みちくさ茶屋

いらっしゃいませ。どうぞごゆるりと。

チン騒動。

2009-01-14 | kid
土曜の夜から、こうたろうが「ちんちんがかゆい」と言い出した。
一応風呂に入れてざっとテキトーに洗い、あまり気にしていなかったのだが、
日曜の夜になって今度は「痛い!」と言い出す。
日中は、ふつうにサッカーの練習とかしていたのに。
見たところ外傷はないし、いつもと変化は感じられない。
日曜は相方が朝にならないと帰らない日だったので、
私ひとりでどう対応していいものか困った。
明日も祝日で病院やってないしな……。

保健士さんや保育士さんから、
「男の子のおちんちんは、皮をむいて洗いましょう!」と何度か
指導を受けたことがあるのだが、私はどうも抵抗があって
今まで一度もむいたことがなかった。
へたにむいちゃいけない、という説もあるし、なんか痛そうでコワイ。
これまで、それでトラブルとかなかったし……。
でもやっぱり、むいて洗わないといけないんだろうか。

で、テレビなど観ているうちに痛みは引いたようなので、
あまりその件には触れずに就寝。
心配だったので逆に風呂には入れなかった。(これがまずかったのかも)
翌日は「さわると痛い」などと言っていたものの、
オシッコするときは何も問題なさそうだし、
普通に歩いたり走ったりしていたので、まあ大丈夫だろうと思い、
予定していた義姉K子宅へ。
K子のところにも2歳男児がいるので、ちんちんをむいて洗うか?と質問したら
「K君(義兄)の友達の子が、ばい菌入っちゃって手術したって聞いたから、
K君が風呂に入れるときはむいて洗ってるみたいだけど、
私はよくわかんないからテキトーにしてる」とのこと。
(今日、こうたろうと同級生の男の子がいる友達に会ったので聞いてみたら、
やっぱり「テキトー」と言っていた。息子を持つ母親の共通ワードみたいだ。
Oさん、長年の神保町出勤、お疲れ様でした。)

そして、その日の夜。風呂に入れようと服を脱がせたら
ちんちんがものすごくリッパになっている!
おまけに、ちょっと分泌液も出てきてしまっている。
こ、これはまずい。本人もかなり痛がゆい感じだ。
相方監修のもと、風呂で初めてむいて洗ってもらった。

急遽、仕事の予定を変更して、火曜日に病院へ。
総合病院の泌尿器科を訪れる。
しかしここで、検尿に手こずった。
こうたろうが「ズボンを脱ぎたくない!」と言うのだ。
ズボン脱がなきゃオシッコできないではないか。
「パンツにちんちんがくっついてイヤだから」という理由らしい。

「お母さんがそっと脱がせてあげる」と言っても、ヤダヤダヤダ。
「じゃあ、こうたろう、自分で脱いで」と言っても、ヤダヤダヤダ。
トイレの中で長時間押し問答となり、もしかして外に待ち人がいるのでは……と
扉を開けたら、案の定、おじさんが紙コップを持って立っている。
おじさんに先に入ってもらい、トイレの外にあったベンチに腰掛けて
私がうなだれていると、こうたろうが
「……お母さんといっしょに脱ぐならいい」と折衷案を出してきた。

そしてなんとか検尿を終え、診察室へ。
当然だがもう一度ズボンを脱がなくてはならず、
またヤダヤダヤダ。
とりあえず台の上に仰向けにさせ、
「病院が終わったら、チョコ買おうか? どんなのがいい?」と持ちかけたら
「え! チョコ? えへへへへ、白いチョコ!」とにんまり顔。
そのすきにえいっとズボンを脱がし、診察してもらう。
チョコも甘いが、おまえも甘いなぁ、こうたろう。

泌尿器科の先生は30代のおとなしそうな男性。
「オシッコもきれいだし、尿道や睾丸も問題はありません。
皮がかむっている部分にばい菌が入って炎症しているだけで、
これもすぐに治ると思います」とのこと。
よかったよかった、と安心するのもつかの間、
先生はこう続けた。

「それはいいんですが、問題は他にあります」

……え。

以前、耳鼻科で耳くそをとってもらったら滲出性中耳炎が発覚したという
過去があったので、またそのパターンか、とちょっと身構える私。

先生「こうたろうくんは……

包茎です。

私 「…………はぁ

えー、だって、5歳なんてみんな包茎じゃないの!?
何を言われるかと思えばソレかよ!
この年で全部むけてる子なんているんだろうか?

私 「え、えっと、5歳にしては皮がかむりすぎってことでしょうか?」
先生「いえ、それは気にしなくていいと思います。
ただ、このままむかないでいると、思春期になっても亀頭がちゃんと
出るかどうか厳しいです。これからは積極的にむいてください」

うう、問題視されるほどのことだったのか。
厳しいとまで言われたよ。
そうか。そうなのか。わかったよ。
がんばるよ、ちょっとこわいけど積極的にむくよ。

余談なのだが、このあたりから、こうたろうにちょっとした異変が。
先生の手により、上手に痛くなく皮をむかれた状態で寝転びながら、
こうたろうは楽しそうに歌を歌いだしたのだ。
な、なんだ? なんでこんなゴキゲンなんだ?
そして、無事診察を終え、塗り薬をもらうために薬局へ。
ここの薬局はいつも混んでいて20分くらい待つのだが、
薬が出るまでの間、こうたろうがでかい声で突然
「お母さん! お母さんは、かわいいですねぇ!」と言い出した。
私 「……ありがとうございます(小声)」
こうた「いーえ! ほんとうにかわいいですよ!(大声)」
私 「いいから、シー!(小声)」
真っ赤になっている私を横目に、こうたろうはふふん、と笑っている。
うーん、こうたろうのカラダにどんな変化が起きたのだろう。
やっぱり一皮むけたのかしら……。ベタだけど。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