みちくさ茶屋

いらっしゃいませ。どうぞごゆるりと。

Oneself challenge

2008-07-18 | work
独身時代に勤めていた会社の元上司が、
私の通っている会社から徒歩10分くらいの出版社に転職した。
ご近所さんになったよしみでご挨拶に伺って以来、
お仕事をくださる。ありがとうございます。

そして先日、その元上司から受けている仕事が
終わらないうちに、別件で仕事依頼が。
でもそれは、私にとって未経験の分野。
だけど、確実に、私のステップアップになりそうなもの。
「本来なら、僕がすべてを棚上げして取り組みたい仕事だ。
はっきり言って裏方の仕事だし、制約も多い。
でも、あなたに挑戦の気持ちがあるなら
と言われた。

「挑戦」って言葉を、人から投げかけられたのは
本当に久しぶりかもしれない。
目新しい言葉じゃないのに、やけに新鮮に心に響いた。

挑戦の気持ちは、多分にあります、
よろしくお願いします、
と言って即答でお受けした。
大変になるかもしれないけど、これをちゃんとやり遂げたら
自分が今まで逃げていたようなこと、
怖がっていたことを、越えられそうな気がする。

そして、もしどんなに大変でも、
これが「お金になる」ということは、
フリーランスの身には大きな支えだ。

このブログには、仕事ネタであんまりアツイことは
書かないようにしているんだけど、
自分を鼓舞するためにも、今日はここに記した。
がんばるよ。


バージョンアップ?

2008-05-04 | work
会社で使っているマックが著しく調子悪くなった。

というか、このマック、私が会社にお世話になりはじめた
2年半前からずっとおかしかったのだ。
アットマークは出ないし(コピーして出していた)、
カギカッコとか、&や%の類は
ほとんどキーボードに印字されてるのと違ってたし。
PDFを印刷すると必ずフリーズするし。
CDもMOもまったく使えないし。
最初から上司に「このように不具合です」と
しつこく伝えていたのだが、不具合であっても
まったく使えないというわけではないし、
必要に応じて違うパソコンを借りて乗り切っていたので、
新しいパソコンは買ってもらえずいた。

それが、仕事にならないくらいの頻度でフリーズしまくるようになり、
PDFだけではなく印刷はほぼ不可能に。
メールも満足に使えない状態になってようやく、
とうとう上司もわかってくれたらしい。
先日、「パソコン変えてあげるよ。ウィンドウズでもいい?」
と言われた。

「はいっ!」
私は、最初のパソコンはマックからだったけど、
どちらかというとウィンドウズ派なのだ!
私の仕事内容も、ほとんどテキストばかりなので
正直、マックじゃなくても……とずっと思っていた。
新しいパソコン買ってもらえるんだ~、わーいわーい
そうそう、勤続してるからにはこういうふうに
バージョンアップしていかないとねっ。

と、思っていたら。

上司。

「使ってないのがあるから」

ですと。


あのー、使ってないのって?
どっかに放置されてたやつなんでしょうか?

大人気なく不安な顔をしてしまった私の心情を
察したらしい上司、あわてて
「液晶のパソコンだから!」

い、いや、そんなこと胸張って言われても!
いまどき、液晶じゃないパソコンだとは思わないし!
どんなのがくるのかなあ、微妙……

上司「ゴールデンウィーク中に用意しておくからね」。
(この会社、ゴールデンウィーク中も営業。
私は休ませていただきましたが)

私の次の出社日は、連休明けの5月7日。
ちょっと心配だったので、
「あ、あの、私は立ち会わなくていいんでしょうか」
と尋ねると、「やっておくからいいよ~」

そして今日、携帯に
「ウィンドウズをつなげておきました」とメールが。

次回、出社したらそのパソコンとご対面なわけです。

いったいどんな機種が……。
あー
ドキドキする。


繁忙中

2007-05-27 | work
社内での仕事が急に忙しくなってきてしまい、
昨日も出社。
土曜は保育園が6時までしか預かってくれないので
乗り継ぎを考えると4時には会社を出ないといけない。
できれば家でやれればいいんだけどなあ。

でも土曜日の出勤ってけっこう好き。
静かだし。エアコン調節できるし。
(普段はがんがんにクーラーが入っていて寒い!)

