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過去の感想 新日フィル・・Ⅰ

2005-10-13 | 京都市響  ・新日本フィル 
2005年6月30日 新日本フィルハーモニー交響楽団第388回定期演奏会
              サントリー 2F C10-23 4千円 超安い
藤村実穂子 前回カルメンを聴き・・知性的 安定歌唱とフランス語 操り今回のドイツ語と 範囲の広い歌唱が 

大地の歌は 愛しみ 祈り 地の果てまで 静寂感が・・内面奥深く・・共振し その響きが 全ての命に 染み込む・・大地の歌
5月の定期から突然 弦群の第1.第2・・ずばぬけて良く成る・・全体力が ある壁を突き抜けた オケ力が数段上がる・・又特に オーボエ・フルート・ホルン
が絶妙な響きで 木管と声楽の重唱が素晴らしい・・新日でも過去のベスト3に入る演奏会となる

永遠なる大地への賛歌
マーラー:大地の歌    藤村実穂子、バーソルド・シュミット

曲目 ウェーベルン:管弦楽のための6つの小品 op.6
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K466
     
前半2曲は・・ハシゴの帰りで・・眠い・・癒された

指揮 クリスティアン・アルミンク
出演シュテファン・ヴラダー Pf)、
2005年5月30日 新日本フィルハーモニー交響楽団第386回定期演奏会
                       2F 10-23 4千円安い
何年振りの感動が 35番で 福与かな弦 木管の上手さ 煥発さと陰陽ある 音型
ベーム・ウィーンフィル時代の 優美 幸福感が 今日の演奏に感じられた
ホモゲニ 音の同一性と 横糸と縦糸の リズム感が素晴らしい
一転 タコ8番が 曲想は 躁鬱感の極み・・繰り返しの主題変奏が 結局はオケ力/指揮者力が試させられる曲と思う・・合奏力 弦パートの受け渡しが 絶妙な音型と ブラス力が 此れが新日・・驚きの演奏力であった
指揮者ザンデルリンクの統制力と鋭い感性が 最高の音楽を創造した 
定期的に指揮をされる事を期待します・・久し振りに興奮した演奏会となる

新日本フィルハーモニー交響楽団第386回定期演奏会
曲目 モーツァルト:交響曲第35番 ニ長調 K385「ハフナー」
ショスタコーヴィチ:交響曲第8番 ハ短調 op.65
指揮 シュテファン・ザンデルリンク

2005年4月6日 (水) 新日本フィルハーモニー
4月7日(木) サントリー 2F12-23 4千円 高い
新日本フィルハーモニー交響楽団第384回定期演奏会

前半は全て初めて聴く曲で・・理解不能がハースの協奏曲が 低弦のリズム感 変奏が面白い・・何時も思う事であるが初演は2度聴きたい・・一度では良さが解らない・・残念
本命の運命は??伝わるものが無い・・ティンパニ にキレが無い
ホルンは良し・・バス・チェロの躍動感 ウネリが不足?
企画としては 初演を取上げ・・新しい試みを毎回聞かせるが・・如何せん感心すれど感動は・・今回ではコヴァチクのヴァイオリンが 感性豊な 音色が伝わり
何せ一曲では物足らない・・


曲目 ノイヴィルト:『傾斜/結節』(1999、日本初演)
ハース:ヴァイオリン協奏曲(1998、日本初演)◎
ベルク:『パッサカリア』から「断章」(日本初演)○
ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 op.67「運命」 △
指揮 クリスティアン・アルミンク ○
出演 エルンスト・コヴァチク(Vn) ◎


2005年3月14日 (月) 19日 レオノーレ・新日フィル 演奏会形式・セミステージ
2回公演の2回目を聴く・・個人的な憂つな花粉症で 眼がカユイ・カユイ 鼻水が・・・憂つな 気持で ホールへ・・期待と不安が・・1幕が 曖昧な序曲が始まり・・ハテナ?ハテナ?の進行が・・体調の悪さと合い間って 眠い・眠い・・が囚人が外気を自由を・・俄然 合唱が素晴らしい・・ヤット 目が醒める
2幕で 夫を救出へ この二重唱から オケ 歌手陣の 共振性 愛 自由への喜び
讃歌を 歌い上げ 劇的な終幕へ 指揮者を中心に オケ 歌手陣 合唱と 最高の 高揚感が 2幕は何処へ 出しても 恥ずかしくない 出来ばえであった
心の高まりの まま 帰宅へ 高層ビルに 夕日が赤く染まり 赤く染まった夕日を背に受け 非日常の世界と現実の世界へ 愛 自由を感じながら 帰宅へ
最高の日となる
指揮 :クリスティアン・アルミンク◎   新日フィル◎
ドン・フェルナンド:塩入功司 ○ ドン・ピツァロ:ハルトムート・ヴェルカー◎
フロレスタン:ヴォルフガング・シュヴァニンガー◎
レオノーレ:マヌュエラ・ウール ◎ ロッコ:ヨルグ・シモン◎
マルツェリーネ:三宅理恵○ ヤキーノ:吉田浩之○
合唱:東京オペラシンガーズ◎

