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29日 指揮 ・ハーディング ・ワーグナー:オペラ『タンホイザー』序曲・エルガー:交響曲第2番・新日フィル

2012-06-30 | ・ハーディング・ヤンソンス・内田光子
29日                           2F・LA-5-13・6000円

エルガー:交響曲第2番・・初めて聴く音楽で、終始風を感じさ、長閑な、やや強い風、風土の風、と引いては押し返す波を・・この繰り返し的な音楽に、私は、感情移入が出来なかった、ウトウトも、
 演奏自体は木管、弦と、絶妙なアンサンブル、音楽表現は良かったですね・・

 風土の風、ブラスの風土?聴いていて木管の使い方、旋律感が巧いと感じましたが

ワーグナー:オペラ『タンホイザー』序曲 - ヴェヌスベルクの音楽(パリ版)
 こらは白眉でした、出足から美しい弦の響と木管に歌もありライトモチーフが明確に浮き上がって、此れを聴くと、指揮 ハーディングで オペラを早く聴きたい、観たいと想います・・席位置から真下のコントラバスが2曲とも聴き取れない、耳が可笑しい?

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<ライトモティーフ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/02/08 10:38 UTC 版)
(ライトモチーフ から転送)
ライトモティーフ(ライトモチーフ、独: Leitmotiv )とは、オペラや交響詩などの楽曲中において特定の人物や状況などと結びつけられ、繰り返し使われる短い主題や動機を指す。単純な繰り返しではなく、和声変化や対旋律として加えられるなど変奏・展開されることによって、登場人物の行為や感情、状況の変化などを端的に、あるいは象徴的に示唆するとともに、楽曲に音楽的な統一をもたらしている。示導動機(じどうどうき)とも。>
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新日本フィルハーモニー交響楽団;コンマス・豊嶋 第496回定期演奏会
曲目
ワーグナー1813-83:オペラ『タンホイザー』序曲 -
          ヴェヌスベルクの音楽(パリ版)1845
エルガー1857-1934:交響曲第2番 変ホ長調 op.63・1911

指揮 ダニエル・ハーディング
開演 19:15
問合せ 新日本フィル・チケットボックス 03-5610-3815 チケット

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 私も聴きに行きます
7月13日(金)14:00開演 会場:すみだトリフォニーホール
7月14日(土)14:00開演 会場:すみだトリフォニーホール

#23 新・クラシックへの扉
金曜午後2時の名曲コンサート / 土曜午後2時の名曲コンサート
"スターツ サマーコンサート" (7/14)
■プログラム
チャイコフスキー作曲 バレエ組曲『眠りの森の美女』 op.66a
チャイコフスキー作曲 交響曲第6番ロ短調『悲愴』 op.74
■出演者・指揮:三ツ橋敬子
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関連情報【20席限定!】 東京スカイツリー天望デッキ入場券&コンサートチケット セット券発売、早い者勝ち! (6/26更新)
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公演の聞きどころ2010年トスカニーニ国際指揮者コンクール準優勝という快挙を成し遂げ、一躍「時の人」となった注目の女性指揮者、三ツ橋敬子が新日本フィルに登場!現在はイタリアに本拠地を置き、世界的にも今後の活躍が注目される旬の指揮者です。

じつは新日本フィルとは、すでに墨田区音楽鑑賞教室で共演済み。そのようすはTBSテレビ『情熱大陸』でも取り上げられ、大きな話題を呼びました。そしてこの共演が今回の《新・クラシックへの扉》出演につながるきっかけに。小柄な体からほとばしる情熱的な音楽は、圧巻!プログラムはそんな彼女にぴったりのロマンティックなチャイコフスキー・プログラム。どうぞご期待ください!

