日頃の何氣ない風景 ・音楽鑑賞・株投資、感じた事を

音楽鑑賞の感想雑文と、相場から経済情勢を
御礼
7年間 総閲覧数2,907,866  

26日《サロメ》  [指揮] ファビオ・ルイジ ・ドレスデン歌劇場

2007-11-28 | 外来指揮者・ウィーンフィル・交響楽団


 1幕オペラで前半何か波動が合わなかった・・歌手男声、声量豊富PA使用かな?、オケ音量豊富4階の3列目でも大音響?・・でも、極端なリズム感が肌に,耳に合わない・・陽の中の,陰,影の旋律美が無い感じ、アンサンブルが大味で・・

 演出&舞台美術:ペーター・ムスバッハ,演出は面白いですね 第4場の「サロメの踊り(7つのヴェールの踊り)」でサロメは踊らない・・ヨカナーン:アラン・タイトスの首を・・この場面から,演劇ですね・・ヨカナーンを縛り上げ,ヘロディアスとサロメがヨカナーンを愛撫??・・する様なシーンで、最近WOWOWで再放映された,氷の微笑のシーンが突然浮かび・・寒気が、M・S??・・この辺から果然面白く成って来ました
 サロメの演技,歌唱が良かったですね
 指揮] ファビオ・ルイジ・・メリハリはあり,面白い音楽波動と感じましたが,流れがせっかち?な・・ドチラカと言うとオケ中心で,歌手との呼吸感が・・

終演後、1階袖で観ましたが,傾斜が急な舞台で,歌手の方々は大変の様でした。

 最近のドイツ系では 1、ベルリン歌劇場 2、バイエルン放送 3ミュンヘン・ドレスデンかな
ドレスデン国立歌劇場[指揮] ファビオ・ルイジ
    《サロメ》 ◇11月26日(月) 東京文化会館4FL3-19・23000円妥当な額
原作:オスカー・ワイルドの戯曲「サロメ」
台本:ヘドヴィッヒ・ラッハマンによる原作の独語訳
演出&舞台美術:ペーター・ムスバッハ 
衣裳:アンドラ・シュミット=フッテレル  
照明:アレクサンダー・コッペルマン

サロメ:カミッラ・ニールンド 
ヘロデ:ヴォルフガング・シュミット
ヘロディアス:ガブリエレ・シュナウト 
ヨカナーン:アラン・タイトス

《火の危機》を発表後、この作品と対になる一幕もののオペラを構想したことに始まるといわれる。物語はもともと『新約聖書』の一挿話だが、オスカー・ワイルドの戯曲になる頃には、預言者の生首に少女が接吻するという世紀末的退廃芸術にまで変容している。音楽としては、自身の交響詩により進化した極彩色による濃厚な官能表現が見事に生きている。

前奏なしの4場構成。第4場の「サロメの踊り(7つのヴェールの踊り)」が著名で単独の演奏や録音も存在する。ただし、劇の流れからするとこの部分はやや浮いており、前後の緊張感あふれる音楽・歌唱を弛緩させているという評価も少なからず存在する。この「欠陥」は次作の《エレクトラ》でほぼ克服されている。

[編集] 初演
1905年12月9日 ドレスデン宮廷歌劇場
指揮 エルンスト・フォン・シューフ
演出 ヴィルムヘルム・ヴィンク
日本初演は1962年4月24日、フェスティバルホール(大阪)において、マンフレート・グルリット指揮、東京フィルハーモニー交響楽団他によって行われた。

編成
105名~108名必要
ピッコロ 1、フルート 3、オーボエ 2、イングリッシュホルン 1、ヘッケルフォン 1、E♭クラリネット 1、B♭管クラリネット 2、A管クラリネット 2、バスクラリネット 1、ファゴット 3、コントラファゴット 1、ホルン 6、トランペット 4、トロンボーン 4、バスチューバ 1、ティンパニ 2、タムタム 1、シンバル 1、大太鼓 1、小太鼓 1、タンブリン 1、トライアングル 1、木琴 1、カスタネット 1、グロッケンシュピール 1、(打楽器で6人~7人必要)、チェレスタ 1、ハープ2、第1ヴァイオリン 16、第2ヴァイオリン 16、ヴィオラ10~12、チェロ 10、コントラバス 8、ハルモニウム、オルガン

R.シュトラウス
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ホテル・・オペラで遅くなり帰宅出来ない時に,利用・・何ヶ月に一度の利用ですが,わがまま聞いてくれて,最近はマイルーム・同じ部屋を利用させてもらってます。
 朝の朝食も落着いた場で・・1泊8700円程

