波乱万丈 乳がん転移ライフ!

39歳で乳がん ステージⅢ告知。術後1年経たずに肝臓、骨に転移。そこから始まる長い転移ライフ!

古くて新しい幼児教育「モンテッソーリ教育」~これからの日本に必要では・・・

2019-01-25 23:02:09 | 最近考えること(多様性)
私の知人が4月から「モンテッソーリ教育」の教師養成講座に通うことになりました。

教師の資格を得るのに2年かかるようですが、この教育法を知らなかった私は彼女から教えてもらい、
自分でもどのような教育なのかを調べました。

「モンテッソーリ教育」は、20世紀初頭にイタリアで最初の女医の一人であったマリア・モンテッソーリが、
障害児のために開発して効果を上げた教育法が一般的にも有効であるとして始めた幼児教育です。

その教育の基本的な考え方は、
「子供は、生まれながらにして自己を成長させ発達させる力を持っている」
「大人は、子供の自由を保証し自発的な活動を助ける役割を果たす」と言うこと・・・

そしてその教育の特徴は、
「社会性や協調性を育むために年齢縦断型の縦割りクラス」
「感覚を磨くための教具が色々と用意されていて、子供が自由に教具を選べる」
「安心出来る環境の中で教師はしっかり見守り、子供一人ひとりの発達段階に応じて自己形成を助ける」

とにかくその根幹は「教育の主体は子供である」「大人は子供の自発的な成長を助ける」・・・と言うこと

この考え方が、子供が成長するに伴い「自分で考えて自分の意思で行動する」と言うことに繋がります。
こう言った「自立性」や「主体性」は、自発的な自己成長を促し社会で活躍する原動力になります。

実は、「モンテッソーリ教育」を幼少期に受けた著名人には次のような方々がいます。

将棋七段の藤井聡太、ビル・ゲイツ(マイクロソフト創立者)、ラリー・ペイジ(グーグル創立者)、
ジェフ・ベゾス(アマゾン創立者)、マーク・ザッカーバーグ(フェイスブック創立者)、
ピーター・ドラッカー(社会学者)、オバマ大統領・クリントン大統領、ウィリアム王子・ヘンリー王子など

私が、長年社会人のキャリア形成・キャリア支援に携わって来て強く感じることが、
「自立性」や「主体性」を持たない社会人が決して少なくはない・・・と言うことです。

「自分で自分のことを決められない」「細かいことを何でも確認してくる」「自分に自信がない」
「そもそも自分は何をしたいのかが分からない」・・・

「日本人は謙虚」だと言われます・・・確かに、謙虚に人から学ぶ姿勢は大事です。
ただ謙虚が過ぎると「従順」「人に合わせる」「自分で考えない」・・・と言う方向に行ってしまいます。

年齢に関係なくこのような社会人がかなりの比率で存在するその根本的な理由は、
人に合わせることを良しとする組織優先の昔ながらの学校教育や企業風土にあるように思います。

組織優先の世界では、出る杭は打たれます。人と同じことをしない人は組織からはじかれます。

私は、小学1年生の時のある寒い冬の日に長ズボンを履いて行ったことがあります。
当時は、男の子は冬でも半袖半ズボンが当たり前の時代でした。

その日はあまりにも寒かったため、私は自分の意思で長ズボンを履いて行ったのですが、
皆から囃し立てられて泣いて家に帰り、「何で長ズボンを履いたらあかんの?」と母親に尋ねました。

「あかんことない。自分が寒くて履きたかったら履いたらええ。人のことは気にするな。」
母親のその言葉に自信を持った私は、次の日も平然と長ズボンを履いて行きました。

まだ囃し立てる子もいましたが、何日かするともう囃し立てる子はいなくなりました。

あの時母親が別の対応をしていたら、私は自信を持って一人だけ別な格好が出来ただろうか・・・
「9歳までの親や教師の対応の仕方で、子供の考え方が決まってしまう」と聞いたことがあります。

少子高齢化で労働力人口が激減し組織力で世界と対峙していくことが限界となり、終身雇用も崩れた日本に、
今一番必要なのは「自分で考えて自分の意思で行動する」ことの出来る人を増やしていくこと・・・

なのではないかと、「モンテッソーリ教育」を知って改めて思わされています。

2019年1月25日


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レベルの高さに驚いた「高校サッカー決勝」~ここまで進化しているとは・・・

2019-01-18 23:57:10 | 感動の出来事(スポーツ)
1月14日成人式の日に行われた第97回高校サッカー決勝・・・
「青森山田」が「流通経済大学柏」に3-1で勝利し、2大会振り2度目の優勝を果たしました。