「新・クラシックへの扉」とは・・・ これからクラシックの人に。これからもクラシックの人に

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27日 指揮三ツ橋敬子 ・ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏・交響曲9番・スロヴァキア・フィル

2012-06-30 | 外来 演奏会・指揮者
27日(水)                        P-3-16/4000円

全ての曲に、パッション (passion)、情熱、激情がありますね、素晴らしい演奏を弾き出した・・初めて聴いた東京響・ブラ1の時にも感じましたが・・指揮三ツ橋敬子

聴きなれた新世界で2楽章の弦の美しさは特筆物でした、心のざわめき、ゆれ、想い
・・感情移入が・・1,3、4楽章の音楽にも迷いが無い、己の解釈を、オケ集団に注入したと・・音楽の追いこみフォルテで鋭角的に上昇するのですが、間口を広く音楽の幅の広がりへ・・望まれるかな?
 何れにしろ、聴き手に氣持ち良さ、後味が良い音楽創造を提示する三ツ橋氏と感じます

スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団・・メンバーは年配の方が、三ツ橋さんのお爺さん、お父さんの年齢層が多い、特に弦奏者にその分アンサンブルに長けていました、女性奏者は7名程が・・
 若き指揮者を絶大なサポート精神が演奏かも感じられます
 
第1夜
曲目
スメタナ:連作交響詩『わが祖国』から「モルダウ」・・硬軟音楽の流れが良いですね
流れるさきは・・独立解放・・

ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲 イ短調 op.53 /エリック・シューマン
・・指揮・オケとも4回目の共演で、呼吸感、音楽観が合っていたのでは、
聴き慣れない曲で曲想が重たい、金管とソロの掛け合い、対話が曖昧な印象も・・
ホルンが強くソロが聴き取れない箇所も・・どちらかと言うとソロよりオケ主体の曲の感じに受けましたが・・
 最近4名のヴァイオリンを聴きましたが何れも素晴らしいく、ハーン・庄司両者に個性、存在感を感じますが

:交響曲第9番 ホ短調 op.95 「新世界より」・・暗譜指揮

 アンコール
J.S.バッハ   ・エリック・シューマン
:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調 BWV1003 から 第3楽章
ドヴォルザーク
:スラヴ舞曲第10番 ホ短調 B145/2 (op.72-2)

・指揮 三ツ橋敬子
・出演 エリック・シューマン
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18,19日 大野指揮・紗矢香・シマノフスキ:ヴァイ協奏第1・バルトーク:管弦楽のための協奏曲 ・都響

2012-06-20 | 大野和士・パーヴォ・・パッパーノ
第736回 定期演奏会Bシリーズ               18日・P-5-35・2,500円
                  19日 上野・文化会館 3・L4-5・2450円
日時:2012年6月18日(月)19:00開演(18:20開場)・サントリーホール

二度、聴いてきました・・素晴らしい演奏です・・・幸せ感が

三曲とも、大野指揮は、、作曲者の意図、創造性、音楽創造を音に具現化する表現力、オケへの統制と、演奏者の、自主性と技量を弾き出していたと感じます、ますます音楽の幅、深さを提示されたと・・・

 シマノフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番・
・初めて聴きましたが、面白かった、交響曲的雄大さ、楽器のパレット感、色彩感が

庄司・・カデンツァの技量も素晴らしいですね・・低音、高音の強弱とオケと張り合い、共振しあい、旋律感が良いし、・・L側で演奏表情もバッチリ観察、
初日は肩越しから大野指揮とのアイコンも目撃・・大野指揮と近い立ち位置で、オケのコンマス対ソロコンミスの感じも・・連続で聴き、オケ主張対ソロ主張と均衡した音楽に感じ、木管の掛け合い旋律も面白いし、奏者がお互い聴きあい、共振し合い・・音の同質性を醸しだしていた・・実にアンサンブルが良い・・

 指揮:大野和士 ・ヴァイオリン:庄司紗矢香・・コンビは二度目庄司ここ(06年7月に)を聴きます・・6年も前とは・・最近聴いたハーン嬢より、庄司さんが好みかも

シェーンベルク:浄められた夜  
 弦のみの曲ですが、ソロで店村ヴィオラ、矢部コンマスの音色、旋律感が良かったです、二度聴くと曲の陰湿さの中に、低弦の嘆き・不安感と第1,2ヴァイオリンの奏でる旋律が、覆い隠された、心の明るさも・・陰陽対話を感じて、好きになりますね

シマノフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番

バルトーク:管弦楽のための協奏曲・・二回目が一層深い音楽創造が、何しろ弦奏、木管奏者、ティンパニ等・・呼吸感、間、音楽の浮揚感、ダイナミック感と、凄みまで感じさせる演奏であったと想います・・大野・都響コンビの次回登場が待たれますが2年先かな?・・
 あまりの演奏の良さに、10月3日のインバル指揮・都響、好評判コンビの演奏、マーラー ・嘆きの歌のチケット買ってしまいました・・笑い


聴きどころ
客演のたびに都響の可能性を深く掘り起こす知将・大野和士の登場だ。精緻を鋭く研ぎながら豊かな歌を磨き、熱い魂に火をつけるマエストロ、都響弦楽セクションの妖艶と清澄を味わい尽くすシェーンベルク《浄められた夜》に続いて、古典から現代まで表現の地平を拡げる若き世界的名手・庄司紗矢香との共演は楽しみ。いのち宿る緻密に想像力を深く耕す凄腕が弾くのは、20世紀ポーランド音楽を拓いた巨匠シマノフスキ。怜悧な表現の彩から大胆な幻想美が濃く生きる人気作《ヴァイオリン協奏曲第1番》、深い理解と共に開花する難曲の魅惑を満喫! そして後半は民族的な語法と尖鋭鋭敏なセンスを豊かに融合させたハンガリーの巨匠バルトークが、苦難の晩年に書きあげた《管弦楽のための協奏曲》。オーケストラの全パートが卓抜な表現力を生き生きと明快に響かせあいながら、その雄弁な語り口に抒情も皮肉も歓喜も渦まき轟く傑作。名手揃いの楽団と、その能力を最大限に引き出す名匠ならではの興奮に期待大だ。文/山野雄大
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都響11年想い出に残った演奏第九・第二位
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13年1月 読売響で大野和士指揮が
7月25日 チケット発売
2013年1月 8日(火) 19:00開演
会場:東京芸術劇場  
指揮=大野和士
ピアノ=小山実稚恵
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第3番 二短調 作品30
R.シュトラウス:アルプス交響曲 作品64
1月 9日(水) 19:00開演
会場:サントリーホール  
指揮=大野和士
ピアノ=小山実稚恵
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第3番 二短調 作品30
R.シュトラウス:アルプス交響曲

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2013年7月5日(金) 19:15 すみだトリフォニーホール
2013年7月6日(土) 14:00 すみだトリフォニーホール

新日本フィルハーモニー交響楽団 定期演奏会
シャリーノ:夜の肖像
ツィンマーマン:ユビュ王の晩餐のための音楽
ブルックナー:交響曲第7番
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 三ツ橋さん、目当てに聴きに・・
27日 
スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団 第1夜
曲目 スメタナ:連作交響詩『わが祖国』から「モルダウ」
ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲 イ短調 op.53
:交響曲第9番 ホ短調 op.95 「新世界より」
指揮 三ツ橋敬子
出演 エリック・シューマン(Vn) 開演 19:00
料金 S12,000 A10,000 B8,000 C6,000 P4,000 Sペア22,000
問合せ イマジン・チケットセンター 03-3235-3777
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BS日テレ・7月 1日 (日), 23:00 ~ 7月 2日 (月), 00:00
説明【出演】
(オーボエ)蠣崎耕三(管弦楽)読売日本交響楽団
(指揮)三ツ橋敬子
【曲目】R.シュトラウス:13管楽器のためのセレナード オーボエ協奏曲 ニ長調
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6月29日(金)・・ハーディングンの追っかけです・・
新日本フィルハーモニー交響楽団第496回定期演奏会
曲目 ワーグナー:オペラ『タンホイザー』序曲 -
ヴェヌスベルクの音楽(パリ版)
エルガー:交響曲第2番 変ホ長調 op.63
指揮 ダニエル・ハーディング 開演 19:15
料金 S9,000 A7,500 B6,000
問合せ 新日本フィル・チケットボックス 03-5610-3815
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 昔のチラシ・・・06年ー

7日 パーヴォ・ヤルヴィ指揮 メン・コン、ヒラリー・ハーン(Vn) ・ブル8番・フランクフルト放送

2012-06-09 | 大野和士・パーヴォ・・パッパーノ
7日                             P・3-30・9,000円
パーヴォ・ヤルヴィ指揮談話
HP・動画もありますフランクフルト放送交響楽団 08年6月の感想

