熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

独立開業

2006-12-29 15:20:35 | Weblog
先日、ある特許事務所に行ってきました。
この特許事務所の所長は私の元上司で、定年退職後に独立開業し、7年目で数億円の黒字に転換したそうです。ということは、現在、67歳。とてもそのようなお歳には見えません。
2時間程お話ししました。私の定年後にパートナーとして一緒に仕事をしたいという、大変光栄なお誘いでした。現時点では、独立は考えていないので、来年もう一度お話しましょうということになりました。
大先輩の弁理士から貴重なお話を伺いましたので、その一部をご紹介します。
①特許事務所では、チームワークが大切で、良好なチームワークを構築するのに、5年かかったとのことです
②特許事務所では、事務担当者の仕事が大変重要で、優秀な事務担当者を確保することが事務所経営を安定させるとのことです(企業では、特許事務所にアウトソーシングしているので、特許事務の重要性が理解できていません)。
③弁理士は、明細書作成・中間処理等の実体的業務は理解しているが、方式的業務はほとんど理解していない(②と関連しています。私も同じ意見で、新人弁理士研修に方式的業務研修が含まれていない場合は、自分で勉強しなければいけません)。
④企業に勤務しているときは、特に管理者となっている場合は、実務スキルを獲得するように、意識的に仕事をすることが必要とのことです。独立又は他企業へ入社したときに苦労するとのことです(同感)。
⑤独立又は他企業へ入社した場合、元の企業での地位・仕事のやり方は忘れること。そうしないと、一人浮いてしまい、同僚・部下からの協力が得られない(大学院の入学面接試験で担当教授から同じ趣旨のお話がありました。どの仕事でも共通する注意事項ですね)。

この他にも貴重なご意見をお伺いしましたが、スペースの関係で省略します。
先人の貴重な意見に耳を傾けたいものです。

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