青森出身の同僚から、2年前に「青森山田」が初優勝してから地元が盛り上がっていると言う話を聞き、
準決勝戦から「青森山田」を応援しながら観ていました。

にわかもにわかの「青森山田」ファンとして優勝が嬉しいこともさることながら、
Jリーグの試合を観ているのかと錯覚する程、今の高校サッカーのレベルの高さに驚かされました。

実は、高校サッカーの試合をじっくりと観たのは随分久し振りのこと・・・

一時期、千葉県の「市立船橋」出身の友人の影響で、数年間は高校サッカーの試合を観ていました。
「市立船橋」は、大会の常連で20年位の間に5回も優勝している強豪校・・・

今でも良く覚えているのが、当時はJリーグが発足して日本に一大サッカーブームが起きていました。
そのJリーグ発足の翌年に「市立船橋」が初優勝し、友人と観た決勝戦は大いに盛り上がりました。

その当時以来の高校サッカー観戦となりましたが、試合展開の速さや個人の能力の高さに魅了され、
時間を忘れて引き込まれました。

決勝戦の2校には、既にJリーグのチームに内定している選手が4人もいて、
プロレベルの実力を持った選手同士が試合をしているので、レベルが高いのも当然と言えば当然・・・

「青森山田」出身の選手として最も有名なのは、日本代表メンバーでもある「柴崎岳」選手ですが、
同校サッカー部には全国からレベルの高い選手が集まり、何と120人以上もの部員がいるようです。

その中でレギュラーとなるだけでも相当なものですが、全国からこれだけ集まるのも凄いこと・・・

サッカーで勝負をしたくてわざわざこの辺境の地にある私立高校に入学して来る訳ですが、
レギュラーレベルの選手でさえ雪国の過酷さに直面した時には、「来る場所を間違えた」と思うようです。

息子の学校でもそうですが、今はサッカーの実力を磨きたい学生は学校の運動部ではなく、
Jリーグの下部組織やクラブチームに行くことが多くなっています。

その一方で、日本代表レベルの選手はJリーグの下部組織やクラブチームから上がって来た選手よりも、
高校のサッカー部で活躍していた選手の方が圧倒的に多くなっています。

また、学校の部活については先生の過剰労働の一つの大きな要因として色々と言われています。
一方で、中学高校での部活の熱心さや活発さが日本のスポーツの発展を支えてきたのも事実・・・

部活の中で育まれる連帯感や一体感のようなものは、クラブチーム以上に選手を実力的にも人間的にも
成長させてくれるものがあるように思います。

私の会社の先輩でもう定年退職した方ですが、今でも高校の部活仲間でシニアサッカーを楽しんでいます。

「部活の仲間意識」・・・同じ学校で一緒に汗を流し葛藤し頑張ったことで得られるこの感覚だけは、
運動部でも文化部でも他に代えがたい一生続く大きな財産・・・なのだろうなと感じています。

2019年1月18日


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ただのゴムボールになった「バスケットボール」~バスケ部でもないのに・・・

2019-01-11 22:16:10 | 息子の成長
アッピア夫です。

毎年のことながら、年が明けて仕事が始まると正月気分も一瞬で吹き飛び一気に加速します。
息子も中学ではいよいよ最後となる学期がスタートしました。

息子の学校はイベントが多く、3学期が始まってすぐ行われる「百人一首大会」に向けた練習と、
来月に行われる「合唱コンクール」の練習も同時に開始。

軽音の発表会も来月にあるため、その練習も始まり、同時に色々なことがスタートした感じです。

イベントと言えば体育祭と文化祭くらいしかなかった私の中学時代と比べると、あまりにも羨ましく、
「これだけイベントがあったら勉強している暇ないじゃん!」と要らぬツッコミも入れたくなります。

そして、相変わらずバスケにも熱中している息子は、長かった冬休みの間もバスケの練習を欠かさず、
愛用のボールは、気がつけば大笑いするほどただのツルツルのゴムボールになっていました。

すっかり文字もマークも消え失せて表面の凸凹もなくなったツルツルのボールは、
とてもバスケットボールには見えず、まるで子供の遊び用のゴムボールと同じ・・・

手が滑るのを防ぐことや、ボールが弾みすぎるのを抑えるためだと思いますが、
バスケットボールは本来、硬くて表面はかなり凸凹でゴツゴツしています。当たると痛いくらい・・・

私もバスケ部でしたが、ここまでとことん使い込んだバスケットボールを見たのは初めてで、
ツルツルのボールに気づいた時は笑いや驚きを通り越して感動してしまいました。

すぐに空気も抜けてしまうので、最近バスケに出かける前はいつも一生懸命空気を入れていましたが、
まさかこんなボールでやっていたとは・・・

ちょうど、「今欲しいものはないから何もいらない」と言う本人の言葉を素直に受け取って、
去年のクリスマスプレゼントは辞退させてもらったので、代わりに新しいボールを買ってあげました。

