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04年-02年 水戸室内管弦楽団//

2005-10-28 | 水戸室内 ・サイトウキネン
11月5日6日 に定期演奏会が
樫本大進インタビュー
水戸芸術館ATM速報2005年10月30日発--

「田中(直子、MCOメンバー)先生は素晴らしい教師です。
いつもどうやって僕を力づけ、助けることができるかご存知です。
今でも、先生の励ましやご支援を感じることができます。
先生のレッスンはいつも大変面白く、それに先生はとても
チャーミングな方ですので、レッスンに伺うのが大好きでした。
先生は、決して怒ることはありませんでしたが、どうやったら僕に
練習させることができるかきちんとご存知でした。
先生のおかげで、僕は音楽に恋をし、音楽の持つ力を教わりました。
先生には本当に感謝しております。」

「宮本文昭さんと最初に同じ舞台で演奏したのは、宮本さんがまだ
ケルン放送交響楽団のソロ・オーボエ奏者だったときです。
宮本さんと出会い一緒に演奏した後で、真っ先に考えたのは、この
バッハの<オーボエとヴァイオリンのための協奏曲>のことでした。
この作品は以前から知っていて、宮本さんと演奏することができたら、
信じられないほど素晴らしい体験になるだろうと確信しました。
その時、母親からは、もし僕が一生懸命がんばっていれば、
多分いつかは宮本さんと共演できるようになる、と言われました。
母親というものはいつも、どうやって子供達に勉強させるか
よく知っていますね!ただ、残念なことに、この信じられないほど
美しい傑作をついに宮本さんと一緒に演奏できるようになるのに、
今まで時間がかかりました。でも、今となってはここまで時間が
経ったことが嬉しいです。MCOという素晴らしいオーケストラと共に、
それを実現できるからです!」
(水戸芸術館音楽紙vivo2005年11月「樫本大進インタビュー」より)


過去の感想 
8日 水戸室内管弦楽団
指揮・小澤征爾         水戸芸術館RB-32 8千円 交通費7千円 
バルトーク1881-1945・弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽 Sz106
モーツァルト・協奏交響曲 変ホ長調 
フルート・工藤重典 オーボエ・宮本文昭 ファゴット・ダーグ・イェンセン ホルン・ラデク・バボラーク
交響曲第40番 ト短調
弦チェレが・・エグイ・・各パートの技量の高さが如何なく発揮され・・興奮状態のバルトークであった・・弦群と ハープ ピアノ チェレスタのリズムの掛け合い・・何しろ エグイ エグイ 演奏集団であった・・前半でバルトーク波動に侵され・・疲れが・・
4人の独奏奏者と弦の絡みが・・癒し・・癒しのリズム感が気持ち良い協奏交響曲である
 ト短調交響曲は・・弦の強さが全面に・・しなやかさ・・間・・遊び心が??指揮者の解釈で大きな違いを与えるモーツァルトである・・大野・新日フのト短調が波動に合う・・比較感が 生演奏会の楽しみとなる

27日 水戸室内管弦楽団
指揮・準・メルクル   水戸/芸術館  1F M-31 8千円   交通費 7千円

ヴァーグナー・ジークフリート牧歌  
ハイドン・交響曲第101番 ニ長調
武満 徹・雨ぞふる  
シェーンベルク・浄夜

今回のプロにヴァーグナーから武満・シェーンベルクの音楽的流れを感じさせ  
パパ・ハイドンから 若きモーツァルト ベートーヴェンを 感じさせ
交響曲の原形/基本となり
楽聖 神童 に強く影響を及ぼしたと・・・

何故か指揮は相性悪し・・全曲目の終楽章になるにつれ眠く・・聞き手の感性の無さかな

リズム感 合奏力に優れたハイドン101番にブラヴォーと
弦群の集中力技量の高さ 水戸弦合奏力を感じさせた 浄夜が白眉であった

ヴェーゼンドングの詩
1849年 宮廷指揮者の立場にもかかわらず政府軍に反抗する態度を取り 当局から逮捕状を出されたヴァーグナーは妻ミンナとともチューリヒに亡命する・・・大富豪のオットー・ヴェーゼンドンクと知り合い多額の援助金を得る
オットーの妻マティルデ・ヴェーゼンドンクと不倫の恋に落ち 詩をヴァーグナーに贈り作曲された・・・・引き寄せる力・波動が・・・


