懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

茅葺民家 滋賀県余呉町上丹生

2014年07月26日 | 茅葺き民家
余呉町など滋賀県の北東部の町村は平成の合併で長浜市に編入された。
二日間掛けて滋賀県の東北部を走り茅葺民家の撮影にいく。
余呉町では川並、菅並を訪れる。
菅並に立ち並ぶ茅葺民家の写真をみて誰もが素晴らしいとおもう。一度は行ってみたかった。しかし平成の時代まで残るっているはずもなかった。
一軒倉庫代わりの茅葺があった。茅葺にトタンを掛けた民家など写真に撮っても一文の値打ちもないとぶつぶついいながらその場を去った。

しかし、その手前の上丹生に滋賀県北部の特徴のある茅葺民家にであった。
写真の民家です。
丹生は「にゅう」とも「にぶ」とも言われ全国各地に名が残る。
JRの駅にも高校名にもある。
丹のつく地は水銀の産地といわれている。
赤い色を丹と表現する・。金属の傷を検査するのに使う光明丹も赤色顔料
硫化水銀から水銀を精製していた。
水銀化合物は朱とよばれる赤色の顔料
朱は魔よけとか延命、防腐に使われていた。
延命の薬として服用され水銀中毒で命を落とす人も多かったといわれている。