熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

忖度

2017-03-27 21:14:34 | Weblog
忖度の意味は、他人の気持を推し量ること、推察のことで、良い悪いの意味合いはありません。

部下が上司の気持ちを推し量って行動すること自体は問題ありませんが、問題となるのは上司が何をしようとしているのかです。

上司が不正なことを考えているのならば、それを忖度して部下が行動すれば、不正に加担したことになります。

現在問題になっている安倍首相、首相夫人に対する忖度はどうか。

国有地の不当な売買に関する忖度であれば、悪い忖度になり、安倍首相または首相夫人が、国有地が不当売買されることを望んで行動又は黙認していれば、少なくとも道義的な責任は免れないでしょうね。

首相夫人が名誉校長になっていて、首相も塚本幼稚園で講演する予定でいたこと、首相夫人のお付きの方が国有地の払い下げに関する問い合わせを財務省にしていたこと等を考えると、財務省職員や他の省庁、大阪府の関係者が忖度したことは間違いないでしょう。

これだけ明らかなのに、当事者が否定することは心証を悪くするだけなのに、大人の対応ではありませんね(少なくとも国家権力を行使する資格はないでしょう)。

民間企業でも社長夫人に対する忖度はあります。

何しろ人事権者ですから、忖度しない方がおかしい。

首相といい首相夫人といいい、社会通念からかけ離れた考えを持っているらしく、反省の色が見えませんね。

とんでもない人を総理大臣に選んでしまいました。








ブログランキングに参加しています。よろしければ、以下のURLから投票して下さい。

特許・知的財産 ブログランキングへ

 
弁理士 ブログランキングへ

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« あっぱれ 稀勢の里 | トップ | コンピュータ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事