクラサク」・・・・このコロナ禍の中で合格を勝ち取った人、就職を決めた人、どうもおめでとうございます。

こういう状況下でも、子供たちは成長し続け進学していきますが、新しい学校生活はやはりワクワクするものです。
そうした中で、最近また相変わらず理不尽な校則、いわゆる「ブラック校則」が話題になりました。

・・・というよりもこの話題は延々と繰り返されているので、結局教育現場ってそう簡単には変わらないんですね。
変わらない環境の中で、果たして子供たちは新しい時代に適応した人間に育つのか疑問も感じますが・・・

髪の毛が黒色ではない場合は地毛であることの証明書の提出を求められたり、下着は白色しか認めないなど、
旧態依然とした理不尽な校則がずっと続いている教育そのものに、社会主義的な怖さすら感じます。

私が通った中学や高校は一応校則があっても全然緩かったので、校則の内容さえ忘れてしまいましたが、
近隣の厳しい学校では確かに下着の色が実際にチェックされるなんて話も聞いたことがありました。

色の指定はあっても形の指定はないので、「だったら白のビキニでもいいんだよな」などと言い合っていました。
残念ながら当時はTバックなんて言葉すらなかったので、ビキニ止まりでしたが・・・

因みに下着の色が白でないといけない理由は、男子に刺激を与えないためだとか・・・
思春期の男子は白でもピンクでも黒でも赤でも銀でも金でも勝手に刺激を受けると思いますが・・・

しかも下着の色をチェックするとなれば、今やそれ自体がセクハラでしょう・・・
他にどんな「ブラック校則」があるのか調べてみたところ、驚きを通り越して逆に楽しくなりました。

・・・ということで、気になったちょっと笑える「ブラック校則」をジャンル別にピックアップしてみました。

【身なり編】
・「スカートから膝が出るのは禁止」(これも男子に刺激だから?チラ見の方が刺激強いと思うけど・・・)
・「ポニーテール禁止」(これも、うなじが刺激的?普通に見かけるけどポニーテールに刺激受けたことないな・・・)
・「女子の坊主禁止」(好き好んでやる人いないでしょう。病気でそうならざるを得ない子もいるのに・・・)

【持ち物編】
・シャーペン禁止(過去に校内でシャーペン殺人でもあった・・・?)
・紙袋禁止(ビニール袋は・・・?布製は・・・?)

【行動編】
・「カップルは一緒に帰ってはいけない」(何時代・・・?別々に学校出てどこかで待ち合わせるだけなのに・・・)
・「暑くても顔や体をあおいではいけない」(意味不明・・・これも女子の香りが男子に漂うのを避けるため・・・?)
・「休日も外出時は制服着用」(休日に白衣で出かける医師や看護師さんいる・・・?)

【お笑い編】・・・もうお笑いネタとしか思えないので、このタイトルに・・・
・「廊下を歩くときは靴の裏を見せて歩いてはいけない」(その歩き方って結構難しい・・・)
・「男子は校内ではヘルメット着用」(この学校相当荒れてるな・・・)

最初は驚きながら見ていましたが、最後はもう笑えてきました。今でもこんな校則が現実にあるんですね・・・
それでいて、学校の道徳で「人権問題」を取り上げたり「多様性を尊重」って教わるんですよね。

どうしても校則を作らないといけないのならば、今の時代もうこの一つだけでいいのでは・・・
「他人との違い、個性、多様性をお互いに認め合おう」

2021年3月19日


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緊急事態宣言の延長で「修学旅行が中止」に~なぜか親子ともに縁遠い地「金沢」

2021-03-12 23:52:25 | 悲しい出来事
首都圏は緊急事態宣言が2週間延長となりましたが、新規感染者数は完全に下げ止まり状態・・・
このままの状況が続くと、緊急事態宣言の解除も難しくさらに延長される可能性さえも出てきました。

そして、その余波で来週の金曜日から「金沢」に行く予定であった息子の修学旅行の中止が決定となりました。
人生最後の修学旅行でもあり是非行かせてあげたかったのですが、残念ながらこればかりはどうしようもない。

東日本大震災からちょうど10年を迎え、死者や行方不明者、関連死を含めると22,000人にも上る被害者・・・
そして今なお避難生活を送っている40,000人以上もの人のことを思うと、この位は受け入れないとですね。

例年の修学旅行は、10月に5泊6日で中国(チャイナ)組と九州組に分かれて実施されているのですが、
去年6月の時点で10月の実施が見送られ、春休みに2泊3日に短縮してのリベンジ計画が進められてきました。

東京~金沢間が北陸新幹線でも2時間半のところ、移動時間をより短くするために飛行機を使うことが決まり、
班分けも済み、班ごとの行動計画も出来上がって後は出発を待つばかりだったのですが・・・

息子にとって人生最後の修学旅行が実にあっけなく消えてしまったのが残念なのはもちろんですが、
「金沢」への旅行が中止となったのは人生で2度目となり、つくづく縁遠い場所となってしまいました。

アッピアがまだ存命中に一度「金沢」に旅行に行く計画を立てたのですが、何かの事情で行けなくなりました。
アッピアに「どこか行きたいところある?」と訊かれ、即答で「金沢」と答えたことを思い出します。