と、思っていたんだけど、
昨日は神保町祭りだったらしく、露店もいっぱい出ていて
太鼓の音が聞こえてきたりどっかのミュージシャンがマイクで歌ってたり
いつもよりにぎやかだった……。
そして、昨日は私のほかにもうひとり出社していて、
それは暑がりのMさんだった……。
いつもはこっそりエアコンの温度を上げたりしているのだが、
今日それやったら確実に私だとバレちゃうじゃん、と思い
温度調整には触れられず。

そして、どうして会社で仕事してるとおなかがすくのだろう……
ほとんどパソコンの前から動いてないのに。
一日家にいるときより確実に食べてる。
家で仕事してるほうが労働時間が多いときもあるのに。
昼ごはんをしっかりとるうえ、ちょこちょこお菓子をつまんでしまうのだ。
私の場合、家から会社までの往復でけっこう歩くというのもあるけど、
脳みそ使う部分が違うからかなあ。
普段はほとんど間食とかしないのに、甘いもの欲しくなるし。

友達がブログで「家にいたほうが動くから痩せる」と言ってたけど、
私も「外で仕事してると太る」かも。

鎖。

2007-03-06 | work
3日間限定の派遣のお仕事も昨日無事終了し、今日は通常どおり神保町出勤。
なんか、自分の定位置があるのって幸せだな、と思い、会社に行くのがうれしかった。
たまによその会社で仕事すると、いつもの職場が新鮮に思えたりしていいなあ。

木・金と、こうたろうはいつもより早く起きて登園したため、眠かったのか
保育園でずいぶんイライラしていたそうだ。(連絡ノートにそう書いてあった)
ごめんねぇ、母ちゃんの都合で負担かけちゃって……。
最終日の昨日は相方の出勤時間が遅かったので、こうたろうの登園をお願いした。
登園のみ相方にお願いするということは何度かあったのだが、着替えや朝食など
もろもろ全部を相方ひとりにやってもらうのは初めて。
こうたろうがねぼけまなこで布団から這いだしてきたのを尻目に、
「行ってくるね~!」と出ていくことのできる清々しさよ!
自分の身支度だけ整えて、たったひとりで駅まで走れる身軽さよ!
らくちーん、やっほ~♪ ありがとう、相方!

しかし、ふと、疑問もわいてきた。
なんで私、相方に「お願いする」とか「やってもらう」とかって思ってるんだろう?
ちょっと待てよ、これって、なんか違わないか?

今まで相方の仕事のシフトがあまりにもむちゃくちゃだったので、
家事育児はおおむね私の担当だった。
そういうもんだ、という固定概念が私自身の中にできてしまっている。
もちろん感謝は大事だけど、この刷り込みをなんとかしないとこの先まずい。
相方は「やってやってる」なんて態度はしないのに、この後ろめたさはなんなんだろう??

今だから言うけれど、こうたろうを最初の保育園に預けたばかりのころ、
出勤途中に「熱がある」と保育園から呼び出されて、
熱があるわりには元気なこうたろうを見た瞬間、
保育士さんの前で泣いてしまったことがある。
「こうちゃんのことが心配だったの?」と保育士さんは言ってくれたけど、
ぜんぜんそうではなかった。
こうたろうには悪いけど、その日は絶対に仕事を休みたくなかった。
それは「やらなくちゃいけない仕事」というより、「やりたい仕事」だったのだ。
その日にしか行われないイベントの取材で、職場的にはそれがなくなっても
たいした損害はなかったのでキャンセルしていただき、私はその仕事をあきらめた。
こうたろうが悪いんじゃない。もちろん、呼び出しをかけてきた保育園が悪いんでもない。
でも私はその仕事ができなかったことが悲しくて、こうたろうと2人で家にいながら
一日落ち込んでいた。

