懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

岡山の茅葺民家写真展 -25 煙草 その3

2014年07月05日 | 岡山の茅葺民家写真展
撮影場所 岡山県新見市法曹

煙草の収穫が近づいていた。順調に育っている。
両側を石垣の煙草畑、母屋も小屋も茅葺の民家だ。
裏に回ると畑には石灰岩が露頭している。カルスト台地特有の地形である。
カルスト台地に住む人は土地が突然陥没する事があり怖い。
備中町で集落が陥没し始めた事がある。小学校もあり空洞部に土を投入して陥没を落ち着かせた事がある。

煙草の葉は虫食いの出荷できない葉も枚数を数えて申告しないといけないそうだ。
しかし、枝は乾燥させて風呂の焚きつけに使っていた。
枝や軸も燃やすと煙草の匂いがするので煙草を吸った感覚になるそうだ。
大麻の皮を剥いだ軸は茅葺の下地に入れる地域もあるが風呂の焚きつけに使っても大麻を吸った感覚になるのであろうか

次の年にも撮影に行ったが葉の収穫は終わり軸だけが立っていた。
あれも面白いと思ったがネガが見つからない。