無実の罪を着せられて、投獄された夫を救うため、身の危険も省みず、命をかけて救出に向かうその妻レオノーレ。仇敵の陰謀に我が身を犠牲にしてまでも夫を救おうとするその姿に、崇高な夫婦愛と人間の尊厳を描いたベートーヴェンの唯一のオペラ『フィデリオ』。その『フィデリオ』の原典版『レオノーレ』が、遂に日本初演!18世紀スペインを舞台に、愛による救済と正義の勝利を高らかに謳い上げた市民革命期の理想主義オペラを、新日本フィル独特のコンサート・オペラ・スタイルで上演。
 ベートーヴェンがただ一つ作曲した歌劇『フィデリオ』。理想の夫婦愛を描いたドラマティックな作品として人気がありますが、その『フィデリオ』も様々な紆余曲折を経て、ようやく今日に残る完成版に仕上がりました。
 ではその紆余曲折とは……ベートーヴェンはウィーンの劇場経営者からフランスの台本作者の作品『レオノーレ』のオペラ化の注文を受け、1805年に全3幕のオペラとして完成させ、自らその初演の指揮を執りました。ところがその評判は宜しくなく、僅か三日で公演打ち切りに(その原因は観客の大勢が当時ウィーンを占領中のナポレオン軍のためドイツ語を理解出来なかったとも)。作品に不備を感じたベートーヴェンは早速改訂に取りかかり、翌1806年3月に再び上演の運びとなり、今度はかなりの好評を得て再演を重ねました。しかしまだ不備を感じていたのか、1814年に再演される際に更なる改訂を加えたのが、今に残る歌劇『フィデリオ』なのです。
 今回は、この第2稿にあたる1806年版(全2幕)を、ベートーヴェン本人の当初の希望通り、歌劇『レオノーレ』として上演いたします。
2005年2月19日 (土) フランス・ブリュッヘン  新日フィル定期演奏会
                サントリー 2F12-23 4千円妥当な額
曲想が・・なぜか合わない・・面白い響きが・・ピリオド奏法が 馴染めない
シューマンを聴いた後・・出来が悪い??音の切り方が?奏法の前に何かがあるのでは?・・客演指揮のマイナス面が 指揮者の意図 と 奏者の理解度 のずれ?約5日間の合わせで
奏法解釈と音楽理論が指揮者の意図と奏者の ズレガ

あとマーラー7番を20日に聴き奥深くに大音量波動が残っていて感じなかったのかも
25日 シューベルト作曲
    交響曲第7(8)番ロ短調『未完成』D.759
    交響曲第8(9)番ハ長調『グレイト』D.944


             19日 すみだ 3F 8-21  2千円 超安い
フランス・ブリュッヘンの指揮 初めて聴く 容姿からは・・相当年を感じさせたが 音楽波動は 若い 活力 アタック感 が全音楽から感じられたティンパニ 弦群の躍動感が 凄い シューマン2番がスピード感と躍動感が 1,2,4楽章と3楽章のアダージョ・エスプレッシーヴォ の 対比感が絶妙で 
ブラームスがシューマン を師匠とし 尊敬した事が想い浮かぶ・・
シューマンて こんなに 劇性 音楽があるとは 見直しした感が

ラモー1683-1764 歌劇『ナイス』序曲・シャコンヌ
モーツァルト1756-91 交響曲第31番ニ長調『パリ』K.297
シューマン1810-56  交響曲第2番ハ長調op.61

