懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

懐かしの蒸気機関車写真展 その3 「沿線風景」 湿地帯

2013年05月11日 | 懐かしの蒸気機関車写真展
撮影場所 北海道釧路湿原 釧網線塘路附近

釧路湿原の縁を釧網線が走る。C58形蒸気機関車が客車や貨物を牽引してはしる。
外気温が低いため蒸気機関車の白煙が龍のようにたなびかせていく。 高台に登れば汽車のくるのが遠くから見渡せる。
民家もなく川と湿地が広大な地域が残る。数少ない手付かずの土地であった。
丹頂の生息地でもあった。私の行った時は285羽が生息していて毎年少しづつ増やしていた。
今は餌付けもして1400羽くらいに増えていると聞く。
自然が豊かなため動物や鳥も多く生息している。
釧路湿原が残ったのも寒冷地で夏場は霧で日照不足、作物が作れず湿地を乾田化される事もなかったのであろう。
湿地も大昔は洪積地のどこにでもあったと思う。人口増加で米の生産を増やすために干拓土木工事や乾田化がなされたと思う。

今、湿原が残るのは勇払原野など北海道だけであろうか。

撮影のために山に登るがそれはイバラの道であった。
サルトリイバラにタラの芽の木が行く手を阻む。
私は山菜のタラの芽のテンプラが大好き。釧路湿原に行けばタラの芽がいくらでもある。
いまもたぶんあるだろう。天ぷら道具を持参してたらふく食べたかった。