言ってください どんなにすばらしい夢が
わたしの心をすっぽりとつつんだために
それらの夢がはかないしゃぼん玉のように
むなしく消え去ることがなかったかを

夢は 一刻一刻 一日一日と
美しさを増しながら満開になり
さらに天の至福を伝えながら
わたしの心をいっぱいにしてくれるのです

夢は 神々しい光のように
心の奥深く沈潜し
ひとつを想い 他のすべてを忘却する
永遠の似姿を見せてくれるのです

夢は 雪のなかから顔を出した花々に
春の太陽がやさしくくちづけするように
これまでにない至福となって
新しい日がこの夢に訪れることになるのです

夢がはぐくまれ 開花し
夢見つつ 薫をくゆらせ そして最後に
あなたの胸のなかで静かにしおれ
そしてはかなく消えて行くのです
2004


サイトウキネン 31日 1日  松本
31日 オペラ アルバン・ベルク ヴォツェック  
まつもと市民芸術館 4F-1-5 16,000円 交通費9千円 宿泊費4,980円
1日  斉藤秀雄 メモリアルコンサート 
文化会館 2F2-50 8千円超安い 交通費9千円 宿泊費4,980円

新劇場の最初のオペラが・・難解なヴォツェック 4階やや左席 ホール空間は狭い印象と4階最前列は安全ポールが舞台を見にくく 席の向きも舞台に向かず舞台の右席が視線の真正面となり・・改善の余地が多くありそう?・・音響はオケ声楽とも直線的?透明感な音色と聴き取れたが??残響が無い印象が 東京の新国立・上野文化の 音空間の広さが響きの違いかも


31日 ヴォツェック
演出・ペーター・ムスバッハ 舞台・安藤忠雄
指揮・小澤征爾 オケ・サイトウキネン

情け容赦ない祝典だった ヴォツェックがマリーの喉を切る時に、赤い血なんて流れない
舞台はペットボトルを積み上げた空間だし、殺害する者とされる者を、衣裳で区別することもできない。だがそれが、演奏の凄みを浮かび上がらせる。その時、どんな血よりも赤い響きが、客席を襲った 29日堀内 修・信濃毎日新聞より

何十年前に日生で観たただ一度のヴォツェックは記憶が薄れ・・何かこの世ではない力・・音響感が脳裏に・・
SKF松本のヴォツェックは 言葉・台詞が反体制 風刺 哲学 等・・・不安定な旋律 人間の奥深く隠された思想・・生きかたをえぐる舞台と感じさせた 
舞台中央を正方形の空間として 縦横にペットボトルで仕切が・・これが照明により赤色照明が乱反射させ・・不安定な精神世界を表す・・声楽人は総じて安定した歌唱を聴かせ・・統一感に優れたオペラとなる
4階ではオケ・歌手の呼吸までは感じられないが・・毒・・不安定なリズム・難解な台詞があるが・・全身に痺れ・・恍惚感を 得るブロダクションであった
ヴォツェック・マティアス・ゲルネ マリー・ソルヴェイ・クリンゲルボルン 鼓手長・ステファン・マルギタ アンドレース・レイモンド・ヴェリー 大尉・クリス・メリット 医者・デイル・トラヴィス マルグレート・アン=マリー・オーウェンズ マリー子ども・藤田幸士郎 合唱・東京オペラシンガーズ


2002年11月26日 09時03分09秒
水戸・若杉指揮
ベートーヴェンの1番が 快活 快活のアンサンブルと 明快な解釈で 今後2番から9番まで 聴きたい 想像するだけでワクワク感が

ワーグナー・ジークフリート牧歌 弦のうねり 雄大に流れる大河の糸 この流れは 人生の軌跡・・・・2月に聴いたリングを想い ヴァーグナー モードに時は流れて・・・
ヴェーゼンドング歌曲集シュトゥッマンの歌唱が語り、言葉の力が 精神性を歌い上げる

苦しみ
太陽よ おまえはいつも夕暮になると
その美しい眼を赤く泣きはらすのですね
そして赤く照り映える海に沈みながら
なんて早く死んでしまうのでしょう

でもふたたびいつものかがやきを伴ってよみがえり
暗かった世界に光明を取り戻してくれます
おまえは朝になるとまた新たに目覚めるのです
誇り高い勝利の英雄のように

ああ、どうしてわたしが欺くことがありましょう
どうして 心よ こんなに苦しむことがありましょう
太陽でさえ沈んで行かなければならないとすれば
太陽でさえ消えて行かなければならないとすれば

