熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

目標が目的化している

2019-01-31 21:37:10 | Weblog
日銀の雨宮正佳副総裁は31日、山口県下関市で記者会見し、大規模金融緩和の長期化に伴う副作用の手当てよりも、2%の物価上昇目標の達成を重視する考えを示唆したそうです。

雨宮氏は「あくまでも目標は2%をできるだけ早く実現することだ」と強調していました。

大規模緩和の長期化で、超低金利による金融機関の収益環境の悪化や、金融市場の機能低下といった副作用が膨らんでいるのに、雨宮氏は、副作用は2%目標を達成すれば問題ないとの認識のようですね。

正に目標が目的化している。

2%の物価目標は、デフレを脱却して賃金が上がり、国民生活が豊になることが目的のはずですが、副作用で賃金が上昇せず、国民生活が豊かにならなくとも日銀の2%物価上昇目標が達成できれば万々歳ということらしい。

部分最適、全体不適の典型例。

こんな人が日銀副総裁では、円の価値も下がるばかりだな~。

円離れが進むはずです。






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