ヒラリー・ハーン(Vn)、・・・彼女の演奏を聴くのは3回目ですが、旋律感が好い、オケ指揮から・・優美な音色が・・アンコールがまた素晴らしい・・

メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調

ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調談話パーヴォ・ブルを語る

 低重心で重厚で大伽藍壮大な音楽が・・底辺はパイプオルガンの音域の広さ・教会音楽の壮大さを感じましたが・・目の前にホルン4本、ワーグナー・チューバ4本・(持ち替えホルン4本)が・・何れも巧い・・低弦を右に揃えた形ですが、弦と木管の対話と・・フォルテで全ての音に共振性があって、しかも、地底からマグマが地面にゆらゆらと、そして、一気に天上に吹き上がるさまが・・魂の昇華と感じますね

指揮 パーヴォ・ヤルヴィ
出演 ヒラリー・ハーン(Vn)
バッハ :無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番から「グラーベ」、
「アレグロ」(ヴァイオリン・アンコール

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4日 ・ローエングリン・フォークト ・テルラムント・ゲルト・グロホフスキー ・新国立

2012-06-06 | 新国立オペラ・・
6公演の2回目                      4F3-21・8,400円
【ローエングリン】 

人を得ると、素晴らしい公演になる、見本ですね、後4公演が此れから観に行かれる方はお楽しみに・・・

クラウス・フロリアン・フォークト・・歌唱が圧倒的で強靭な高音と滑らか弱音が美しい、立ち姿も、素晴らしい
昨年のバイエルン国立歌劇場での読み替え演出と違って、歌唱へ集中して聴けました2幕での対峙する、フリードリヒ・フォン・テルラムント・ゲルト・グロホフスキーとの対立が明と闇、善と悪・・

騎士に巡り会えば・・10人中10人女性は落ちる・・笑い・・
一瞬の出会いには素性、名前・・不要ですね・・魂のふれあい・・此れを愛と
求めすぎてもいけない・・与えすぎてもいけない・・ただ、魂のふれあいが・・

総じて歌手が良いのですが、序曲から1幕では弦と木管と合唱とバランス感覚が悪く??2回目と座付オケで無い欠点が?、オケに関しては初めて演奏する方々が多い?・・オケ・・歌手・・合唱と・・点が、線音楽ラインにならず・・音楽が流れない
1幕で後方で照明色が刻々と変わり変化して・・視線が疲れてこれも原因かな?・・

そんな中、2幕で全ての音が共振性が高まり、舞台に惹き込まれました、歌手陣も2幕へ備えた感じかな・・終幕の騎士・・この歌唱には泣かされました・・
 今一度観たいのですが・・時間も体力も○も・・

プロフィール
【指揮】ペーター・シュナイダー
Conductor : Peter Schneider
ウィーン生まれ。8 歳からウィーン少年合唱団員として世界各地で公演。ザルツブルクとハイデルベルクでコレペティートルやカペルマイスターとして経験を積んだ後、ライン・ドイツ・オペラの専属指揮者となり、在任10年間でほぼ全てのオペラレパートリーを習得。1987年よりブレーメンの音楽総監督。81年の『さまよえるオランダ人』以降、定期的にバイロイト音楽祭で指揮。特にショルティの代役として振った『ニーベルングの指環(全4作品)』で世界的な注目を集めた。85年マンハイム州立劇場オペラ兼音楽総監督。1993/1994シーズンよりバイエルン州立歌劇場ならびに州立管弦楽団の首席指揮者を務め、現在も首席客演指揮者を務める。95年に『魔笛』でメトロポリタン歌劇場に初登場。現在もウィーン国立歌劇場、ベルリン州立歌劇場、ハンブルク州立歌劇場などに定期的に登場。最近では2009 年に東京フィルハーモニー交響楽団に客演。今後の主な予定として、11年にウィーン国立歌劇場で『さまよえるオランダ人』『サロメ』『ニーベルングの指環』、バイロイト音楽祭で『トリスタンとイゾルデ』、12年にもバイロイト音楽祭で『トリスタンとイゾルデ』などがある。新国立劇場には07年『ばらの騎士』以来の登場となる。