そして死だけが生を付与するのであれば
また苦しみだけが歓喜を生み出すのであれば
ああ わたしは感謝しなければならないのです
自然がわたしにこのような苦しみを与えてくれたことえを
///・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2002年11月25日
若杉 弘・水戸室内管弦楽団      C-L28
ヴァーグナー1813-83・ジークフリート牧歌1870
              ヴェーゼンドンク歌曲集1857-58   
コントラルト・ナタリー・シュトゥッツマン
ベートーヴェン1770-1827・交響曲第1番1800
ハイドンが 具盛り沢山 の音丼 60歳1792年
ロンドン旅行 210年前に作曲された 明るさ リズム感 音の玉手箱 主題 構成美が ステキ ステキで ハイドンの才を感じる
二楽章の ヴァイオリンの主題に 寄り添う チェロ オーボエ ファゴットの 旋律の美しいこと ナイスレディー・安芸さん を口説く3人の男性?と 思われるほど 旋律の美しさが アンダンテ ヘ長調6/8拍子が 高揚感が高まる
ヤナーチェク1923年 トルストイの小説 クロイツェル・ソナタ に霊感を受けて作曲された
不倫の恋に落ちて殺されるトルストイの小説のヒロインへの全的共感をつづった心理と・・・
水戸弦の固有の響き 解釈を反映された 不安音な 叫び 弦の強さ 擬音が 心理描写を描く
モーツァルト1780年頃 娯楽 嬉遊曲と訳され
2本のホルンと弦のアンサンブルが 主題の旋律が 次々の変化し 溢れる 旋律 泉の如く 湧き上る 美しい 詩 唱が ハイドンもモーツァルトも 何の苦労 苦しむ事無く 無限に 創造・想像 音が 湧き出ると 感じた    2002年11月10日


水戸室内管弦楽団      L-24席
ハイドン1732-1809・協奏交響曲変ロ長調作品841792
オーボエ・宮本文昭 ファゴット・ダーク・イェンセン ヴァイオリン・安芸晶子 チェロ・安田謙一郎
ヤナーチェク1854-1928(ドクネッティ編曲)弦楽四重奏曲第1番1823
モーツァルト1756-1791・ディヴェルティメント第17番ニ長調1780-
2002年11月10日

2002年11月08日 小澤・水戸室内管弦楽団
平義久・室内管弦楽のための 彩雲
モーツァルト・オーボエ協奏曲ハ長調 オーボエ・宮本文昭
ハイドン・交響曲第60番ハ長調Hob,l-60うかつ者
 宮本氏のオーボエと弦の響が優美、絶妙な味を引き出した 息ずかいが オーボエの演奏の難しさを 感じさせた
ハイドンは 軽いリズム感、主題で満足するまでには至らない 演奏自体は其れほど悪くないと 選曲の誤りと S席15,000円は高い
1万5千円÷2時間=感動少々=高い?    2002年06月29日

水戸室内管弦楽団
ホフマイスター1754-1812・ヴィオラ協奏曲ニ長調 ヴィオラ:川崎雅夫
R.シュトランス1864-1949・ホルン協奏曲第1番変ホ長調1882 ホルン・水野信行
ブラームス1833-1897・弦楽五重奏曲第2番ト長調弦楽合奏版1890

各パートの成熟した技術、音楽性が融合したアンサンブルである ホルンの一音、一音の流れる主題 
ブラームスは水戸弦の良く弾きこまれた固有の響を確立した 主題は霧の中を歩む、過去の人生は?これからの生き方は? 自己能力の限界は?
2002年06月09日
水戸室内管弦楽団とトレヴァー・ピノック
モーツァルト1756-91    11.25
交響曲 第25番ト短調1773
ディヴェルティメント ニ長調
交響曲 第41番 ハ長調1788

25番、ディヴェルティメントは弦群の豊満な響と躍動感 水戸18番の 演奏である
何十年振り の 鼓動、昂ぶり、驚嘆、感動の 41番である 
 1楽章の主題のティンパニと木管の旋律 2楽章の 何と綺麗な 弦の響
モーツァルトや 夢の 浮橋 わたりけり   この世も 夢 あの世も 夢 
3,4楽章と リズム、旋律の 躍動感、幸福感が オケ全体が一つの 呼吸となり 幸福感の 極み である

6.10 水戸室内管弦楽団・パイヤール
チェンバロ
初めて聴く 曲
ラモー ・優雅なインドの国々
ルクレール・ヴァイオリン協奏曲
ファリャ・チェンバロ協奏曲
ドビュッシー・小組曲
オネゲル・交響曲第2番

弦と最後にトランペットのテーマ
水戸 独特の 合奏力が  全体を通し聴きなれない 曲を 聴くと
新たな 発見が
水戸室内管弦楽団