指揮 :フランス・ブリュッヘン
1934年オランダ・アムステルダム出身。アムステルダム音楽院でケース・オッテンにフルートとリコーダーを学び、アムステルダム大学で音楽学を学ぶ。フルートをバルヴァーサーにも師事した。在学中から演奏家として活動し、高い評価を得て21歳の若さでハーグ王立音楽院のリコーダーと18世紀音楽の教授に迎えられている。また海外にも招かれ、アメリカ・ハーヴァード大学、バークリーのカリフォルニア大学などでも多くの後進を育てている。リコーダー奏者、フルート奏者、指揮者として18世紀から19世紀初期にかける作品の第一人者として世界各地で活躍を続け、特に、ピリオド楽器でパーセルからメンデスゾーンまでの幅広いレパートリーを専門とするスペシャリスト集団、"18世紀オーケストラ"とは頻繁に公演を行っており、奔放な中に格調の高さと高い知性を示した演奏で人気が高い。
日本のオーケストラの指揮台に立つのは、今回の新日本フィル定期演奏会が初めてとなる。
また、今回のトリフォニー・シリーズで取り上げるシューマン作曲交響曲第2番は、ブリュッヘン自身も今回初めて指揮する作品であり、世界的にも注目を集めている公演でもある 2005年1月27日 (木) マルタ・アルゲリッチ
この日は14時からオペラを観て・初台から川崎へ延べ移動時間を入れ
10時間と我ながら よく遊ぶ
ヴェルディの後のにモーツァルトが素適で・・疲れを感じない肉体・耳が・・
新日の定期会員で たえず無難な演奏音楽を奏でるオケの印象を
強くしていた時期に・・
アルミン指揮・新日フ・・中々良い響き・・しなやか・・煥発が
マルタ・アルゲリッチの20番が・・音楽の解釈・技法が・・
己の音・響を聴かせた 集中力・技量の高さが
指揮・オケが絶妙なアンサンブルであった

パウル・グルダ、リコ・グルダ・・3台のピアノの協奏曲
ヴァイオリン:ルノー・カプソン チェロ:ゴーティエ・カプソン
若い奏者との共演が・・此れからの音楽活動に期待が

2005年1月26日(水) 開演19:00 -22時迄と一夜で2日分を聴いた感じ
モーツァルト/3台のピアノのための協奏曲ヘ長調K.242
モーツァルト/ヴァイオリンのためのアダージョK.261とロンドK.373
グルダ/チェロ協奏曲
モーツァルト/交響曲第32番ト長調K.318
モーツァルト/ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466
ピアノ:マルタ・アルゲリッチ、パウル・グルダ、リコ・グルダ
ヴァイオリン:ルノー・カプソン   チェロ:ゴーティエ・カプソン
指揮:クリスティアン・アルミンク 管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団

05,10 アリオダンテ   バイエルン国立歌劇場

2005-10-13 | 音楽鑑賞 外来オペラ・・
最近 ヴィヴァルディ1678-1741を聞き、ヘンデル1685‐1759と同時代の作曲者を聴く
ヘンデルは1706‐10(21歳‐25歳)まで・・イタリアで生活したと・・
この期間に想像出来る事は正しくその時代の曲を多数耳にしたと・・
その体験が、その後の作曲創造に好影響を与えたのでは・・
曲想が・・実に氣持ち良い・・美しい旋律が・・アリアを数回繰り返し 
その音型がジワリ、ジワリ・・染み込む・・この繰り返しが 
実に爽やかに聞き惚れる・・バロック音楽は実に身体に好作用を与える
舞台も クロード・モネの絵画を観るような美が・・照明と美術が歌唱陣に溶け合い
・・舞台に統一感と品格があると感じさせた

指揮もメリハリと音が活きている・・実に氣持ち良い
2幕は木管・ファゴトのみで 弦群の旋律に歌をのせ・・暗美陰陽感が新鮮であった

2005年10月11日 (火) アリオダンテ・ヘンデル
               文化会館・5FL1-24・2万円・安い
アリオダンテ   … アン・マレイ○
ルルカーニオ   … ポール・ナイロン○
スコットランド王 … ウンベルト・キウンモ◎
ジネヴラ     … ジョーン・ロジャース華◎
ポリネッソ    … クリストファー・ロブソン△
ダリンダ     … オリガ・パシチュニク○
オドアルド    … ケネス・ロベルソンル○

バイエルン国立歌劇場合唱団 バイエルン国立管弦楽団◎
指揮 アイヴォー・ボルトン ◎ 演出 デヴィッド・オールデン◎
舞台美術・衣裳 イアン・マクニール◎ 振付 ミヒャエル・キーガン=ドラン◎

