波乱万丈 乳がん転移ライフ!

39歳で乳がん ステージⅢ告知。術後1年経たずに肝臓、骨に転移。そこから始まる長い転移ライフ!

音楽で色が見える「色聴」という不思議な能力~ピアノの先生が持っているもの・・・

2020-09-12 00:04:21 | 不思議な出来事
最近は仕事が忙しくピアノを弾く時間を作るのが大変ですが、少しの時間でも毎日弾くようにはしています。
もうピアノを弾くのが当たり前となった今は、帰りが遅くなって少ししか弾けない日は消化不良でストレス気味・・・

それ位ピアノを弾くことが日常になってきた証拠・・・
それでもまだまだ初心者の域を出ず、ピアノの底なしの奥深さを感じながらレッスンを続けています。

ところで、私のピアノの先生は「絶対音感」の持ち主で、耳にした音は即座にピアノで弾くことができます。
それだけでも羨ましいのですが、もっと羨ましいのが「音楽で色が見える」こと・・・

「音楽で色が見える・・・?」
始めて知った時はよく理解できなかったのですが、モザイク画のように混じり合った色が見えるのだそうです。

音楽によって見える色や模様は様々に変化するようですが、色合いや色の濃さ、色調も変わるとのこと・・・
それで思い出したのが、随分昔にビリー・ジョエルがその感覚を持っていると聞いたことがあります。

身近でそういう感覚を持つ人を知ったのは初めてですが、音楽で色が見えるなんて単純に羨ましい・・・
音楽を聴くと頭の中で勝手にアートイメージが作られる訳ですので、考えただけでも楽しい・・・

もしかしたら有名な音楽家にはそのような感覚を持った方が、結構いるのかも知れませんし、
逆に絵を描きながら、頭の中で音楽が鳴っている画家などもいるのかも知れません。

このような能力は「共感覚」と言われる知覚能力のようで、ある感覚に別の感覚も併せて感じる特殊な能力・・・
その種類は150以上にも及び、音楽や色以外にも文字や数字など様々な感覚の組み合わせがあるようです。

コーヒーの絵を見たらコーヒーの匂いがするような気がするのは、無理に自分の記憶を呼び覚ましているので、
そういうものとは全く違い、その人が持って生まれた特別な能力とのこと・・・

その中でも音で色を感じるのが「色聴」で、「絶対音感」の人ではこの感覚を併せ持つ割合も高いようです。
色だけではなく、音楽から匂いや形を感じる人もいるようですが、「色を聴く」って何とも美しい言葉ですね。

数ある和音がどのような色に見えるのかが興味深いですが、不協和音は案の定汚い色に見えるようです。
また、面白いことに、ヒップホップやラップはグレー一色にしか見えないのだそうです。

リズムが主体では基本的にモノクロで、旋律(メロディ)がないとカラフルにならないということなんでしょうか・・・
旋律が明るくなったり暗くなったり、強くなったり穏やかになったりする時に色はどのように変化するのか、
興味津々ですが、こればかりは他の人は見ることができない・・・

将来的には、頭の中のイメージが視覚化できると面白いですし、いずれ実際にできそうな気もするのですが、
頭の中で考えているイメージや言葉まで勝手に視覚化されるようになったら・・・と思うとちょっと怖いですね。

頭の中、つまり脳はその人の記憶や知識、イメージの宝庫なので究極の個人情報・・・
これを見ることが出来たら本当に恐ろしいですし、人工的に書き換えて洗脳できるとすれば恐ろし過ぎる・・・

民族浄化や思想教育のためにC国などは、既にそういう研究を進めているかも知れないですが・・・
まあそんなことよりも、美しい旋律に併せて綺麗な色模様の広がる世界には一度だけでも浸ってみたいものです。

2020年9月11日


男二人を応援いただける方、応援クリックをお願いいたします。

にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへにほんブログ村

乳がんランキング
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「色の三原色」を混ぜると黒くなり「光の三原色」を混ぜると白くなる・・・色の不思議

2018-09-15 00:51:30 | 不思議な出来事
☆アッピア夫です。

ここのところ朝晩がめっきり涼しくなり、随分秋めいてきましたね。
そう言えば、コオロギや鈴虫、松虫など秋の虫の鳴き声を随分と聞いていないように思い、
窓を開けて耳を澄ましてみたら、リーンリーンとスズムシの鳴き声が聞こえました。

実は、結構身近で鳴いているのに、こちらが気づいていなかっただけなのでしょうね。
久し振りに聞いた鈴虫の鳴き声にはかなり癒やされました。

さて、前回は息子の学校の学園祭で「三原色」と言う演劇を観たことを書きましたが、
今回はその劇で始めて知った「『三原色』の不思議」について書きたいと思います。

「三原色」は、その組み合わせで全ての色を作り出せる基本色ですが、「色」と「光」とでは異なります。

「色の三原色」・・・黄色、マゼンタ(赤紫色)、シアン(青緑色)
「光の三原色」・・・黄色、緑色、青色

そして、この三原色をそれぞれ混ぜ合わせるとどうなるかと言うと、実は真逆の結果となります。
「色の三原色」は混ぜると黒くなり、「光の三原色」は混ぜると白くなる・・・

前者は、子供の時に誰もが経験したことがあるかと思いますが、
良い色を出そうとして、絵の具の色を混ぜれば混ぜるほど黒っぽい汚い色になりましたよね。

後者は、普段見ている太陽光と虹の関係を考えてみると分かります。
虹は、雨粒など水滴のプリズム現象で光が屈折して反射されることで七色に分解されて見える現象ですね。

つまり、太陽光には元々色々な色が混じっている・・・
元々色々な色を含んでいる太陽光は、それが混じっている状態では白く(白っぽく)見えると言うことになります。

なぜ「色」と「光」では真逆になるのか、その具体的な理由が知りたくて調べてみたところ、
人が身の回りの物を見る時、通常はその物に当たって反射した光でその物の色を認識しているようです。

赤色の物体は赤色と言う光の反射を見ている・・・逆に言うと、その物体は赤色以外の光は吸収している。
赤色と青色の絵の具を同量混ぜると、赤色も青色もそれぞれ反射が半減し、吸収が増えた結果紫色となる。
これに他の色を混ぜることを繰り返していくと、全ての色を吸収して三原色の反射が0%となり黒くなる。

私達は、その物の反射する光でその物の色を認識している。
そして、違いは光の反射で物を見ているか、スマホ・PC・TVなどのように光そのものを見ているか・・・

こう考えると、「色」も「光」も何とも不思議な存在に思えます。

「色」として強く印象に残っているのが、スピルバーグ監督の名作映画「シンドラーのリスト」で、
全編モノクロのシリアスな画面の中で、赤い服を着た女の子だけがカラーで写っている印象的な映像・・・

また、「光」として印象的なのは、「レンブラント」と「フェルメール」の二人の画家・・・
特にフェルメールの「牛乳を注ぐ女」等の室内の自然光は、光の暖かさも感じるほどのリアルな光の存在感・・・

私達が毎日、様々な「色」と「光」に囲まれて生活し、それらを光の反射として認識していると思うと、
身の回りのものの見方さえも変わってくる気がします。

2018年9月14日


男二人を応援いただける方、応援クリックをお願いいたします。

にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする