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05,10 アリオダンテ   バイエルン国立歌劇場

2005-10-13 | 音楽鑑賞 外来オペラ・・
最近 ヴィヴァルディ1678-1741を聞き、ヘンデル1685‐1759と同時代の作曲者を聴く
ヘンデルは1706‐10(21歳‐25歳)まで・・イタリアで生活したと・・
この期間に想像出来る事は正しくその時代の曲を多数耳にしたと・・
その体験が、その後の作曲創造に好影響を与えたのでは・・
曲想が・・実に氣持ち良い・・美しい旋律が・・アリアを数回繰り返し 
その音型がジワリ、ジワリ・・染み込む・・この繰り返しが 
実に爽やかに聞き惚れる・・バロック音楽は実に身体に好作用を与える
舞台も クロード・モネの絵画を観るような美が・・照明と美術が歌唱陣に溶け合い
・・舞台に統一感と品格があると感じさせた

指揮もメリハリと音が活きている・・実に氣持ち良い
2幕は木管・ファゴトのみで 弦群の旋律に歌をのせ・・暗美陰陽感が新鮮であった

2005年10月11日 (火) アリオダンテ・ヘンデル
               文化会館・5FL1-24・2万円・安い
アリオダンテ   … アン・マレイ○
ルルカーニオ   … ポール・ナイロン○
スコットランド王 … ウンベルト・キウンモ◎
ジネヴラ     … ジョーン・ロジャース華◎
ポリネッソ    … クリストファー・ロブソン△
ダリンダ     … オリガ・パシチュニク○
オドアルド    … ケネス・ロベルソンル○

バイエルン国立歌劇場合唱団 バイエルン国立管弦楽団◎
指揮 アイヴォー・ボルトン ◎ 演出 デヴィッド・オールデン◎
舞台美術・衣裳 イアン・マクニール◎ 振付 ミヒャエル・キーガン=ドラン◎

アリオダンテ」を指揮するアイヴォー・ボルトンは、バイエルン国立歌劇場のバロック・オペラ・シリーズを担う中心人物。バロック作品のスペシャリストにしては珍しく、ピリオド楽器にこだわらないボルトンは、古楽器オーケストラに頼らないというバイエルン国立歌劇場のポリシーを理解しながらも、オーケストラに新しい響きをもたらすことに成功しました。日本のオペラ・ファンにとって本格的なバロック・オペラの醍醐味が披露されるのは、本公演が初めてのことといえるでしょう。「アリオダンテ」は、タイトル・ロールだけでなく、登場人物のすべてが聴きどころをもっています。ボルトン指揮、バイエルン国立歌劇場によって実現するバロック・オペラ「アリオダンテ」を、是非味わってください。
 
<ミュンヘンのバロック・オペラ・シリーズ>
なぜ、いまバロック・オペラなのか?

バイエルン国立歌劇場は、その燦然と耀く歴史において、“ワーグナーの牙城”として知られています。ここに新たなる“ヘンデル熱”が巻き起こったのは、1994年の「ジュリオ・チェーザレ」が発端でした。観客はこのとき、ある種の衝撃を感じとったといわれます。
それは、バロック・オペラの主題が感情にあるということによるものだったでしょう。筋立てより、感情の変遷と盛り上がりが重視されたバロック・オペラでは、人間の感情のすべてが聴覚化、視覚化され、感情のぶつかりあいが露呈する、その立体性こそが魅力となったのです。
 
ミュンヘンのヘンデル美学

ミュンヘンではこれまでに、「サウル」のような神聖な作品から「アリオダンテ」や「ロデリンダ」などの深刻な作品、そして「セルセ」や「ジュリオ・チェーザレ」といったコメディまで、多様なヘンデル作品を上演しています。これらは、リチャード・ジョーンズ、マーティン・ダンカン、デヴィド・オールデン、クリストフ・ロイと、異なった演出家によって手がけられていますが、そこにはすでに、ミュンヘン特有の美学が確立されているといえます。演出家たちは、若者の文化から多くのイメージを取り入れ、視覚的刺激を与える効果的な舞台背景、極彩色に溢れる場面、想像力あふれた衣裳に昇華させたのです。そしてまた、バロック専門のオーケストラに頼ることなく、アイヴォー・ボルトンを主要指揮者に迎え、自前のオーケストラが、普段とは違った方法で演奏するということも、新しい伝統として創りあげられています。
 
バッハは神々のための音楽、ヘンデルは人々のための音楽

バイエルン国立歌劇場のピーター・ジョナス総裁は、ミュンヘンでのバロック・オペラ・シリーズを成功させた立て役者。彼はバッハの崇高性や宇宙的なものに対し、ヘンデルの和音や旋律の構造は人間的なものなのだと、その魅力を語ります。そして「ヘンデルは必ず神妙に演じられなければならない、などと言っている人は、バロック・オペラの本源を知らないのです」と。

ヴェニス・バロック・オーケストラ・・過去の感想
初めて聴く旋律が清々しい 繰り返しのリズム感 新鮮な響きが 歌手陣が総じてレベルが高い・・特にシモーネ・ケルメスの高音声域が見事さと発声の明瞭さが際立っていた
ソロヴァイオリンとマックス・ツェンチッチの弦の旋律美と歌唱美が溶け合い共振し合い実に美しい 歌が・・全体のバランスの良さ オケ声楽陣の共振性・・バロク旋律 ヴィヴァルディと他の作を組み合わせた 作品と言われるが・・300年前の旋律美に 酔いしれ・・心・身体の全てのコリ・ストレスが消えさる一夜となる ・・新たな音楽に出逢い・・感動 感謝である 

ヴィヴァルディ作とされる世紀の新発見バロック・オペラ300年の時を経ていま解き明かされるヴェニスの神秘!
あなたはこの瞬間に立ち会えるか?ヴェニス・パリ・ロンドン・ニューヨーク そしていよいよ日本上陸!
ヴェニス・バロック・オーケストラ
◆指揮:アンドレーア・マルコン◎
◆管弦楽:ヴェニス・バロック・オーケストラ
     ソロ・ヴァイオリン◎
◆アンドロメダ(ソプラノ):シモーネ・ケルメス◎
◆ベルセウス(カウンター・テナー):マックス・ツェンチッチ◎
◆カシオペイア(ソプラノ):ルース・ロジック◎
◆メリソ(メゾソプラノ):ロミーナ・バッソ◎
◆ダリソ(テノール):マーク・タッカー○

アンドロメダ・リベラータ


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