息子が「金沢」に行ったことがないのはもちろんのこと、私も北陸三県で石川県だけはまだ行ったことがなく、
「能登半島」と「金沢」はいつか必ず行きたいと思う場所の筆頭になっていました。

「金沢」は、五木寛之が奥さんの出身地であることから5年ほど移り住んだ場所で、よくエッセイにも登場します。
その「金沢」にまつわるエッセイを集めた「金沢さんぽ」という本があり、私の金沢のイメージは完全にそれ・・・

「金沢」の地で小説を書き始め、直木賞の「蒼ざめた馬を見よ」や「青春の門」などのベストセラーが生み出されます。
彼の描く「金沢」は落ち着いた風情と温かい人情の交差する街で、一度はここに住んでみたいなと思わされます。

私の仕事は1年程度の全国的な長期滞在の可能性があるのですが、今は息子を置いて行く訳にもいかず、
息子が高校を卒業するまでは長期滞在を免除してもらっています。

その免除が解けたら、「金沢」に行ける可能性があるのであれば真っ先に手を挙げたいなと思っているのですが、
コロナ禍の日本の中でも感染者も少なく首都圏よりも普通に近い生活が送れそうですね。

そして、オフィスでは昨年から新卒2年目の人と一緒に仕事をしているのですが、彼女が「金沢」出身。
彼女の話すイントネーションが、時々名古屋弁でもなく、関西弁でもなく、東北弁でもない独特の金沢弁に・・・

温かくて何とも可愛げのあるイントネーションが、またまた私の「金沢」への思いをより一層掻き立ててくれます。
「きっといつかは金沢・・・」息子の仇は必ず親の私が取ってやると勝手に誓った春の始まりでした。

2021年3月12日


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人間の「多胎児や多産のギネス記録」って?~久しぶりに可愛い三つ子に遭遇して

2021-03-05 23:49:10 | 最近の出来事
先週末に家の近くを歩いていたら、保育園児を公園に連れていく時に幼児を乗せて運ぶカートが目の前に・・・
日曜日に保育園はやってないはずだよな・・・と思いながら、押している女性を見るとやはり保育士っぽくない。

そして、カートに乗っていた3人の幼児を見ると皆女の子で、これも保育園っぽい服装ではなく普段着・・・
ん・・・?これはもしかしたら三つ子・・・?

よく見ると、3人とも同じ服装の上に同じ大きさ、同じ顔、同じ髪型・・・完璧に一卵性の三つ子でした。
思わず「可愛いすぎる・・・」と叫びそうになるのを抑えて、小柄なお母さんが見えなくなるまで眼で追いました。

突然の遭遇に感動しましたが、三つ子に遭ったのはいつ以来だろう・・・もう思い出せない位久しぶりのこと・・・
そして、突然私が小学生の時に、双子の女の子の出産と同時に亡くなった親族のことを思い出しました。

母親の従妹でしたが、当時は産婦人科医療もまだまだ未熟だったため、多胎児出産は母子ともに命がけで、
母親が亡くなるか子供の一方か、または二人とも、場合によっては母子全員が亡くなるということさえありました。

今はもう安心して産める時代になりましたが、今回を機に多胎児や多産について知りたくなり調べてみました。

世界では、これまでに最多の多胎児出産の成功例としては1度に10人という記録があるようです。
もう唖然ですが、その後10人がどんな生活をして、それぞれがどんな人生を送ったのかにとても興味があります。

多胎児の場合は全員無事出産となることは少なく、最多多胎数はイタリアで15人という記録があるようですが、
残念ながら15人全員が死産と言う結果に・・・どう考えても相当な未熟児ですからね。

オーストラリアでは9人同時出産という例があるようですが、2人が死産で7人が無事に生まれたものの、
結局一週間以内に全員が亡くなったそうです。現在の医療を持ってしても超未熟児を救うのはとても大変・・・

日本では、私が子供の頃に話題になった鹿児島の「山下さんちの五つ子ちゃん」が有名ですね。
父親がNHKの記者だったこともあって、よくテレビでも5人の成長記録が放映されました。

また、1人の女性の生涯多産記録としては、18世紀のロシアで27回の出産で何と合計69人という最高記録があり、
ギネス記録としても登録されているようです。

69人も子供がいると、家族というよりも一つの社会組織ですね。学校のクラスが2つある訳ですからね。
日本での最高多産記録としては、京都で12人という記録があるようですが・・・

まあ人数の多さはさておき、何はともあれ命の誕生というのはとても神秘的・・・

アッピアとの間にはハネムーンベイビーの卵が出来たのですが子宮外妊娠となり排除手術・・・
その1年後に息子を妊娠したので、ハネムーンベイビーが無事に成長していたら今の息子はいない訳です。

私は息子の出産に立ち会いましたが、これまでの人生の中で一番感動した瞬間でした。

神通が始まってアッピアを車で病院に連れて行ったのが明け方で、無事に生まれたのが朝9時半・・・
いきんでもいきんでもなかなか出て来ず、ベッドから落ちそうになるアッピアをずっと押さえつけていました。

「オギャー」という泣き声とともにこの世に生まれ出た息子を見た瞬間は、突然涙が止めどなく流れてきて、
あまりの感動に放心状態になったことをつい最近のことのように覚えています。

アッピアに出会ったこと、息子に出会ったこと、そして今自分が存在している偶然に感謝・・・ですね。

2021年3月5日


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