細野豪志ブログ

衆議院議員 細野豪志の活動報告です

地球温暖化は争点となるか

2008-01-03 21:20:09 | 国会活動
正月の特集記事を見ていると、新聞各紙が温暖化問題を取り上げています。背景には、今年から京都議定書の目標達成計画の実績が問われること、そして洞爺湖サミットを夏に控えていることがあります。それにしても、正月早々これだけ話題になるのは、日本の世論が動く兆しかも知れないと、期待を持って記事に目を通しました。

昨年のオーストラリアでの政権交代、今年の米国の大統領選挙など、世界では地球温暖化は政治を動かす大きなテーマとなっています。

大規模災害の発生、食糧不足、海面の上昇による沿岸部の水没など、地球温暖化は安全保障問題そのものです。それだけに、我々国会議員の責任は極めて重大です。そんな思いで、私も自然エネルギーの国際会議に出席したり、国会質問で政府に質問したりしてきましたが、これまで、政府はもちろん、同僚議員も含めた国会の反応は今ひとつ。

最大の原因は、世論の後押しのなさです。最近、地元の座談会でもこの問題に触れるようにしているのですが、地球温暖化といっても話が大きすぎて実感がないというのが大方の反応です。どうやって、地球温暖化を身近な問題として提示するか、今も試行錯誤が続いています。

通常国会が間もなく始まります。今年中に、総選挙もありそうです。地球温暖化については、政府・自民党は全く無策と言っても良い状況です。福田総理も洞爺湖サミットには関心はあるようですが、具体策となると何も出てこないのが実情です。有権者に「現世利益か未来か」を問いかけるという意味では、地球温暖化は民主党らしいテーマですので、これから一汗かいてみようと思っています。


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