私はそのとき、相方に「仕事早退して、こうたろうを迎えに行って! 私は大事な仕事があるの」
と電話する発想はまるでなかった。
私は「比較的休みやすい仕事」に就いていて、
相方は「通常の休みでさえほとんど取れない職場」にいる。
「できる人がやればいい」という言葉があるけど、
それを言うなら私は「(相方に比べて)仕事を休める人」だったし、
それはつまり「仕事に重きを置いていない状態の人」なのだ。
実際、相方よりも私のほうが友達と会ったり(子連れだけど)
ひとりで本を読んだりする時間もあった。
だから、仕方ないと思っていた。
洗濯も掃除も、毎日の食事を作るのも、シャンプーやトイレットペーパーを切らさないように
買い物に行くのも。

でもそれは、3年半かけて自分が勝手にかけてしまった鎖なんだな、とはっきり眼がさめた。
ある作家のエッセイに「産んだ人が育てるのがスムーズ」という文章があって、
たしかに一理あると思うが、それは卒乳までのことなんじゃないだろうか。
離乳食が終わってもなお、その延長で「私の担当よね」と思いこみすぎていたような気がする。

会社の飲み会も、夜のコンサートも、私はほとんど行かなかった。
たまに行くことがあるときは、1ヶ月くらい前からばっちり周囲を固めて、
(それでも直前で行けなくなることも)楽しんでいる最中も「早く帰らなくちゃ」と
気もそぞろだった。
でもそれだって、私が勝手に「イケナイことをしている」ような気持ちに
なっていただけじゃない?

いきなりは無理でも、これから少しずつ鎖をはずしていこう。
相方は今、お店が開いてる時間に帰ってこられるんだから、
トイレットペーパーもお米も買ってきてもらおう。
あ、この「買ってきてもらう」って言葉から、改めよう。
明確な当番表を作るとかして、そのあたりはビジネスライクにいこう。
そして、私も、仕事を増やす。土日の約束も都合がつけば入れる。
こうたろうも3歳をすぎてずいぶん丈夫になったしね。
「なんで私ばっかり苦労してるの」なんてウジウジ思ってるよりよっぽどいい。

相方、ごめん。
私はやっぱり、仕事が好きみたいだ。

赤門。

2007-03-03 | work
今通っている会社は一応「契約社員」という形で雇っていただいているのだが、
実質は保険も有給もないフリーランスなので、他社のお仕事もいいお話があれば
時間を調節して受けている。
1年前に登録していた派遣会社から単発の仕事依頼がきたので、
3日間だけ指定された出版社に出勤することになった。
あ、考えたら初めての「ハケンのお仕事」だわ……。
この会社からは何度かお電話をいただいていたのだが、
いつも長期のお話ばっかりで受けられなかったんだよなぁ。

私は家で仕事するのも大好きだが、会社という組織にもぐりこむのも大好き。
会社内部の編集者として外注さんとお仕事するのも、
外部の人間として会社に机を持たせてもらうのも、
そして看板を持たない一個人として原稿を書くのも、
それぞれによさがあるし、それぞれのストレスもある。
で、たぶん、私の場合は、どこかひとつ、どれかひとつに決めてしまわないで、
いろんなことをいろんな立場で、いろんな場所で少しずつやる、というのが
一番いいみたいだ。
もちろん、こんな状態を一生続けられるはずもないので、
いつかはきちんと場を固めていかなくちゃいけないんだろうけど。

派遣先の会社は、東大のすぐ近く。ということで(?)、昼休みを使って探検に。
東大なんて、前を通ったことがある程度。
くぐりましたよ、赤門を。

せっかくだから、最終日の月曜には学食でランチ食べちゃおう♪と思い、
学食を求めて校内を歩いたのだが、なんとまあ、広い!!
これ、校内で携帯電話を持たずに友達とはぐれたら探すの大変だね。
どっかにうまいことこっそり住んでても気づかれないね、きっと。