アリオダンテ」を指揮するアイヴォー・ボルトンは、バイエルン国立歌劇場のバロック・オペラ・シリーズを担う中心人物。バロック作品のスペシャリストにしては珍しく、ピリオド楽器にこだわらないボルトンは、古楽器オーケストラに頼らないというバイエルン国立歌劇場のポリシーを理解しながらも、オーケストラに新しい響きをもたらすことに成功しました。日本のオペラ・ファンにとって本格的なバロック・オペラの醍醐味が披露されるのは、本公演が初めてのことといえるでしょう。「アリオダンテ」は、タイトル・ロールだけでなく、登場人物のすべてが聴きどころをもっています。ボルトン指揮、バイエルン国立歌劇場によって実現するバロック・オペラ「アリオダンテ」を、是非味わってください。
 
<ミュンヘンのバロック・オペラ・シリーズ>
なぜ、いまバロック・オペラなのか?

バイエルン国立歌劇場は、その燦然と耀く歴史において、“ワーグナーの牙城”として知られています。ここに新たなる“ヘンデル熱”が巻き起こったのは、1994年の「ジュリオ・チェーザレ」が発端でした。観客はこのとき、ある種の衝撃を感じとったといわれます。
それは、バロック・オペラの主題が感情にあるということによるものだったでしょう。筋立てより、感情の変遷と盛り上がりが重視されたバロック・オペラでは、人間の感情のすべてが聴覚化、視覚化され、感情のぶつかりあいが露呈する、その立体性こそが魅力となったのです。
 
ミュンヘンのヘンデル美学

ミュンヘンではこれまでに、「サウル」のような神聖な作品から「アリオダンテ」や「ロデリンダ」などの深刻な作品、そして「セルセ」や「ジュリオ・チェーザレ」といったコメディまで、多様なヘンデル作品を上演しています。これらは、リチャード・ジョーンズ、マーティン・ダンカン、デヴィド・オールデン、クリストフ・ロイと、異なった演出家によって手がけられていますが、そこにはすでに、ミュンヘン特有の美学が確立されているといえます。演出家たちは、若者の文化から多くのイメージを取り入れ、視覚的刺激を与える効果的な舞台背景、極彩色に溢れる場面、想像力あふれた衣裳に昇華させたのです。そしてまた、バロック専門のオーケストラに頼ることなく、アイヴォー・ボルトンを主要指揮者に迎え、自前のオーケストラが、普段とは違った方法で演奏するということも、新しい伝統として創りあげられています。
 
バッハは神々のための音楽、ヘンデルは人々のための音楽

バイエルン国立歌劇場のピーター・ジョナス総裁は、ミュンヘンでのバロック・オペラ・シリーズを成功させた立て役者。彼はバッハの崇高性や宇宙的なものに対し、ヘンデルの和音や旋律の構造は人間的なものなのだと、その魅力を語ります。そして「ヘンデルは必ず神妙に演じられなければならない、などと言っている人は、バロック・オペラの本源を知らないのです」と。

ヴェニス・バロック・オーケストラ・・過去の感想
初めて聴く旋律が清々しい 繰り返しのリズム感 新鮮な響きが 歌手陣が総じてレベルが高い・・特にシモーネ・ケルメスの高音声域が見事さと発声の明瞭さが際立っていた
ソロヴァイオリンとマックス・ツェンチッチの弦の旋律美と歌唱美が溶け合い共振し合い実に美しい 歌が・・全体のバランスの良さ オケ声楽陣の共振性・・バロク旋律 ヴィヴァルディと他の作を組み合わせた 作品と言われるが・・300年前の旋律美に 酔いしれ・・心・身体の全てのコリ・ストレスが消えさる一夜となる ・・新たな音楽に出逢い・・感動 感謝である 

ヴィヴァルディ作とされる世紀の新発見バロック・オペラ300年の時を経ていま解き明かされるヴェニスの神秘!
あなたはこの瞬間に立ち会えるか?ヴェニス・パリ・ロンドン・ニューヨーク そしていよいよ日本上陸!
ヴェニス・バロック・オーケストラ
◆指揮:アンドレーア・マルコン◎
◆管弦楽:ヴェニス・バロック・オーケストラ
     ソロ・ヴァイオリン◎
◆アンドロメダ(ソプラノ):シモーネ・ケルメス◎
◆ベルセウス(カウンター・テナー):マックス・ツェンチッチ◎
◆カシオペイア(ソプラノ):ルース・ロジック◎
◆メリソ(メゾソプラノ):ロミーナ・バッソ◎
◆ダリソ(テノール):マーク・タッカー○

アンドロメダ・リベラータ