ホテル・ヴィラフォンテーヌ日本橋
ホテル
</iframe>拡大地図を表示

24日 大野和士、リヨン歌劇場の首席指揮者に

2007-11-24 | 大野和士・パーヴォ・・パッパーノ
 初冬の気配ですね・・朝の冷え込みが、きついですね・・菊の花 高み見学 風をきく

 大野氏、益々大活躍ですね、08,9月に帰国演奏会の予定です・・

 大野和士、リヨン歌劇場の首席指揮者に  11月22日14時14分配信 産経新聞
 指揮者の大野和士氏が、2008年9月1日から、フランス国立リヨン歌劇場の首席指揮者に就任することが、22日、同歌劇場より発表された。任期は5年。フランスの国立歌劇場における日本人指揮者就任は初めて。
 大野氏は東京生まれ。東京芸術大学卒業。1987年にイタリアで行われたトスカニーニ国際指揮者コンクールに優勝。2002年よりベルギー王立歌劇場の音楽監督を務めている。フランス国立リヨン歌劇場はリヨンに1756年に創設。国内ではパリ国立オペラに次ぐ地位を確立している。
11月24日14時35分配信 読売新聞
 【ブリュッセル=尾関航也】ベルギー王立歌劇場の音楽監督を務める指揮者の大野和士さん(47)が、来年9月からフランス国立リヨン歌劇場の首席指揮者に就任することが決まった。仏国立歌劇場の首席指揮者に日本人が就任するのは初めて。
 同歌劇場によると、大野さんの任期は5年。クリスティーヌ・アルバネル仏文化相は22日、「リヨン歌劇場の演奏に関する名声が一層増すことになる」と歓迎のコメントを発表した。
 リヨン歌劇場は、欧州でも指折りのオペラハウスとされ、過去にはジョン・エリオット・ガーディナー氏や日系米国人のケント・ナガノ氏ら名匠が音楽監督を務めた。
 大野さんは東京芸大卒業後、1987年にイタリアのトスカニーニ国際指揮者コンクールで優勝。以降、欧州を中心に活動し、2002年9月にベルギー王立歌劇場音楽監督に就任した


 08年9月帰国・・
2008年 9月13日(土) 14時 東京芸術劇場
指揮大野和士   東京都交響楽団『作曲家の肖像』Vol.69

シュトラウス:クラリネットとファゴットのための二重コンチェルティーノ
  (cl:三界秀実、Fg:岡本正之)
シュトラウス:最後の四つの歌(sop.:緑川まり)
シュトラウス:交響詩《英雄の生涯》
都交響楽団
リヨン

23日指揮 ヤンソンス ・ バイエルン放送・ブルックナー :交響曲第7番

2007-11-24 | ・ハーディング・ヤンソンス・内田光子

11月23日(金・祝)    サントリー2F・RA1-14・17000円安い

 ブルッフ :ヴァイオリン協奏曲第1番は川崎に続き二度目を聴き・・やはり,音楽的に訴えかける旋律美に乏しいと感じました・・川崎より席から視線の先で指揮とチャンのアイコンが良く見え,視覚的に面白い・・

 さて,今日の期待大きなブル7ですが・・
 一楽章から本領発揮で弦の音色に温かみ,厚み,各パ-トの分節が明確で、ヴィオラ、チェロが際立った響きですね,木管も素晴らしい・・
 二楽章、ワグナーチューバ(テノール2とバス2)の大きな放物線を描く響きにシビレ、フルート、オーボエ、クラリネットに歌があり、ヴァイオリン群とのかけ合いが見事です、色彩感があり,白いキャンバスに色とりどりの音色をちりばめてゆき、闇美な色彩感が堪らない
 三楽章が一転明るさ、ニ楽章の対比感が良い、細かな弦の旋律、木管の対話が良いですね、怒涛の四楽章へ文句無く,木管のブラス力と弦の弾きこみが素晴らしい

 音楽の流れが雄大であり、弦も木管も福与かさと高音,低音の切り替えが良く,フィナーレの高揚感が堪らない 感動でした。・・

 今回マーラー5番、ブル7番と間に挟まれたブラ1番と最高の演奏を聴け幸せです。
バイエルンは長大な曲に成れば成るほど本領発揮で、ワーグナーのオペラ演奏を聴きたく想いました・・一年後の再来日が楽しみですね。
 