建物もいい意味で古く朽ちていて、歴史と伝統を感じる。
講堂までの並木道の美しさといったら。
東大卒の友人・知人・芸能人の顔が次々に浮かび、
「あの人もあの人も、ココで最低4年間学んだんだなあ」などと
感慨深かった。
あと、「ドラゴン桜」の撮影もココで行われたのね……
山ピーも阿部ちゃんも……なんて、どこまでもミーハーな私である。

で、学食がわかりにくくてなかなかたどりつけなかったのだが、
やっと2つ見つけた。これもまた、バカでかい。
オシャレ……というのとはちょっと違う……けど、
「ザ・学食」なメニュー。値段も安い。
月曜日、記念ランチに行けたら行ってきます。

直筆で書く

2007-02-20 | work
たまには仕事の話。

盲目の方が作られた俳句集の原稿をお預かりした。
著者は字を書くことができないので、ボランティアの女性が
代筆した原稿用紙。作品は400句近くあった。

句もすばらしかったのだが、その文字に目が奪われてしまった。
単に「きれいな字、読みやすい字」では言い尽くせない。
のびやかでおおらかで、それでいてはっきりと聡明な主張があった。
こんな形容は変かもしれないけど、魅力的で「美人な文字」だったのだ。

直筆の威力をあらためて知る。
この文字だけで、彼女のことを全面的に信頼できる気がした。
さらに、日本語って、ひらがなや漢字って、いいなあ、
この国に生まれてよかったなあ、とも。
つまりそこまで思わせちゃう文字だったということだ。

私はここ数年、年賀状50枚の住所を書き終わるだけで
手が疲れるようになってしまった。
小学校のころからある鉛筆ダコが嘘みたい。

直筆できちんと文字を書くこと、もう一度心がけてみようと思う。


主婦の感覚。

2006-10-22 | work
先日、あるNPO団体に関する冊子を作ることになって、
上司(男性)と一緒にその団体の方達と打ち合わせをした。

メンバーは5人出席していて、全員40~50歳くらいの女性だった。
みなさん、ご結婚されていてお子さんがいらっしゃるという。

いろいろと内容を詰めたあと、最後にその冊子の定価の話になった。
私とリーダーの方とで、「2000円にするなら1900円にしたほうが売れるから、
結果としてそのほうが収益がある」というようなことを話していたら、
上司がこんなことを言った。

青山も皆さんと同じ主婦ですから、主婦の感覚でやれると思います

リーダーが「そうですね、では、主婦の感覚で、一緒にいいものを
作っていきましょう」みたいなことを言ってくださったので、
私も曖昧に「ええ、お願いします」などと笑ってその場は失礼した。

でも、なんか、ひっかかる……。

なんだろう? 上司は別に、間違ったことは言ってないのに。
私だって「主婦」とか「母親」というカタガキが仕事で役に立つなら
いくらでも!と思っているのに。

で、いろいろ考えた結果わかったのは、たぶん、その仕事が
「主婦の感覚で作る」という手合いの冊子ではなかったからだ。
2000円より1900円のほうに手が伸びるという考え方だって、主婦だからじゃなくて
ビジネスする上での常識なんじゃないだろうか。

その団体の方達はどう思ったのかな。
みなさん、きちんとお化粧をして、ジャケットやタイトスカート姿だった。
エプロンを脱ぎ、家族のことや夕食の支度や風呂掃除のことを家に置いて
あの場にのぞんでいた人々なんじゃないかと思う。

もちろん、私は主婦だと言われたことを心外に思っているわけではない。
上司はたぶん、そんな深い意味はなくて、
「同じ立場の者同士、仲良くやってくださいよ」みたいな感じだったんだろうし、
彼女たちも私も、笑ってしまえばそれで終わる話だ。

