わたしの心 

日々の出来事・感動などを日記にして公開したいと思います。
(管理人:Mrs.modest)

野ばら(シューベルト)3番

2023年06月30日 | 思うこと

昨夜(6/29、20:00~)は、うた楽の個人レッスン日。
1月から始めた「野ばら」(シューベルト)の3番にようやくたどり着きました。
言い訳としては、1月1回のレッスンのため、ひと月経つと習ったことをすっかり忘れてしまうので、繰り返し丁寧に時間をかけてのレッスン。
そのため、半年をかけて何とか歌えるようになった…、かな
でも、根気よく教えてくださる美和子先生に感謝

『野ばら(Heidenröslein)』
1. Sah ein Knab' ein Röslein stehn,
   Röslein auf der Heiden,
   War so jung und morgenschön,
   Lief er schnell, es nah zu sehn,
   Sah's mit vielen Freuden.
   Röslein, Röslein, Röslein rot,
   Röslein auf der Heiden.
 ある男の子が1本の小さなバラを見つけました、
 荒野の上に小さなバラを、
(バラは)とても若々しく、朝のように美しいものでした
 彼は急いで走って、それを近くで見ようとしました、
 大喜びでそれを見ました
 小さなバラよ、小さなバラよ、赤い小さなバラよ
 荒野の小さなバラよ
2.Knabe sprach: ich breche dich,
  Röslein auf der Heiden!
  Röslein sprach: ich steche dich,
  Dass du ewig denkst an mich,
  Und ich will's nicht leiden.
  Röslein, Röslein, Röslein rot,
  Röslein auf der Heiden.
 男の子は言いました「君を折ってやる
 荒野の小さなバラよ。」
 小さなバラは言いました「君を刺すよ、
 君が永遠に僕のことを覚えているように。
 僕はそれを許すわけにはいかないよ。」
 小さなバラよ、小さなバラよ、赤い小さなバラよ
 荒野の小さなバラよ
3.Und der wilde Knabe brach
   's Röslein auf der Heiden;
   Röslein wehrte sich und stach,
   Half ihm doch kein Weh und Ach,
   Musst' es eben leiden.
   Röslein, Röslein, Röslein rot,
   Röslein auf der Heiden.
 そして ひどい男の子は折りました
 荒野の小さなバラを
 小さなバラは抵抗して、刺しました
 しかし 悲痛な声は彼には何も効かず
(バラは)とにかく苦しまざるをえませんでした
 小さなバラよ、小さなバラよ、赤い小さなバラよ
 荒野の小さなバラよ

(3番の単語の意味)
und/そして
wild/野生の、乱暴な、ひどい
Knabe/少年、男の子
brechen/折る
Röslein/小さいバラ
Heiden/荒野、原野
wehren/抵抗する、逆らう
stechen/刺す
helfen/手伝う、役に立つ
ihm/彼
doch/しかし
kein/~ない
Weh/悲しみ
Ach/嘆息
Weh und Ach/悲痛な声
eben/とにかく
leiden/被害を受ける、苦しむ、許す、耐える
Röslein/小さいバラ
rot/赤い
Heide/荒野、原野

この3番の和訳の部分「helfen/手伝う、役に立つ」と言う単語の解釈について、腑に落ちなかったため改めて調べてみることにしました。

『野ばら(Heidenröslein)』は、オーストリアの作曲家フランツ・シューベルト(Franz Schubert/1797年-1828年)によって書かれました。
詩は1799年に出版されたゲーテのものを使用しています。
歌詞に登場するバラは、「女性を例えたもの」だと言われています。
そう解釈すると、「男性が女性を捨てた」ことを歌った作品だということになります。
これはゲーテの実体験からくるものだとも考えられています。
少年が野バラを折ったように、ゲーテは乙女の心を踏みにじりました。
それを題材に詩を書いたのは、自分の身勝手さを償い、悔やむ想いを芸術に昇華するためなのでしょう。
まだ18歳だったシューベルトは、若きゲーテの心の痛みに共感し、歌詞として取り上げたのかもしれません。
    (以上、インターネット調べ)

しかし、ばらの悲痛な声は彼を苦しめるのには役に立たなかった→しかし、悲痛な声は彼には何も効かず(効果がなかった)
こうなるんでしょうか。

ゲーテの詩の思いを知ることによって、スッキリしました。

こうやって、じっくりドイツ語の「野ばら」を学んで、次回はもっと感情をこめて歌えるようになるかも。
一応、次回(7月)で「野ばら」を仕上げることになる予定です。
さあ忘れないうちに復習しよ~っと
但し、7月のレッスンには忘れてる…
先生ごめん


コメント    この記事についてブログを書く
« 新種ベビースターラーメン丸 | トップ | Put Your Head on My Shoulder »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

思うこと」カテゴリの最新記事