指揮 マリス・ヤンソンス バイエルン放送交響楽団
曲目 ブルッフ :ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 op.26
ブルックナー :交響曲第7番 ホ長調
出演 サラ・チャン(Vn)

 作曲の経緯ブルックナー :交響曲第7番 ホ長調
本作は交響曲第6番の完成後すぐ、1881年9月末から第1楽章の作曲が開始された。 スコアは第3楽章スケルツォの完成のほうが1882年10月と少し早く、第1楽章のスコアは同年の暮れに完成する。
 第2楽章のクライマックス部分を書いた頃、1883年2月13日にブルックナーが最も敬愛してきたリヒャルト・ワーグナーが死去した。ブルックナーは“ワーグナーの死を予感しながら”第2楽章を書き進めてきたが、その悲しみの中でコーダが書き進められ、第184小節以下をワーグナーのための「葬送音楽」と呼んだ。こうして第2楽章のスコアは同年4月21日に完成する。そして、1883年9月5日に全4楽章が完成した。
 1884年12月30日、アルトゥル・ニキシュ指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団によりライプツィヒ歌劇場で初演された。この初演の段階でブルックナーとニキシュは入念な打ち合わせを行い、何度か手紙をやりとりしている。
 この曲の初演が大成功を見たことにより、ブルックナーは生きている間に交響曲作曲家としての本格的な名声を得ることができた。
 その後、指揮者ヘルマン・レヴィの推薦より1885年12月、バイエルン国王ルートヴィヒ2世に献呈された。
  第3楽章 スケルツォ
イ短調、3/4拍子(4分の3拍子)。“Sehr Schnell”(非常に速く)の速度標語がある。A - B - A の3部形式。前の第2楽章の哀切な緊張感から解放され、ブルックナーのスケルツォらしい野性的な雰囲気にあふれている。
 中間部(B)はヘ長調で、のどかな曲想である。演奏時間は9~11分程度。
  第4楽章 フィナーレ
ホ長調、2/2拍子(2分の2拍子)。“Bewegt, doch nicht schnell”(運動的に、あまり速くなく)。自由なソナタ形式、3つの主題を持つ。
 第1主題(ホ長調)は、第1楽章第1主題と同じモチーフを使用しながら、符点リズムで軽やかな雰囲気に変えている。
 めまぐるしい転調を経て、すぐに第2主題へ移行する。第3主題はコラール(合唱)ふうの旋律で、さらにめまぐるしい転調のもとに進められる。
 展開部は第1主題をもとに組み立てられるが、短い。
すぐに第3主題が回帰し、再現部となる。第2主題の再現の後、第1主題が戻ってくる。
 その後、テンポを大きく落としてコーダに入る。曲の最後に、第1楽章の第1主題が戻って

1885年に出版された(「初版」または「改訂版」)。ブル7番

[編集] 楽器編成
フルート2、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、ホルン4、トランペット3、トロンボーン3、ワグナーチューバ4(テノール2とバス2)、コントラバス・チューバ、ティンパニ、シンバル、トライアングル、弦五部。ただしハース版ではシンバル・トライアングル

唱元 気儘人 語録   ・欲望と希望とは 異なるものではない

2007-11-23 | 無能唱元・唯心円成会
気 儘 人 語録

徒然草の第百十二段で、吉田兼好は「諸縁を放下すべき時なり」と述べています。
 思うにこれは兼好晩年の感慨でしょう。私はこの一文に触れた時,思わず自分の現在の年齢への忠告のようにも感じられ、暫くは呆然としました。

「今は世間の義理はすべて捨て去るべきである」
 要するに,世の中の約束ごとを、ことごとく投げ捨てて,勝手気儘に生きて行こうと言っているわけです。

「すでに日は暮れ,道は遠い,自分の人生はもうケリがついた。もう約束も守るまい,礼儀も思うまい。
 この気持ちの分からぬ人は,氣違いだとも言え、正気の沙汰ではないとでも思え。自分は非難されても一向苦にはしまい」

 この部分を読んだ時、私は思わず快哉を叫びました。
「これあるかな、人の言うことなぞ、もうどうでもいいんだ,自由気儘に生きて行くこと、これだ」
「今,私は晩年を迎え,残り少ない人生を気儘に楽しんで生きて行くことこそが大切なんだ」とつくづく感じ入った次第です。

 考えてみれば、私はこのエンジョーの先月号で、つれづれ草の番外編を書き「言いたい放だい」と題して、人の悪口雑言を目茶苦茶につらねたものでしたが、なんのことはない、とっくに昔に,無意識のうちに私は「気儘人」を演じていたのでした。

