熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

熟議

2013-08-11 21:55:09 | Weblog
鈴木寛「熟議のススメ」を読みました。

著者は、民主党の元参議院議員です。

残念ながら前回の参議院選挙で当選できませんでした。

「熟議」とは、熟慮し議論することで、問題や課題に直面する現場の関係者が集まって、それぞれの経験や思いや情報を持ち寄りながら、問題点を立体的かつ動的に把握・理解し、さらに、理性と感性をフルに使った議論を通じていろいろなアイデアや知恵が生まれ、改善が自ずと醸成されることを意味しています。

この本には、「なぜ熟議が必要なのか? 熟議とは何か?」「何のための熟議か?」「熟議の運営」「熟議の方法」「熟議民主主義について」分かりやすく書かれています。

熟議は、ディベイートと異なり相手を説得したり、論理で打ち負かすものではありません。

課題を解決するために、ポジショントークに陥ることなく、相手を理解しながら解決策を見出していくものです。

一方的に相手を批判、非難することが日常化している現代には必要な方法です。

ご一読をお薦めします。








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