でも、「主婦ってなんだろう」なんてちょっと思ってしまった。
たとえば、家事の得意な独身の女性に向かって
「いいお嫁さんになるよ」というのはすごい褒め言葉だけど、
「主婦みたい!」というのは、言う側も受け取る側も、どこかに
「いいお嫁さん」とは違うニュアンスが含まれていないだろうか。

辞書を引くと、「主婦」は、
「一家の主人の妻。また、一家の主人である女性。女主人」とある。
どこにも「家事をする人」とか「家族の世話をする人」とは書いていない。
まして、「なるべく安く買い物する人」でもない。
料理が楽しいとか、掃除をすると気持ちいいとか、いいものを安く買えてうれしいとか、
それは「主婦の喜び」ではなく「人間の喜び」だ。
うちだって、料理や掃除に関してはダンナのほうがよっぽど長けている。
(いばって言うことじゃないけど。)

主婦の感覚。
いったい、なんでしょうね?
本当にその感覚を使って本を作る仕事があれば、
それはそれですごくおもしろいと思うんだけど。

夏の終わりのホラー

2006-09-06 | work
昨夜、全身の毛が粟立つようなおそろしい出来事が……。

3月、かつての同僚からの依頼で受けた単行本の仕事があった。
引越し準備であわただしい時期だったのだが、元同僚からの頼みだったし
ギャラもそこそこ良かったので、他の仕事を断ってまで仕上げた原稿。
電話取材もあったし、電話できない相手には往信用の切手と封筒まで用意して
郵送でやりとりするなど、ちょっと手間のかかる作業だった。

フリーランスの場合、ギャランティの振込みは本が発行された後になることが多い。
この仕事自体は3月にやったものだけど、振込みは8月末になると言われていた。
で、昨日の夜、帰宅したらその出版社から封書が来ていたのだ。
ものぐさなもので、私はいちいち振込み当日に通帳記入で入金確認をしない。
なので、てっきり振込み済みのお知らせだと思い、ていねいな会社だな、とさえ思って
封を切った。

そこには……!!

   貴殿より拝受しました請求書分につき、大変申し上げにくいお願いがございます。
  実を申しますと、資金繰り状況が思わしくないことに加え、
  8月末に予定しておりました銀行からの融資が実行されなかったため、
  お約束期日までにお支払いさせていただく原稿料がお支払いできない状態です。
  弊社の勝手な都合によりこのような事態になったこと心よりお詫び申し上げます。


ひょええええええ~~~( ̄□ ̄;)

ね、ね、こわいでしょ? こんな怖い話、ありますか?
ギャラは、こうたろうの保育料に換算するとなんと5ヶ月分。
あの怒涛の3月、動かない体に鞭打ってパソコンに向かった努力はいったい……。
本はちゃんと出版されたので、売り上げ的には会社の利益に貢献しているはずなのに。
しかも、私は経費を立て替えており、原稿料と一緒にそれも払ってもらうことに
なっていたので、経費分がマイナスなのだ!
くそー、詫びはいいからカネを払え!!

今まで、フリーランスで仕事をしている先輩からこの手の話は時々
聞いていたのだが、まさか自分もこんな目にあうとは……。
私に依頼してくれた元同僚は、2ヶ月前に退職してしまっている。
その元同僚に連絡しようかと思ったのだが、彼女が悪いわけではないので、
まずは出版社に直談判しようと思い電話した。が、夜だったので誰も出ず。
「現在使われておりません」というアナウンスが流れなかっただけ安心したが、
もしかしてこのままトンズラされてしまうのか??
明日電話かけたところで、ずっと誰も出ないなんて状況になったらどうしよう。
そう思うと夜もろくに眠れなかった。

