懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

懐かしい物 米寿の手形

2014年07月18日 | 懐かしい物
撮影場所 奈良県室生村

奈良県の室生村の山の中を茅葺民家を探しに走る。
茅葺民家の玄関先におまじないのように飾り物をしている家がある。
コイぶりの尻尾、家内安全を願ったしゃもじ、万年茸や猿の腰掛
と地域によって様々である。
奈良県でも都祁村は「しゃもじ」だった。

室生村の昔からの民家に行くと玄関に人の手形を貼ってあった。
キョンシ―の悪零を除くマジナイのようで不気味だった。
住人の人に聞くと米寿を迎えた人に手形を押してもらう。
長寿を願ってのしきたりだそうだ。
男は左手、女性は右手で手形を押す氏名と年齢ほを書いてある。
フィルムカメラの時代だったのでモノクロで一枚だけ撮った。
こんな風習が脈々と続いているのにさすが奈良県だと思った。