【演出】マティアス・フォン・シュテークマン
Production : Matthias von Stegmann
ミュンヘン生まれ。テレビや映画の翻訳、台本、演出家、俳優として活動を開始。1991年よりバイロイト音楽祭に参加、以来第一演出助手を務める。2002年英国ロイヤルオペラ『ヴォツェック』、04年『ニーベルングの指環』(共にK.ウォーナー演出)でも演出補として参加するなど、多くの演出家の信頼を得ている。03年メトロポリタン歌劇場『後宮からの逃走』では太守セリム役で出演。自ら音楽劇の執筆、演出も手掛けている。新国立劇場では開場記念公演『ローエングリン』でW.ワーグナーの演出助手を務めて以来、『アラベッラ』『魔笛』『サロメ』『ドン・ジョヴァンニ』『フィガロの結婚』『ニーベルングの指環』に参加。07年2月には『さまよえるオランダ人』で本格的オペラ演出デビューを果たし、08年は『魔弾の射手』演出を手がける。また、04年こどものためのオペラ劇場『ジークフリートの冒険』を台本・演出を担当、大絶賛を博しウィーン国立歌劇場特設劇場、チューリッヒ歌劇場でも上演された。2011/2012シーズンは07 年に手がけた『さまよえるオランダ人』も上演される。ヨーロッパ各地での近年の演出作品には、09年ハンガリー国立歌劇場『シチリア島の夕べの祈り』、10年ウラル・オペラ『ドン・ジョヴァンニ』、ウィーン国立歌劇場『点子ちゃんとアントン』、11年グラーツ楽友協会『婚約手形』、ウィーン・クロスターノイブルク・オペラ・フェスティバル『フィガロの結婚』などがある。ワーグナー生誕200周年記念の2013年には、バイロイトでティーレマン指揮『リエンツィ』を演出する予定である。

【ハインリヒ国王】ギュンター・グロイスベック
Heinrich der Vogler : Günter Groissböck
オーストリアのヴァイトホーフェン生まれ。ウィーン音楽大学で声楽を学ぶ。ウィーン室内オペラで、ペリの『エウリディーチェ』プルートを歌ってオペラデビュー。2002/2003シーズンにウィーン国立歌劇場の専属歌手として、『フィデリオ』ドン・フェルナンドなどを歌う。その後、チューリッヒ歌劇場と契約して幅広いレパートリーを身につける。メトロポリタン歌劇場、ミラノ・スカラ座、バイエルン州立歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、パリ・オペラ座、ザルツブルク音楽祭、ウィーン祝祭週間などに登場。2011年にはバイロイト音楽祭にデビュー。『魔笛』ザラストロ、『皇帝ティトゥスの慈悲』プブリオ、『マクベス』バンクォー、『ラ・ボエーム』コッリーネ、『ラインの黄金』ファーフナー、『ワルキューレ』フンディング、『ローエングリン』ハインリッヒ国王、『ニュルンベルクのマイスタージンガー』夜警などのレパートリーを持つ。新国立劇場には09年『チェネレントラ』アリドーロで初登場。

【ローエングリン】クラウス・フロリアン・フォークト13年4月も楽しみです

Lohengrin : Klaus Florian Vogt
ドイツのハイデ生まれ。ホルンを学び、ハンブルク・フィルの第一ホルン奏者として活躍する傍らリューベック音楽大学で声楽を学び、1997/1998シーズンよりフレンスブルク歌劇場と、1998年よりザクセン州立歌劇場(ドレスデン・ゼンパー・オペラ)と契約。2003年よりフリー。06年に『ローエングリン』タイトルロールでメトロポリタン歌劇場にデビュー。07年にバイロイト音楽祭に『ニュルンベルクのマイスタージンガー』シュトルツィングでデビュー(カタリーナ・ワーグナー演出)。08年にはウィーン国立歌劇場に初登場し、『さまよえるオランダ人』エリック、『ローエングリン』、『死の都』パウルを歌う。ほかにもミラノ・スカラ座、ハンブルク、ケルン、ブリュッセル、アムステルダム、ジュネーヴ、ミュンヘン、東京などで活躍。ワーグナーのほか、『魔笛』タミーノ、『フィデリオ』フロレスタン、『アラベッラ』マッテオ、『影のない女』皇帝、『ルサルカ』王子など幅広いレパートリーを持つ。今後も、11年にパリ・オペラ座、ウィーン国立歌劇場、ドレスデンとベルリンで『トスカ』カヴァラドッシのロールデビュー、12年にベルリン・ドイツ・オペラ、ミュンヘンなど数年先まで引く手あまたである。新国立劇場には05年『ホフマン物語』以来、待望の再登場となる。