で、朝。
あれこれと文句を考えながら電話したら、ワンコールであっさり社長がじきじきに出て、
丁重な謝罪と、来月頭に支払う約束をしてくれた。

それでとりあえず私は納得したわけだけど、ちゃんと振り込まれるまでは
気がぬけない。ああ、こわい。「大手の出版社としか仕事しない」なんて
豪語できないところが一介のライターの弱味でございます……。

お仕事アイテム

2006-07-19 | work
先週、久しぶりにきちんとした格好で取材に行くことになった。
普段、会社に行くときはほとんどTシャツにジーンズなので、
たまにこういうことがあると、ちょっとうれしい気持ちになってしまう。
タイトスカート、ジャケット、ブラウス、ストッキング。
おお~、わくわく。私は本当は、こういうのが好きなのだ、とあらためて思う。

こうなると、バッグもビジネス調のものを持つ必要が出てくる。
私が愛用しているのは、キャサリン・ハムネットの、
かちっとしたダークブラウンのショルダータイプ。
書類や本が余裕で入るし、ポケットも多くて気がきいている。
なのに、「でっかいバッグ」という印象はなく、スマートなのがすごくいい。

このバッグを持つと、すごく仕事モードになる。
背筋が勝手にしゃんと伸びて、ものおじせず取材先に入っていける。
私にとっては、かなり心強いお仕事アイテム。

女の人は特に、こういう小物が自分をサポートしてくれたりするんだよね。
ブランド物には疎い私だけど、靴やバッグや洋服の威力を時々肌で感じる。
だけど、こんなお気に入りになかなかめぐり合えないというのも事実で、
だからこそさらにこのバッグが大事になるのだ。


人事のもんだい

2006-06-30 | work
6月に入ってすぐ、こうたろうのクラスの担任、H先生が辞めてしまった。
担任の先生はH先生とY先生で、最近2人とも見ないなあと思っていたら
H先生は突然の退職、Y先生は体調不良で1ヶ月の休養、との通知があった。
Y先生は7月上旬に復帰する予定だったので、それまでは暫定的に、
1歳児クラスと合同にしたり(無謀)、園長先生が補佐に入ったりしていた。

昨日、Y先生も退職することになったというお知らせが。

先生だって人間だし、仕事してるといろいろあるのがわかるから、
働いているお母さんたちはこういう状況にはたいして動じない。
だから先生が辞めるのはまあいいとして、問題はその後の保育園の対応だ。

2歳児クラスは11人いる。
最初はそれを、2人の先生でみていた。そこに、H先生の退職。
Y先生も退職となって、園が出した結論は、
「1歳児クラスの担任をひとり2歳児クラスにまわす」というもの。

昨日の帰り、園長先生に呼び止められて、そう言われた。
「でもそれじゃあ、1歳児クラスの先生が足りなくなるんじゃないですか?」と
思わず聞いたら、「1歳児クラスは落ち着いてるから大丈夫」との返事。

でもそれは、必要人数がいたから落ち着いていただけの話で、
ひとり減ってしまうことによって以前よりスムーズにいかなくなることも
多いんじゃないだろうか。

どうして、人員補充をしないのだろう?
どうして、いる人間だけでなんとかまわそうとしてしまうんだろう?
頭数が減ったのは個人理由なんだから、人件費がどうのとか言わせない。
もともと、スタッフの多い保育園ではなかったのに。

今の職場でも、相方の職場でも、同じようなことが何度もあって
つくづくおかしいと思う。
残っている人間に余裕があるならともかく、
余裕のないところにさらに仕事が増加していくのだ。
もちろん、だからといって給料が上がるわけでもない。

会社が経営難で、リストラせざるを得なくて、とかなら
まだ納得もしよう。少ない人数でもやっていくしかない。
でも、みんな、自己都合で辞めていくのだ。
欠員が出たら、できるだけ早く人員確保してほしい。
それってそんなに高度な要求なのかなあ?
(蛇足だけど、2歳児は6人につき担任1人が最低基準という国の規定にも
ちょっと疑問……この規定作った人、2歳児知ってるのか?)