 それが,吉田兼好先生の一文に接し、あたかも「気儘人」のお墨つきをいただいたごとく狂喜したのでした。

 さあ、私は喜び、張り切って,余生を勝手気儘に生きて行くことに致しましょう。
 それにつけても,兼好先生ありがとう!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 周りの人々,社会に迷惑掛けず、自由にエゴでなく,活きて行ければ最高ですが・・
 現実には,人の間に生きる人間としては付き合いがあり・・心だけでも,何も捕われない,自由な氣持ちを・・気儘人かな?・・
 自分の思い通りに・・行動をする と 周りの人に 社会に 気儘人は難しいかな・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
欲望と希望とは 異なるものではない。
それはともに永遠のあこがれである。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 効したい!、叶う!様に・・暗示して・・夢叶う


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
112 徒然草
 明日は遠國(ゑんごく)へ赴くべしと聞かむ人に、心しづかになすべからむわざをば、人いひかけてむや。
 俄の大事をも營み、切(せち)に歎くこともある人は、他の事を聞き入れず、
人のうれへよろこびをも問はず。問はずとてなどやと恨むる人もなし。
 されば年もやう\/たけ、病にもまつはれ、況んや世をも遁れたらむ人、亦これに同じかるべし。
 人間(にんげん)の儀式、いづれの事か去り難からぬ。
世俗の默し難きに從ひて、これを必ずとせば、
願ひも多く、身も苦しく、心の暇もなく、
 一生は雜事の小節にさへられて、空しく暮れなむ。

 日暮れ道遠し〔唐書白居易傳に「日暮而途遠、吾生已に蹉■(足偏+它:た::大漢和37452)」〕、吾が生(しゃう)既に蹉■(足偏+它:た::大漢和37452)(さだ-ママ)たり、諸縁を放下(ほうげ)すべき〔世間の俗關係をひきはなし捨つべき〕時なり。

信をも守らじ、禮儀をも思はじ。
この心を持たざらむ人は、もの狂ひともいへ、現なし、
情なしとも思へ、
譏るとも苦しまじ、
譽むとも聞きいれじ。
徒然草
吉田兼好

20日タンホイザー 指揮/準・メルクル ドレスデン国立歌劇場

2007-11-22 | 音楽鑑賞 外来オペラ・・
        文化会館4F・R2-22 24000円・高い

 序曲から気合は感じられた演奏ですね、極端な上弦,下弦のリズム感と感じましたが・・準・メルクル は以前新国立・リングを聴いてますが私は?・・でした・・
 好きになれない指揮者かな・・でも二幕は合唱,歌合戦、オケと求心力高い舞台に成ったと想います。
 性ヴェーヌスの世界と、神・信仰心エリーザベトとの世界を・・神の元に,己は愛する人の,救済・身代わりになれる?・・
 三幕のエリーザベトの死の場面がヴェーヌスにも看取られ,相反する世界で・・
全幕を通じ、オケ,歌手のアンサンブルが雑の感が・・

 新国立のタンホイザーは不評?のようでしたが、ドレスデンと大差ないのでは??

演出]ペーター・コンヴィチュニー,以前魔笛の演出を観てますが,今回意外と外しがない・・ 演出と言えば、森の・・此れが一番面白かった

リヒャルト・ワーグナー タンホイザー
演出]ペーター・コンヴィチュニー  [指揮]準・メルクル
タンホイザー:ロバート・ギャンビル
領主ヘルマン:ハンス=ペーター・ケーニヒ
ヴォルフラム:アラン・タイトス 
エリーザベト:アンネ・シュヴァンネヴィルムス
ヴェーヌス:ガブリエレ・シュナウト
ヴァルター:マルティン・ホムリッヒ
ビテロフル:ゲオルク・ツェッペンフェルト
ドレスデン国立歌劇場

 1843年から1845年にかけて作曲され、1845年10月19日にドレスデンにある宮廷歌劇場で初演された(「ドレスデン版」)。そのときの指揮者はワーグナー本人である。
「パリ版」による初演は、1861年3月13日パリ・オペラ座。
 日本初演は1947年7月12日、藤原義江(タンホイザー)、三宅春恵(エリーザベト)ほかの出演、マンフレート・グルリットの指揮による。この興行は全公演とも入場率100%を記録し、現在に至るまでの日本のオペラ公演でこれに及んだ入場率はない。
タンホイザー