音楽ライター記事
【エルザ・フォン・ブラバント】リカルダ・メルベート
Elsa von Brabant : Ricarda Merbeth
ドイツのケムニッツ生まれ。ライプツィヒのメンデルスゾーン音楽大学で学ぶ。ドイツ国内の劇場で経験を積んだ後、1999年よりウィーン国立歌劇場と契約、『フィデリオ』マルツェリーネで初登場。2000年バイロイト音楽祭に『ニーベルングの指環』フライア、ゲルヒルデ、ヘルムヴィーゲ、グートルーネでデビュー。その後も02年より『タンホイザー』エリーザベトで出演を重ねる。ほかにもバイエルン州立歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、パリ・オペラ座、トリノ、東京など世界各地で活躍。『魔笛』パミーナ、『フィガロの結婚』伯爵夫人、『ローエングリン』エルザ、『サロメ』タイトルロール、『影のない女』皇后、『イエヌーファ』タイトルロールなどのレパートリーを持つ。今後の予定としては、パリ・バスチーユ・オペラで『ナクソス島のアリアドネ』、ウィーン国立歌劇場、アムステルダムとマドリッドで『エレクトラ』、トリノで『フィデリオ』レオノーレなどがある。新国立劇場には06 年『コジ・ファン・トゥッテ』フィオルディリージ、07年『タンホイザーとヴァルトブルクの歌合戦』エリーザベトに出演している。

【フリードリヒ・フォン・テルラムント】ゲルト・グロホフスキー
Friedrich von Telramund : Gerd Grochowski
ドイツ出身。これまでにバイエルン州立歌劇場、ベルリン州立歌劇場、フランクフルト歌劇場、ミラノ・スカラ座、メトロポリタン歌劇場、英国ロイヤルオペラ、モネ劇場、マドリッドのレアル劇場、ウィーン祝祭週間、エクサンプロヴァンス音楽祭など世界各地に出演。『フィデリオ』ドン・ピツァロ、『トスカ』スカルピア、『トリスタンとイゾルデ』クルヴェナール、『ローエングリン』テルラムント、『パルジファル』アンフォルタスとクリングゾール、『神々の黄昏』グンター、『エレクトラ』オレスト、『ナクソス島のアリアドネ』音楽教師、『ルル』シェーン博士と切り裂きジャック、『ピーター・グライムズ』バルスロードなど幅広いレパートリーを持つ。2010年末シャルル・デュトワ指揮、NHK交響楽団との共演でブリテンの戦争レクイエムに出演。11年の東京・春・音楽祭で『ローエングリン』テルラムントを歌う。新国立劇場初登場。

【オルトルート】スサネ・レースマーク
Ortrud : Susanne Resmark
スウェーデン出身。コペンハーゲンのデンマーク王立歌劇場のアンサンブルメンバー。ほかにもベルリン・ドイツ・オペラ、ハンブルク州立歌劇場、サンフランシスコ・オペラ、ザルツブルク音楽祭などに出演。『イル・トロヴァトーレ』アズチェーナ、『ドン・カルロ』エボリ公女、『仮面舞踏会』ウルリカ、『アイーダ』アムネリス、『ローエングリン』オルトルート、『ラインの黄金』と『ワルキューレ』フリッカ、『ジークフリート』エルダ、『タンホイザー』ヴェーヌス、『トリスタンとイゾルデ』ブランゲーネ、『ルサルカ』魔法使い、『影のない女』乳母、『サロメ』ヘロディアス、『エレクトラ』クリテムネストラなど幅広いレパートリーを持つ。近々ロッシーニ『オリー伯爵』ラゴンドでメトロポリタン歌劇場、2011年春にはミラノ・スカラ座にそれぞれデビュー予定。新国立劇場初登場。

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