写真は、台北の龍山寺の境内です。台湾のお正月(旧正月)が近いせいか、参拝する人が多く大変な混雑でした。
皆さんお供え物と長いお線香をもって参拝し、熱心にお祈りしていました。香港でも同じような光景を見ましたが、熱心にお祈りする人を見ると、信仰心に裏打ちされた、一本芯が通った生き方を見た思いです。
台湾は多神教で、キリスト教、仏教、イスラム教等の多くの宗教の信者がいて、お墓も各宗教のお墓が仲良く存在しています。日本も八百万の神を信仰する多神教の国です。何年か前に評論家が、日本人は特定の宗教を信仰しない珍しい国民で、一神教の他の国の人から信頼されないと言っていたことを思いだしました。
その意見を聞いて私は、それはむしろ逆で、日本のような多神教の国民が、大きな寛容性を活かして世界平和に貢献できると考えていました。現在でもこの考えは変わっていません。
今回、台湾を旅行し、台湾の人達と交流して、その想いを更に強くしました。
台湾旅行記は今回で終わりますが、中華料理の美味しさ、故旧博物院に代表される中国美術工芸品の素晴らしさ、台湾の人々の心の暖かさ・エネルギッシュでかつ信仰心豊かな生き方等感動がいっぱいの旅でした。
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