昔と違い今は、バスケットボールも驚くほどカラフルでお洒落なデザインのボールがたくさんあり、
どれにしようかと物色しているだけで楽しい気分になれます。

これまでは、ベースが茶色でベージュのラインのオーソドックスなデザインだったのですが、
今回は、ベースが黒色でゴールドのラインと文字の入った引き締まってカッコいいボールにしました。

私も新しいボールが届いた時は、思わず「カッコいい~!」と叫んでしまいましたが、
新しいボールを手にした時の、バスケ部でもないバスケ少年の目の輝きと笑顔は相当なものでした。

「プレゼントはじっくりと何がいいか考えるのもいいけれど、本人が欲しいと思うものを間髪入れずに贈る」
・・・今回、それも一つのいいプレゼントの仕方だなと思いました。

ところで、ボールと言えば今私が一番愛用しているのが「バランスボール」・・・
これに背中を委ねてしばらくユラユラしていると、背中の手術痕の痛みがスーッと引いていきます。

同じ愛用するボールでもその使い方の違いに哀しくなりますが、何はともあれこれが現実・・・

そして、私の背丈に限りなく接近して来た息子の身長が私を追い越すのもそれ程遠くはなさそうです。
新品のバスケットボールがまたツルツルになる頃には、もう私の身長を追い越しているはず・・・

息子の今年の目標は特に聞いていませんが、
きっと「今年中に私の身長を抜くこと」・・・なのだろうと勝手に思っています。

2019年1月11日


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「大阪の新たな発展」を感じた年末年始~新年のご挨拶

2019-01-04 22:57:11 | ごあいさつ
アッピア夫です。

2019年、明けましておめでとうございます。
年明け早々に熊本県で地震があり、今年も自然災害や国際情勢を含め波乱な1年が予感させられますね。

毎年、元日は初詣と併せて父親とアッピアのお墓参りに行くのですが、
お墓の場所まではかなり歩かなければならないため、今年は足の後遺症のため断念し初詣だけとなりました。

ところで、最近大阪に行くのは年末年始だけですが、ここ数年の年末年始の大阪の人の混み具合は凄いです。
帰省しながら、年々確実に人出が増えていることを実感します。

年末年始はのんびり過ごすよりも買い物やイベントなどに出かける人が増えていることもありますが、
最大の理由は、何と言っても外国人旅行者が増えていることですね。

「新大阪駅」のお土産店は会計を待つ行列が毎年伸びていて、ゆっくりお土産を吟味している時間も取れない。
人混みの中から聞こえてくる言葉は、とにかく中国語と韓国語のシャワー・・・

調べてみると、やはり中国と韓国ではここ数年、大阪・・・特に「ミナミ」の人気がかなり高いようです。

日本食ブームでお好み焼きやたこ焼きも人気があり、海外でもそう言ったお店や屋台も増えているものの、
やはり安くて美味しい本場が一番と言うこともあり、旅行先として「大阪ミナミ」が大人気・・・

東京よりも近くて安く来られることも魅力ですし、関西国際空港の利便性も良いのでしょうね。
その上、大阪の街の雰囲気や大阪人気質も、アジアの人にとっては東京よりも馴染みやすい・・・

私の子供の頃の特別な外出や、もう少し成長して友達と遊びに行く場所も「大阪ミナミ」でしたので、
その街が形を変えながらも今でも賑やかに発展していることが単純に嬉しいです。

昔は、大人になるまでは怖くて近寄れなかった「通天閣」やその周辺の「新世界」でさえも、
今ではすっかり人気の観光スポットとなっていて、時代の移り変わりを感じます。

また、大阪と言えば子供の時の万博・・・長時間並んで「月の石」を見たのも遠い昔のこととなりましたが、
私にとっては初めて肌身に感じる「海外」と「世界」でした。

近かったこともあり4回位行った記憶がありますが、ワクワクしながら少し先の未来を感じていました。
各国のパビリオンの案内パンフレットも、随分長い間宝物として大事に持っていましたね。

そして、2025年に再び大阪で万博が開催されることになって、当時のワクワク感が蘇って来ました。
また、万博の跡地にはカジノも誘致されることになりそうです。

大阪は、経済の地盤沈下が言われて久しいですが、独特の文化や気風で独自の発展を続けているように感じますし、
これからもずっと「大阪らしさ」を保ち続けて欲しいなと思います。

もう1年半後に迫っている「東京オリンピック」とその5年後の「大阪万博」を存分に楽しむためにも、
まずは、自分の身体をしっかりと回復させないと・・・ですね。

今年も好き勝手に面白いと思ったことを書いていきますが、引き続きよろしくお願いいたします。

2019年1月4日


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